隣の屋上は高い 公演情報 隣の屋上は高い」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 日常で起こる不条理劇
    とあるビルの屋上に集まってくる男女の物語。

    それぞれが抱えている事情が浮き彫りにされるが、有機的には結びつかず、すれ違っていく。

    それもまた大都会に暮らす人間関係の縮図なのかもしれない。


    平凡な日常の中で起こる不条理劇のような芝居。

    ネタバレBOX

    ビルの屋上の使用管理をしているらしき宮島みほいの正体不明ぶりが面白い。

    いったい、なぜ、彼女が屋上使用権を握っているのかよくわからないが。

    フリーターに見えて実は弁護士の山村遊哲が作・演出の酒井雅史そっくりの芝居をするなと思って、聞いてみたら、かなり細かく演出をつけたのだそうだ。

    分身のようだった(笑)。

    はっきりしたストーリーはない群像劇で、ずっと不協和音を聞かされてるような感じ。独特のゆるさがあるが、途中の余白

    が間延びした冗長さを感じる場面もあった。


    この劇団の芝居のスタイルを知らない客は戸惑うのではないだろうか。




    小林が突然「隣のビルの屋上がこのビルにつながっているのおかしくないですか?」と言い出す。

    劇場の構造がそうなっているわけだが、観客としては「2つのビルの見立て」で芝居を観ているので、いきなり現実に立ち返ったような


    かえったようなセリフが出てきて面食らった。それが謎解きになるのかと思ったら、そうではない。

    側面は高層ビルという設定なのだがそれも「ここの壁、こうなってるのかしくないですか」などと言う。

    笑いを取るためなのかどうか意味不明だった。

    小林が「就活中」と強調する割に、いつもふわふわしたルーズな普段着にリュック姿でやってくるのも不自然な気がした。


    芝居とは関係ないが、隣に座ったよく劇場でみかける業務観劇人らしき男性が、最前列なのに、時々、いびきをかくのと、

    飴を噛む音がとても耳障りだった。


    こんな狭小空間で勘弁してほしい。寝るなら後方の隅に座ればいいのに。








  • 満足度★★★★

    不思議キャラ沢山
    相も変わらずの不思議キャラ沢山だが、それが不思議と悪くないと感じてしまうオイラ(笑)
    物語、前半は淡々と進む感じを受けるが、後半、キャラが絡んできたら物語が締まった感じ。
    朝晩の屋上だけでなく、昼間の場面を入れてもよかったかなと思う部分もあったが、なかなかに面白かった。

  • 満足度★★★★

    本公演初見!
    登場人物が個性的で良い。特に宮嶋さん演じる南見が好い。不思議な感じがはまった(笑)
    自分にとって「屋上」って場所を考えて見た。 面白かったです。

    ネタバレBOX

    「ウナギ地獄」気になるなあ。
  • 満足度★★★★

    台風の前に
    台風が関東通過するであろうことが予想されていた中,まだ大丈夫だろうと観劇してしまいました。台風の危険を重く見たのでしょう,空席が目立ちましたが,多少婦人らしくとても面白くいい感じの芝居でしたので,もったいなく思います。自分的にはお気に入りですので,次回公演も期待して待ちたいところです。

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