明け星の頃には ~セロ弾きのゴーシュ~ 公演情報 明け星の頃には ~セロ弾きのゴーシュ~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    青空文庫で原作読むぜ♪
    セロ弾きをライターに変えるなどした翻案部分だけではピンと来なかったかもしれないところ、原作(を抜粋してのリーディング)パートも併行させることで相乗効果をあげるという頭脳プレー。
    ノートPCの照り返しを使ったり、灯体のいくつかをかなり低いところに下げたり床に置いたり、な明かりとシンプルながら空間をうまく整理して使い分けた装置も同様に1+1が2より大きい効果をあげている、的な。
    青空文庫で原作読むぜ♪

  • 現代版セロ弾きのゴーシュ
    朗読劇の要素もありアットホームな雰囲気のいいお芝居でした。
    個人的には登場人物の設定が現実的過ぎて原作のイメージと馴染まなかったのが少々残念。 もう少しファンタジックな仕上がりが好みかも…
    朗読の部分がテンポよく分りやすくかった反面、各場面での間には何となく居心地の悪さを感じて、上演時間の割には長く感じてしまいました。
    演出の意図が読み切れない自分を痛感したので、もっと勉強して次回作に臨みたいと思います。

  • キレイだ。
    シンプルな舞台装置ながら照明の使い方が効いていて、ニクい空間演出。お洒落なカフェ公演の雰囲気もあって良い気分でいられました。

    物語自体は他人との分かり合えなさや勘違いを主軸に、目崎さん演じるゴーシュを下敷きにした主人公の周囲を描いていくスタイル。各場面同士の繋がりは若干弱めに感じたものの、何より空間が統一出来ているので流れとして自然に観ていられた。

    これが企画公演となると、本公演はどうなっているのか。今回観られたのは収穫。いずれ本公演にも行ってみたくなりました。

    ネタバレBOX

    しばらく振りに行った風姿花伝。空間的にサンモールスタジオと似てるかな?

    早井さんも可愛らしかったんだけど、ああいう役を観るとどうしても清水那保さんを思い浮かべてしまって…。口調として、朗読の語尾が気になった。変化がなく同じニュアンスが続くので、その度にフレーズが終わってしまう物切れ感。思い浮かべながら読んでいるとか、次の行を気にしながら読んでいるとか、「。」に辿り着く度に多少の変化を付けて欲しかった。
    あと、事前にパンフを見ずに朝比奈親子が親子であるのを見逃すと、ひかりの登場は意味が分からなくなる可能性があって、その関係性は戯曲の時点でもうちょっと押し出しても良かったかも。

    各人物の知識の引き出しがちょっと浅く思えて、WEBで検索して租借せずに引用していた様な印象。例えば三田村は登場シーンからすると風水にハマっている様子だったものの、後に出てきたエピソードは六星仙術だった。平野が天体の知識を語る部分も、好きで気分が高揚して口にしているはずなのにイマイチ楽しそうじゃなったり。オタクが好きなアニメを語るのと同じシチュエーションなんだから、もっと熱くなって然るべきでは?
  • 満足度★★★★★

    キレテナーイ
    童話の世界と現実の世界をシンクロさせると、セロ弾きのゴーシュには社会人の在り方を示す人生訓が詰まっていたことがよく分かりました。

    ネタバレBOX

    面倒臭いヤツに絶対キレないこと、キレそうになるところまでは良しとします。面倒臭い事を面倒臭がらずに極力やってみること。これらが人間力をアップさせ、音楽家だったら周りと調和がとれた演奏ができるようになり、子供向け科学雑誌の記者なら、子供の人格を尊重して変に易しくなり過ぎない、要点をしっかり押さえた記事が書けるようになるのです、って。

    さすがにネズミの子の病気までは治せませんね、だから彼女だけは来なかったのでしょうか。

    最後、客席通路における朗読に気を取られて、首を曲げていたので確信が持てないのですが、ネズミのお母さんはお金を財布に戻したものと理解しています。と言うか、肝心なシーンなら、そこに注目させるような配慮が必要なのではないかと思いました。
  • 満足度★★★★★

    星の下で
    とてもとても素敵な演劇でした。

  • 満足度★★★★★

    宮沢賢治の世界に浸る
    宮沢賢治の今昔の世界が丹念に演じられていたように観ました。清清しいお芝居でした。

  • 満足度★★★★

    金星音楽団
    ゆったりとした音楽のもと「セロ弾きのゴーシュ」の朗読を聞きながら、くつろぎの空間を楽しむといった感じ(ゴーシュ自体は試練のお話ではありますが)。そして最後には気付きを与えてくれる。 しっかり堪能いたしました◎ 

    ネタバレBOX

    登場人物たちは中里秀明(ゴーシュ)演じる目崎さんの家を訪れ、何気なく会話していく様が、なにか目崎相談所のような感じがして、よい人柄がにじみ出ているなと改めて思いました。 今回の配役ベストだったかと。

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