実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/14 (日) 15:00
大岩真理・脚本の本多真弓一人芝居。力あるところを見せてくれる。(3分押し)48分。
一昨年の年末に上演された作品の再演で、初演も観てる。育児ノイローゼの妻のため、ディナーとコンサートに連れだそうとしてベビー・シッターを夫が依頼し、そのシッターの独り言で始まるが…、という物語。何人かの人物を描き分ける演技力を要求される舞台。とても興味深い。
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。ガチの一人芝居でしたね^^ あのようなスタイルの舞台ははじめてですごく興味深く拝見させてもらいました。落語とかとまた違い芝居の本質のようなものを垣間見られた気がしました。すばらしい時間をありがとうございます。
実演鑑賞
満足度★★★★
一人の女性を妻、母そしてベビーシッター(職業)といった多面性をもって表出する珠玉作。一人芝居にも関わらず、内省しつつ濃密な関係性を表すといった表現力の豊かさ、そして衝撃的な結末へ導く。
(上演時間50分) 追記予定
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/01/12 (金) 19:00
座席1階
ほぼ1年前に拝見して、心に突き刺さるようなカケラが散らばったように感じた秀作。今回は道学先生の青山勝の演出とのことで、まったく新しい舞台を見に行くつもりで下北沢へ出かけた。
作品に登場するすべての人物を演じ分けるという離れ技は、今回もお見事。そのくるくると回転する大きな瞳で演じるさまを、小劇場ならではの近接感で堪能できる。また、前回のように外の音が入らない地下の小劇場だから、没入感も半端ない。
物語は、育児ノイローゼの妻が夫に誘われ、赤ちゃんをシッターに預けて食事とオペラに出掛ける場面から始まる。幼子をシッターに預けて外出する夫婦は欧米では当たり前というが、この舞台は最初から雲行きが怪しい。そんな不穏な感じも本多真弓1人で醸し出すのだから、前回よりもパワーアップしていると言ってよいのではないか。
50分の作品だが、衝撃のラストに向かって駆け上がっていく演出は素晴らしかった。このような作品を普通に楽しむことができる下北沢。小劇場万歳だ。