コレナンダパンダ 公演情報 コレナンダパンダ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    コメディ半分、シリアス半分!
    ぜーーんぶコメディかと思ってたら、そうでもなかった!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    動物園の飼育に関わる人達の物語。

    主宰者は山縣有斗。この劇団はそのつど、役者を集めて構成する、云わば一人劇団。

    役者は全員が優秀です。汗だくで演じてて、見事に役柄とキャストがマッチしてた。

    んじゃ、本は?って事だけれど・・・パンダを純粋に飼育しながら、前園長の意思を引き継いで真面目に働く従業員と、政治的思惑に巻き込まれ動物が犠牲になってしまうという、不条理劇だけれど・・・。

    本のインパクトが弱い。コメディとは違った見せ場のインパクトが弱いんだよねー。パンダに電気ショックを仕掛ける設定にもかなり無理があるし、今更パンダ?みたいな感覚もある。

    むしろ、半透明の蚊のほうが余程インパクトがあった。ジェットみたいな羽音で飛ぶ音は明らかに恐怖とサスペンスでしょ?(^0^)

    次回、期待します。はい。

  • 満足度★★★★

    いい作品かもしれませんが・・・
    観劇させて頂きました。本公演で脚本、演出をされている山縣有斗さんの作品で10月に公演された『吾輩は人間である』を観劇し、こちらのサイトでも観劇記を書き込ませていただいたのですが、その時の作品が実に印象深い作品であり期待して本作品も観に行かせていただきました。本作品は決して悪い作品ではなく、むしろ良く出来た作品だと思います。しかし、なかなか興味深い話の展開であり、なかなか楽しい作品でもあり・・・個人的には丁寧に物語を創り過ぎてしまっていた気がします。いい作品だと思うのですが、その前に「惜しい!」と言う思いが自分としては観劇後に先に出てきてしまいました。求められるあらゆる点を丁寧に仕上げようとし、いい作品にまとめあげられていますが、作品の内容から考えると強烈な印象において少し物足りないような気がします。おそらく個人的には『吾輩は人間である』でのインパクトの強さと比べてしまっているのかもしれませんが、どこかの面を極める変わりにどこかの点を少し弱めてもよかったのでは?とも思えますが、そうするとこちらの劇団に期待する観客の求める作品とも違った作品にもなりそうでもあり、なんともある意味において評価のしにくい作品でした。どの視点から作品を評価するかで若干物足りないものを感じるか、ある角度から観た場合においてその点でもっと深く掘り下げた作品として観てみたかったと思うか、いい作品ではあると思いますがもう少しどこかの点だけを極めた作品として仕上げられたものも観てみたくなる、ついつい欲張りになりたくなってしまう「良いものを秘めた」作品でした。個人的には山縣有斗さんの前脚本作品『吾輩は人間である』の社会的問題を厳しく描きながらも心温まるエピソードを交えた作品と本作品を観劇した感想として、山縣さんのどこまでも社会的面を描いた作品をぜひ1度観劇してみたいと思いますが、この方はあらゆる面で万能型の脚本を書ける能力をお持ちなのかなぁ、とも思っています。本作品を星で評価するならば実に扱いずらい作品なのですが、前回の『吾輩は人間である』が厳しく評価して星4つに対して、今回は自分としてはちょっとおたくっぽい部分が妙に気に入ってしまった点を加えた星の評価です。

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