女王の魂 公演情報 女王の魂」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-9件 / 9件中
  • 全編ハイライト
    インタビューヴォーズ



    ほぼバレてないネタバレへ!

    ネタバレBOX



    「全編ハイライト、とは、まさに こういうことを言うんでしょうね。
    劇団EOEが女子プロレスを扱って、タイトルに『女王の魂』を持ってきたわけだから、汗も飛び散る全力の舞台だろうな とは考えていた。
    ただ、実際、観劇すると、役者の熱量というか、違うんですよね。
    物理学的な現象です、これ(笑)」




    ー『週刊EOE』という雑誌が配付されてましたね

    「『週刊EOE』は開場中、ずっと読んでました。
    とにかく文字量が多い(笑)
    週刊新潮の特集記事かよって。

    それを踏まえて観劇すると解るのですが、2013年組の新人3人は豊漁でした。
    準主役といってもいい佐々木(糸由)さん、この女性も新人の1人です。
    実は、彼女の細身の体型は劇団EOEには浸透しないんじゃないか、と決め付けてたんです。
    だって、週4日間の稽古ですよ?

    今まで劇団EOEのメンバーは、良くも悪くも それに『耐えられそうな女性』だった(笑)
    でもね、物理学の法則からは外れますけど、彼女の持つ熱量は確かでした」





    ー悪役レスラーのクレーン中田は圧倒的な存在感でした


    「悪役レスラー…、あれは 参ったな。
    私も、たぶん観客も、 (川上)千種(平澤有彩)との対比で捉えていたわけです。
    試合で武器を使っちゃう、自分自身は傷つかない『ザ•ヒール』だと。

    対比だと思っていたところの、『プロ意識』、あるいは職業的背景としての『女子プロレスラーの厳しい現実』、それから『女子プロレスへのオマージュ』…。

    悪役レスラーと千種は、根っこの部分で繋がっていたわけです。

    語り出した悪役レスラーのことばは、舞台裏を描いたからこそ観客に響いたんだろうね。

    とはいっても、プロレスの試合 観たかった。
    削ったのか、…いや…どうなのか。
    うん、…ラストに残しておいたのか?
    個人的には、リング上で本格練習する風景や、レスリングの試合のシーンがラスト以外でも あって良かったかもしれない」





    ー戦後のプロレス•ブームに比べると、今や日本人にとってマイナーな興行になっていますが…


    「私は武藤(敬司)の全日(全日本プロレス)や、あまり言いたくはないんですが…、西口プロレス(長州小力ら所属)など観戦したことが あります。
    逆に、女子プロレスは映像とかで観たことすらありません。

    行きたくなりましたよ。ぜひ観戦したい。
    自宅へ帰ってから『女子プロレス』と打ち込んで、ネット検索しましたから。いや、移動中に携帯で検索してた(笑)
    そういう意味では、女子プロレスの応援歌だったと思います」






    ー舞台上の必死な姿を見て、心響いた観客も多いです


    「上手いよな〜。
    観るコツはね、『とりあえず週刊EOE読めよ』に尽きます。

    重なってるんです。

    だから、女子プロの『飛び散る全力の汗』は、劇団EOEの姿そのものだったわけ。経済の話を取り入れたの、あれズルいよね」




    ー距離は短いのにもかかわらず、なぜ絶叫なのでしょうか?


    「いくら叫べば、彼らは休むのか。役者の声が、太い線にみえる気がする。
    闇雲に叫んでるんではなく、観客の方を向いていても、叫ぶ相手に太い線で発射(?)されてるんです。

    これも おそらく技術でしょうね。

    付け足す感じで、一言いい?」





    ーはい



    「音響、なにあれ(笑)

    試合へ臨む直前、(奥野)友美(佐々木 糸由)と千種が女子プロ論を語り合うシーンあったでしょ。
    『何、食べに行きたいですか?』で、『焼肉〜!』と絶叫するところ。
    会話の展開に音響がピッタリ合ってた。例えば真っ赤に染まったり、緊張を煽る照明いいなーと思ったら、あの一語一句を被せる音響の登場ですよ。
    『焼肉〜!』の台詞は、音響の技術無しでは『ハイライト』にはなれなかった。
    まあ、ラストの大切な レスリングのシーンに関して解説しちゃうと、あえて音響?効果音?を出さない方が良かったかな」


    ー最後に どうぞ


    「新人3人の熱量で、劇場が 暑かった。とてもオシャレな街でやる演劇じゃないですね(笑)
    むしろ、そこでしか味わえない密閉感が似合ってるのかもしれませんが」





































  • 満足度★★

    決意だけじゃね
     女子プロレスもの。根性リズムで統一しているのは良いが、いまどき流行らない。また演出レベルの問題としては、BGMが大き過ぎて科白が聞き取り難いのに加え、早口でまくしたてるばかりで間を計算しないものだから、折角光る科白があっても効果が半減している。演出的に時代を取り違えている点が気になる。

  • 満足度★★

    女王の魂??
    この人たちは豊田真奈美さん知っているのでしょうか?ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスを観たことがあるのでしょうか?棒立ち棒読みそして間が悪く聞き取れない台詞、基本に未熟な人がリングに上がれば大怪我をするのは舞台も同じでは.....主役の平澤さん佐藤さんは輝いていました。

  • 満足度★★★

    う~ん
    芝居に命をかけている者が、作家は脚本・演出で、役者は演技で、
    プロレスに命をかけるという物語に自分たちを重ね合わせて作った舞台なのだろう。

    熱量が凄かったので、その気持ちはとてもよく伝わってきた。

    ただ、早口過ぎて台詞が聞こえなかったり、
    芝居よりも、単にエネルギーを放出する方に気がいっているという感じもした。
    脚本なども「ご都合主義」が気になってしまった、、、

    ただ、若いエネルギーは感じた。
    奥野友美役:佐々木紬さんの初々しい演技がよかった。

    ネタバレBOX

    「ご都合主義」が気になったと言っても、プロット上のことではなく、設定の面。
    この作者にとって命をかけるという設定が使えれば、必ずしもプロレスじゃなくてもよかったのではないかということがずっと引っかかって観ていた。
    というのは、プロレスへの愛情があまり感じられなかったからだ。

    と言っても、私はプロレスについてはほとんど知識がないので、勘違いかなtも思っていたが、コリッチメンバーの「オヤジ♪」さんの「観てきた!」を読むと、私が感じていたことはあながち間違っていなかったのではないかと思える。

    私が感じた部分は3点。

    1つは、プロレスラーを「バカ」と呼んだこと。
    勿論、この「バカ」には二重の意味が込められていて、<演劇バカ>同様に、<プロレスバカ>という、自嘲的というか、肯定的なニュアンスの使われ方もしている。
    だが、同時に、ボクシングでいうパンチドランカーのような意味でもバカという使われ方もしている。こちらの使い方は、プロレスラーに敬意があったらできないのではないかと思った。

    2つめは、「オヤジ♪」さんが細かく指摘しているが、プロレスシーンが極めて陳腐なこと。そこはしっかり描かないと、命をかけているということが証明されない。もしくは、そういう部分を見せたいんじゃないとするなら、実際の格闘シーンは全部削るべきだったと思う。

    3つめは、衣装。2と重なるのだが、実際のプロレスシーンで、衣装はプロレスのリング衣装ではなかったこと。台詞の中で、「女子プロレスラーは、水着のようなかっこうで人前に立って、、、、命をかけて、、、」というような台詞もあるのに、プロレスの衣装ではなく演じているのを見てしまうと、「言っていることと違う、、、」と思ってしまった。
    勿論、プロレスの衣装にすることで、変なエロのニュアンスが出て、本筋から意識がそれるのを避けようとしたということはありえると思うが、エロのニュアンスが出ることで損なわれるものと、きちんとしたリングの上での体をむき出しにした格闘を見せないことで損なわれるものとを天秤にかけた場合、後者で損なわれるものの方が遥かに大きい。
    「命をかけている」ということの説得力が全く違ってしまう。
    役者自身が、恥じらいも捨てて演じるというドキュメント性と、プロレスに命をかける物語がそこでシンクロする部分もあるのだから。

    また、若年性アルツハイマーで入院している母親が、病院で、主人公にオムツを替えられる際に、自分のうんこを投げつけるという設定にも、首をかしげた。病院に入院している場合、オムツは一般的には看護師(介護士)が替えるんじゃないだろうか。家ならわかるが。それに、うんこを投げるというのもちょっと引っかかるのだが、あり得ないとは言いきれないので、その点はいいとしても、それをやる際は、完全に錯乱状態になっている時で、理性のない時のはずだが、その破壊的な行動こそ母の闘いだというような台詞が出てきたのも気になった。意志がある闘いと意志がない闘いでは、意味が違うような気がする。そして、その部分の一連の台詞の中で、母への愛情があったら言わないようなニュアンスの台詞があったような気がした。(細かく覚えていないので、この点は勘違いかもしれないが、、、)

    総じて、物語を語るために、都合よくエピソードが組み立てられているという印象。

    プロレスや、アルツハイマーの母を出さずとも、
    自分たちが命をかけているということを描くのならば、
    そのまま「芝居に命をかけているという芝居」をやった方がリアリティがあったのではないか。
  • 満足度★★★★

    熱かったぁ~!!
    新人メンバーの役者さんたちの言葉が聞きづらかったです。
    でも、3年後の紀伊國屋ホールが目標の劇団EOEの熱い思いは、舞台で感じとれました。
    3年後に向けての舞台で、どのように変化(進化)して行くのか、期待してみたいです。

  • 満足度★★★★★

    EOEという生き様
    三日目の観劇である。劇団EOEの舞台は、扱うテーマが今回の女子プロレスであれ、バレーボールであれ、バドミントンであれ、必ず劇団EOEの生き様を見せつけてくれる。小手先のテクニックではなく、真正面からの直球が猛スピードで観客の顔面めがけて飛んで来る。受け止めるのが嫌な客はおそらく二度と観ることはないだろう。この直球に心地良さを感じた者はリピーターとなる。七ヶ月の休眠は、と言っても週四回の厳しい稽古は続けられていた訳だが、彼らにとって苦しい雌伏の期間であっただろう。しかし、新メンバーと共に、主宰の真生が、そして絶対エースの平澤有彩が、力強く復活の狼煙を上げた。そして、今回の作品で、EOEという生き様を瞼に焼き付けてくれた。七ヶ月のブランクはファンにとっては辛いものではあったが、そんな辛さは今回の公演で、今日の雨のように綺麗に流されてしまった。あとは、この劇団が、そして平澤有彩が何処まで行くのか、愉しみだけである。三年後、チケットが取りたくても取れなくなる、そんな日が来るのが、少々心配になってきた。

  • 満足度★★★

    熱い思い!
    芝居自体は、平沢さんと佐藤さん以外はまだ日の浅い役者さんたちで、言葉がききとりづらい、棒読みなどまだまだと感じました。
    3年後の紀伊國屋ホールが目標の劇団の熱い思いは流している汗から十分に伝わりました。(開場ぎりぎりまで稽古してたのが、開場前のホールに聞こえました)
    今後の進化大いに期待しています。

  • 満足度★★★★★

    二日目
    昨日は新メンバーの演技を中心に観てきたので、本日はストーリーそのものに注目して改めて観劇することとした。キャッチコピーにある「人ひとりの人生賭けなきゃ、この国じゃ、介護なんてやってられないんだよ!」は今の日本を考える上で大変重要なテーマと思われるが、確かにその台詞はあったが、いかに介護が大変なものであるかの書き込みが少々足りない印象を受けた。もう少しその辺りのエピソードなどを膨らませたら、意図がもっと伝わったのではないだろうか。
    またアルツハイマーの母親が書いたという手紙、アルツハイマーであんな手紙が書けるのだろうかという疑問が生じた。他の疾患の方がしっくりきたと思われる。
    苦言を呈してしまったが、プロレスは八百長と決めつけて興味を全く持っていなかった私にも、プロレスラーの仕事に対する真摯な態度はしっかりと伝わってきたし、流血が流行らない今の時代でプロレスを続けることの難しさ、経営の難しさは、これは小劇場演劇にも通じるものがあるが、よく伝わったと思う。またその中で意地を張り続ける人々の、観客に対する気持ち、感銘を受けました。
    主宰の真生さんの意地と重なって見えたのは私だけではないだろう。

  • 満足度★★★★★

    久々の、EOE。新作にて名作。
    EOEに出会って、丸二年が過ぎた。今回で丁度20回目の舞台鑑賞となる。最近では一作毎に3回観るようにしているが、当初からのメンバーは絶対エースこと平澤有彩ただ一人となっている。この世界で夢を追い続けることの困難さをひしひしと感じさせられる。
    また一年以上続いているメンバーも平澤以外には佐藤琴美のみとなっている。今回は佐藤の開花を大いに喜びたい。アニメ声の佐藤が、低音を思い切り使い、ヒール役を演じ切っていた。この人にこんな役ができるとは!出てきた瞬間から、驚きの連続であった。
    他のメンバー5名は新人であるが、滑舌も良く声がよく通る人が多い。ただし、幕開き直後の大音響の中では、最前列にいたにも拘らず、十分聞き取れないところが多かったので、これは今後の課題であろう。新人の中でも光っていたのが佐々木、高校を卒業したばかりと思われるが、そのセンスには生まれついての何かがあるようだ。平澤が次期エースと明言しているのも頷ける。
    今回の公演では、主宰の真生が、挨拶に立ち三年後の紀伊國屋公演を宣言した。それだけのメンバーが揃った自信が勝負に彼を追いやったのだろう。EOEがいつも言い続けている、夢は叶えるためにある、という言葉、必ず叶うことを信じて、この劇団を応援し続けたい。
    本日、明日とあと二回、今回の新作にて名作を堪能させていただく。

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