椿姫 公演情報 椿姫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    古典へのストレートなアプローチ
    「椿姫」の中でも、特にマルグリット、アルマンの愛に焦点を当てた舞台だったかなぁ。
    音楽は、おもに場面転換で用い、あとは演技とセリフのみで、古典へ勝負をのぞんだ感じ。

    このタイプの芝居になると、観る側も真剣勝負になるので、
    途中、少し集中力が切れたわたしは、それに負けた感じかぁ。

    泣いてるお客さんもいたし、清らかで水々しい舞台でした。

    主役の久保幸代さんは、多分
    オペラ・ミニコンサート 『 ザネット 』で観たことがあって、
    あの時はとても面白かったのだけど、
    どちらかというとクラシック畑のひとが、
    芝居の「ストレート・プレイ」はどうなんだろう?って、
    少し心配な感じもあったのですが、
    今回の「椿姫」は、とても良かったです…っていうか、一番良かった。

    これを糧に、また新たな抹茶ウーロンになってください。

    ネタバレBOX

    切なくはなれど、泣くまでは……
    っていう感じだったのは、
    男性側の視線でつい芝居を見ちゃうからかなぁ…。
    純愛と縁遠くなっちゃったか…。

    あと、わたしの場合、音楽は場面転換などだけじゃなく、
    ”ここは、泣いて欲しい……そろそろ、泣く準備を…”
    といったところに、泣ける感じの音楽を少しでも入れておいてくれれば、
    心も、もっとほぐれてたかなぁ…と思ったりする。

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