年間WS公演『ロミオとジュリエット』 公演情報 年間WS公演『ロミオとジュリエット』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 適材適所
    ジュリエットの口調が子供っぽいというか
    ダイコンというか宮崎あおいというか
    ついうっかりと恋に落ちてしまう少女には良かったのかしれない。

    ネタバレBOX

    もう一人、子供っぽい男子がいたのだが
    彼がほんとうに不健康そうな背中で
    奇妙に後ろに曲がっていて、その裸に
    いまどきの環境汚染魚を連想させた。
    彼もまた、いまどきの偏った思想の若者らしさがよかった。

    全体にリングを思わせる赤い糸が張られていて
    ときどき各人がお立ち台に乗り、主張する。
    そしてその後、リングの中で戦うという構図が面白かった。

    ライティングも、出の位置もよかったが
    横の席のほうが役者に近く、トイレに近い分
    もしかしたら正面で見ているより
    おもしろいものが、見れたのかもしれない。
  • プロレスのようなロミジュリ!
    愛ではなく、生死と狂気など様々な戦いが中心になったロミジュリです。シェイクスピアファンにはわくわくするような設定で、原文と汚い言葉とのごちゃ混ぜがあり、本は面白いです。役者さん熱演ではありますが、絶叫が多すぎて、ここぞというタイミングがありません。こんなにわくわくするような設定、照明、爆音なのになぜかのりきれていない役者さんも多く、もったいないと思いました。もっと引き込まれたかった!

  • 満足度★★★

    破壊的。あとはバランス
    破壊的な「ロミオとジュリエット」に仕上がっています。原作がもともと破滅的であったといえばそれまでですが、本作は更にパンク的な演出によって破滅度が増しています。

    役者は熱演。演技が強烈なゆえ、役者間のバランスを取るのが難しかったように見えます。

    ネタバレBOX

    最初から最後までクライマックス並みの力の入れようで、結果的に平坦になってしまいました。
    音響のボリュームが大きいので、音にびっくりさせられました。

    演技スペースにはプロレスのリングのように細いロープが張られていましたが、冒頭は対決を現すかのように使われて効果的でした。その後はそれほど意味はなく、途中で1本切れてしまいました。結果的にはお芝居に支障は出なかったですが。

    カッターナイフで人が死ぬでしょうか?(セリフでは「ナイフ」となっていましたが)カチカチ音を立てて刃を出す以上、カッターナイフです。

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