4×15 公演情報 4×15」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★

    面白かった
    恋愛モノが2本続いたのは少し残念気はしたが、なかなかに面白かったです。

    ネタバレBOX

    「エアーデート 完全版」(田渕彰展)
    空想(妄想)を描いた物語。
    リアルガチなのか?と思わせる役がはまり過ぎ(笑)
    ただ、妄想相手があまり感じられなかったが。


    「恋愛で飯を食う人」(岡安慶子)
    風俗で働く女性が、仕事として?お客さんとの擬似恋愛を描いた物語。
    恋愛モノが2本続くとは思ってなかったが、お客さんを相手にしている感じは出てたと思います。
    しかし、ローションの手つき慣れてるぞ(笑)


    「狼少女、都会に降り立つ」(帯金ゆかり)
    帯金さんの台詞を封印し、動きと顔芸(笑)だけで表現する。
    普通の演技を期待していたので、ちょっと残念な部分はあったが、面白かったのでオッケー(笑)


    「たった一人の地球防衛軍」(森田祐吏)
    一人で地球を守る地球防衛軍の話。
    孤独なヒーローモノになるかと思われたが、一人でいる事の悩みを告白する物語かな。
    観客に話しかけたり、同意を求めたりの演出となっていたようだが、純粋に独白だけの演出でもよかったのでは??と思った。
  • 満足度★★★★

    それぞれに面白い
    各演者のイメージに合ったタイプの異なる4編、それぞれに面白かったが、中でも「エアデート」で「いない」ことを理由に別れた相手を「来るな!」と拒否する場面のシュールさにツボを突かれ、SEや台詞は録音で演者は一言も発しない「狼少女…」の手法に感心。

  • 満足度★★★

    帯金Tシャツで新宿に降り立つ
    たった15分されど15分、一人芝居ってやる側も観る側もハードだ。

    ロングスパンの公演だったら、回を重ねるたびにさらに成熟度が増すのか観られたのに・・・・

    そうですね、森田作品が好みです。

  • 満足度★★★

    四者四様
    全く毛色の違う話を4編。役者さんにそれぞれの個性と言うか特性が出ていて面白かったのですが、どの話も何と言うか一ひねり足りなかったかなと思いました。
    料理で言うと隠し味的な物が欲しかったかなと。

  • 満足度★★★

    企画もの
    まぁ、たまにやる企画ものとしては
    なかなか意欲作で面白いと思う。

    帯金さんのが一番ぶっ飛んでて好きだったかな(笑)

  • 満足度★★★

    一人芝居って初めてみるけど
    『森田祐吏「たった一人の地球防衛軍」』のタイトルに惹かれて鑑賞。

    帯金ゆかりと森田祐吏の演目はなかなか楽しめた。「一人」で客の注目を集め続けるのはやはり大変なのだなと。

    ネタバレBOX

    「エアデート」‥デート慣れしてない男のデートを描く。と思ったら、架空の女とのデート→妖精というオチ。変化球な内容だったけど、ガチデート路線でやってくれたほうが色々と笑えた気がした。

    「恋愛で飯を食う人」‥寂しい泡姫の哀しい物語。幸薄い泡姫と客の束の間の恋愛を描く。愛に素直になれない女の寂しさが出てて良かったけど、もう一ヤマあっても良かったかも。

    「狼少女、都会に降り立つ」‥タイトルのとおりの内容。動きと表情がコミカルだった。無言(音響で警官とか少女の声はある)で舞台を進め、ラストの「都会を森にするまで」(だったかな)のワンフレーズで〆る構成がおもしろい。

    「たった一人の地球防衛軍」‥小さな頃から地球防衛軍として地球を守ってきた男の話。相棒にメカ犬がいる。笑いとドラマのバランスが良かった。演技も一番良かった気がする。欲を言えば、もう一つアクセントがほしかった。犬との会話演技は、ベタながら面白い。
  • 満足度★★★

    「好企画」
    4人の違った演技が際立って面白い趣向でした。こんなのが1日4公演位あったら気軽に見れるのになぁ、今度本公演の時はみなさんのキャラが気になって来ますね。ジェーン、某マンガの「忘れられた荒野」を思い出しますが、まったく別のアニメになってました。

  • 満足度★★★

    これはやっぱり
    帯金ゆかりのひとり勝ちなんだろうな。
    だってアドベンチャー大作だもん。
    顔芸は反則気味だけど(笑)

    ネタバレBOX

    岡安慶子はソープ嬢やるならもっと思い切りよくてもいいんじゃないかなぁ。
  • 満足度★★★★

    無題177
    ブラッツから歩いて移動、入口で少し待ちます。雨がポツリポツリ。地下は初めて、といっても上とそれほど違いはなさそう。何もない舞台、正面にスクリーンがありましたが使用せず。ということは、目線、表情、動き、観客とのやりとり…一切が注目の的…マト、お客さんの何十という視線に射られて倒れるか、打ち返すか。4作、それぞれ違った面白さ。特に3つ目(狼少女)が好き

    ネタバレBOX

    狼少女は、役者が果敢に「動く」話、他の3つはどちらかというと「受け身」の話か観客に語るお話、ここらが違うように思いました。見えない相手との会話で成り立つ3つの物語と、とにかく逃げ出し、闘う、体の動きそのものが物語の語り手であるお話と。

    帯金さん、世田谷シルク出演ですね(行きますよー)。
  • 満足度★★★★

    4 ×15 > 60 !!!
    15分のひとり芝居が4つだと1時間のはずが、それ以上のボリューム感!

    ウワサ通り面白くてクスクス笑続けてしまう「エアデート 完全版」。
    15分間の恋愛ドラマ、ちょっと切なくなってしまう「恋愛で飯を食う人」。
    一挙手一投足、とにかく動きに釘付けの「狼少女、都会に降り立つ」。
    そして正義の味方の本音が飛び出す、ある種哀愁漂う
    「たった一人の地球防衛軍」。

    どれも満足でした!

    ネタバレBOX

    サイバーオカヤスさんは、やっぱりアダルト担当なんですね。
    ^^
    しかし、ソープ嬢話は大塩さんの経験からでしょうかね。

    動きももちろんだけど、オビーさんの顔芸スゴい!!!
    本当にオビーさんはどこへ向かってるのでしょうか?
    サンのファンからクレーム来ないかだけが心配です(笑)
  • 満足度★★★★

    鮮やかな個性の切り出し
    作品に織り込まれた
    色の異なるシュールさに惹かれて
    あっという間の1時間。

    役者たちの
    現わす力のようなものがしっかりと機能して、
    4つの作品それぞれに、
    観る側の異なる感性が解き放たれた感じ。

    おもしろかったです。

    ネタバレBOX

    ・田渕彰展「エアデート 完全版」

    冒頭のちょっとした客いじりをゲートウェイに
    実から虚に踏みいる感じが
    丁寧につくられていて、
    すっと、エアデートの世界に観る側も封じ込められてしまう。

    そのエアデートの
    何とも言えない初心者マーク感が絶妙なのですが、
    物語はその可笑しさでは終わらない。
    その虚が解けてさらに踏み込む世界に力があって。

    きっちりと持っていかれてしまいました。

    ・岡安慶子「恋愛で飯を喰う人」

    風俗嬢、普通にことに及ぶと思いきや
    ちょっと意外な展開が作り出されていきます。

    一人芝居なのですが、
    役者の瞳に映るものがしたたかに作りこまれているというか
    視線の距離や焦点合わせが
    息を呑むほどに安定していて。
    だから、キャラクターが対する相手への
    距離感や想いの移ろいや濃淡が浮くことなく
    その場としての不条理な言葉が
    見えない客を鏡とするように
    質感をもって伝わってくる。

    客が帰った後の、
    行き先を失った視線に
    彼女の素顔が浮かび上がる。
    そこから垣間見える心情の
    すこし醒めた感触を持った生々しさに
    思わず息を呑みました。


    ・帯金ゆかり「狼少女、都会に降り立つ」

    コンテンツ的にはワンアイデアのお芝居だと思うのですよ。

    でも、演じ手がもつ表現力が
    あれよという間に企画の瞬発力を凌駕して
    世界を舞台に組み上げていく。
    一つ間違えばとんでもなく薄っぺらい世界になりかねないものを
    常に観る側に広がるものよりもたくさんのもので空間を満たし続ける
    テンションというか力に圧倒されて。

    身体の切れももちろんあるのでしょうけれど、
    それにとどまらない、
    元々場ごとの空気の色をすっと現出させ、
    あるいは変化させていくような力が
    人並み外れてあることは十分承知していて
    でも、そうであっても
    こういうベクトルにもその力を発揮できることは
    けっこう驚き。

    前のめりになって見入ってしまいました。

    ・森田祐吏 「たった一人の地球防衛軍」

    恣意的な薄っぺらさが最初にあって、
    苦笑系の笑いかなと思わせておいて・・・。
    でも、それが、
    ゆっくりと膨らんでいく
    足腰をしっかりともった感覚に
    しだいに塗り変わっていく。

    演じ手の個性の強さが
    演技を一つに留めるのではなく
    彼が現わすニュアンスの間口の広さに繋がっていきます。
    どこかトホホな地球防衛軍の姿に
    実存感を裏打ちするお芝居の確かさが
    薄っぺらかったキャラクターの心情に
    次第に奥行きを与えていく。
    気が付けば、
    観る側は冒頭のベタで表層的な世界を足場にして
    ひとりの男性の心情に
    しっかりと取り込まれている。

    演じ手には強くキャラを立てることができる力があるので
    そちらが目立ってしまう舞台も拝見したことがあるのですが、
    この役者のメインディッシュというか
    性格俳優的な側面の秀逸や魅力を
    改めて認識したことでした。

    *** ***

    いろんな毛色をしっかりと描き分けた
    作・演出の力量も改めて再認識。

    公演数の少なさがとてももったいなく感じたことでした。




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