そして、私たちは咀嚼できない音をただ並べた
| 期間 | 2026/08/14 (金) ~ 2026/08/15 (土) |
|---|---|
| 劇場 | 信濃ギャラリー |
| 出演 | 作田令子(シアターTRIBE)、藤森まい、桝本貫太(劇団かんたくん) |
| 脚本 | 如月ジロー |
| 演出 | 神戸カナ |
| 料金(1枚あたり) |
1,500円 ~ 2,000円 【発売日】2026/05/11 観劇料:1,500円 ※当日500円増 ※中学生以上入場不可 ※演出の都合上、遅れての入場はできません |
| 公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
| タイムテーブル | 8月14日(金) 14:00 / 18:00 8月15日(土) 14:00 |
| 説明 | あれは、いつの話だったか。 遠くで電車が走る音が聞こえる。線路に敷かれた枕木を重たい鉄の車体が乗っかって進んでいく。 私は飛び去る車窓を眺めていた。だが、どこまで進もうと景色は変わらない。ずっと木々が立ちはだかるだけで、他に興味を引くものは何もない。緑に目が疲れた頃、向かいに座る彼女に視線を移す。本をめくる白い指、整えられた桜貝みたいな指先。 黒目がちな瞳は文字を追っている。ふいに彼女の視線がこちらを向いた。目が合った。私は視線を逸らす。何故、逸らしたのかはわからない。目が合ってすぐに視線を逸らすなんて、嫌な気持ちにさせてしまっただろうか。不安に駆られて、再び彼女を見たとき、彼女は椅子からいなくなっていた。 気を悪くしてどこかへ行ってしまったのだろうか。いや、彼女はそんな人ではない。彼女は高潔で、高尚で、私の理想そのもので。私は辺りを見回して彼女を探す。誰も乗らない二等客車で、すぐに見つかると思った彼女はどこにもいない。いったい、どこへ行ってしまったの、カグヤ。私を置いて、どこへ。あの時、視線を逸らさなければよかった。貴女の手を離さなければよかった。 「月で待ってる」 その時、聞こえた声は彼女のものだったのか、それとも別の誰かだったのか。 私はカグヤともう一度会う。約束を果たすよ。今度こそ、一緒に月に行こう。そのためには、匣の中を満杯にしなくちゃね。まるで、怪物の腹の中のように、カグヤになるはずだったものを詰め込まなくちゃ。 早く。早くしなくちゃ。カグヤが呼んでいる。あの声が聴こえなくなる前に。 |
| その他注意事項 | |
| スタッフ | 脚本:如月ジロー 演出:神戸カナ 照明・音響:神戸カナ 大道具:大久保学(演劇装能室ミシン・HOME) 小道具:作田令子、藤森まい 衣装:作田令子、神戸カナ 制作:神戸カナ チラシイラスト:もっち 当日受付:ふみえ (HOME)、もっち 照明操作:謎の女C 音響操作:謎の女K チラシデザイン:神戸カナ 高い所担当:桝本貫太 |
遠くで電車が走る音が聞こえる。線路に敷かれた枕木を重たい鉄の車体が乗っかって進んでいく。
私は飛び去る車窓を眺めていた。だが、どこまで進もうと景色は変わらない。ずっと木々が立ちはだかるだけで、他に興味を引くものは何もない。緑に目が疲れた頃、向かいに座る彼女...
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