『人形の家』激論版/疾走版
アマヤドリ
シアター風姿花伝(東京都)
2024/03/15 (金) ~ 2024/03/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
【疾走版】
予てより芝居やドラマで「女性の自立」の代名詞的に引用されていて内容を漠然と知っていたものの観るのは初めての人形の家、いわば複数の知人からウワサに聞いていた人物と初めて対面した、みたいな(笑)。
事前にWikipediaなどで予習していたことに加えて当日パンフレットに「構成劇」とあったこともあり、出演者の人数が激論版よりも多いことや構成劇たる所以も冒頭場面だけで理解し、以降「あー、そう来たのね♪」と頬が弛みっ放しで観る。
いわば「人形の家 re-mix」あるいは「コラージュ人形の家」かもなぁ。(笑)
あと、漠然と思い浮かべていたタイトルの所以もちゃんと台詞で出てきて大いに納得。
ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了
いい旅、現実気分。
人間嫌い
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇場「楽園」の地下階段を降りるとCAさん(主催・作・演出の岩井さん)と海辺のBGM(ちょっと独特)がお出迎え、何やらいい旅が始まりそう
実際公演が始まると女子大生達の国内旅行を追体験できるような仕様になっていてとても面白い
更には現地(旅行先)で働く女性達の心情も繊細に描かれ、微妙な年齢差からなる2層構造、両者の距離間の変化も興味深く、楽しめる世界がぐっと広がって観ていられる
「若い女性達のリアル」に特化した劇団人間嫌いさんも10周年
年齢的に円熟期というには早いと思うけれど、唯一無二のエンターテイメントスタイルがしっかり確立できていることを面白くもしみじみと体感できる公演
インバウンドというか今時の旅行業界事情を匂わせる韓国人観光客、
いかにも初対面な雰囲気が活きた日替わり男性キャストによるシーンの見せ方も巧い
こういう言い方をすると彼女達から「そんなダサい言い方やめて!」と言われそうだけれど・・・なかなかの珍道中でしたね
リア王
パルコ・プロデュース
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2024/03/08 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
リア王は初めて見た。幕が上がると、王国的な装飾や衣装の何もない舞台にびっくりしたが、さらに白壁も取り払って、がらんとした素舞台になったのはさらに驚き。それだからこそ、人間関係と喜怒哀楽がくっきりと見えた。思い切った演出だ。
主筋より副筋のグロスター(浅野和之)とエドガー(小池徹平)が哀れで、二人で助け合っていくくだりが印象的。数年前のシェイクスピア名場面集的な河合祥一郎の「ウイルを待ちながら」でも、見せ場になっていた。エドマンド(玉置玲央=大河「光る君へ」でも、屈折した悪役で活躍中。今回はダテ眼鏡であまり悪人顔には見えない)もイアゴー的な悪党で、二人の姉(江口のりこ、田畑智子)より悪党ぶりがすごい。三人が醜い三角関係になり、それが自滅の原因になるのも因果応報になっている。
ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。『クロノスとカイロス -PANCAKE-』も拝見させていただきましたが今回も最高でした。アフタートークもめっちゃよかったです。最高でした^^
ホワイトデーはブラックでぇい⁉︎
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2024/02/14 (水) ~ 2024/04/03 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観てきましたよ。久々にチョット熱くなりましたよ。特にダンスシーンでは、テレビなどで画面を通して観る分には感じないんですが、舞台で生で観ると胸が、カーっと熱くなりますね。
純白観想文
劇団演奏舞台
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)
2024/03/16 (土) ~ 2024/03/16 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
受付から終演後の対応までとても丁寧で良かったです。
前半から後半に向かって空気が変わっていく感じが凄かった。
1時間余りなのに中身の濃い舞台でした。
純白観想文
劇団演奏舞台
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)
2024/03/16 (土) ~ 2024/03/16 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。BGMも効果音もすべて生演奏で最高でした。クラシックギターを弾いていられた方(孫役をされていた方)、ギターうまいですね^^(いちおう私ギター歴50年のなんちゃってギタリストです^^) 大満足の舞台でした。というか、まさかあのビルのあの5階がああなっているとか…でした。
「そろそろダンス。」
キルハトッテ
王子小劇場(東京都)
2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
純白観想文
劇団演奏舞台
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)
2024/03/16 (土) ~ 2024/03/16 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
なかなかの頑固者とみえる老人と来客(老人が教師時代だった時の教え子)お調子者とのコントラスト、音響効果(生音が大活躍)も手伝って、何とも珍妙な空気感
オーバーアクション気味に感じるやり取りにはどこか懐かしい味わい深さがあるも、これはしっかり現代のお話し
ここに棲む老人の部屋だけ時の流れが滞っている様にも感じるし・・・頑固だけなのか・・・正常ならざる者の欠片が散らばっている様にも
芥川龍之介「羅生門」がキーポイント
やり取りの流れから、やがては絶望的な哀しみに包まれていくのだけれど、最終的にはこちらに問いかけ、語りかけ、こじ開けてでも前向きな方へ進む活力を受け取る事ができました
舞台一丸(いちがん)となって生で伝わってくる気迫がハンパなく、もし本気の熱量でなかったら(直接的な応援台詞があったわけでもないので)ここまで手ごたえあるメッセージを受け取ることは出来なかったのではないかと
アトリエ公演は今日1日だけでしたが今月には中板橋 新生館スタジオでも公演されるようですので是非
ウィキッド
劇団四季
JR東日本四季劇場[秋](東京都)
2023/10/19 (木) ~ 2024/01/27 (土)公演終了
あとのさくら
ここ風
「劇」小劇場(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
毎回、観に来ててよかったと思わせてくれるここ風の舞台。今回もセットがよく、上手の窓ガラスの汚れ具合なんかも絶妙。序盤というか、最初の暗転までは正直ちょっと物足りなさも感じていたのだが、帰宅してから思い返してみると、もう一回観ると印象が変わりそうな気が。
REspiration-呼吸-
Actoring Be
萬劇場(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
60年前にタイムスリップした情景が、よく見えて感情移入できた。
ステージは狭いが、出演者がリズミカルに演ずる事でダイナミックさに変わることがてきた。よい経験になれました。
プレイ
KENプロデュース
シアターシャイン(東京都)
2024/03/14 (木) ~ 2024/03/20 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
電車に持っている序盤から、だんだんと物語の深みに入るにつれて、心の奥へ奥へと切り込んでいく展開が痛烈に感じました。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
やはり何度観ても、色々と考えさせられる素晴らしい作品ですね。100年以上前の話なのに、最近のハラスメント告発の状況をみても、テーマ性が全く色褪せていない。グッときました。
せんにゅうかん〜ラスト・フレンド
株式会社リッチマーケティング
サンモールスタジオ(東京都)
2022/10/25 (火) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
実力派の方々の演技に圧倒されました。小劇場でしたので、演者一人一人の表情、声のボリューム、演技の全て見ることが出来て没入することが出来たのを思い出します。
オセロの横顔
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/17 (日) 14:00
座席1階
白黒を法的に決定する裁判の物語。白黒というところをオセロに例え、白と黒がいとも簡単にひっくり返ったり、白と黒の間は非常に薄っぺらであるという現実を描いた。非常に練り込んだストーリーで、客席を飽きさせない展開だった。
新人の若い女性弁護士が女性被告人の弁護を担当することになった。女性は刃物で勤務先の社長の腹部を切り付けたとして傷害罪に問われている。接見を重ねるうちに、「正社員に取り上げるから」と酒席に臨んだ女性が泥酔させられ、乱暴されたという隠れた事実を知る。さらに、事件のあった時、社長が背後から「君のことばかり考えていた」と迫ってきて、包丁を使って調理をしていた女性がそれを振りほどこうとして振り向きざまに切りつけてしまったということも分かる。
女性は刑事弁護のベテランと言われていた事務所の男性所長に協力を依頼するが、所長は乗り気でない。所長はある事件をきっかけに刑事弁護から離れていたのだ。
テーマはえん罪だ。起訴されれば99%は有罪という日本の司法だが、供述に頼った捜査や、被告人に有利な証拠は出さないという検察のあり方が問題とされている。この舞台でも同様なことがエピソードとして登場する。所長はかつて、連続殺人事件の弁護で無罪を勝ち取るなど輝かしい実績があるのだが、黒が白になり、また黒になるという展開にほんろうされてきたことも分かってきて、こうした展開にも客席はのめり込んでいく。
Pカンパニーの罪と罰シリーズ(今作は11作目)は、非常に練度の高い物語を劇作家たちが編みだしているからいつも劇場に行きたくなる。今作は依頼を受けた山谷典子が裁判取材など下準備を重ねて書いたという。語弊があるかもしれないが、彼女が近年書いている家族の物語より、個人的には今回のような法廷劇の方がいいと思った。
だから欲を言えば、もっと法廷の場面が出てくるとよかった。女性弁護士と所長の弁護士の葛藤を中心に描かれているので仕方がないのかもしれないが。また、傍聴マニアという存在を登場させてうまく刑事裁判の「あるある」を小出しにしていたのはとてもよかった。
いい旅、現実気分。
人間嫌い
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
純白観想文
劇団演奏舞台
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2024/03/20 (水) ~ 2024/03/23 (土)公演終了
純白観想文
劇団演奏舞台
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)
2024/03/16 (土) ~ 2024/03/16 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
流石、演奏舞台の公演、華5つ☆。ベシミル!! (内容詳細、及び解釈詳細は新生館スタジオ公演終了後に追記する)