谷繁【リピーター割引はじめました!】 公演情報 谷繁【リピーター割引はじめました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★

    「怒」が好きです。
    喜・怒・哀・楽をテーマの4つの短編を上演。
    前半の喜と怒の作風と後半の哀と楽のそれとは違うように思えた。
    私の好みは前半の2つで特に「怒」をテーマとしたものである。
    まず、あり得ないことなのだが、それが自然と受け入れられて面白く観ることができた。
    逆に後半の2つに関しては、それがない。しかも間延びした感があった。

  • 満足度★★★★★

    漂う日本人の行方
     上演順に喜怒哀楽を表現した以下の短編4本「名付け親」「お巡り」「人の思い出話ほどつまらないものはない」「谷繁」を一挙上演する。

    ネタバレBOX

     各挿話には必ずタニシゲが入って関連をアピールすると同時に、最初、意味不明であったタニシゲは、楽しげに感じられたり、河童や自然を守るキャラクターに感じられたりと、様々なイメージや意味を担って、何者かに為って行く。この構成が巧みである。演出もエッジが効き、気の利いたものである。役者陣は作品に応じてアットホームな雰囲気を出した演技、体当たりの演技、抑えの利いた演技、ちょっとコミカルだが、迫真の演技とバラエティーに富んだ演技で対応し、質も高い。
     ところで、谷繁の行きつく先は、楽しげで心安らぐ緑野か、はたまた原子の火に焼かれ滅びる道か? 最終話で見せる谷繁の予知能力に見る限り、彼の予知は正確で示唆に富むが、それを信じて実行するか否かの選択権は、我らに在る。谷繁の言うことを信じなかった竹原の最後は劇場で。
  • 満足度★★★★★

    堪能しました
    酷暑に相応しく、適当に粘っこく、すっきりとした笑いの連続で、しかもまともに考えると深いテーマに、いつの間にか ひきこまれていました。暑気払いには、最適のお芝居でした。ちょっと、筒井康隆風のノリで、堪能しました。次回作にも期待できそう。

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