アメリカの怒れる父 公演情報 アメリカの怒れる父」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いつもの赤坂REDに行きそうになっていけねえいけねえ、今回は下北・駅前であった。(劇場を間違えた事は流石にないが、、いや途中で気づいて断念した事があった。開演時間を30分間違えた事は数知れず。。)
    最近は二回に一度の観劇頻度となったワンツー、今回は韓国戯曲と珍しい。数年前韓国現代戯曲リーディングでやって題名を覚えていたが、舞台を観てその片鱗も思い出せなかった。アフタートーク及び後で資料をめくってみて合点。リーディングでは随分寝落ちして絵面の記憶からも内容が思い出せず、また今回は元戯曲のドキュメンタリー要素を切り「ドラマ部分のみ」の上演としたとの事。そして本作は題名通りアメリカの、アメリカ人の父の話で韓国との関係は無い(その意味でも珍しい戯曲)。奥村氏が父役を力演。9.11同時多発テロとイラク戦争が背景。正にワンツーのテリトリーであった。

    (以後内容についての感想、慣れぬスマホで書いた長文が消え、二度目は途中で前画面に戻って消失。少々げんなりしたのでここまでにしてまたいつか。。)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/10/31 (火) 19:00

    115分
    休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    みる前は韓国系アメリカ人の父親の話かと思っていたが、違った。ウォール街の仕事でクズになり、仕事も失って、麻薬とアルコールに身を持ち崩したビル(奥村洋治)。息子のウイル(米澤剛志)もやはり証券トレーダーらしいが、虚業に嫌気がさして、アラブ系の妻ヘバ(北澤小枝子)をのこし、スーダンの支援活動へアフリカに行ってしまう。題材としては重い。韓国で上演した時、客席からしじゅう笑いが起きたというが、ホント、どうしてだろうか?

    ネタバレBOX

    息子がアルカイダに処刑され、その映像が全世界にながれるという衝撃的な事件。ビルは再び薬と酒に逃避し、周囲の忠告にも耳を貸さず、無為に閉じこもる。その自閉的状況を、若いビルの幻(金光柊太郎)との対話で芝居として立ち上がらせる。また若いナンシー(東史子=彼を振って、デイビッドに走ったヒッピーの女性)、死んだデイビッド(山下雷舞=髪を上半分だけ金髪にして目立つ)も幻になって現われ、彼の錯乱、堂々巡りは深まっていく。

    しかし、これは物語。実話の父親マイケル・バーグは、息子を殺したアルカイダの男達よりも、報復戦争にまい進するブッシュ大統領を批判し、声を上げた。「息子を奪った殺人者たち以上に、私は命を終わらせるための政策を立てる人々を非難します」という手紙を、息子が殺された直後の、ロンドンでの反戦デモに送った。舞台が終わった後の帰りに、観客はその手紙を受け取り、舞台とは別の感動を味わうことになる。
    劇で殺されたウィルが「一瞬だけど、僕は彼らと友達になった。お互いにのぞまないことをせざるを得なかった」という。背景にある事実に粛然とした。

    私も9・11後に、「平和を求める9・11遺族の会」だったか、報復戦争の中止を求めて活動する遺族(歌手だった)を取材したことを思い出した。まさにアメリカの良心ともいうべき人たちだ。その良心の声が、こうして日本でも伝えられることをうれしく思う。いまガザ攻撃に狂奔するイスラエルの中にも、こういう良心の声はあるはずだが、日本のメディアには出てこない。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    実話ベースの韓国人脚本家の作品
    奥村さんの熱演が見事
    赤ちゃんはどーなってしまうのか
    重い話
    お薦め

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    今、上演される意味のある作品だと思います。

    看板俳優の奥村さんの自在な演技もさることながら、
    脇を支えるメインキャスト陣のしっかり地に足のついた演技、
    アンサンブルの力の支えがあって非常に見応えのあるお芝居でした。

    決して明るく楽しく元気よく!という内容ではないですけど、
    観劇後に自分が感じたことを大切な家族に話したくなりました。

    ネタバレBOX

    帰りにいただいたお手紙を帰りの電車で読んで、胸が熱くなりました。

    作品の中では自由・平等・正義については取り扱われるけれど、
    平和ってなんだろうと思わずにはいられませんでした。

    きっと明日戦争が起こっても「まさか」と思っちゃうような平和ボケを、
    家族・民族・宗教
    あまり普段深く考えていないことを振り返り考えるきっかけになりました。

    ビルの悲しみ、怒り。
    どうして彼はお酒や薬に溺れたのか。
    勇気のない自分を奮い立たせようとして、溺れてしまったのではないか。
    溺れてしまう弱さは誰にでもあるものではないか。
    溺れることを逃げとして一番許せなくなってしまうのは自分自身なのではないか。
    だから悲しみは深まり、自分へ向けられない拳は世間への怒りとなって募るのではないか。

    憎しみや恨みの連鎖からは幸せは生まれない。

    ビルが幻想のウィルに
    「お前は俺の幻想なんだからそんなこと言うわけがない」
    と言うセリフが印象的でした。
    ビルの幻想であるはずの登場人物たちがこぞって彼に「返せ」と迫るのは、
    彼の良心の現れなのだと感じました。

    この作品を観ていると、
    父と息子、父と息子の妻、父と息子の妻の家族、父と孫、
    家族中の関係性についても考えます。
    家族は一番小さな社会だからこそ、家族を見つめることは社会を見つめることになるのだと、
    だからこそこの作品が「家族を見つめる」シリーズになるのだと思いました。

    観られて良かったです。

このページのQRコードです。

拡大