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【戯曲賞 設立および募集開始のお知らせ】マジでくそみたいな演劇の台本コンクール

第1回 宇宙論☆講座 戯曲賞
「マジでくそみたいな演劇の台本コンクール」

大賞受賞作品はミュージカル化され、
宇宙論☆講座の年末公演(於・現代座ホール)で上演します。

2023年
11月21日(火)応募〆切(日付変わるまで受付)
11月30日(木)大賞決定


【募集台本】
想定上演時間最大15分程度までの「短編」または「超短編」。
・ただしそれを大幅に超える長編も可(20分でも2時間でも)。
・逆にどんなに短いものも可(一文字とか、一行でも)。
・つまりなんでもOK。


【選考基準】
マジでくそみたいな演劇の台本であること


【応募要項】
【1】作品タイトル
【2】お名前(本名もしくはペンネーム)
※作品が最終選考に残った場合、ここに書いていただいたお名前を発表します。
【3】この作品のくそみたいなポイントを一言
(例:飼っている猫にPCのキーボードの上をウロウロ2~3往復させた結果入力された文字列です、上演できるものなら上演してみてほしいフフフ。など)
【4】作品本文

以上を、件名「戯曲賞応募」として、
uchuuronkouza☆gmail.com (☆をアットマークに変えてください)
までメールで送信ください。

※【4】の作品本文は、メール本文中に記載いただくか、もしくはPDFファイルや画像ファイルなどの添付でも受付します。
 ファイル形式はなんでも大丈夫ですが、特殊なファイルの場合受理できない恐れがあります。
 2MBを超える場合はギガファイル便などにアップロードしてURLをお送りください。
※X(エックス)をやっている方は、宇宙論☆講座 公式X(エックス)
 https://twitter.com/uchuu_official
 のDMでも受付します。
※あとなにかあればお書き添えください。



【賞】
大賞1編

賞状(第1回 宇宙論☆講座 戯曲賞「マジでくそみたいな演劇の台本コンクール」大賞)
+副賞(賞金10000円)

大賞受賞作品はミュージカル化され、
宇宙論☆講座の年末公演(於・現代座ホール)で上演します。

https://stage.corich.jp/stage/289670
こちらのオムニバス公演の1本に組み込まれます。
(演出・音楽/五十部裕明)




【選考方法】
選考は、応募者情報を伏せた状態で、選考委員による合議で行われます。
「演劇の台本は声に出して読んでなんぼ」のポリシーにより、
選考会では選考委員たちによる読み合わせなども行います。
選評も出ます。

11月21日(火)応募〆切
11月27日(月)最終選考作品発表
11月30日(木)大賞決定



【選考委員】
宇宙論☆講座メンバーおよび公演関係者
選考委員長/五十部裕明(宇宙論☆講座・代表)




《選考委員長/五十部(いそべ)より》

これは、ふだん台本を書いている人や、書いたことないけどそのうち書いてみたいなと思っている人(実はすごくいっぱいいるはず)のためのコンクールです。
台本を書くというのは、大変な作業です。
特に、上演するあてもない台本を書くのは、モチベーションの保ち方も難しい場合があると思います。
そうした困難のハードルを考えうる限り下げてみたコンクールが、当コンクールです。

応募のための特に重要なことは、上記の応募要項に載っていることが全てです。

少し特殊性のあるコンクールなので、以下、補足として重箱の隅をパテで埋めるようなことをいろいろ書きますが、特にこの先は読まずに、もう勢いで応募していただいて問題ありません。

―――――――――――――――

受賞したら上演も保証され、いちおう賞金もある。
そしてなにより、パッとなにか思いつけばパッと書いてそのまま応募できる。
なにも思いつかなくても、勢いで、テキトーでも空虚でもなにか書けば応募できる。
だって、くそみたいな台本ていうルールだし!と、言いわけも用意できる。
新作を書く、または初めて台本を書く、そのための何かちょっとした踏ん切りが欲しかった人にとっての、これは簡単に飛び乗れるジャンプ台です。

もちろん、過去に書いた台本(くそみたいなものを書こうと思って書いたわけじゃない)で、いま読み返したらくそだ!ってなるものがあれば、それを送ってもらってもいいですし、
書いたものの中によく見たら一部分くそなところがある!というそこだけ抜粋して、断片的な一作の作品ということで送ってもらっても大丈夫です。

実家の、かつての自分の部屋の、机の引き出しとか久々に開けてみてください。
昔使ってたスマホの電源(あっ!まだ電源入るぞこれ!)を入れて未送信の下書きボックスを見てみてください。
そこに、あなたの応募作品はすでに眠っている可能性があります。

文章じゃなくても構いません。絵とか、図とか、そういうのを台本とするという現代音楽みたいなことでも構いません。
ただし選考委員の読解能力を超えた作品の場合は、やむなく審査対象外となることがあります。その場合はすみません。

ひとり何作品送っても大丈夫です。
ひとり何作品送っても大丈夫なので、このコンクールには、ひとつだけ必勝法があります。
PC等でなんらかのプログラムを組んで「全パターンの文字列を送る」です。
つまり、1人でこの世のあらゆる文字列をぜんぶ台本ということにして全部応募するという応募方法です。
これだけ禁止とします。

子どもに書かせて親が応募するとかもOKですし、
とにかく、それがもし受賞したとして、実際それを上演してあとあと権利関係などで揉めそう、ということがなければなんでも大丈夫です。

自薦他薦も問いません。
基本は自薦(自分で書いた作品を自分で応募する)になると思いますが、他薦(他人が書いた作品を当人の許可を得て応募する)もありです。
「あの~、、、きみの書いた、あの台本ほんと、くそだから、これに応募してみない??」と、このページ(要項のURL)を添えてラインしてみてください。
この賞を引き合いに、本人に才能がないとはっきり宣告してあげることができる & ひょっとしたら賞も手に入る。という二兎を得られるかもしれません。

また、特になにもストックがなくても、その気になればおそらく、最短1分あれば執筆~応募まで完了できます。

作品タイトル/裸で渋谷にいたら捕まった男
作品の本文/裸で渋谷にいたら捕まった男「ウワーッ!裸で渋谷にいたら捕まった」完

上記の台本は、1分かからずに書かれたものですが、
たとえばこれでも、応募条件を満たしたことになります。

どれだけ短くてもいいですし、また、時間をかければくそみたいな台本が書けるというわけでもないと思うので、誤字を修正したり、てにをはを直したりという、通常のコンクールだったらすべきことを「しない」ほうが受賞の確率が上がる可能性もあります。
なので、
「電車の中でスマホでこの賞の存在を発見しそのまま、降りる駅に着くまでの間に」
「酒飲みながら」
「1分で」
などで書いた台本で、応募できるし、受賞できるかもしれない。
また、そうやって書いた台本で賞獲ったぜ。と言える。(ドヤれる)
執筆経験が豊富にある人の場合も、あなたの執筆歴における、執筆エネルギー対効果の最大スコアをここで叩き出せる可能性があります。

逆に、長いものの場合、大賞受賞作の上演は、上演時間の都合もあるので一部抜粋上演(テキレジではなく、一部抜粋)となる場合がありますが、尺の長さや短さは、選考そのものには関係ありません。
ただし審査にあまりに時間がかかる(あまりに長大だったり、400字詰原稿用紙換算2億枚あるなど)ものは、審査時間の都合により、落選となる場合があります。

わざとマジでくそみたいに書いた台本でも、
うっかりマジでくそみたいになってしまった台本でも、
どちらもOKです。

ところで、通常の、たいていの戯曲賞の選考基準は、
「優れた(おもしろい)戯曲」ということになっています。
優れた(おもしろい)と一口に言ってもいろいろあるように(だからこそ選考委員はたいてい複数人いてそれぞれの価値観を闘わせるわけですが)、「くそみたいな」にも、いろいろあります。

つまらない/くだらない/ひどい/倫理的にまずい/自分が役者だとして絶対こんなの演じたくない/読んでて恥ずかしくなる、共感性羞恥で読み進められない/まったく意味が分からない/破綻している/はっきりとセンスがない、と自分のセンスに誓って言える/この台本は木星で上演しなければならないとか無理な条件が描かれている/尋常じゃなください/時代錯誤すぎる/書き手のイキりがひどい/どう考えてもやっつけで書かれている/徹夜明けのノリで書かれている/いいところで絶筆している/完本(いわゆる台本が書き終わること)してない/文字化けしている/明らかにパクリだ(剽窃は失格です)/一文字も書かれていない白紙だ/過去いくつかのコンクールに出したが全部に落選した台本だ/上演歴がありその評判が散々だった台本だ/ファイルが破損している/応募〆切を過ぎて応募されている/字が下手すぎて読めない/文章のサブリミナル効果で読み手が洗脳させられる/りんご果汁のあぶり出しで描かれているため気をつけながらコンロであぶらないと読めず面倒/とにかく理屈じゃなくくそだ

などです。

しかし、優れた(おもしろい)台本を書こうとしてもそれは簡単にはいかないように、
くそみたいな台本をあえて書こうとしても、それは難しいかもしれません。
なぜ難しいかといえば、くそみたいな台本をあえて書く、ということに取り組んだことのある人は、きっとあんまりいないからです。

だから、なにも考えずに書けばいいのです。
そうすれば、くそみたいな台本になります。

くそみたいな台本を書く。その行為は、あなたとあなたの深層心理との対話なのです。

あと、なぜそもそも、こんなコンクールを開催するのかということですが、
どれだけマジでくそみたいな台本でも、いや、それがマジでくそみたいな台本であればあるほど、それをミュージカルにして上演した場合のマジック(便利な言葉)が起こり、台本と音楽の戦いが火花を散らし、それがきっと見せ物としておもしろいもの(公演)になるのではないか。
そういう、一応の心づもりもあります。
しかし、そんな算段は吹っ飛ばされることでしょう。そういう予感はしています。

ミュージカルの台本のつもりで書かれてある必要はありません。こちらで勝手にミュージカル化します。

また、このコンクールは、選考委員が上演者を兼ねているという都合上、上演をしやすいものが選ばれやすいのでは? と思われるかもしれません。
そこは完全に切り離して選考します。とにかく一番「マジでくそみたいな台本」を選びます。
その台本とどう向き合うかはあとから決めます。

実際に受賞して上演となった場合の話ですが、
台本の状態でいかにくそなのかが分からないと、そのくそさが観客に伝わらなくて意味が分からない(ある意味こちらの負け。勝負で言えば)、と判断した場合に、戯曲の一部または全部を当日パンフレットに転載する場合があります。

マジでくそみたいな台本同士で競って、その中のナンバー1のマジでくそみたいな台本を決めたら、それって逆に、そのくそさが活きたおもしろい台本が残ってしまうのではないか。
そんなことも思いますが、それは私たちにも分かりません。

場合によっては、大賞1編のほかに賞を増やし、優秀賞や特別賞などが出る可能性もあります。
そのへんもどうなるか、分かりません。とにかくこちら(開催側)も分からないのです。

だから、この賞に応募することで逆に、応募者も自分の中で、優れた(おもしろい)台本、の意味が多少明確になるかもしれません。ならないかもしれません。

正賞は賞状で、副賞の賞金は10000円です。
戯曲賞としては少額の部類でしょうが、貧乏な人にとっては大金なので、貧乏な人が受賞した場合この賞金も大きなメリットといえるでしょう。
1万円が普通にマジで助かるという人も応募してください。

しかし、台本を書く人にとっての喜び、それはやはり自作が1本でも多く「実際に上演されること」でしょう。
その点では、受賞作品は上演が決まっていますから、まずそこに何よりの応募のメリットがあります。

それから、「第1回 宇宙論☆講座 戯曲賞」という、さきほど思いつきで設立されたばかりの(そしてたぶん今後も第2回、第3回と続きます)、今のところなんの権威もない賞ではあるものの、なんでもいいから自分のプロフィール欄に書けることを一文字でも多く増やしたい、という方にとってはこれもメリットでしょう。
逆に、なんらかの理由により「現時点でなんの権威も持っていない賞」というものが欲しい、という人にとってはうってつけのコンクールとなります。

もし応募が1編もなかったら、チャットGPTに書いてもらってそれを上演します。1万円はセブンイレブンの募金箱に入れます。

とにかく、ハードル的にも、ライバル的の多寡的にも、
今季いちばん狙い目の戯曲コンクールといえるでしょう。

ああ、今年は自分の活動にとって、これといった前進が、特になかったなあ。
など、年の瀬の足音が近づくのを聞きながらふと思っている方も。
今から手軽に、今年のうちに獲得できる実績があります。

だいたい分かってきたでしょう。

とにかくなんでも送ってください。ということなのです。
その中で、本当にマジでくそみたいな1編を選考します。
一体どんなことになってしまうのか主宰者にも団体メンバーたちにも分からない演劇公演をやってみたいのです。

―――――――――――――――――――――――

以上となります。

その他、主催サイドもどうなるか分からないところがあるコンクールのため、応募作にこちら(募集サイド)も予期しないようなことがあった場合、あと出しで特例が加わる場合があります。
ご了承ください。

戸惑うその手で、送信してください。
あなたの意欲作(意欲作でなくてOK)、お待ちしています。
  • こちら、本日〆切です!

    という文言を目にしてから書き始めても、きっと余裕で応募できる戯曲賞。
    それがこれです。

    第1回 宇宙論☆講座 戯曲賞
    「マジでくそみたいな演劇の台本コンクール」
    11月21日(火)応募〆切 ※日付変わるまで受付

    本日〆切です!



    また、このコンクールの、賞レースとしての傾向と対策というものを考えた場合、あえて「〆切を破って応募する」という方法も有効かもしれません。
    応募姿勢にも「マジでくそみたいな台本」の要素を持ち込む、そんな工夫です。

    それは、無理やりに例えるなら、台本が「演劇の稽古初日または公演初日に間に合ってない」状況とも言えるでしょう。
    なので〆切を過ぎてからの応募でも、まったく問題なく受理される可能性があります。

    しかし、選考が開始され、受賞作も決定したのちに応募された作品は、受理できない可能性もあります。
    それは、無理やりに例えるなら、台本が「演劇の千秋楽にさえ間に合わなかった」状況であり、くそかどうかという以前に、台本が台本として存在・機能しなかった、つまり「そんな作品、無かった」ともいえる状態だからです。

    今夜24時〆切後の、
    そんなチキンレースへのご参加も、ぜひどうぞ!

    2023/11/21 17:59

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