仮名手本吉原恋心中 公演情報 仮名手本吉原恋心中」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    美しかったです
    役者さんは、素敵な衣装の女性ばかりで、とても華やかで情景描写の美しい舞台でした。

    ネタバレBOX

    烏丸さんの男役が見たくて、観劇日を決めたのですが、男役だったのは初日だけになっていて残念でしたが、娘役初花の可憐な姿、良かったです。
    ラストのミニレビューショーでは、男装の麗人姿も素敵でした。

    シンプルな舞台美術ですが、照明の多彩な色使いが効いて、シルエットを生かした情景、とても美しかったです。

    ヘアーメイクも衣装、小物も、凝っていて、とても華やかだったせいか、着物にブーツも、気にならなかったです。

    美しい江戸時代の遊郭の世界観を作り出していたせいか、言葉遣い、コミカルさや幻想音楽劇要素が、気になってしまいました。

    替え歌の【東京音頭】くらいまでなら良いと思えますが、【東京砂漠】の替え歌等は、、、あまり、、、場内笑い声も出ていたが、私は無くても良いと思いました。

    ロミオ(菊ノ介)が、軟弱で、、、両親が亡くなり、叔父の家に厄介になっていると言う引け目からにしても、草食系過ぎたように感じてしまいました。

    時代劇ほど、ガチガチにしなくても良いとは思いつつも、世界観ならではの、言葉使いを活かして欲しかったです。
    菊ノ介が『眠りたい』よりは、「休みたい」の方が、『重大任務』は 、「大事なお役目」等の方が、より雰囲気が出たように感じるのですが、、、

    そんな、ちょっとした事が、ラストへの想いの積み重なりとならず、残念でした。
    粉雪舞い散る中、白装束の二人が美しすぎただけに、勿体無い感が。。。

    ミニレビュ-ショウも、本作と全然違う、白のロングドレスと男装の麗人達と、ダンスも素敵で、美しい一時でした。

    好みの美しい世界観だったので、次回作にも期待です。
  • 満足度★★★

    観た
    宝塚を観た事はないが出演者全員女性で男役も演じるというのは独特の世界。全体的に華やかで良かった。
    先の見える展開も飽きずに観劇。

  • 満足度★★★★

    素敵でした
    椿烏丸さんの菊之介が観たくて、この日17時の回を取ったのですが、何故か初日以外は全て烏丸さんが初花を演じる扇組に変わっていました。
    初日に何かアクシデントでもあったのでしょうか?ちょっと残念でした。
    しかしながら、お芝居でのロミオ菊之助があまりにヘタレだったため、初花烏丸さんでよかったのかなとも思いました。

    終演後、私が「それにしても菊之介があんまりだ(←思慮が浅くて軟弱で、的な意味)」と文句を言うと、一緒に見ていた友人が「でもまあ、心中物(上方歌舞伎)の男はだいたいあんなだよ」と言いました。
    たしかに。

    着物にブーツ、私は賛成派です(笑)
    衣装も髪型も「銀魂」風でかっこよかったです。

    ミニレビューでようやく烏丸さんの男装を観られましたが、あまりに短くてビックリしました。
    15分の休憩を待って、7分のショーというのはあんまりです。
    でも、やっていただいてよかったです。

    ネタバレBOX

    京極屋の場面、大笑いしました。
    あの顔で京極ときたら公家なんだろうな、と思わせておいて丹後の縮緬問屋(笑)
    その上「丹後の」で「タンゴ!」←そのポーズはフラメンコ(笑)
    私はああいうくだらないのに弱いんです。
    ありがとう京極屋さん。

    台本で気になったのが、(菊之介が魅力的に描かれていないのは仕方ないとして)、慎治郎や義理の兄が死ぬところ、台詞がおかしくないですか。
    いくら薬で変になっていたとしても、慎治郎が菊之介に「お前のせいだ。お前が金を貸ししぶったから」というのはお門違いだし(そんなにしぶってなかったし)、その後の「お前の手で殺してくれ」にもつながらない台詞です。
    その上、あの義兄が死ぬ直前に「どうして俺たちこんなことに(昔はふたり仲良かったのに)」てな台詞を言うのは、違和感ありすぎです。
    違和感というと、あそこで切り合いになるのも、義兄があっさり切られるのも変なんですが。

    そんなこんなで、二幕目では「なんだか置いて行かれた感」があったのですが、最後のシーンは綺麗でしたね。
    最後の最後になっても、初花を殺せない菊之介のヘタレっぷりにちょっと笑いました。ここはロミジュリにしたのか。

    無理にふたつをつなげなくってもよかった気もします。
    この次は、洋物のお芝居を観たいです。
  • 満足度★★★

    チラシに一目惚れして
    公演を知ったのが2月3日の深夜でした。
    その為翌日の仕事は抜けられず、何とかシフトを組み直してもらって5日17:00~の公演に足を運ぶことができました。

    公演最終日ということもあってなのか、公演終了後はキャストさんの知人?や身内か分かりませんが内輪的な空気がそこはかとなくありました。
    当日券を購入する際も「どのキャストの方のお知り合いですか?」と聞かれ「?」な感じで、一見の一般は部外者的な印象を受けました・・・

    千葉県在住の為、三鷹まではだいぶ遠出で母とくたくたになりながら帰宅しましたが、素敵な舞台を拝見できたと思っています。

    『着物にブーツ』については賛否両論のようですが斬新でいいと思いましたし、むしろ私にとっては至極当然の光景でした。
    まさに東方守護の和と洋のコラボレーションの要ではないかと思います。
    舞台は脚本、キャスト、一座の創造の世界ですから、あえて史実に縛られる必要はなのではないでしょうか。

    ただ殺陣のシーンは大変迫力に欠けました。
    たとえ衣装の小道具の一環であっても腰に刀を下げてる以上は
    もう少し力の入った表現(効果音等)、機敏な動きが必要だと思います。

    第一部に若干時間を費やした為に、第二部が少し詰め詰めになっていたのも残念でした。
    2人が心中している過程にもう少し内容が欲しかったです。

    他、衣装やコメディーあふれる演出はとても面白かったし魅力的でした。
    レビューショーも華やかで素敵でした。もっと観たかったです。

    斬新な舞台をこれからも期待していますので頑張って下さい。

  • 満足度★★★★

    艶やかな しかし 哀しい そんな世界に沈み込んで
    <女性のみで構成された演劇ユニット“東方守護”。薔薇にも劣らぬ品格と華を感じさせる「椿」を苗字とした椿一座が幻想の世界を創り上げます>
    と、宣伝のコピーにありましたが、まさにその通りの劇、劇団です。

    「ベルサイユのばら」の世界を、そっくり江戸、吉原の町に再現したような絵図。
    なにしろ和服にブーツの衣装です。
    心中を扱ったものだけに、宝塚でもない、艶やかな、しかし悲哀に満ちた空気を醸し出しています。

    この独特な世界に、観たあとに、感想の言葉が、しばらく出てきませんでした。

    最後の透明で美しい情死、その一点に向かって、突き進んでいく。
    劇中の、一人一人の振るまいが、一つ一つの場面が、白装束を纏った二人の、清らかな死のためにあるのだという印象でした。

    自らを突いてからの、初花の立ち振る舞いが、ずっと目に焼き付いたまま、劇場を後にしました。

    新宿二丁目で、バーテンのバイトをしていた頃の、「匂い」とも違う、初めての「香り」を体験したようです。

    一言、こんな世界もありかな、そして、なかなか乙な劇でもあった。

  • 満足度★★★★

    284(12-037)
    12:30の回。三鷹に早く着いたので三鷹市美術ギャラリーで「フェアリー・テイル展 妖精たちの物語」をみる、11:50会場着、受付してしばらく待ちます。12:00開場~13:49休憩~14:00後半~14:48終演、15:03~15:11レビュー。
    華やかな舞台、艶やかな衣装、奥に遊郭内の廊下があるだけ、後半、大きな屏風がでてきますが、質素な舞台設定、照明は色鮮やか。赤、白、青たくさんの色の役者さんたち、一方で当時遊女たちが恐れていた梅毒、親との別れ、添い遂げることができない男と女。いい雰囲気で観劇できました。レビューではガラッと変わって凛々しい立ち姿。

    ネタバレBOX

    初めてみるとき、いろいろなものが新鮮に思えます。ここは2回目で、舞台も浅草東洋館ほどではないので、グぐっと前の方で。近いと衣装も映えます。全員女性のお芝居は何作かみていますが、今までのものとは趣が違って、動きが比較的ゆっくりめ。衣装も役柄によって選ばれているのでしょうが、すみませんそのあたりの知識はありません。草履、素足、ブーツ、わたしは、雑なスニーカー履きでない限り履物にはあまり拘りがありません。

  • 満足度★★★★★

    三鷹に宝塚出現!エンターティンメントの中心になる攻めの公演☆彡扇組と椿組がうつくしすぎる全員女子の劇団
    たしかに封建時代の恋!元禄の、みちゆきうつくしくかなしいロミオとジュリエットでした。脚本は良く、ていねいに書かれてます。設定を歌舞伎の「助六」して、ロミジュリ、曽根崎のながれでたのしかったです。封建制度の世のなかでも恋の芯は折れずにかならず花を咲かそうとするものだ、どいうことがつたわりました。この初恋至上主義に衣装が生えてました。振付も良い。すこし足りないのは演出のめりはり、平板な台詞まわし、演技テンポが未熟。場と場のあいだが間延びしてます。オープニングで説明シーンはやめて、前半もたつかないように、イキナリ本題にいきましょう。必要なら、その後手短に説明をいれる。最後に理解されたらそれでいいわけです。説明いらない。音響、演技は学習必要。制作スタッフも女性でとてもよい。良いところをのばしてください。

  • 満足度★★★★★

    美女がお出迎え
    こういうタイトルだから結末は分かってるんだけど、運命のいたずらやちょっとした誤解や気のゆるみで、どんどん追い込まれて行く2人にハラハラドキドキ。美女&美男(?)揃いで、衣装もグー。レビューもっと見たかった♡

  • 満足度★★★

    ミニレビューのオマケつき
    ストーリーは、分かりやすい、江戸人情・心中物。初恋を思い出して欲しいと思って書いたと、最後に作者の方が言っておられた。衣装にはかなり力を入れており、観ていて美しくつくりあげられていた。女性だけの劇団なので、男役は全て女性が演じておられたが、底の高い靴をはいているのが時代と合わず、少し違和感を感じた。メガネもしかり。終演後に休憩を挟み、オマケのミニレビューショウがあったが、本編とは打って変わり、洋装でのショウで、これはこれで楽しむことが出来た。

  • 満足度★★★

    チケットプレゼントであたったはずなのに
    まず、ネタバレの前にひとつ苦情を、私はチケットプレゼントにあたったので、メールにも返信をし、無料のつもりでした。
    じっさいに行ってメールに書いてあるとおり、名前を言ったら料金を取られました。ここでゴタゴタするのも面倒だったので黙って払いましたが次回からはきちんと誰がチケットに当選したのかを把握してもらいたいです。

    追記
    担当の方から連絡があり、大変丁寧な謝罪をして頂きました。チケット料金も返金してもらえるとのこと。

    ネタバレBOX

    シナリオはベタなものでしたが十分に楽しめるものでした。でもなんでしょう。どうしても宝塚の劣化版にしか見えませんでした。やはり女性が男装をするということは想像以上に難しいことなのでしょう。どうしても男役になった方が浮いているように見えてしまってしょうがありませんでした。
    それと時代背景が江戸時代なのですうから、007?MI?みたいなのは正直いらないなと思いました。あれで一気に現実に戻されてしまった気がします。次回に期待します

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