ピチチ5プロデュース「サボテンとバントライン」 公演情報 ピチチ5プロデュース「サボテンとバントライン」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    中盤のストーリー展開はすごい
    同じ青山円形劇場、作演出は同じ福原さん、主演が宮崎あおいさんの
    『その夜明け、嘘。』より面白かった。

    特に中盤のストーリー展開はすごいなあと思った、
    前半のグダグダした展開もあの展開への布石だったのかな?
    要さんも体を張った演技?
    要さんって一応2枚目なのに、ドラマとかいつも変な役ばっかやってるイメージが。。。

    あえて言えば
    主人公の閉塞感みたいのがいま1つ伝わってこなかった のと
    終盤(終わり方)にいま1つ何か足りないような。

  • 満足度★★★★★

    初主演:要潤!映研で自主映画,映画マニア,イタイ高校生活…大人になっても続く,うっ屈した青春!
    要潤の初主演作!
    平成仮面ライダー出演のイケメン俳優さんたちの一人です。

    開演前の客入れのときのBGMが「真夜中のカーボーイ」の主題歌と、
    劇中「テレビのブラウン管に『ウルトラマン』のスカイドンが映る
    シーンの音楽」などが流れる。
    わかる人にはわかる有名なシーン・・・。
    この選曲が、今回の芝居を象徴してます。

    <IMG SRC="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/91/0000415091/43/img2ba419cczik6zj.jpeg" width="240" height="400" alt="091107_122706.jpgサボテンとバントライン">

    イケてない、モテない連中の集う映画研究会。
    8ミリでマカロニウェスタンの自主映画
    『サボテンとバントライン』を撮っていたイタイイタイ高校生活。
    ダイナマイトを片手に片っ端から爆破する、
    孤独な荒野のガンマンの話だ。
    いじめられっ子の転校生は、今経験している屈辱がつらいほど、
    そのトラウマが大きいほど、将来のエネルギーになるという。

    ある日突然、クラスのマドンナを主演に迎え、一転して楽しい
    日々が訪れた。だが、それは長くは続くことは無く…。
    『中途半端に、楽しませないでくれよ!』

    大きな挫折を味わい、
    偶然の出会いからビデオレンタル店でアルバイト。
    そして、毎日タダでビデオで映画を観ながらアルバイトが続く、
    怠惰な毎日の中、あっという間に10年以上が過ぎ、30代。
    そのビデオ屋も大手全国チェーンのTSU○○○○に負けてつぶれた。
    いまだにVHSしかなかったのだから当たり前だ・・・。
    しかも、いまだにアルバイト。
    しかも、次のバイト先に選んだのがそのTSU○○○○だという
    念の入れよう。

    そしてついに、クラスのマドンナや、高校の同級生たちとの
    再会のとき、ある衝撃的な結末を迎える。


    映研、自主映画、映画マニア、もてない高校生活・・・
    「真夜中のカーボーイ」、アメリカンニューシネマ・・・
    イタイイタイ・・・見事に私のツボです。
    おそらく今の『映画秘宝』読者は皆同じではないか。

    要潤(カナジュンとは言わないか?)さん、
    初主演が、映画マニアのさえない高校生→30歳アルバイター、
    小劇場小劇団への出演というのが意外。
    この先も応援したくなります。

    そして、キングオブコメディでは普通に「キモいボケ」
    を担当している今野さんですが、
    この芝居では今野さんの持つ「毒」が強烈で効いています。

このページのQRコードです。

拡大