からっぽの地球儀 公演情報 からっぽの地球儀」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    普通じゃない
    説明にもある通り「非常識」、これが逆に芝居的で面白かった。
    ここが順に「常識」で描かれていたらきっともっとツマラナイものに
    なっていたのではないでしょうか?

    観覧するまでは「普通の物語」と書かれていたので正直不安でしたが、
    「普通じゃなかった」です。

  • 満足度★★★★

    納得。
    苦手意識のある裁判ものと思っていたけど、納得できる物語だった。各シーンで少しずつつむいでいくようでいて、実はテーマは序盤から語られているし、シンプルな構造だと思った。個人的にはもう少しファンタジーに振っておいてもいいかとも思う。伊藤弁護士・小山(妹)そして藤村峰子が印象的。

  • 満足度★★★★★

    実は簡単な話だった。
    のかと、最後になって思いました。内容は奥が深いと思いますが、トリックはいたって簡単で、誰かが想像した世界の話。裁判のようで実は空想上の裁判空間。題材やセリフひとつひとつに考えさせられる内容があって、とてもいい時間を過ごせました。別れさせ屋の二人がとても面白かった。

  • 満足度★★★

    う~ん・・・
    法廷を舞台にした群像劇なんですかね。あまりリアルさは感じなかったけど、えらくシニカルで、妙に笑えて、考えさせられました。

  • 満足度★★★★★

    観劇の感想です
     主人公の霧島さんの台詞に心打たれたすばらしいお芝居でした.物を作り上げる才能のある人がここにいるんだなと実感できて,観ることが出来てとても感激しました。そういう姿に自分もとても励まされて良かったです.2回観ました。
    他の方の観てきた!も読ませて頂きました.法廷の描写とか確かにそうかもとニュースとかでしか観たことのない私もそう思いましたが、霧島の、なぜ事件を起こしたかが後半とても良くわかるようになっていたので良かったと思います...実際の裁判は確かにこのようにカジュアルではないと思います.

    ネタバレBOX

    一緒に行った友人(男性)はあの藤村と妹さん役が逆な方がいいのではないかと言っていました.詐欺師だからだそうです.男性がだまされるのはどんな女性なのかということらしいのですが.
    わたしは藤村さんの台詞まわし好きでした.
  • 満足度★★★★

    フェアであること
     最高裁など上級審へ行けば行くほど、この「国」の判断は歪む。これは、本来、下級に当たるはずの日米地位協定が、運用上、日本国憲法の上位に位置しているからである。情報公開法も笊。被植民国家、日本はヤプーの住む国であるというマゾヒスティックな茶番を見る時、この作品の提示したフェアであるか否かは重い問い掛けになり得る。
     先輩弁護士、伊藤役の小池 首領の演技が特に気に入った。

    ネタバレBOX

     同じ弁護士事務所に所属していた若手弁護士2人のうち、1人は自殺、1人は詐欺事件を起こした。この若手らは大学時代から旧知の間であるが、互いの相似性を表面的には嫌っている。然し、内心互いを認め合っているのである。詐欺をやった弁護士も、弁論の腕は中々のもので収入も多かった。然るに、彼は事務所を辞めたのみならず、3千万円以上を出資して1千万の詐欺事件を働く。逮捕され裁判に掛けられるが、「自分がやった」と白状したものの動機その他一切に黙秘を続けている。弁護を担当したのは、事務所の先輩弁護士であった。彼は事件の背景に何かあると睨み、被告を弁護するが、種々の捜査にも決定的な証拠は上がらず、事件は被告不利のまま結審を迎えるかい思えたが。
     ここで演劇的テクニックを用いたドンデン返しがある。無論、伏線は敷かれていた。裁判そのものの起こる場の主体が誰であるのか? 換言すれば誰かに“夢見られた”情況が裁判というものなのではないか? とか正義とは何か? などハッキリしているはずのもの・ことが、実は曖昧であることが、通奏低音のように提示され続けていたのである。サブプロットはとってつけたような内容も含み、不備を感じたが、これも夢のような雰囲気を表す為ととれないことは無い。とどのつまり、このどんでん返しで一挙に核心に迫った点は褒めておくべきだろう。
     
  • 満足度★★★★★

    誰かが想像した世界。
    面白かった。特に弁護士役をやっていた小池首領の演技が光って見えた。他にも裁判官や別れさせ屋など、個性溢れるキャストで、楽しめました。

    ネタバレBOX

    被告になった元弁護士、青山が、詐欺師に騙され自殺した霧島が、もし生きていた世界を想像した世界のような話。どこまでが現実で、どこまでが想像なのか、一度、見ただけでは明確にわからなかったが、それも、いろいろな尺度から見て欲しいと書いてあった、パンフから、作者が、この作品を通して、一つの答えではなく、多くの答えが個々で存在してもいいのではないかと、言いたいと思えた。正義と悪を描いた作品と言うよりは、その正義と悪は誰の目線からみた結果なのかを考えさせられる。そんなキャストも含め個々が際立つ舞台だった。
  • 満足度★★★★

    立証さえできれば・・・
    立証さえできれば、常識やら一般論で
    真実が葬り去られてしまいかねない怖さを
    感じました。
    女裁判官が別れさせ屋に依頼して失敗した
    責任をとってもらうために、
    女検事に来てもらって、
    男とやり合うシーンは、
    個人的には納得です。





  • 満足度★★★★

    裏側。
    法廷よりも、その裏の人間関係を描いた作品のように感じました。常識と主観が大勢になった時の怖さを感じ取れるような、どこか雰囲気のあるお芝居でした。

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