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この世界に生きる方々は「小劇場演劇」「役者」という活動で何を目指していたのですか?

  • itomasa7 itomasa7(220)

    カテゴリ:フリートーク 返信(2) 閲覧(750) 2015/10/08 05:30

劇団の主催、プロデュース公演のプロデューサー、
脚本、演出、役者など、みんな

・ チケットノルマに苦しみ

・ 稽古や舞台公演を中心とした生活をする為、
  安定した仕事よりも時間の融通が効くアルバイトなどを選び
  (=生活は苦しい)

・ 公演自体は基本自分達の資金持ち出しで行う

と、「仕事」というよりも「夢」の一歩として、

・ 演技するのが好きだから

・ 物語を作るのが好きだから

・ 観客の感情を動かし感動させる(喜怒哀楽その他)事に喜びを覚える

・ いつかは小劇場演劇から商業演劇や映像系(TVドラマ、映画など)へ行きたい

など、色々な「目標」「目的」を持って活動されているものと思います。


しかし、何年もこの状況を続けていく中で

・ 時には心や体力的に疲弊し

・ 安定しない生活に苦しみも感じ

・ 年齢的な制限もあり
  (親兄弟や恋人などから「安定した仕事」へつく事を求められ、
  年齢的にも転職が難しくなる時期に達して)

と、この世界を去ってしまう方々も少なくありません。


しかし、それでも「小劇場演劇」「役者」の世界でやっていく、
そういう覚悟と決めている方々にとっては
以下どちらが重要だと思われますでしょうか?

1.「ビジネス」としての成立を第一に考える

2.自分達が「観客」へ観せたいモノ、伝えたい事を第一に考える


前者の例としては、
────────────────────
アイドルや自他劇団の有名/看板役者の多数出演/客演により、
「固定ファン」の集客に力を入れまくった、
その代わりお話のまったくつまらない、
何を観客に観せたい/感じさせたいのかが分からないお芝居。

更に自分達のお芝居が持つ感情伝播の影響範囲を
遥かに超えるほどの大箱を確保し、
とにかく集客して観客を詰め込み、

観客席の中盤以降に座る観客にとっては、
「役者」の感情/熱量も、
「お芝居」自体の熱量も醸し出される雰囲気/空気感なども
何もかもが伝わらない。

そして「十分な集客」の上に「高いチケット代設定」により、
チケットノルマなどの制約から解放され、
「ビジネス」として成立したお芝居。
────────────────────


後者の例としては

────────────────────
観客に観せたいモノ(物語内容や演技、殺陣、群舞など)、
そして観客に伝えたい事
(喜怒哀楽の感情操作から、「テーマ」に対して考えてほしいなど)
を第一として、有名役者陣などを揃える事は出来ず、
集客には苦しみ、箱の大きさも「審査」により、
それほどのものは用意できなかったとして、

「固定ファン」や一見さんに対して、
その「想い」は確かに伝わっている
(全員が全員「最高だ!」と言ってくれる訳ではありませんが)、

その実感が得られる舞台公演。
────────────────────


※ 「役者」はあくまでも脚本/演出の「イメージ」「具現化したい物語」を
  作る為のパーツに過ぎない、
  それがどんなにつまらないと想定されるものであっても、
  「自分は自分のベストを尽くすだけだ」と言う方がいますが、
  お芝居とはスタッフ全員で作り出す総合芸術ではないでしょうか?

  お芝居自体には何の共感も得られなかった固定の言う、
  「○○さんのあの演技(だけ)は良かったなあ」など
  単なるおべんちゃらに過ぎないのではないでしょうか?

  だってその努力の結晶にして、実際観客が注目したお芝居自体が
  つまらないのだから、1役者だけとって褒め上げるなど
  「役者に好かれたいが為の愚鈍な行為」としか
  自分には思えません。


ダラダラと書いてしまいましたが、
自分としては

1.「ビジネス」としての成立を第一に考える

が主体になった劇団、脚本、演出、役者などは、
「もう終わった人達なのだな」と思います。

※ どこか別のテーマにも投稿しましたが、
  単に「ビジネス」としてやりたいのなら
  もっと金になる仕事は沢山あると思います。
  そちらをやられたらいかがでしょうか?


2.自分達が「観客」へ観せたいモノ、伝えたい事を第一に考える

のスタンスに生きる人達が創りだす「お芝居」だからこそ、
「娯楽」として、時にそれ以上のものとして、
観客を魅了するのだと思います。


※ ここ数年、「役者」は(そのスタンスが気に入った為)
  応援したい、しかし舞台をうつ人々の
  「ビジネス」優先主義ぶり、
  (ぶっちゃけ「集客」のみ稼げば、実際の「お芝居」はゴミのようなものでもいいや、
  と考えているんじゃないかな?)
  と思われる活動に「観客」として何度も何度も付き合ってきて
  (もちろん1役者さんや1脚本/演出さんにとっては
  自分達の抱える固定ファン数100人の中のたった1人でしかありませんが)

  「もうこれ以上付き合いきれない」とまで思うようになりました。
  なんで「苦痛」(になるようなつまらないお芝居を観る為に)
  「応援」なんてしてるんだろう、と。


観客の皆さんも何かの理由で「劇団」「役者」を見限った、
そういった経験はありませんか?




以上、駄文失礼します。
  • 貧乏してもいいと思って役者をやっているのならいいのですが、有名になりたいとかTVに出たいとかとかいうのだけでは、実現が難しいので挫折してしまうのではと思います。
    あと素人集団だと下には下がいるので、そういう所にいて勘違いしてしまう人もいるみたいです。
    演劇で飯を食うのはむずかしいから、特に小劇場でやる場合は最初から、演劇で飯を食うことを諦めていた方がいいかと個人的には思います。

    あと話は変わりますが、個人的に観劇初心者向けの作品などの他に平和やいじめといったテーマを扱った作品がすきです。

    2016/01/11 18:47
  • >ご飯とお味噌さん

    本件投稿してから某掲示板で叩かれたりと
    読む側にとってはあまり良い投稿ではなかったのかな?
    とも思ったりしました。


    >貧乏してもいいと思って役者をやっているのならいいのですが、
    >有名になりたいとかTVに出たいとかとかいうのだけでは、
    >実現が難しいので挫折してしまうのではと思います。
    >あと素人集団だと下には下がいるので、
    >そういう所にいて勘違いしてしまう人もいるみたいです。
    >演劇で飯を食うのはむずかしいから、特に小劇場でやる場合は最初から、
    >演劇で飯を食うことを諦めていた方がいいかと個人的には思います。

    そうなんですよね、「演劇」を演じる、作る、人間達で
    それをメインとしてちゃんと食っていけてる人って本当に
    少ないんですよね。

    漫画家さんなどもそうですが、実際「成功(名誉と金と色々)」をつかめるのは
    ほんの一握りで後は副業で稼いだ金をつぎ込んで
    「演劇」道を続け、ある年齢に至ったら断念する、
    という方々がほとんどかと思います。


    でも、それでも、だからこそ、
    そんな難しい夢を選んだその信念に自分は期待したいと思ってました。

    役者自身、脚本家自身、演出家自身、制作自身、など
    今までの活動で認められ、いざ「金を稼げる」(引っ張りだこ)な状態になった時、
    その仕事で手を抜くような輩(やから)は
    そもそも「始まりの自分」を裏切ってしまっているのではないか?と。

    まあ、そういうのを目の当たりにして「小劇場演劇」の世界の
    色々な面を知り、自分はちょっとこの世界から(観客という立場から)
    距離をおいてみようと思っています。


    >あと話は変わりますが、個人的に観劇初心者向けの作品などの他に
    >平和やいじめといったテーマを扱った作品がすきです。

    平和、というか戦争その他と現代との対比ものや、
    いじめ、というか差別を扱った作品などは
    「テーマ性」重視の劇団さんでは結構ポピュラーなお芝居かと思います。

    自分もこれらについて「面白い!」「考えさせられる!」と
    思える作品にいくつも出会っています。


    >ご飯とお味噌さん
    も自分にとって、その心に刺さるような作品に出会えると良いですね( ´ー`)

    2016/01/15 23:02