朝日を抱きしめてトゥナイト 公演情報 朝日を抱きしめてトゥナイト」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    終盤のカタルシスが凄い
    中盤まで何となく物語を眺めていなければならないのは、いつも通り。筋はよくわからない。その反動で終盤のカタルシスが凄いのだが、今回はボーイミーツガールじゃなかったのが意外だし少し残念。

    ネタバレBOX

    ラストシーンの高揚感には素晴らしいモノがあり震えた。が、欲を言えば、もっと刺さる感覚を感じたかった。作り込んだセットと場転も最初面白かったが、二時間も観てると飽きる。もう少しコンパクトになると観やすく感じる。

    演者では、板橋駿谷が一番印象的。見た目通りのパワフルだが、滑舌も良く存在感抜群。篠崎も良かった。伊東沙保は、安定感が凄い。森本華、島田桃子は、相変らずキュートだけど初見のインパクトが刷新されるほどではなかった。
  • 満足度★★★★

    面白い!
    初ロロでしたが、ぶっ飛びすぎてるギャグ漫画みたいでとても面白かったです。

    いくつかのシーンではたまらず爆笑!

    噂に聞く、イっちゃってる頃の赤塚漫画ってこんな感じだったのかも。。。


    おかしな話の合間を縫って漂ってくる不思議な詩情、妙な後味を残す言葉遊びにも惹きつけられました。

    ネタバレBOX

    登場人物の中では、他人の記憶を盗聴する女がツボでした。
  • 満足度★★★★

    朝日を抱きしめてトゥナイト
    なんてエネルギッシュなんだ!!!

  • 満足度★★★★

    ロロ風ヒューマンドラマだった、120噴火
    盆踊り風のやぐらの照明に、ベニヤ板で作った移動式の舞台美術で、大音響でつつる、ロロ風夏祭りの芝居という感じ。仕掛けもたくさん出て、すごくおもしろく、堪能し、ロロ風ヒューマンドラマだった、120分でした。

  • 満足度★★★★

    夏祭り
    混沌とした展開の中に文学的な叙情性とノスタルジーが感じられる、独特の魅力がある作品でした。

    いつものロロの作品に比べて「ボーイ・ミーツ・ガール」テイストは控え目で、それより大きな家族、動物、非生物との繋がりが個人的なエピソードの中に浮かび上がって見える、不思議なスケール感を持った物語でした。

    モノローグのシーンで話している本人が「モノローグではなくダイアローグ」だと言ったり、対話を1人で演じているところに他の人から「演劇ですか?」と声を掛けられたりと、演劇の形式性・虚構性を意識した台詞が盛り込まれていたり、古典戯曲の様な朗唱調の台詞や昭和中期のドラマや映画の様な台詞回し等、様々な文体が用いられたのが興味深かったです。
    前半で流されたアニメーション映像のクオリティーが高く、作品と直接はリンクしないことによって逆に共通する世界観が引き立っていて効果的でした。
    この劇団の特徴である小道具を用いた見立てが今回は少なめでしたが、2階建ての家を表すのに会議用テーブルを用いていたのが斬新で印象に残りました。
    ベニヤ板で作られた可動式のセットが巧みに使われ、時間や空間を超越した場面転換がシームレスに繋がっていました。クライマックスの仕掛けもただ驚きを与えるだけでなく、物語の内容にマッチした趣向で印象的でした。

  • 満足度★★★★★

    あれ、自分としては・・
    別に☆5でも良いような・・。

    どうとらえるかは人それぞれだけど、
    アニメーションに物語のすべては凝縮されていると自分は想像してみた。

    一瞬?十か月?
    の朝日を待ち続ける間の夢。

    そんなんで良いんじゃないのかなぁ。

    まちまち子。待たれていた子。待って待って待ち焦がれていたあなたのおばぁちゃん。

    もう死んじゃったけれど、天国であなたのこともっと待っていたと思う。あなたのひいおばぁちゃん。

    でも、私たちがみんな死んじゃったら、今度は私たちがあなたの心の一部になるの。まち子。

    じゃあ、一人しかいなくても、子どもの心の中には「まち」があるみたいなもんさね。

    人の生と死。

    待って待たれて、生まれたと思ったら、親たちはもう子どもの心の中。

    マトリョーシカみたいなもんかね。

    でも、どっちもどっちに含み含まれ。不思議な円環。

    シンプルだけど、なかなかない発想で面白いな、と思った。

    こういうのは楽しめるかは人それぞれだけど。

  • 満足度★★★


    面白い。120分。

    ネタバレBOX

    ちょっと散らかった印象。男も女もかわいいのは相変わらずだけど、舞台的にチャーミングさが薄く引き込まれにくい。セリフの切れももうちょいズバっときてほしいかな。笑えるところが少なめだった(のび太と出来杉の同居は笑ったけど。

    舞台テンポはよく、可動するセットの切り替えもスムーズ。照明効果とか衣装も○。チラシデザインもずっと見てて飽きないくらいの出来。OPの映像と音響のミックス加減も素敵。神輿の関係なのか舞台面が高く見やすいのもいい。

    ラストの神輿もポイントとしてはいいけど、全体を通してみての効果がピンと来なかった。悪くないけど。
    伊東沙保のヘンテコ風味な女性演技は好き。島田桃子の斬り捨てるようなセリフのはき具合も好き。
  • 満足度★★★

    ちょっと
    心配しました。

    ネタバレBOX

    自分が生まれた日のことを作文を書く宿題が出た町子とその家族、そして友だちやご近所さんの話。

    親は町子を作った日のことは適当に盛って話をしてくれるものの、生まれた日のことはきちんと教えてくれないし、理想像に合わせようとしていた兄は挫折して東京から戻ってくるし、でも、お父さんのように選択肢はいくらでもあったのにお母さんと結婚して今の魚屋をやっている、Let it go、どんな生き方をしてもそれでいいということでしょうか。そして町子が生まれた日のことを思い出し、神輿に載せて町中で祝って、そーれワッショイワッショイって感じでした。

    今回担がれたのは町子でしたが、担がれる価値はみんなにあるということだと思いました。

    ところで、最初から全員が白い地下足袋を履いていました。ラストシーンで神輿を担いで奈落に落ちないように注意しながらグルグル回ることを考えると、一歩間違えると大怪我をしそうで確かに仕方ないのかもしれませんが、全くもって可愛くありませんでした。
  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    ロロの【朝日を抱きしめてトゥナイト】を観劇。

    若者に人気で、評価の高い劇団。

    地方の街での町子ちゃんと周辺の人々の話し。
    以前なら混沌?、今で言うならごった煮?という感じの劇団だ。
    学生演劇的なお遊戯的な見せ方、痺れるセリフ回し、郷愁を感じさせるシーンの数々、役者の熱量など数々の表現の良い箇所を全てミックスさせていく辺りは自分としては全く受け付けないが、決して悪くない表現方法だ。
    長く演劇を観ていると、自分にとっての最良の方法で表現されて、満足いくものが面白いと解釈してしまいがちだが、20代の若手演出家は、そんな観客の思惑をあえて外していきながら、独自の世界観を築いているようだ。

    女優・島田桃子の存在感は何時もながら刺激的だ。

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