バカにふりそそぐ木漏れ日の温度 公演情報 バカにふりそそぐ木漏れ日の温度」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★

    劇中漫才か
    これだけ「菓子」でドラマを牽引できるとは…面白かった。さしずめ劇中漫才というところか。芝居が”笑い笑い”を意図しているから面白いのは当たり前と思うが、逆にしつこいという印象も残った。好みもあろうが、個人的には「最高モンドセレクション菓子=○○」を食べる時の仕草(顔の表情)と照明には爆笑した。
    しかし、真の狙いは芸人としての不安・焦燥・苦悩などの内面性では…その独白にこそ魅入らされた。

  • 茶番は ここまで笑と汗を招集する
    モンドセレクションに魅了された
    お笑い芸人…。


    そもそも、この「モンドセレクション」とは、民間団体による食品評定のことです。

    《日経トレンディ ネット》
    【モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。世界各地にある優れた市販商品の評価、品質向上を目的として、1961年にベルギー王国経済省とEC(欧州共同体:当時)が共同で創設したものだという】(2008年02月04日)


    最高金賞を授賞した、株式会社ロッテが製造・販売する「チョコパイ」、金賞授賞の同社「雪見大福」などは、よほど甘菓子が苦手な方でなければ、一度は口に頬張ったのではないでしょうか。

    GOREGORE 舞台ですと、近くの東武ストアから購入してきたであろう「モンドセレクション」が中央テーブルに散乱しています。こうしたセットなわけですが、一言に要約すれば「お笑いの裏の世界」。まさしく、『芸人版・楽屋』だったといえます。


    でも、GORE GOREは「女性しか感じえない感触」を指す擬音語の
    はずですよね。
    チラシにもラテン女子を掲載したのですから、「芸人物語」は そうしたGOREGOREを毛穴に吸収したい女性客を裏切ってしまう。


    そのなか、女芸人役・大城麻衣子が しっとりクリーミーな「名言」を遺しましたね。



    ネタバレBOX

    「女はね、トマトジュースが置いてあると飲んじゃうものなの」


    トマトジュースではなく、実際は「吐血」を注いだコップを飲んでしまった、というオチです。


    左半分の観客は「チョコパイ」を
    めぐるネタに爆笑してましたが、この大城さんが台詞を放つときに限り、女性客みんなGOREGOREだったかもしれません。
  • 満足度★★★

    相変わらずスゴイ・・・
    前作に引き続き、2度目の観劇。「モンドセレクション」マニアをここまで徹底的にバカバカしく描くとは、相変わらずスゴイ・・・。だた個人的には、徹底的過ぎて、終盤単調さも感じてしまいましたが。75分の上演時間でよかった。これ以上やられるとゲップがでるので。

  • 満足度★★★

    よかった
    おもしろかった。アイデアがよかったと思う。

  • 満足度★★★★★

    まさかゴアゴアに
    星5つつけるとは…。
    傑作でした。ゴアゴアは俺がヤギでも…以来2回目の観劇でしたが正直前回見たあとは面白くなくはないけど2度目はないかなという印象。しかしその後も公演毎に評価をあげるゴアゴアに注目はしており記念すべき10作目とういうことで足を運んだがいや~面白かった。

    ネタバレBOX

    開始5分は前回と同じヘタウマ芝居で成長ないかなという感じだったがだんだん空気を作っていき見事な展開に。役所の演技力に差があるのだがそれも笑いに生きている気がする。トータルの構成力とオチや光るチョコパイ等の演出力、一部の役者の演技力、そしてなによりクスクス笑いだけでなく大ウケさせるコメディセンスに成長を感じました。笑いだけでなく売れない芸人、劇団の葛藤もよく、単なるコメディで終わってなかった。続けてるわけじゃなくてやめてないだけという言葉が印象的。今後も注目していきます。
  • 満足度★★★★

    モンド
    面白い。80分。

    ネタバレBOX

    モンドセレクションを愛でる芸人らの集まりに新人・孝太郎(井田雄太)が加入する。そこに、ハル(久保雄司)の相方・宗助(柴田順平)とハルの恋人・シオリ(丸山奈緒)がやってくる。モンドに入れ込む面々を理解できない宗助は単独ライブを控えながらネタ作りをしないハルにイライラするが、3年連続金賞受賞のチョコパイを食すと、モンドの魅力に襲われてしまう。ハルにイライラするシオリは、チョコパイを人質に宗助を連れて逃げる。戻ってきた宗助は、ハルに勝負を挑み、ハルに100均のチョコパイを食べさせ、ハルのモンドしか食べない誓いを破らせる。のたうつハルだったが、その内には長く芸人やってて売れないもどかしさが波打っていた…。

    相変わらずニヤニヤさせてくれる。序盤ののっそりしたような独特な空気感が終演時には客席を暖かく満たしてくれる。
    モンドセレクションという微妙な題材ではあるけど、たべっこどうぶつとチョコパイ(雪見だいふくも)で、しっかり笑いに繋げていた。まあ、微妙な題材のほうが劇風に合ってる気もするけど。

    しっかり笑わせてくれたけど、ブレイクできない芸人の焦りとか迷いとかともっと絡めてほしかった。「自分と闘っている」ハルの部分で、そこらへんの熱をもっと感じたく思った。まあ、面白かったからいいけど。

    モンド愛好会の5人が壁向いて振り返るシーンは大いに笑った。
  • 満足度★★★★

    本当にアレの話!
    一お笑い好きとして、ほぼ笑いだけを追究しているこの劇団が「観てきた!」にランクイン(2014年5月11日現在)しているのは喜ばしい限り。
    私も遅ればせながらながら拝見し、「モンドセレクションを描ききる」との案内文にたがわぬ中身に驚いた。
    座組のマイナーチェンジはありながらも、シリアス演技でバカをやるスキルは作を追うごとにアップしていて、今回も随所でクスクス、時にゲラゲラ。
    ただ、不条理劇といえども、前々作の“過疎地と都会”、前作の“結婚”のように、テーマは身近で切実なもののほうが取っつきやすいかな?

    ネタバレBOX

    若手から中堅までの売れないお笑い芸人たちがモンドセレクションを受賞したお菓子類に異常なまでにはまってしまって相方らにいさめられ、「笑いを取るかモンドを取るか」という大騒動に発展する毎度ながらのイカれた劇。
    モンドセレクションという主題には正直はまれなかったのですが、「笑いかモンドか?」がテーマになる中盤以降は一お笑い狂として前のめりで見入ってしまった。
    だから、モンドを捨てて笑いを取った長身の漫才師が逆の選択をした某芸人を相方と一緒に殴りにいくラストにはジィ~ン!
    実際には殴りはせず、その芸人をマイクに見立てて元気よくハツラツと漫才の出だしの挨拶を始めるのだが、それを観ていっそう目頭が熱くなりました。。。
    というか、正直に申し上げれば、長身の漫才師が笑いへの一筋縄じゃあいかない思いを赤裸々に語る前段のシーンで、「感動ポイント間違えてるかも」と思いながら早くもウルッときてたのですが…。
    あれは西山さんがコメディに寄せる思いを代弁してたのか!?
    ゴアゴアガールズに初めて感動させられた。

    最後に。
    「俺もブルース・リーのモノマネ一本でやっていけるとは思ってないし…」
    やめた芸人が残したこの言葉が、本作でいちばんツボったセリフでした(笑)。
  • 満足度★★★

    「モンドセレクション」とは…
    「モンドセレクション」に魅入られてしまった(?)芸人達の話。
    途中まではいまいちピンと来なかったのですが、終盤はなんだか熱い想いが込められていたような。

    ネタバレBOX

    「チョコパイとか確かに美味しいけど、そこまで…?」と思ってしまうと、いまいち楽しめないのかなぁと…私はまさにそれでした。
    その分、モンドに魅入られていない常人組(?)が観ていて好きでした。
    「やめちまえ。…やめられるもんなら」
    という台詞が凄く心に残りました。
    今回は「お笑い」でしたが、きっとそれは「芝居」でも言えることなのでしょう。
    最後、引退を心に決めた後輩をぶちのめす、と言いながら、彼をマイクの位置にしてネタをやる、という終わり方はとても綺麗で良い終わり方だったように思います。

    しかし、チョコパイ食べたくなるなぁ。
  • 満足度★★★★

    はじめてのゴアゴア
    いつも賛否両論らしいけど、自分は賛のほうでした。コレはコレでおもしろかった。

  • 満足度★★★★

    みてきた
    そこそこ面白い。終盤にもう一つなにかあるとよかったかも。もしかしてあったのか?

  • 満足度★★★★

    ヘタウマ脱力面白い♪
    目の付けどころ、面白いネタをよく見つけたなって感じ♪頭を使わず見れる作風で良かった♪休みの日にふらっと入るに最適な芝居♪ヘタウマ感が良い♪演出の勝利♪
    ただ発声が雑で何いってんのか良く分かんない個所あった♪体力使う作風じゃないし、もっとそこは頑張れよと♪

  • 満足度★★★★

    なるほど美味しい。
    力を抜いて観るのが正しいかと思いますはい。
    面白かったです。

    ネタバレBOX

    モンドを愛でてるあたりはほんとにくっだらなくて(褒め言葉)
    でも真剣にやってるから笑えてくるんですよね。

    モンドセレクションもお笑いも、他のものに置き換えてみれば我が身に思えて笑えない、
    そんな人もいたかもしれません。
    お笑いやってる人が観たらなんて言ったかな。

    ラストあたりはセリフの数の多さより濃度で攻めた方が好みだったかも。

    観終わった帰りにチョコパイ二種類食べ比べてみました。
    なるほどさすがに金賞、美味しかったです。
    楽しき一人モンドでした(笑)
  • 満足度★★★★

    モンドでぐいぐい
    なんでしょうね、この味わい。
    初めてのゴアゴア観劇は、とても癖になる要素があるもののクドい感じも・・・・。中盤まではよく笑っていたんですけど。

  • 満足度★★★★

    GOREGORE2度目観劇
    前作を観ているだけに独特の雰囲気にスッと入り込めた。10回も公演を打っているんだから十分優良ゴアゴアじゃないですか‼

    ネタバレBOX

    多くの劇団が消えては生まれ、そんな中10公演出来る事の凄さ。それでも何処か不安がつきまとうゴアゴアの心情を吐露した内容でしょうか。たとえ賞に縁がなくともゴアゴア観て面白かったと思う人は多いですよ。
  • 満足度★★★★★

    惰性、余力、ハッタリ
    引き続き、棒立ち、ヘタウマ絶好調。脱力系で本当に面白かったです。

    ネタバレBOX

    前作は独身力の強さを競う騒動でしたが、今回はモンドセレクション受賞食品にハマった芸人たちのモンド愛を巡る騒動でした。

    どんなに面白くても売れるとは限らないのがお笑いの世界で、自信があっても不遇の時代が長く続くと年齢とともに気力も衰え、モンドにハマり、ネタ作りもおろそかになった主人公のハルでした。ゴアゴア自体も主人公と同じく、惰性、余力、ハッタリで生きているのかもしれませんが、それでいいと思いました。

    ハルの恋人役の丸山奈緒さんですが、鈴木アメリさんに似ていて、二人が共演したら面白いだろうなと思いながら見ていました。
  • 無題1098(14-136)
    19:30の回(曇)。19:05受付、開場。舞台にはテーブルと椅子。19:26前説(75分)、19:32開演〜20:46終演。「モンドセレクション」というのは、なんとなく聞いたことがあるものの、意識したことはありませんでした。

    ネタバレBOX

    モンドセレクション、お笑い芸人、両立と板挟み、極みと排斥。

    前半は「モンド」に魅入られたものたちの濃い世界、終盤はその世界からの脱却劇。

    「モンド」でなくとも成立するパターン、個人的にはピンときませんでしたが、お隣の方(女性)はとても楽しそうでした。

    「たかが菓子」にこれほどまで…と(ちょっと冷めながら)思ってしまうかどうかでしょうか。

    セリフにも(説明)がありましたが、非モンド菓子を食べるシーン。唐突で、「知っている」うえで戦いを挑んでいる…というニュアンスが観客に伝わっていたのでしょうか。

    雨宮さんは「籠の中(2013/3@上智)」を観ていました。
  • 満足度★★★★★

    想像を絶するバカバカしさ♪♪
    初日を観劇。子供の頃『モンドセレクション』金賞(銀賞)受賞ってパッケージに載ってると、何かよく判らないけどとにかく凄いんだろうなぁと漠然と感じていたけど、でもまさかそれを丸ごと舞台にしてしまうとは(笑)。。。

    最初から最後まで意表を突かれっぱなしで、あまりの”バカバカしさ加減”がとても新感覚で心地良かった。

    GORE GORE GIRLSの真骨頂を観た感じがしました。

    上演時間:75分

    ネタバレBOX

    登場人物があまり”お笑い芸人”ぽく見えなかったので、もっといかにも芸人風なキャラがいても良かったのかも。

    クライマックスの”笑いに対する思い”を熱く語るシーンは、まさに作者の演劇と笑いに懸ける”心の叫びの”ように感じた。

このページのQRコードです。

拡大