ツナガル 公演情報 ツナガル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    ツナガっているのか?
    昨年の公演と比べればしっかりした作劇と感じたが、もう少し描きこむ必要性も感じた。


    音楽教室を営む麻美(勝平とも子)はなぜ娘の木綿子(村田綾)をそれほどまでにピアニストにすることに固執したのか?ラストに木綿子は交通事故で亡くなった親友の娘であり、麻美は彼女を引き取って育ててきたことが明かされるが、いくら親友が優秀なピアニストだったといえ、それだけでは理由として弱い。そこには麻美と木綿子の母との関係性が描かれなければ説得力に欠ける。


    また麻美の母、絹代(岡田美子)は木綿子を引き取るという麻美をすんなり受け入れたのか?木綿子の実父、時生(尾方哲久)は妻の死後、麻美と夫婦になったということか?(そんなニュアンスで描かれていた気がする。)その辺の経緯や背景が省かれているので疑問が残るところである。そんな訳で劇中歌われる、「True Colors」も空々しく聞こえてしまった。


    ただキャストの演技は総じて自然体で好感が持てた。

  • 満足度★★★★

    True Colors
    千秋楽ということもあり 一つ一つのシーンがことさら丁寧に演じられていた感じです。

    初回は「長さ」がきになったけれども 今日は気になりませんでした。
    木綿子の痛みが 切ないほど伝わってきました。

    やっぱり好きなシーンは「わーい、わーい」とラストです。

    生きている間に会話で親子が理解しあえなかったのが一番辛いことですが、その傷の痛みをそのままに再出発を決意する木綿子に拍手を


    最後 の アンサンブル とっても上手くなってた。


    ブラボー!

  • 満足度★★★★

    良かった。
    母と子の確執をベースに物語がしっかり描かれていたように思う。
    欲を言えばもう少しシンプルに短い方が集中して見れた気がする。

  • 満足度★★★★

    感動しました
    ちょっと説明とは違ってましたが、お芝居としては締った内容でした。父の存在がうまく作用している感じを受けました。生徒の親からの電話攻撃は少しくどい感がありましたが、その後の展開は、テンポが良かった。感動しました。

  • 満足度★★★

    どちらかというと母娘の2代話だったような気もした
    登場人物のキャラクターがしっかりしていて過去と現在の見せ方も楽しめたが、
    ちと母の固執する娘への想いがイマイチに感じられた約2時間。

    ネタバレBOX

    いきなりネタバレすると・・・(これからの方は読まない方がいいですよ)


    親友のピアニストが交通事故で亡くなって、残された旦那が自分のせいだと心に傷を負い。無事だった娘の子育てが出来ない旦那に代わってその子を親友のような世界中で人の心に感動を与えられるピアニストにすべく育てる決心をした女性=主人公の母です(継母になりますね)。主人公の娘は才能を受け継いだんだ、立派なピアニストになれと母に教育され続け、手を怪我しないようにと様々な禁止事項も守ってきましたが、大好きだった父まで出ていってしまう不幸な出来事に心が折れてストレス性の難聴になり、結局母の望むピアニストにはなれなかった。母の母親=主人公の祖母のやっていた音楽教室も今では祖母も亡くなり、母も身体を患い入院中で経営を続けるかやめるか思案中の主人公。母に愛されずピアニストになる事を強要された記憶から、彼氏からのプロポーズも懐妊したにも関わらず拒否をしてしまいます。・・・・母が亡くなり、隠されていた自分の素性が顕になり、。自分は歪んではいたがちゃんと母に愛されていたという事実を踏まえて今度は逆に自分から彼氏にプロポーズするところで終演です。(音楽教室はやめるようです・・・。まぁ難聴も一時的だったとはいえ、ピアノの世界から足洗ってOLしていたようだし妥当かな。)

    今時間では入院中の母ですが、過去話でいろいろ娘にキツイあたりをする鬼母になっていました=らしさは良く表現されていた。・・・・んだけど、下世話な表現をすると「下半身が足りない」かなぁと思えたんです。育児放棄してネグレクト親父になった元親友(亡くなったからね、この表現にします。)の旦那(あーアルコール中毒にもなっちゃってましたね)ですよ、親友に代わって子育てして旦那支えるという基本の行動理由が弱く思えた。親友に譲った=なんか強い理由があった=でもまだ旦那好きーとか=自分が再婚して旦那とくっついて自分の子供授かる?授からないという設定も無く(たとえば懐妊するも子宮外妊娠こじらせて、もう子供が出来ない身体になる=親友の娘にしか熱情が向かない!みたいな妄執的感情がないと、あそこまで娘をピアニストへと追い詰めた感情に納得が出来なかったです。)

    リアルに飲み物とか出すし、舞台セット(音楽教室の内部)の出来もよく、レッスンで聞こえてくるピアノとかの音の効果音など配慮もよく、周囲の合唱仲間のキャラクターの女子会トークとか楽しめる要素多かったが。娘に固執する母の妄執理由の弱さで、星は3.5かなぁと思ったデス。

    子供話が無ければゲーム「君が望む永遠」みたいやなぁ・・・とか思ったデス
    (まぁこちらはヒロイン死にませんが・・・・こっちは絵本とかですが、妹設定でとか・・・・ね。)

    温かい周囲の人間関係と最後に母となる事がタイトルの繋がりでしたね
  • 満足度★★★★★

    なかなか良かった
    母と子の確執からのスピーディな展開。

    過去のオムニバスとうまく絡めながら、演じているのが伝わってきて見やすい演劇でした。

    随所に笑いがあったのも良かったです。

  • 満足度★★★★

    母娘の確執…知られざる真実
    母が病に倒れ入院した。母に対し快く思っていない一人娘が帰ってくる。子供の頃に母親に厳しく躾けられたことに対するわだかまり。説明には、女三世代とあるが、実質は母と娘の確執。
    しかし、ラストでは怒涛のように氷解する。
    そして真実が明らかに…娘の哀願するような叫び「おかあさん~」は感動!
    その真実とは…
    (ネタバレBOX)

    ネタバレBOX

    母は、口癖のように世界をまたにかけて活躍するピアニストに育て上げるため、友達付き合いにも苦言を呈すというもの。
    子供心に相当傷ついた思い出の家(音楽教室経営)。母親のことを「あの人」と呼ぶほど苦々しく思っている。
    しかし、母親には娘を一流のピアニストにしたい理由と役割があった。
    実は娘は、大学時代の親友の忘れ形見(遺児)であった。親友はピアニストの才能に恵まれながら、妊娠中に結婚していた男性とドライブ中に交通事故で死去。奇跡的に助かった赤ん坊(主人公娘)を引き取り育てる決心をする。どうしてもピアニストへ…その思いは子供に知る由もない。自身は独身のまま…いわば他人の子供を育てる大変さ。
    ラストまで母親は娘に対し厳しく接した姿しか見せない。その切ない思いは語ることなく死去する。

    母の死去という悲しみを乗り越え、真実が明らかになった娘の今後の人生…清清しい余韻を残した好公演でした。
  • 満足度★★★

    (^-^)
    良い話でした。序盤、学生を演じている女性陣に多少無理が感じられましたが、すぐに慣れました。空調が座席の位置によってはすごく暑く、私の通された一番後ろの列は、汗だくでの観劇でした。集中しづらかったです。

  • 満足度★★★★

    わーい わーい
    わーい わーい

    この言葉が繰り返されるシーンが一番好きです。ばかばかしくて優しくてホロリとする。

    1ヵ所だけ 「え!なんでここで」と憤りたくなるような箇所で音楽が使われていて そこはアンケートに書かせていただきました。

    余韻をぶち壊すような音楽の挿入は残念です。

    3日にも観に行きます。その時にまたどう感じるか。あ、やっぱりこれは必要な音だと感じるかもしれませんが。

    でも私は 会話劇として充分楽しませてもらいましたので、そのいい意味での集中を 途切れさせる音ならむしろいらないと思います。



    同じ舞台で 過去と今がせめぎあうように演じられるのが見事でした。

    観たあとの爽快感は格別です。

    今日はチケットプレゼントによる観劇です。3日には妹と観に行きます。

  • 満足度★★★★★

    ツナガッタ
    初日に拝見しました。脚本・演技・美術すべてレベルが高かったです。
    もっとシリアスなのかと思いきや・・・ザ・舞台という感じでしょうか。
    キャストの服装がどんどん変わって飽きさせません。洋服が変わるのって好みです。時の経過やシーンの雰囲気が服装でわかるもんね♪
    それに主役の村田綾さん!かわいかったな~。難しい役をすばらしい演技でこなしてました。涙がきれいだったよ。ファンになるわ~。

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