ルーティーン247パラノイア 公演情報 ルーティーン247パラノイア」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★

    意外な展開
    前半は宇佐美よる登場人物たちの妄想話、後半は妄想された人物たちの現実の話、そしてラストでは意外な展開と、テンポ良い流れのお話で、また笑いも程よくあり、意外な展開で面白かったです。

    ネタバレBOX

    セットについては、コンビニのレジはもう少しリアルに作りこんでもよかったのでは。

    しかし荻原恭子、若いのに北斗の拳ネタ知りすぎ(笑)
  • 満足度★★

    うすい。
    登場人物が多く、一見関係なさそうな人々が物語の流れによってどんどん糸が繋がり・・・!という方向に行きたかったのだとは思うけれど、
    多すぎる登場人物が薄い存在になってしまって全部を絡めた意外な結末!というには無理があると思いました。

    ただでさえ多い登場人物が、妄想の中ではまた別の役割を演じてたり・・・飽和状態。
    1人1人の印象や存在が希薄で、いい意味で印象に残った役者さんはほんの少し。

    コンビニたむろするギャルの女優さんが良かった。
    ギャルではなくなったときの清楚な雰囲気も良かったです。

    個人的には、パンフの情報が全部いらない。
    役者の素に近い役柄で、今回ドSですと書かれた女優さんがちっともSに見えず、「Sっぽいキャラ頑張ってつくってます」という風にしか見えなかったため、「これで???」と頭をひねってしまいました。

    ただでさえ登場人物が多く、役柄を把握するのが大変なのに、今回の芝居に関係ない役者のキャラクター情報はジャマでした。

  • 満足度★★★

    なかなか妄想小芝居が笑えた
    唐突にはじまる妄想芝居が永遠に続くのかと思ったら、
    きちんと、いろいろ用意してくれて助かりました。
    コンビにもいろいろドラマ抱えているんだなーって、
    改めて知った気分が味わえましたね。

    ネタバレBOX

    オチは「かってに改蔵」でしたねー
    結構すっきりまとまって良かったですが、
    ’70年代のカルトムービーみたいな感じも受けました。
    大胆なつくりでした。
  • 満足度★★★★

    マヂですかぁ!?
    予想をはるかに越えた妄想っぷりに、感激してしまいました。
    だんだん現実が分かってきて、バラバラに思えたそれぞれのお客さんが、繋がってくるあたりも、面白く、いっぱい笑いました。

    ネタバレBOX

    でも、最後の病気だったってのは、ちょっと悲しいかな。
  • 満足度★★★★

    ホッとしました。
    色んな意味で。
    正直ああいった病気ネタは苦手です。
    観ていて自分の頭がおかしくなったのかと錯覚させられました。
    けれど、うまいことまとめられていて、なんだかんだで面白かったです。

  • 満足度★★★★

    妄想を経て辿り着く真相
    某推理小説の「こういう推理も成り立つ」的な主人公の妄想を示した後でそれまでの伏線を回収しながら謎を解き、しかし土壇場でどんどん返しがあり「本当の真実」に導いて終わる構造が巧み。
    また、OPクレジットのセンスが良く、「そっちかい!」な笑いも満載で125分の上演時間も体感的には100分程度。

  • 満足度★★★★

    妄想娘爆走!
    小ネタ満載でチョー楽し!

    ネタバレBOX

    妄想を起こさせるような状況を作り、実際にそれらの現実を見せて妄想と現実の違いを認識させ、妄想を一つ一つ消去していくことによって妄想癖を治療する…、嘘か誠かは知りませんが、そういうコンセプトでした。

    妄想娘爆走、しかし実際はこういうことだったんだー、でも十分面白かったと思います。

    髪型といい、上目遣いといい、妄想娘は女日村でした!

    しつこい渡る世間の幸楽ネタ、卓造ネタ、面白かったです。

    相手に迎合するねくねくねぇのちゃら女、ちゃらちゃらでけなげでした!

    おじいさんが刑務所に入るため、孫の目に触れさせないためにHな写真を破っていたなんて泣かせるじゃありませんか。

    それにしても、実際に存在するのか疑問な多重人格より妄想癖の方がリアリティがあって、お芝居の前提としては最適ですね。

    とても楽しかったです!!
  • 満足度★★★

    妄想という名のルーティーンワークを繰り返す。
    ふとした瞬間に思いついた妄想をリアルタイムで具象化されていく光景が面白く、終盤の『種明かし』の高揚感が心地よかった。
    ”シネマ系”と団体の意向を謳っているだけあって、劇中で流れる映像にこだわりを感じ、時間制限を設けて演技をする一場面はスリリングで楽しめた。導入音楽もセンスが良い。

    ネタバレBOX

    壁面に取り付けられたいくつかのドアー。手前には迷路のように配置された白い箱、その奥にテーブルと椅子、その真上(二階)にも同じテーブルと椅子、上手側にもいくつかの白い箱が置かれたカウンターという抽象的な舞台美術。

    本編がはじまると迷路のように配置された白い箱はコンビニの棚で、白い箱のカウンターはレジであることが判明する。物語はコンビニに訪れる常連客らの光景を、このコンビニでバイトをはじめて一週間経過した宇佐美まる美の目線で描いていく。

    このコンビニには毎日ろうそくを買いに来る怪しげな女や、毎日5時にトイレを借りにくるおっさん、毎週水曜日にお菓子を1万円分買いにくる男などがおり、店長や、周りのスタッフは常連客らの行動パターンは全く同じである。という。

    どうして毎日同じ時刻に同じモノを買って行ったり、毎日同じ行動を繰り返すものなのか。疑問におもうまる美は彼らにあれこれと勝手に理由をつけて、毎日箸を7膳もらう客は、大家族でひもじいおもいをしているだの、毎日連れてくる女が違う男はメロドラマ風のドロドロの不倫をしているだの、毎日カレーヌードルを買いにくる客は本当はウルトラマンだの、と妄想しまくるそれが劇中劇として繰り広げられる。単体ではどれもこれも面白いのだけれども、如何せんひとつひとつの尺が長く、不要だと思われるエピソードもあったような・・・。しかし、コンビニという不特定多数が出入りする場所での群像と捉えるとそれもアリなのかなぁ、とも思えるので甲乙が点け難い。

    さて物語は中盤、娘の妄想を止めさせるためにまる美の父親が登場し、コンビニでたむろするギャル&ギャル男らの仲間になってまる美を監視しようとする。イカツイスーツ姿の父親が、見た目もしゃべり方もギャル男になっていく様が面白く、この3人の関係性もいい。

    しかし、父の涙ぐましい(?)努力もむなしく、まる美の妄想はエスカレートしていき突然現れた謎の男から「このまま妄想ばかり見ていると、妄想の世界から抜け出せなくなる。現実を確認するように。」と指示を受ける。

    彼女が信じていたい現実=妄想が歪みはじめると彼女の知らない『本当の現実』が表出する。その現実とは、ろうそくを買いに来る女は新興宗教のスタッフで、箸を7膳もらう客はその教祖、毎日違う女を連れてくる男は子供向けテレビ番組のプロデューサー、カレーヌードルを買いに来る客はデキ婚を迫られる男など、彼女が妄想していた常連客たちの本当の姿…。

    真実を知った彼女に、ろうそく女と箸男らは『妄想教』に彼女のすべてを妄想に満たそうとおびき寄せる。頭を白い布で覆い、白いマントを翻した、没個性の信者たちの光景は異彩を放つ。

    そこへ「現実を確認するように」指示した謎の男が再び現れまる美を呼ぶ。
    まる美が目を覚ますと、そこは病院。謎の男は彼女の担当医で催眠療法を使って妄想の世界から現実へ引き返そうとしていたこと、彼女がコンビニで働いていたことも夢であったことが打ち明けられる。

    無意識下で上塗りされていく妄想、夢のなかをさ迷う主人公、細切れのエピソードが終盤で収束していく構成、スタイリッシュな映像・・・完璧でしたが、何だか惜しいという印象がぬぐえませんでした。例えば円形の枠組みのなかでループするなど『ルーティーン』であることを生かした演出を施したり、もう少しリズミカルに物語が展開したり、もう一捻り利いた笑いが取り入れられるとより洗練されていきそうな気がします。
  • 満足度★★★★

    次作の下北沢公演に期待します
    劇団独自と言うのかアチョ砂鉄の確立された笑いの世界は、安心して観られる楽しい作品。今回は19名の役者が入り乱れての芝居で、話を纏めるのには苦労の跡が見受けられ、同劇団が演ずる本来の面白さがまばらになってしまい、また話の結末と共に笑いが最高潮に達しなかったことは残念。(でも、他の劇団と比べると高いレベルの質だと思う。)もっと、笑いを取れるシーンは未だあるはずで、少々関西系のコテコテ、ダメ押し気味の笑いを織り込めば、更に笑いは膨らむはず。(今回の笑いは全体的にサラッとしていてサッパリし過ぎかも?)設定がコンビニで、身近な人間模様をよくウォッチしての芝居で親近感も増し、作者の状況設定の上手さを垣間見たものの、全体の仕上がりはアチョ砂鉄の作品としては満足いかなかった。

  • 満足度★★★★

    やっぱりな結末
    ストーリーの展開がいい。それぞれのキャラクターもいきいきと演じられていた。ただ……

    ネタバレBOX

    ……これが全部主人公の妄想でしたっていう結末じゃないだろうな、と思っていたら、案の定そのとおりの結末でした。最後の主人公がコンビニで立ち尽くす場面も取ってつけたような感じが否めなかった。
  • 単純に楽しめる
    楽しませる、楽しむという感覚がすごく伝わってきました。
    好みではないけれど、好感は持てました。

  • 満足度★★★

    ドラマとしての統一感がほしい
    劇団としての特徴に「笑い・芝居・映像を融合し、スパイスを持ったCAST陣でエンターテインメントを繰り広げる・・・・それがシネマスパイスコメディー」
    と説明されています。エンディングのタイトルロール以外、あまりシネマっぽさは感じられず、想像していたのとは少し違っていました。
    後半はお芝居としての仕掛けがあり、話としてよくできているとは思うが、前半は、芝居というよりコントをつないだ印象が強く、コントとしては面白くて大いに笑えるものの、芝居としての味わいは薄く、不満が残った。同じコントでつないで見せるコメディーでも、電動夏子安置システムの「Performen」はロジック・ファンタジーなのでコント部分は本筋とは別に割り切って観ていられるが、本作のようにリアルな現代コメディーだと、やはりドラマとしての統一感がほしいと思う。小学生らしき子供が大声で笑っていて、子供も楽しめるコメディーなんでしょうね(下ネタもあるけど)。

    ネタバレBOX

    オールカラーのパンフレットが配布され、役名のほうが芸名より目立つ印刷なので、以前観たことのある女優さん何人かが別の芸名だと勘違いし、「よく似ている俳優さんたちがいるものだなぁ」と驚いてしまった(笑)。ドSの店員を演じた沢木美絵は、パンフ紹介によると素に近い役らしく、先日のジパング・ステージの「日の出温泉」の不倫OL役よりは似合っていたが、この人の演技は今度も私にはなぜか空々しく見えてしまった。滑舌がよくないのと、台詞の「間」がときどきおかしいせいではないかと思う。役と遊離して見えてしまうのだ。主役の妄想女(谷合りえ子)がバナナマンの日村そっくりだなーと感心してたら、パンフにもそう書いてあったので納得(笑)。この人もナレーションの独白が暗記した台詞をしゃべっているように聞こえるときがあった。
    「コント部分(?)」で言うと、謎の男(斎藤了介)の全然似ていない「渡鬼」のえなりかずきネタが失笑。ついでに言うと福丸と鳴海の「幸楽」の夫婦も全然似ていない(笑)。この妄想ネタ、あまり必要を感じず、まんま「コント」でしかない。コンビニ前でしゃがむチャラ男(青池光芳)とチャラ女(荻原恭子)の会話が面白く、ヒロインの父親(山田茂輝)が変装のため仲間に加わろうと、彼らの言葉を学ぶのだが「マジやばいっしょ」が「待ち合わせ場所」と聞こえてしまうのが可笑しかった。こうして聞いてみると、彼らの若者言葉は実にややこしく面倒くさい言い回しなのだと実感(笑)。父親がガン黒の女装をしていてもすぐ見破りそうだが、それと気づかないのも、この場面もヒロインの妄想だからなのだろう。
    最後に、コンビニで働いていたということ自体も本人の妄想であることが明かされ、出演者が総出でコンビニにはまったく別の人たちが働いていたという「現実」を見せる場面が面白い。
  • 満足度★★★★★

    笑→怖
    個性的で面白い役者がたくさん登場し(特に、ちょっと老けたチャラ男とロウソク女)、ひたすら笑わせてくれるものと思いきや、最後は本当に心の病気という怖い展開になり、背筋がぞ〜〜っとしました。私もきっと、何曜日の何時に来て、いつもあのお弁当を買って行く...とか言われてそう。

  • 満足度★★★★

    笑った!!
    いや~、お初の劇団だったけどかなり面白かった。なんせそこいらじゅうに笑いがちりばめられていて、観てよかったと実感できた。コンビニの裏表がわかったような気がする内容だし、物真似までサービスしてくれっちゃって、笑いが止まらなかった。それよりも、この先どうやって話のラストを閉めるのか、観ていて心配になったが、なるほどそういうストーリーだったのか!なかなかうまい本でした。も一回観にいってもいいかな?と・・・・。

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