実演鑑賞
満足度★★★★★
今月ふたつ目の語り継ぐべき話の舞台
両方とも観客の年齢層高めだったが、もっと「語り継がれる」若い人達に観てほしい
映画化もされた、終戦直前大分県の防空壕で実際に起こった、6歳の少女と結核を患う12歳の少女の純粋でそれ故あまりに悲しい話
声優中心の朗読劇なので、子どもの声色が見事で、またその方言が一層切なくなる
舞台は正面スクリーンに物語に沿った水彩画が投影されるだけだが、照明が絶妙な効果をもたらしていた
ふたりとも京都と横浜から戦火を逃れて来ながらまたここで悲劇に会う理不尽
やっぱりね、戦争はこういう子どもたちを犠牲にしていくのだよ
自分は子どもの頃さんざん親や祖母から空襲の体験を聞かされたけど、そうした伝承のない世代の意識がどうなっていくのか心配になる
白いご飯も食べられなかった子どもにたむけられたあかまんま(イヌタデ)の花言葉は「あなたのために役に立ちたい」
実演鑑賞
満足度★★★★★
今作、導入部も自然で上手い。無論、この物語が世に知られるようになった経緯についても同時に良く分かるようになっているのだ。
文句なしの5つ☆、ベシミル。楽が結構空いている模様、今作チケットの半券提示で大幅割引があるとか。(追記1回目8.21:02:40)