あさがお企画『楽屋』 公演情報 あさがお企画『楽屋』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-4件 / 4件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/02/16 (金) 14:00

    この会場の特色である演技エリア中央にある階段を応用して階上に舞台がある階下の楽屋という設定にしたのはここでの公演が多いオフィス再生の高木さんらしい見立て。そして原典から省いたり加筆したりした上演台本は観劇慣れしていない方にも優しくワカり易い、
    それと同時に「楽屋」という芝居を知っている観客に対しては開場時点から「なるほど、そうしたのか……でもアレはどうするの?」と思わせる舞台美術や開演5分前に「そうきたか♪」とくすぐる「シカケ」、一般的には上演中は消灯する非常灯を点けたままにする工夫(?)などマニア(笑)への目配せもふんだん。
    あと、「あれ」を「そうした」ことにより序盤で「雄弁に語る手」を見せたり、「影」を上手く使ったりしたのも面白い♪
    さらに文字通り「手作り」感満載の当日パンフレットも佳き♪

    ネタバレBOX

    舞台下手には化粧台に見立てた(会議室などにある)長テーブルがあり上から鏡に見立てた白い板らしきものが吊り下げられているが、その配置は客席に向いている。なので役者の顔を見せるのか?と思うが「鏡」を引き上げる機構らしきものは見当たらず、開演してもそのままで顔は見せない。が、手元は見えるのでそれが雄弁だし、後方から光をあてて頭部の影は「鏡」に映る。さらに終盤、ある人物が「そちら側」に来た時に「化粧台」が「鏡」の前に出されて役者が顔を見せる、これ「発明」だよなぁ。
    また、「薄暗い楽屋で非常灯の明るさが云々」という台詞があるので会場出入口の非常灯は点灯したまま。これも面白い。
    あと、開演5分前に「1ベル」としてブザーが鳴り、続いて階上に設置した(推定)スピーカーから開演前諸注意のアナウンスが流れるが、これが楽屋に漏れ聞こえる感じで内容を知っているとニヤリ。(もちろん開演前にもう一度ブザーが鳴る)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    感想遅くなりました。とても完成度が高いお芝居でした。本作、楽屋は違う団体さんで何度か拝見して大まかな内容も知っていたのですが、素晴らしい演出、演技でとても面白かったです。素晴らしいひとときを過ごせました。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    すばらしかったです。役者さんのレベルが半端ないですね。映画『ライフ・イズ・ビューティフル』の逆ヴァージョンですね^^ 前半と後半のテイストの違いにびっくりです^^

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/02/16 (金)

    楽屋がクラシックではなく、今の人に届きやすい「楽屋」になっている

    ネタバレBOX

    楽屋は 若干同人誌的な楽しみ方があって
    「そうそう。こうだよね」など知っている人に共感する部分があり
    劇場にあまりかかわらないひとは
    「推しの話をしている人を観賞する」という疎外感を感じやすいのだけれども
    劇団再生 高木尋士さんの手により
    一人一人女優として生きている生命力あふれる女優陣になっており
    まさに 出演のあさがお企画に集った女優の為の「楽屋」であった

    わたしはストレートの楽屋は悲壮感を感じていたのですが
    あさがお企画の楽屋は楽しく拝見いたしました。

    まるでベルサイユのばらの感想の如く
    <誰に肩入れして鑑賞するか>で切なさを感じたりするひともいて
    この「楽屋」という本がいろいろと時代を超える強さをもってるんだなぁと感じました

    「楽屋」を演じた方も、違いを探すのではなく
    こんな楽屋もあるんだ!と ぜひ見て欲しいものです。

    なにより、スタッフ同士が「懐かしい!元気だった?」とわいわいと話しまして
    楽屋の楽屋も本編の楽屋のように陽気でした。

    会場の使い方が秀逸で、楽屋を表すのにとても面白く
    バックステージツアーの如く観劇を楽しめます
    一人でも多くの人に この感動を知ってほしいです

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