超人類 公演情報 超人類」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    年の瀬の笑い
    千秋楽にお伺いしました。お酒も振舞われており、お客さんの雰囲気は中々よく、宴会場を使ったシンプルな板でコメディを繰り広げる。以下

    ネタバレBOX

    短編短編で作りつつも、終盤は繋がりを見せ、人類の調和?のようなオチでうまくまとまったと思います。面白いネタもあれば、個人的には特にというものもあり、出演者さん4人で色々展開していました。見切りが狭い為かどうしても見えているときがありました。それもこの手の演出では笑いにもなるので、通常よりは気になりませんでした。進化したヒト科は、ロボと牛とロリコンと、ぬるぬるという謎の展開。観劇納めとして楽しませてもらいました。ありがとうございました。
  • 満足度★★★★

    案外深読み可能な笑い
     超人類をテーマにしたショート、ショートのオムニバス。深く読もうと思えば、核時代の命の問題だって読めるぞ。

    ネタバレBOX

     折々、「こんな所に目が! バイン バイン バイン!!」と意味不明な合いの手を入れることをフォーマット化して、シュールな印象を刻み乍らプロットを展開して行く。各ショートショートは、緩やかな関連を持ちつつ独立した短編としても楽しめる構成になっており、梃子になっている。「こんな所に云々」を所々に挟み込むことで、日常に潜む深淵や不条理を垣間見せたり、ストーリー展開の中での箍外しをやったりし乍ら、面白おかしく突拍子もなく笑いのテンションを維持して行く。メンバーはホントは7人なのだが、今回はスピンオフ公演で4人が出演。其々の個性を活かし乍ら巧みなコラボレーションを形作るチームワークは微妙で程良い緊張感があり飽きさせない。兎に角、上手に脱臼させる。暗い世相を笑い飛ばすに足る内容であった。
     だが、年忘れに来年へのメッセージを伝えておくならば、何故、今、今作のタイトルが超人類なのか? 問うて見るのも良かろう。答えは読者諸賢のご賢察通り、放射性核種による突然変異と読むことが可能である。牛が人語を話すことができるようになったのも、その牛が、3歳で売られ肉として食用にされる予定だったのも茶化されてはいるが、現実と同じようにできなかったのである。そのように深読みするならば、被災県で飼われていた一頭数百万円と言われる牛がモデルでないとは言い切れまい。(此処まで読み込ませるつもりで書いているとすれば、当然、隠れ評価は星5つである。

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