学生版日本の問題 公演情報 学生版日本の問題」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-24件 / 24件中
  • 満足度★★★★★

    Aチーム観劇
    よかった。
    三者三様、どれも満足。
    個々の感想はネタばれで。

    とにかく、見て損なし。
    お勧めします。

    ネタバレBOX

    ミームの心臓
    「vital signs」

    ハイデガーの「死を自覚して生きなさい」という哲学と、安楽死の問題と、
    「人は二度死ぬ(肉体が死んだときと、遺された者から忘れ去られた時)」というテーマが、わりとオーソドックスに語られていました。
    梨沙のいる避難区域というのがフクシマなのか、恒暉が逃げてきた施設というのが何なのか(ただの刑務所というには思わせぶり)、そもそもこれって現代の話ってことでいいのかとか、いくつか疑問は残りましたが、脚本のややこなれていないところ、あとテーマのかみ合わせのぎこちなさなどは、役者の魅力がカバーしてくれてました。
    鈴木由里さんの目力が良い。朝戸佑飛さんも全く個人的に好み(おばさん・笑)。この二人のお芝居、また観たいです。


    四次元ボックス
    「あんのーん」

    まさに「unknown」で「安穏」なお話。
    何が日本の問題なのか全く分からなかったけれども、とにかく楽しかった。
    ダンスのキレもいいけれど、何より声のそろい具合が気持ちよかった。
    見て気持ちの良い演劇は、また観たいです。


    声を出すと気持ちいいの会
    「役者乞食」

    やられた。紹介文から、騙されました。
    紹介文でも冒頭でも「これはドキュメントです」とやたら声高に叫んでいて、そして語られはじめたのが妙に美化された日本の農村の情景。
    なんだかうすっぺらい気がして、正直、一番期待していただけにがっかりしたんですね。
    というのは、私、前回の鋼鉄村松のお芝居でザキヤマ七段を演じた後藤裕哉さんの隠れファンになっていたんです。隠れなくてもいいか。
    で、残念ながらイマイチだなーと思っていたところのあの展開。
    農業問題だけじゃなくって、全てに傍観者である日本人の問題を鋭く突かれました。私のこととして。

    すごいね。うまいね。

    できたら、後藤くんにはあの最後の場面、もっとがっつりおにぎり頬張ってほしい。
    米粒ボロボロこぼして、でもそれを(地面に落ちたものも全部)拾って食べてほしい。

    しかし、あのおにぎり、固めすぎなんですよね。なんだか、餅を食いちぎるように食べていましたね。
    あのお兄さんが握ったんなら、仕方ないか(笑)

    あのお兄さんに「お前、日本の問題、日本の問題って、えらそうに考える振りして、ただ芝居見てるだけじゃねえか」と言われた気がしました。
  • 満足度★★★★

    声を出すと気持ちいいの会…☆5、チームAの他2団体…☆4(チームAの平均点4.5)
    【声を出すと気持ちいいの会】…観ていて、自分が小学生の頃、母方の祖父母の稲刈りを手伝ったことを思い出しました。稲を刈ること自体は機械がやるのですが、自分はその刈った稲を束にして、束を二股に分け、高いところに掛ける作業をしてました。(稲を干すための作業です。) 小学生ながらに重労働であったことは今も体が覚えています。ですので、ごはん粒は残せませんし、残しません。農業に直接携わってない自分ができることは、ごはんを感謝して頂く。ということだと前々から思ってましたし、そうしてきました。

    声を出すと気持ちいいの会、いろんな人に観てほしい。

  • 満足度★★★★★

    『声きも』期待を超越‼
    先ず、劇場についてですが想像を絶する狭さ。渋谷だしアルファベットでオシャレな名前だし、複数団体の企画だしと思ってこじゃれたステージをイメージしていたら、地下室の倉庫のような所で客席しかないように思える空間。ご自由にといわれてもどこが正面なのかさえわからずただ呆然としてしまいました。ああ、入れ物がこれだったら出し物も制約されるなぁと思いつつも気を取り直して観劇にはいる。
    『ミーム』は、学生演劇祭のときの演出と同じ感じで哲学的な演劇。これはこれでありだと思う。『四次元』は、初めてみるが演出が『劇想からまわりえっちゃん』風で面白い。まぁ、まぁ、かなと思って期待の『声きも』この団体、期待を超越してはるか彼方の次元に私を連れていってくれた。何という劇団だ。素晴らしすぎる。

    ネタバレBOX

    『声きも』の演目はなんとこの公演の制作ドキュメントという形をとり、主人公のふるさとの稲刈りのシーンから始まる。このシーンが実にシンプルで照明と音楽もまっちしていて、また『声きも』得意のシンクロ演技が二人だけで演じられているが十分に表現できている。あまりのリアルさに、命を感じ思わず涙が出てきてしまった。このまま、今日は真面目な展開で掘り下げるのかと思いきや。。。実話とは言え心憎いストーリー展開で見ているものを自然の風景の感動から人間の愚かさずるさの暗黒に一気に突き落とす。観客席に役者がいるというドキュメントタッチの展開はスリリングでさえある。
    そして、最後の米を食うシーン。「コメを食う」農業を単純な営みに見事に集約し、後藤氏がみごとに演じて見せる。ここも泣けた。
    とにかく、脱帽である。短い時間も狭い空間もこの劇団には何の障害にもならないらしい。
    『日本の問題』というテーマ企画に相応しいだけでなく、演劇というものが如何にメッセージを伝えられるかという実証実験に立ち合わせてくれ、演劇本来の役割を思い知らせてくれた秀逸な作品。
  • 満足度★★★★★

    【A】の回
    3者3様の作品を堪能しましたが、問題は見て見ぬふり、解決は先送りの人生をヘラヘラおくってる私は叱られに行ったようなものでした(予想通り)。

    声を出すと気持ちいいの会の作品は、のどかな光景が(脳内に)広がるなかで、みんな劇団名通り本当に気持ちよく声を出してるなあ...とほのぼのとした気分になっていたら...(以下ネタバレにて)

    ネタバレBOX

    途中から役者としての自らの存在価値を問う自己批判的内容に移行。
    役者の存在価値が問われるとしたら、観客としての存在価値なんかもっと問われてしまうわけで、結局見てるだけで何もしない、何も出来ないちっぽけな自分に自己嫌悪しながらショボ〜ンとして帰宅。

    このところ、酔わせてくれる演劇、笑わせてくれる演劇、勉強になる演劇、スカッとさせてくれる演劇が続いた後だけに、今日は怒鳴られ、ぶん殴られた気分でした。良薬口に苦し。

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