メタ・バースデイ 公演情報 メタ・バースデイ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いやはやそーぜつな家族ドラマ、大いに楽しめました。かなりおバカなコメディなのだけど、妻のくだりにはやもめは泣いてしまいました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     華4つ☆

    ネタバレBOX

     劇団娯楽天国創立35周年記念公演である。舞台美術が凄い。和室を象ってあるが、レイアウト、壁を這う木材の形と柱などを挟んで横や斜め上に拵えた部分に延びる同じ材を用いた連続性のある造作デザインは、恰も壁を部屋全体の色調を引き締める化粧であるかのような落ち着いた渋い極上のセンスを感じさせる体のものである。格子窓がそのような壁面に座りの良い形で配置され更なる風情を醸し出している。日本家屋の建築美を見事に表すと同時に出捌け等の配置も合理的で見事という他ない。
     主人公は元高校の先生。生真面目を絵に描いたような教師であったが2年前に職を退き現在は仏頂面を下げて一日中家にいる。そして道徳の授業のような態度で4人の子供たちに接して来たため子供たちは各々、少し特殊である。然も妻とも手作りの料理を顔突き合わせて食べながらずっと口も利かずに仏頂面を下げて居た為、妻は実家に戻ってしまった。大学時代はミュージカル部に所属し、部員は皆互いを西洋人の名で呼び、明るく元気で陽気な学生生活を送っており、妻はミュージカル部のマドンナで総ての男性部員の憧れの的であったというのに。現在、長女が身近であるが彼女の夫は失職中。そんなこともあり長女は生活に対して極めて現実的であり、シビアだ。まあ、孫も生んでくれて育児中でもあるから当然といえば当然なのだが。父に対する風当たりには厳しいものがある。長男は父の「高校だけは出ておけ」との忠告に逆らい中卒で社会に出たが学歴社会の世の中思うように行くはずもなく、道を少し踏み外し何年も前に家を飛び出して寄り付かない。次女は大学進学したものの直ぐに辞め、現在は訳の分からない運動体に入って講釈を垂れるようになっており、その教団の施設内で共同生活をしており普段は一切実家に出入りしていなかった。次男はニート。一日中部屋に引き籠りお早う、お休みの挨拶すら漫録にしない。つまり家族は殆ど崩壊している。そんな中、生前葬を計画した父と別居中の母、4人の子供たちとミュージカル部の仲間、生前葬の弔問客、長男に恋し彼女に嫉妬してジャックナイフで殺害しようとする男、葬儀屋らが繰り出す悲喜交々を母が戻って来てくれたシーンで、父と和解し家族が再結成され徐々に正常を取り戻してゆく様が描かれるも警察から入った1本の電話が実相を明かす。とその実相に出会った父は心筋梗塞で心肺停止。この事態に沿って描かれる最終部の父と母の穏やかで和やかなシーンは深い哀感を伴い乍ら、父の再生シーンへ繋がる。この時に舞台美術の素晴らしさが改めて際立つ中主役・父、脇役・母が天界へ至る道中の雲の中の階段のような場所で交わす言葉及び演技が見事。赤い2つの風船の使い方も良いアクセントになっており、照明の素晴らしさに驚嘆し音響が見事にマッチしている点にも感嘆させられた。丁寧にまた品のある役作りをしている母役。場面、場面の変化に上手い役作りで過不足なく応じる父役、元演劇部部員で15歳になる娘の父が、生前葬の主役たる元演劇部顧問だと言い出し騒動を引き起こす矢張り品を感じさせるシングルマザー役の教え子らを配したキャスティングもグー。然も15歳の少女に「実の父は何処かの刑務所に服役中」と言わせてちゃんとオチも付けている。全体としては小市民化した現代日本のトレンドを上手く反映した作品だ。尺は約2時間半。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    表層的には、定年退職を機に考えること…就活ならぬ終活の一環として生前葬を行う男の物語。現代 初老男の人物像とその家族像を鮮明に切り取り、その世代のリアルを描いた秀作。
    少しネタバレするが、男は元高校教師で 謹厳実直で家庭でも厳しかった。家庭内のことは すべて妻任せで家事はもちろん子供のことも見(考え)ていなかった。そんな男の哀愁と今後(第二)の人生を見つめ直すといったコメディタッチのヒューマンドラマ。

    描き方としては序盤から中盤まで誤解・勘違いといったドタバタ騒動で笑いを誘い、後半からラストにかけて滋味溢れる展開で泣かせる。その感情の揺さぶり方が上手い。ちなみに男は学生時代にミュージカル研究会におり、高校(教師時代)では演劇部顧問をしていた。その関係もあり劇中でミュージカルナンバーを披露して楽しませる。

    男の半生は反省でもあり、妻や子供たちと向き合うことで<生きる意味>を見出す。そのためには 何んらかのキッカケが必要であり、それが生前葬。実に上手い設定だ。
    (上演時間2時間30分 途中休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は和室…座卓や飾り棚等が配置されている。冒頭 洗濯物が室内に干してあり、だらしない暮らしであることが容易に想像できる。上手・下手にそれぞれ出ハケ口があり、上手に階段があり二階へ。

    定年退職をして やることがない男が一日中ぶらぶらしている。妻との会話も ほとんどなく生ける屍状態、そこから脱却するため生前葬を思いついた。同時に自分が本当に死んだときの葬儀の煩わしさを省くため、実家に戻ってしまった妻が驚いて戻ってくるかも、そんな淡い期待もあったよう。4人の子供のうち 3人は家を出、ニートの末っ子との二人暮らし。子供が小さいときには6人家族で騒がしかったであろう家、それが今では寂しいかぎり。

    さて、子供たちに典型的な人物像を担わせ問題・課題提起をしているようだ。長男は高校時代に父と喧嘩し家を出たまま何年も帰っていない。長女は実家の近くに住んでいるが、夫は失職中で経済的に困っており 遺産目当て。次女は気功(運気)に係る組織と言っているが何となく胡散臭い団体のよう、末っ子(次男)はニート。子供たちの在り様と退職した父の心情、それは どこにでもありそうな家庭(族)に重なるのではないか。だからこそ幅広い観客層の共感と哀愁を誘っている と思う。

    生前葬は学生時代のミュージカル研究会の仲間が取り仕切っており、金ぴかのモニュメントとデフォルメした遺影が飾られ、しかも棺桶まで用意する。そして高校時代の教え子(演劇部)の訳ありな仕草や家出した長男が彼女を連れて帰り、なんだかんだ子供たちは勿論 妻まで帰ってくる。そこで巻き起こる騒動、一転 戻った妻との会話が滋味あるもの。妻曰く 葬儀は死んだ人のためではなく、生きている人々のため(励まし)。一方、夫は生前葬を執り行うことで死を見つめ、今後の生き方を考える。生前葬を通して、死と向き合い 生きることの喜びを知る、これが本公演の肝であろう。

    物語はドタバタ騒動(笑い)から、帰ってきた妻 実はといった事実(悲しみ)を明かす。舞台奥の壁が開き、暗幕そしてスモークの中 天国に続くような白い階段が現れる。階段に座り 夫婦でしみじみと話す、それこそが定年退職後の本来の姿のようだ。ラスト 妻に促されて…まさに生き返り、新たに生きる意味を見つけた「メタ・バースデイ」だ。
    オペラ座の怪人を歌い踊る。ニートが思わぬところで拳法で活躍するといった観(魅)せ楽しませる。謳い文句「珍騒動を描いた愛と感動の スラップスティック・コメディ」堪能した!
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/11/17 (金) 19:00

    生前葬を題材としたシチュエーションコメディ、かと思いきや終盤のあの展開は反則でしょうというくらいの感動的などんでん返し。とても面白くジーンとした。
    家族への想いって鉄板。
    当パン豪華、カテコの祭りも良いね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    凄く良かった、流石に演技派の役者さん揃い
    笑ってじわっとして鼻がツンとした
    起きたいから起きるんじゃ無くて目が覚めるから起きる
    わかる!
    退職して自分だけが時が止まってる感じ共感する
    家族の為に頑張って空回りする事も人生あるある
    良い作品見せて頂きありがとうございました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    コメディであるのだが
    感動も織り交ぜて心揺らされた
    2時間半の大作でした
    セットの作りも綺麗で見応えありました

    パンフレットも映画のみたく綺麗に作られていました
    アンケートはQRコードからのWeb上がメイン

    ネタバレBOX

    長年務めてきた高校教師を退職し
    その職務に合わせた厳格な性格が災いして
    妻も子も離れてゆき
    自らも心臓に病気を抱えて
    先行きが不安になった主人公は
    生前葬をして気持ちを変え
    生まれ変わろうと考えるーが
    高校からの付き合いのある友人が
    昔の明るくてヒョウキンなイメージで
    生前葬を企画したので
    今の性格に合わないで
    周囲もそのズレがあって騒動が広がってゆく感じです

    散っていた4人の子供らも集結し
    別居中の妻も友人の悪戯で
    本当の葬儀と信じて来てくれて
    主人公は妻とやり直す事を誓うのでしたが・・・・
    一本の電話が妻の死を知らせてきて
    今まで話してたはずなのに
    気付けば姿がまったく見えず
    友人が生前葬と偽らず悪戯で本当の葬儀と連絡した葉書で
    夫のもとへ行く途中の高速バスでの事故
    やっと身元と連絡先がわかっての電話連絡でした
    そのことで主人公が心臓発作を起こしてしまい
    あの世の入口らしきところで
    ラストの天国へと続く階段に
    事故死した妻が待っていて
    =階段セットを背景の壁と思われていたトコが
    左右に割れて中央に見せるのは凄かった=
    共に行くかーとしたところ
    妻が子供らが心配だから
    あなたは戻れるみたいだから戻って
    子供達をみれるとこまでみてあげてと懇願され
    主人公は蘇るのでした

    最初のプロローグで
    一人着物喪服で出てきてた奥さまは
    ラストでの幽霊でしたとの伏線でしたのね
    ほんに見せ方が上手でありました(^-^)

    棺桶ネタで
    中に人が入って~のくだりは
    ほんにベタで楽しめたわ

    悪役?さんのバタフライナイフ操作は
    今一つだったが
    ちゃんと伏線を張ってた
    ひきこもりさんの拳法披露シーンは
    なかなか良かった~♪
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    2時間半くらいの舞台でしたが、もう楽しすぎてもっと観ていたいくらいでした。
    本当は勉強するつもりで観に行ってたんですが、そんなこと忘れてしまうくらい世界観に入り浸ってました。
    私も久しぶりにこんなに笑ったかな。
    観終わった後、人の顔がよく見えます。

    ちなみに奇遇ですが、明日私の誕生日でした笑

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