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どんな演技レッスンが有効なのか

  • 佐藤祐一 佐藤祐一(9)

    カテゴリ:フリートーク 返信(7) 閲覧(101) 2017/01/20 18:09

Bbs 38412
池袋駅徒歩4分の二つの専用稽古場で俳優・声優養成所を主宰しています。
どんな演技レッスンが受けるべき価値があるものなのか。
新人が安心して舞台・映像に出演出来るマネージメント体制はどんなものなのか。
演技レッスンを毎週しながら日々感じたことを紹介させてください。

こんな演技レッスンなら受けてみたい、とか
こんなマネージメントは困る、など
ご意見をうかがえたらありがたいです。

ヴォイス&アクターズ道場
佐藤祐一
http://yuichisato.com/
  • Res 38412

    「アフレコの落とし穴 外画吹き替えの場合」

    ヴォイス&アクターズ道場では、毎週どのレッスンでも必ず
    専用音声ブースを使った声優演技の実習をやります。
    声優を目指す方に
    プロの現場と同じ手順で台詞量のある役をアフレコする
    大変さと楽しさ両方を味わってほしいのと、
    舞台や映像の顔出し演技を志望するメンバーにとっても
    声の表現に自分の物差しを持つとはどういうことなのか、
    逐一レクチャーしながらもう1回もう1回と
    何度もマイク・ワークをすることは大きなプラスになるからです。

    顔出し演技と声優の一番の違いは本番でも台本を持つ(てもよい)ことで、
    記憶力が演技に及ぼす影響的にはそれは心強い味方ですが、
    逆に台本を見ながら演るからこそ陥りやすい罠もあります。

    ・外国の実写作品の吹き替え
    ・外国のアニメのアフレコ
    ・日本のアニメのアフレコ
    ・オーディオ・ドラマ収録
    ・ナレーション収録
    が毎週行う音声ブース・レッスンの5大柱です。

    外画(実写作品)とアニメのアフレコの演技のサジ加減の違いなどは
    それこそ経験してみないと実感出来ないもので、
    アニメと実写ではこんなにやることが違うのかと驚かれることが多いです。
    台本を渡して初見で台本を読んだ印象と
    画面を観ての印象の違いを自覚することから始めます。

    画面に合わせながらのリハーサル。まずは自己流でやってみる。
    アフレコが上手くいかないケースにはいくつかの共通点があって、
    それを紹介しながら、自分に当てはまるポイントがないか考えながら
    何度もリハーサル、小返しを繰り返し、マイク前で収録をしていきます。
    立ち位置の譲り合い、マイクを味方につける距離感の切り替えなどのマイク・ワークも
    何度もテイクを重ねる実践の中で体得していきます。

    外画は韓流ドラマなども手がけますが、英語圏の作品を取り上げることが多いです。
    TVドラマなどで快活でナチュラルな魅力を振り撒くアイドルが
    外国アニメの日本語吹き替えに挑戦したら
    「何この棒読み演技・・・どうした〇〇!」なんてネットに書かれてしまうことがありますよね。
    顔出し演技時の台詞だけ聞いていると活き活き話せているのに、
    吹き替えになると棒読みに聞こえてしまうケース。
    これにも理由があり、解説出来ます。
    僕自身が通ってきた道だからです。
    英語の原音を聞きながらだからこその演りやすさは外画アフレコ仕事の大きな魅力ですが
    同時に落とし穴もあります。
    英語と日本語の気持ちの込め方の違い。
    よく外国人が日本語は最後まで聞かないと意味が掴めないと言うのを聞きますが、
    これは日本語の文章の構造の話しだけでなく、
    私たち日本人が声を出す時に無意識に選択する気持ちの込め方のことも指しています。
    音感の違い。
    原音を聴きながらの吹き替え作業だから無意識に耳が原音に引っ張られてしまい、
    抑揚に自身で制限をかけてしまうケースが非常に多いです。
    そこに「台本を持って演っても良い」という本来武器になるはずの条件が
    逆に「読んでる感」を助長する台詞術の特徴を強調させてしまい、
    顔出しの演技で輝いている方が吹き替えを担当するとあれ???と云われてしまう現象が起こりやすくなります。

    特別なことではありません。
    ・音感を鍛えることと、
    ・原音に引っ張られた時に起こる話し方の変化の特徴
    ・読んでる時と話してる時の自分の何が違うのか
    この3つの傾向と対策を(各人で詳細は違うので)
    一人ひとり具体的にポイントを指摘し、何度もマイク・ワークを繰り返していくと
    必ず人は進歩していきます。演技が変わっていくのを見るのは大きな喜びです。

    アフレコ・レッスンも、収録を1回しかやらせてもらえなかったり、
    台詞の数が10以下の役しか演らせてもらえなかったりすると
    どうしても取り繕って自分の良いところだけを見せよう聴かせようとしがちになります。
    ボリュームのある役を何テイクも重ねてアフレコ実習するレッスンの利点は
    自分の演技のサジ加減を試し、失敗もいっぱい出来ることで、
    失敗の遠因まで毎回各自に具体的に説明していくことが前進のサポートになると感じています。

    ヴォイス&アクターズ道場
    http://yuichisato.com/

    2017/01/20 18:10
  • Res 38412

    台詞の忘れ方にはザックリ言うと2パターンあり、それを自覚すると自分の性格と言語感覚が見えてきます。
    傾向が分かると自分を乗せやすくなる。台詞覚えの辛さを逆手に取り自分らしさを掴むコツを伝えています。

    道場生日記「失敗することの大切さ」(宮本侑子)
    http://yuichisato.com/

    2017/01/27 20:18
  • 現レッスン生の感想を
    ヴォイス&アクターズ道場HPからご紹介します。

    「オーディションの大小」(斎藤謙一)

    宙組の斎藤謙一です。
    先日映像作品のオーディションに行って来ました。
    久しぶりのオーディションだったので、とても楽しくやらせて頂きました。
    そこで見つけた課題をいくつか。


    一つ目は、自分は普段から【大小の大】【強弱の強】側で演じていることが多いのですが、
    これがカメラ前での撮影(もしくはオーディション)だと致命的な問題になっているということです。
    よく“大は小を兼ねる”と言いますが、そんな事はあり得ない。
    小で表現するには、やはり小を訓練しないと身に付かないのだなと。


    二つ目は、設定と文意を読み解いて、クライアント側が何を求めているか探る事。当たり前の作業ですが、今回のケースを紹介しておきます。
    【設定】男性間のセクハラ・モラハラ
    【台詞の要約】同僚が女性慣れしてない事をバカにしている。
    皆さんはどうやって台詞を言いますか? 自分は、最初に述べたように久しぶりのオーディションで舞い上がり、そのままの文意で言いました。


    ところが、クライアント側の要求は
    《さりげなく言った言葉が、同僚にとってセクハラ・モラハラになっていた》
    つまり、文意とは逆の言い方を求められていたわけです。


    これが致命的だったのか、自分はオーディションに落ちました。
    キャスト数が多かっただけに受かっておきたかった案件ですが、
    良い勉強になったと前向きに考えるようにしています。


    次に道場日記を書くときには、もっと良い報告が出来るようにしたいです。


    【祐一からひとこと】

    毎週複数の芸能案件が来ている状況を嬉しく感じています。
    みんなもっと積極的に挑戦すれば良いのにと思うこともありますが、
    大事なのは受けたいと思ったオーディションに自由に挑戦出来、
    安心出来るマネージメント環境の維持。
    それぞれの都合や希望を尊重して、あくまで自由意志で
    受けたい方はドンドン現場に出していくのが道場の方針です。

    オーディションにも自己PRにも「慣れ」は必要で、
    どうして慣れていけるかというと沢山失敗すればこそです。
    今回のようにオーディションでの演技を具体的に振り返れる、それ自体が成長の証拠で読んで嬉しかったです。
    特にオーディションでは気合が入り過ぎたり力み過ぎたりで
    「大小」で演りがちな人が多いです。僕自身そうです。
    大小の目盛りを自覚し、レッスンで伝えている「人はどんな時、人の声に心動かされるか・・・」
    オーディション前は特に思い出すようにしてください。

    オーディション対策レッスン、自己PRのブラッシュアップ講座なども
    道場では盛んに行っています。
    いつか受けたいオーディションが来たらその時自己PRを考えますと言って
    その時自分で納得いく自己PRが出来た人に僕は自分がこの業界に身を置いて30年、
    一人も会ったことがありません。
    チャンスは必ず来るし、突然来るものです。
    次のオーディションに向けての準備、
    時間外補講レッスンもいくらでもやっていきましょうね!

    2017/02/03 21:08
  • Res 38412

    「アフレコ演技レッスンの質と量とは」

    演技表現そのものが自分の感性を仕事道具として
    駆使する能力が求められるもので、顔出しの仕事でも
    舞台と映像では出し方のテクニックが自ずと違います。
    姿を見せない声の仕事は素材の個性だけでは乗りきれない
    要素が強く、演じてるつもりなのに伝わらない可能性が高くなります。

    声の仕事(マイク・ワーク)は特殊技能で、中でも
    モニターを見ながら映像に合わせて台詞をはめ込んでいき
    制約が多い中で自分の個性を打ち出し感情を噴出させていくアフレコ作業は
    演技者の仕事の中でも特に「職人」感が強いです。

    職人に要求されるのは技術。
    やる気や感性がどんなにあっても「出し方」を知らなければ空回りしがちです。
    しかし多くの養成所で行われている声優レッスンでは
    一人あたり二言、三言の台詞しか言わせてもらえず、
    それも一週にその少ない台詞を1回、多くて2回しか声に出せず、
    講師のアドバイスもザックリ抽象的な全般的な印象を云われるだけのレッスンが多いです。

    ヴォイス&アクターズ道場では毎回のレッスンで
    質・量両方を重視した声優レッスンを開催しています。

    質はレッスン環境とプログラム
    顔出し演技用のシーンスタディ稽古場とは別に
    専用音声ブースを備えた稽古場があり、
    プロのアフレコ作業と同じ段取りで
    初見→映像チェック→きっかけ取り→リハーサル→収録
    を行い、各自の台詞術について具体的アドバイスとリハーサルをやりながら
    収録も何テイクも繰り返し行います。
    配役も異なる感情から感情への移行表現がたっぷり求められない役は役としてカウントしません。
    外画・外国アニメ、日本のアニメ、オーディオ・ドラマ、ナレーション
    それぞれ遣り甲斐ある役やテキストで毎週レッスンに取り組めます。

    量はテキストの長さ、役の台詞の多さと繰り返すテイク数のこと。
    実写・アニメ作品とも12分~30分の長さの場面を1~6名でアフレコするレッスンを毎レッスン行っています。
    その間音声ブース内で緊張と戦いながら次々と台詞の応酬の流れの中を泳いでもらいます。
    シングルキャストか多くてもダブルキャストでのアフレコ実習。
    よく聞く何組も待たされてやっと自分の番が回ってきても二、三言の台詞を1回言って終わり。
    待ち時間ばかり長いレッスンではなく、とにかく量の多い台詞を何度も演じる、
    台詞の量と演技時間の量両方にこだわってレッスンしています。


    ヴォイス&アクターズ道場
    http://yuichisato.com/

    2017/02/22 20:25
  • Res 38412

    「芸能活動について」

    芸能の仕事に自分が出演する。
    僕は、それが遥か遠いどこか他の世界の出来事のように長い間感じていました。
    「自分なんかに出来るはずがない・・・」
    誰に云われるよりも前にそう思い込もうとしている自分自身がいました。
    今、思うと遠回りをしたと感じます。
    芸能界は決して怖い世界ではありません。
    中には怖い人もいるのは事実です。でも怖い人はどの世界にもいます。
    実体のない噂やイメージを理由に、本当にやりたいことを後回しにしていた自分への後悔があります。

    適切な指導と信頼出来るマネージメント環境(クリアなギャランティ支払いを含む)があれば
    芸能活動は決して怪しいものでも恐ろしいことでもありません。

    ヴォイス&アクターズ道場では、業務提携しているプロダクション、
    制作会社、キャスティング会社から毎週様々な芸能の仕事の案件が入っています。

    華々しい主役の募集、大きな作品のレギュラー、華やかな仕事の案件もたまにありますが、
    地味だけれど演技職人として表現力が求められる脇役の仕事が多いです。
    担当マネージャーの采配や推薦、キャスティング担当者による道場レッスンの見学、
    個人的な面接で決まるケースもありますが、ほとんどの場合
    書類選考か、実際に会場に出向いてのオーディションを経て出演が決まります。

    芸能案件の情報提示は極力オープンに。
    新人でも選考エントリー希望者はドンドン出していく方針です。
    選ばれれば責任持って本番を遂行しなければならないのですから
    やる気責任感の確認はしっかり行いますが、
    経験不足、実力不足を理由にエントリー希望を断ることはありません。
    誰でも最初は初心者。
    ぶっちゃけた話し、選ばれなければ出演には至らないのですから
    選考の場には躊躇なく出ていくべきだと考えています。

    オーディション対策、自己PR講座、ボイスサンプル制作などのサポートを受けながら
    オーディション慣れ現場慣れしていってほしい。
    オーディション無しの案件を各人の希望と個性に合わせて、
    本人に勧めることもありますが、その場合も決して強制はしません。
    受ける受けないを自分で選ぶことが大切だと思います。

    メールでのご相談などにその都度対応している、芸能案件についてのご質問の
    当道場の答えをここに置き、演技活動、芸能案件への挑戦に恐れを感じ、
    なかなか踏み出せないでいる方の具体的知識になってほしいです。

    ヴォイス&アクターズ道場HP
    http://yuichisato.com/
    に「芸能案件について」案内をアップしていきます。

    2017/03/07 13:02
  • Res 38412

    緊張する初めての撮影。
    アドリブの要求も役の人物としてその場にいる理由を持ち、
    相手役との間の空気感の変化を変える為に何が出来るかを
    見失わなければ切り抜けられます。自分一人で面白くしなくていいんです。

    道場生日記
    「初映像仕事の感想」(櫻田将平)
    http://yuichisato.com/

    2017/03/18 10:21
  • Res 38412

    「プロフィールと宣材写真の是非(前編)」

    書類選考のみやオーディションが催される場合はもちろんですが、
    制作スタッフとマネージメント担当者間で直に話し合い仕事が決まる場合でも、
    プロフィール(人物紹介)と宣材写真(宣伝材料写真)は必要になります。

    声優の案件でも写真は必要ですかと訊かれたことがありますが、もちろん必要です。
    「選ぶ方も怖い。」
    これを念頭に用意することを考えてください。

    以前業界では「三本失敗作を撮ると監督は監督でいられなくなる。」と
    云われた時代がありました。
    それは昔。現在はそれ以上です。
    どんな仕事でもわざとミスして喜ぶ人はいないでしょうが、この業界
    キャスティング、する方も毎回真剣勝負です。
    選んだ人が良くなければ責任が派生します。
    「分かってるな。」、「センスがあるな。」
    と思われる自己PRや宣材写真の用意をする必要があります。

    それってこういう自己PR、こういう写真、と1パターンを紹介すれば
    それが誰にも当てはまる簡単なことではないですが、
    具体的例を紹介することで消去法で自分のプランを練ることは出来ます。
    ヴォイス&アクターズ道場では、通常レッスンだけでなく、
    毎週、希望者に1対1の補講を行い、
    オーディション対策、自己PR講座のレッスンをやっています。
    定額月謝制なので追加料金は必要ありません。
    自己PRの内容のブラッシュアップや作戦はケース・バイ・ケース。
    時間外補講も本人と相談して出来る専用稽古場があることが嬉しいです。

    例としてとっても分かりやすい経験談を一つ。

    僕が実際に関わった江戸時代劇の娘役のオーディション。
    女性で髪の毛で眉までの額全体を隠し、両エラも隠し、
    髪型で顔の輪郭そのものが分からなくしている方、多いです。
    それは流行もあるだろうしその方の自由なのですが、
    時代劇のオーディションでそれをやるのは損です。

    幽霊役ならともかく、結い上げる髪型が一般的だった江戸時代の女性役を演じる時、
    本番では髪をアップにする、顔の輪郭を出すことになるのは(特殊な役を除き)必須です。
    その演技者を選ぶオーディションに、フルフェイスのヘルメットを被ったかのような
    横を向くと覆われた髪の毛で表情も全く見えない、かろうじて目鼻口は確認出来るような髪型で
    面接に来るのは「分かってないなぁ。」と思われてしまいます。

    面接で、ちょっと髪上げておでこ見せてもらえますか?と云われても
    なかなかやらず、やっても一瞬、眉毛が見えただけ・・・なんてオーディションを見たことがあります。
    ・・・・・勿体無い。
    てか、ネットで「時代劇」で検索すれば江戸時代のドラマの女性役がだいたいどんな髪型を要求されるかなんて
    電車一駅の間でも分かる時代なのに。仮に調べていたとしても、それでもフルフェイス的髪型で面接を受けに来るのは
    ・スタッフの立場になって創作の場に参加する
    よりも
    ・私の欠点を隠して少しでも良く見られたい
    意識が常にその方の中で勝っていることを、存在自体で宣伝している結果になります。

    「分かってない。」、「センスがない。」そう思われることは致命的だと思います。
    この人をこの役にキャスティングしたらどうだろう。
    想像するのはスタッフの仕事で、その材料をこちらが提供するのがオーディション。
    モデルの選考はまた別ですが、演技者の選考では
    イメージを限定し、相手の想像力を拒否するようなやり方はマイナスです。

    自分の個性、作品どんな役割を求められているのかが「分かっていない。」
    自分らしさを正確に伝える、作品に何が求められているかを読み取る「センスがない。」
    選ぶ方も怖がります(後編につづきます)。


    ヴォイス&アクターズ道場
    http://yuichisato.com/

    2017/03/24 15:06