クロスワールド 公演情報 クロスワールド」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • 満足度★★★

    ラストはうーん
    説明台詞はあるが、さすがにあのラストはうーんだったな。また確かに二つの世界の話にはなっていて、一方の話の流れは悪くはなかったが、不備はあってもあのキャラの性格からして躊躇しないと思えるのだが。後、折角なら調査部分描いてよかったか。
    もう一方の話は、淡々とし過ぎてると言うか単調過ぎるので、もう少し何かエピソードがあってもよかったかな。後、客席配置と見せ方がどうもあってない。(まあ、対面客席にしてる意味もあまりなかったきもするが)少しもったいない舞台になってたかな。

  • 満足度★★★

    深い
    深いSF。
    テンポも良い。
    もっとまとまると観やすい。

  • 満足度★★★★★

    近い将来
    起こり得るであろうテーマを2つのストーリーが交わる構成で観せてくれ、重い雰囲気でしたが面白かったです!

    ネタバレBOX

    下界での出来事は時間軸が遡っていくために、つながりの関係で同じシーンが多くでてくるのが少し気になりました。 あと、クローンの問題は現状ではなかなか答えの出せないところがあるので、おとしどころなど難しかったように感じました。
  • やりたかった気持ちは判ります!!
    でもちょっと全体的に観客をおいてきぼりにしていると思いました。

    ネタバレBOX

    会場に入るなり舞台装置素敵!と思ったのですが、3列目に座ったら下段(下界)で演技している役者さんの表情が半分見えない!!
    演技力あるのに残念すぎるorzと思い見えない時はいっそ目をつぶって耳だけで演技を楽しみました。勿体ない…
    でもあの装置にしたかった理由は痛いほどわかるので、難しいですね、バランスって。
    会場との相性なのかしら。会場が違えば装置も活きて、発砲の音も必要以上に響くことはなかったのかなぁと。

    クロスワールドの仕掛けはとても面白いものでした。
    でも…ビデオのチェックした瞬間に客は「なるほどね」と最大級気持ちよくなっても、その後の繰り返しは飽きに繋がってしまうのであっさり目にした方が良かったかもしれません。
    仕掛けに納得したところで感情を揺さぶるクライマックスを!となれば良いのですが行間を想像するのに必死で役者(ストーリー)を信頼&安心して感情を委ねる事が出来なかったのが残念でした。

    でも個人的にはクローンが未知の未来の分岐になったオチは好きです。
    クローン、正直新しいキーワードとは言えません。でもそれはその言葉に慣れてしまっただけで、わかった気になっているだけですよね。
    だから、扉を開けたら真っ白な光が広がっている感じ(常識で固くなった後頭部をガツンと殴られる感じ)を得られたのはSFならではの読後感なのかなぁと、味あわせてもらえてありがたいなぁと思いました。
  • 満足度★★★

    楽しめました
    SFタッチのダーク・ファンタジー、ちょっと説明不足で、強引な設定もあるけれど、なかなかに楽しめました。神の領域はもうとっくに越えちゃっているんで、新しい価値観が必要ですね。

  • 満足度★★★★

    第2作
    セットがすっきりしていて、テンポがよい。
    しかし話は深淵だ。IPS細胞など、再生医療はこれから益々進んでいくだろうが、生命とは何ぞやと考えさせる作品であった。

  • 脚本の穴
    いろいろと疑問点や、とりこぼしたままのところが多かったようにおもう。脚本の構成をもっとしっかりして欲しい。

    ネタバレBOX

    生死を決める部署でありながら、ミスでふたり生きのこすことができなかった点が腑に落ちない。
    それでは権限に意味がないのでは。

    女性2人が20代とあるが、トモが子供のようなふるまいだったり、扱いだったりするので、なぜなのかとおもう。
    しかし、解決はされない。性格で片付けるのは乱暴では。

    佐藤が常に怒っているため、共感できない。
    彼女に共感できないと、この話にも共感がしにくい。
    むしろ上司より、彼女がうっとおしく感じる。

    最後に生き返るくだりも、理由がわからない。
    記憶をなくしているとはいえ、見知らぬ男にいきなりなつきすぎ。
    こちらも子供のようになっているのが不可解。

    殺しに来た男もよくわからない。
    殺し屋には見えないし、天にも繋がるみたいだし。
    いちいち人を気にしてはけていくのも解せない。

    すべてにおいて、動機がわからないため、なにも共感できない。
    1時間30分が長く感じたし、正直2千円でも高いかな。

    役者陣も物足りない。
    立ち姿が汚い。
    特に殺しにきた方。
    この方はカーテンコールでもおじぎができてなかったが、身体に不自由でもあったのでしょうか。

    個人的な好みになりますが、暗転中、火薬を使った発砲音がしたのが不快でした。音響でよかったのでは?
    来るとわかっていれば火薬使ってもいいでしょうが、いきなりのアレはちょっといらなかったなぁと。
    この時点で観客のことを考えてないのだなぁと少し思ってしまいました。

    いろいろと、不満でした。
  • 満足度★★★★

    今後の発展に期待
    オリジナルで、しかも初回の公演としては、すぐれた作品だったと思いました。いくつか私の頭に引っかかったり、ここは修正したほうがいいなと思ったところはありますが(これはあとで)、近未来の(いや、もうすでに現実かもしれません)、しかも重いテーマ。これからの長い劇団の再演により手直しをして、さらに磨いていけばいいのだろうと期待もこめて、「良かった」という総評を。
    ひとつ感心したことがあります。それは、7人(だと思いました)の出演者全員が、台詞の言い回しの乱れもなく、おそらくは「十分に練習したのだな」と思わせるだけの劇であったことです。最近いくつか観た劇団にはなかったことです。当たり前のようですが、なかなかできないことです。その練習量があってこそ、劇の内容も、稽古の中でさらに深まり、進化するものだと思うのです。
    この点では、自信を持っていい「すぐれた」劇団だと評価できます。「ああ、きっとこれから伸びていくだろうな」と。

    以下、ネタバレBOXで。

    ネタバレBOX

    人の生きてきた歴史を評価することはとうてい不可能なことです。おそらく神ですら、「そんなことはできない」と答えるものでしょう。ですから、それが誰かの「専決」となった場合、その役を授かった田中の機械的判断は合点がいきます。ですから「情を挟まぬ」という流れは、私は自然に受け入れられました。残酷ではあっても。
    さて、いくつか注文です。内容と演出、混在します。
    ①暗闇の中での破裂音、インパクトある演出だとは思うのですが、私は苦手です。(苦笑)ちなみに私の座席の周りのお客は、軒並み椅子から飛び上がっていました。大きな劇場なら差し支えないのですが、ここのようなステージが間近の場合、ちょっと恐怖心が蓄積されます。私は暗転のたびに身構えてしまいました。どこの劇団か忘れましたが、「暗転の際に大きな音が出るときがございますので・・・」の前置きがありました。検討してもいいのかなと。
    ②田中の「失敗」は、無理があります。「生きるはずの両親」の事例など、それまでにもたくさん遭遇するはず。判断を変えたにせよ「それが運命」としないことには、この職はやっていられないと思います。別の「失敗」を検討すべきかと思いました。
    ③役者さんは適材適所で、好感を持てました。田中役の柘植さんも、適度に「重み」を感じさせました。先にも書きましたが、台詞、滑舌がいいですね。
    ④奇跡の復活は「情に流された」せいなのでしょうか。(笑)残酷であってもよかったのでは。これがなくても、クローンも「一個の人格」だとわかります。それでよかったよかったなどと感じるものではありません。ラストをうまく書き換えられると締まったものになるのではないかとも思いました。

    原田さんから、挨拶を受けました。光栄です。予想より、ずっとずっと若く、「好青年」の印象。次回、そしてそれ以降の発展に期待をして。
  • 満足度★★★★

    北池袋新生館シアターで,『クロスワールド』を観た。
    北池袋新生館シアターで,『クロスワールド』を観た。こちらは,メールでぜひご覧ください,との連絡があったもの。いけるかどうかわからず,チケットも確保していなかった。日曜日の15:00がラストチャンスとなった。

    これは,非常に良く出来た演劇だった。内容は,近未来社会なのだろうか。実際に早くも動物のクローンなどが出来ているから,さほど遠い社会でもないだろう。設定としては,世界のどこかに,人間の死を管理する役所・部署があるというものだ。そこでは,人間が区分されて,もう少し延命するか,その場で殺害されるか決まる。ところが,クローン人間などは,どうも出生の記録すらない。役所としては,そもそも,そのようなクローン人間の存在そのものがまちがっていると騒ぎ出す。

    演劇は,場面を少しずつ逆回転して,戻していく。演劇が終了する頃には,全部の流れがはっきりわかる。そのために,出だしでは,何が起こっているのか,さっぱりわからない。若い役者が多いが,個性的であった。

  • 満足度★★★

    メインキャラクター達の
    背景がほとんど説明されず、何だか全体によくわからなかった。作者の中でも、天上とクローン人間等のいる世界観があまり確立していないのではないかと思われる甘さがあって、共感できない。SFというのは世界観が最大の魅力だ。様々なディテールが示されてこそ、私たち観客はその世界に入っていける。クローンたちはなぜ逃げているのか、なぜかたくなに病院へ行くのを拒むのか。すでに臓器を提供させられているからなのか、何か体に一目でクローンとわかる刻印か機器が埋め込まれているのか、通報されるとすぐに連行されるからなのか、それとも彼らを匿った人間も罪に問われるからなのか。何かあるはずだが、何の説明もないので、彼らの置かれている立場が少しも分からない。彼らを殺しに来る男も「お前たちは失敗だ、存在してはいけないんだ」というだけで、オフィシャルな殺し屋なのか、宗教的狂信者なのか、個人的に彼らを憎んでいるのか、これも不明。全体にあまりにも漠然としていて、メインテーマのみが示されている感じ。テーマが何度も過去に遡って示されるが、そのたびに少しずつ謎が解け、世界観がはっきりしていけば見応えがあったと思う。天上界ももっと色々ディテールが欲しかった。「私はお茶を汲みに来たのではない」なんて言うフェミニズムな台詞はあまりにもありきたりで、おまけに現実にはほとんど聞かれない言葉だと思います。俳優さんは声がよく通る人が多く、良かったですね~。

  • 満足度★★★


    ピンとこない。

    ネタバレBOX

    死にそうな人間を延命するかどうかを決定する組織の3人と、クローン姉妹とそれを匿う男の話。

    設定から入り込めなかった。聞き漏らしたかもしれないけど、そもそも延命する必要性とか意義とかわからず、新人・佐藤がテキトーに決めるなと憤る感情に同感できなかった。
    クローン姉妹の抹殺?を本部?から命令され困惑する3人の心情とか、責任者・田中の過去回想とか、どうも響いてこない。

    クローン人間の存在可否とか、生き死にとか重めなテーマで、感情がぶつかるシーンもチラホラあったけど、ピンとこなかった。

    序盤、入り口からの光が差し込んで暗転しきれてないのは、宜しくないかな。
  • 無題792(13-221)
    19:30の回(曇)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。入ると対面式の座席で奥(いつもは舞台)に誘導されました。パイプ椅子が3列で、かなり高い位置。上がるために階段が用意されていますが、つまづく方も多い。正方形の舞台は周囲に1メートル幅ほどの通路(10センチくらいの高さ)、その内側、(客席から見て)下手に2人掛ソファー。入り口側ではない3か所の角にはデスクと椅子がありそれは普通のカタチではなく木枠を立てたようなデスク、大きさが異なる三角形の底辺をあわせズレを残したままの椅子。デスクの上にファイル(履歴書っぽい)。座席の位置が高く、座ると役者さんを見下ろすことになります。

    19:25(前説)、19:31開演~20:56終演。こちらは初めてですが川島さんはジ~パンズでみていました。SFというのであればどうしてもセンス・オブ・ワンダーを期待するのでした。

    本作品と逆の物語、ある「実験」から逃れる二人を、会話だけでSFマインドあふれた物語としてまとめあげたものとして「花束を渡すのは誰だ?(2013/3)」がありました。

    ネタバレBOX

    クローンという素材はすでにSFの世界から日常に降りてきているテーマ。天上の采配と地上の新しい(とはいえないけど)生命とのせめぎあい..のようですが、なぜそうなるのかがよくわかりませんでした。iPS細胞、出生前診断、遺伝子操作など今日でもすでに技術的にできることはあり、それを超えてあえてお話としてまとめてみせる理由が舞台の上にあったかというと「?」な部分が多かったように思います。

    クローン人間が20歳になるには20年が必要ですし、そこまで成長するには多くの実験が行われ...成功/失敗があるはず。なぜこの2体なのか、女性である理由は何か(男性では成功しないのか?)、その組織を社会的、経済的に支えているものは何か、それが天上の怒り(倫理)に触れるほどの悪であるのはなぜか、抹殺する役目の「黒い男」は誰?.など。

    射殺して放置してちゃダメでしょ...ね?実験の証拠なんだし。

    また、結局すべては「運命」なのであればクローンの誕生も「運命」なのではないでしょうか。

    いや、そうではなく(単純なクローンではなく)他に生命維持の方法を備えた人造物、そうでもなく人造物に疑似意識(AIとか)をもたせたもの...あたりになるとSFらしさが出てきたのではないかと思います。

  • 満足度★★★

    タイトル通り
    クロスした世界でした。ストーリーがやや強引な感じもしましたが、ドキッとした始まり方や、場面展開が飽きさせず良かったと思います。何となく、自分の中で矛盾する所もありましたが、面白かったです。

    ネタバレBOX

    天界で人間の生死を振り分けているのに、ジンの両親は生きる運命だったというのは「?」と思いました。死ぬと振り分けられた時点で、それが運命なのでは?と思いました(私がストーリーをきちんと理解していないのかもしれませんが・・)
  • 満足度★★★

    最後が惜しい!
    開演直後のいきなりの銃声での観客のつかみ方、照明をうまく使い交互に
    ふたつの場所の見せかた、場面繰り返しによる状況を把握させる方法と演出に工夫ガ見られて良い。
    途中までSFだとは忘れて観てまして「下界へ」という言葉でやっと気が付きました。やっぱりラストが惜しかった。クローンが死なない理由づけ欲しいですね。そうでないと私の中では終わりません。

  • 満足度★★★

    とても
    面白かったですが、不自然かなとか強引かなと思うところが見受けられたように思います。。 ストーリー的に情に流されない?ということが重要だという仕事の設定なのに感情論での議論が中心だったことや、ミステリーの答え的なところとか結末のところとかがちょっと浅く感じてしまいました。。 スイマセン。。 役者の方々の沈黙の取り方などの緊迫感のある演技はとてもよかったです。 また、スッキリとした統一感のある演出?は素晴らしかったです!


  • 満足度★★★

    う~ん・・・
    話自体は面白いのだが、演技力の差がすごい目立つ作品になってしまったのが残念です。

  • 満足度★★

    ストーリーの掘下げ方が浅い気がしました
    役者は上手い人とそうでない人の差が大きいです。
    脚本がチープに感じました。

    ネタバレBOX

    感動させたい場面を作るのなら、死ぬ、その人がどんな人間なのかをきちんと現在進行で、多くの場面を見せて、生きている人間として描かなくてはいけないと思います。
  • 満足度★★★★

    不思議テイスト
     ちょっと変わった設定で発想が面白い。神話的な世界とSFが出会い、そこに人間的な問題、それも難問が問い掛けられている作品だからである。設定がユニークなので、しがらみがなく、語られ方は軽めなのだが、内容が重い、とう不思議テイストなのである。(追記後送)

  • 満足度★★★★★

    上手い展開と人間ドラマ
    SFとしては使い古されている題材だが上手い展開で引きつけて行く見せ方は見事。徐々にクロスワールドしていき普遍的なテーマを客席に投げつける人間ドラマは色々考えさせられる。コロシアムのような客席も臨場感を得られ効果的。

  • 満足度★★★★★

    正統派SF。
    上演時間約90分。前作「シロツメの咲く後に」のような奇抜な展開ではないけれど、肉をそぎ落としてより洗練された感じ。作品全体を取り巻く”世界観”がとにかく素晴らしかった!!

    役者陣の熱演と趣向を凝らした構成(2つの世界が徐々にクロスしていくところなど)で非常に見応えのある人間ドラマに仕上がっていたと思います。

    心に残る作品でした。【追記あり】

    ネタバレBOX

    この世に存在してはいけなかった姉妹。2人の”純真無垢な存在感”がとても印象的でこの作品のテーマを体現していたと思う。

    【追記】姉妹の存在=◯。今までも◯を真のテーマに取り上げた作品は数多く観ているけど、本作が今まで観た作品の中で最もスマートに描かれていたと思う。人智も叡智も及ばない”制御不能”な存在。最後の台詞「人間の理性に委ねるしかない。」この台詞に作者のメッセージが集約されていると感じました。あくまでも個人的な推測だけど…。

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