
モデル
西瓜糖
テアトルBONBON(東京都)
2015/11/26 (木) ~ 2015/12/03 (木)公演終了
満足度★★★★
渋い演技で魅せる人間模様
2日、中野のシアターBONBONで上演された、西瓜糖第四回公演『モデル』を観てきた。これは数カ月前に観に行った舞台の会場で配られたフライヤーを観たのが行くきっかけとなった公演。「女性による女性のためのエロスを描こう」という西瓜糖の結成動機と、そのメンバーが松本祐子(演出)と、役者の山像かおり(秋之桜子名義で原作・脚本も担当)・奥山美代子という文学座中堅の三人の女性であったことが、観に行きたくなった大きな要因であった。
この舞台の粗筋をさらりと書くのは難しい。
大正時代の軽井沢にあった卯月家の別荘を舞台に、登場人物たちが繰り広げる、嫉妬と生へのせめぎ合い幾重の話の絡み合い。登場人物は、卯月家当主の弟とで風景画家の文也、卯月家の三兄弟(長女・咲恵、長男・雄高、次女・華子)、掛かり付けの医者と看護婦、書生・二郎、それに人物画家で卯月家当主がパトロンとなる土肥清二郎、、卯月の長女・咲恵の幼なじみ瑠衣。
卯月家当主と弟は画家になるべく競争した結果、弟がプロの画家として成功。当主は人物画家・清二郎に自分の夢を託す。農家出身の清二郎は文也と交流があったが、ブルジョワの文也に嫉妬したいた。それが、当主の計らいでフランス留学という話が出て、今度は文也が清二郎に嫉妬。
その文也は、実は卯月家と血の繋がりのない長女・咲恵に好意を持っていたが、当主が咲恵を後妻に迎えることに抵抗できず、ここに咲恵を巡って当主と文也に女性問題での確執が生じる。異性との確執は、掛かり付けの医師を巡って次女の華子と看護婦・キヨとの間にも生じているが、華子が結核で余生短く、生きている間だけ先生を貸してという華子の言葉に、キヨは我慢せざるを得ない状況。
咲恵の幼なじみの瑠衣は政略結婚に我慢できず、咲恵のいる別荘に夫から逃げるようにやってくる。後日、若者と自殺未遂を企てたりする瑠衣は、咲恵の生き方に憧れ嫉妬する。
卯月家長男雄高は、父親の財産すべてが弟・文也が引き継だことに反発するが、父親から無能呼ばわりされていたことを知り、絶望して自殺をはかり、未遂に終わったものの脳性障害を負う身となる。
などなど、様々な人間模様の入り組む舞台は、谷崎潤一郎や円地文子の描くドロドロとした人間模様を卯月家というブルジョワ感覚のフィルターを通して覗き見したという印象。そう、舞台では意外とあっさり感のある描き方なのだ。
その中心は、卯月家の長女である咲恵だろう。文也との男女関係、瑠衣との同性関係(レズという肉体関係ではなく生き方としての関係)に揺れ動く姿を控え目の渋い演技で熱演。その他、文也役の釈八子、清二郎役の斎藤歩、瑠衣役の悪山美代子の演技は秀逸。と数名個別に名前を上げたが、出演者全員の渋い熱演の舞台は、洗練されて軽そうに思えながら実は暗く重みのある内容なのだった。
また、その重みは大道具・小道具で垣間見せる本物志向の舞台創りからも感じ取れた。
ただ一つ不満だったのは、舞台の締めくくり、終結の処理。どこか意味ありげで味のある終わり方のようで、実は中途半端感を強く感じたのが残念。
それにしても、観終わってからも舞台の幾つかのシーンが頭のなかに蘇る。よい舞台を観せてもらった。

てくてく。
Nuts Grooove!
シアター711(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
昭和的
丸いテーブル(ちゃぶ台)は良く見ますが、「茶箪笥」久しぶりに見ました。
懐かしかったです。
年代別の女性の気持ちに、共感できるところがいっぱいあって、とてもよかったです。

東おんなに京おんな
トム・プロジェクト
あうるすぽっと(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★
嫁と姑に友情は生まれるか?
生まれないですよね(笑)
でも、嫁と姑という肩書き(?)がはずれたら、どうなんでしょうか。
そんなことをこの舞台を観て思いました。
年齢も生まれも育ちも性格もおかれている状況もまるで正反対の二人・・・家族という縛りがなくなった分、言いたいことも言える関係になった気がしました。

やさしい森の雨
立体再生ロロネッツ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
雰囲気に引き込まれました
説明に記載どおり面白い作品でかなり楽しく、そしてちょっぴり
切ない作品でした!
最小限の小道具でちゃんと場面場面の情景が見えて、引き込まれていくのはキャストの皆様の熱さと魅力が醸し出すものかと。
キャストのキャラ感が分かりやすく、終盤の演出は圧巻でした。

ファルスタッフ
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/12 (土)公演終了
満足度★★★★★
大満足!!!
充実のキャスト、大胆な仕掛けの舞台装置、面白おかしいお話ととても楽しみました。
ファルスタッフが主役ですが、彼を懲らしめようとするフォード夫人のアガ・ミコライさんがとても魅力的で、素晴らしい声の持ち主です!!!
彼女の楽しげな様子、知略にとんだ陽気な奥様に舞台は盛り上がりました。
そして、彼女の娘役の安井陽子さんも素晴らしい!!!
美しい歌声にうっとりでした。

12月文楽公演
国立劇場
国立劇場 小劇場(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★
初日でした。
今回は好みの席が取れなくて、大好きな義太夫さんと三味線さんの姿がまったく見えない!だけど、声と音が私の頭の上から響いてくるという、ある意味とても贅沢な席でもありました。
お人形さんたちもちょっと見えずらかったのですが、いつもとは違う角度から楽しみました。

ブロッケンの妖怪
東宝芸能・キューブ
福岡市民会館(福岡県)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/03 (木)公演終了
満足度★★★★
期待したちゃけど、、、
生瀬さんと竹中さんの共演は確かに楽しみだったし、
お互いの絡みや仕掛けも良かったけど
脚本がわるいとはいわないが
もっと高められたようなきがする
プチ不満

旦那様は”釣り”にお出かけ
The Gazpacho Theater
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/08 (火)公演終了
満足度★★
初日観劇
うーん,笑えなかったなぁ。演技が弾けてなかったからかなぁ。ちょっと冷えていましたね(最前列で変な笑い声をあげてた変なオッサンがいたけど,あれは論外)。テンポもあんましだし,もうちょっと頑張って欲しかったかな。

てくてく。
Nuts Grooove!
シアター711(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
いろいろと心配りが細かくて気に入ったんですが
開演時間が守られてなかったのが残念でしたが、音=効果音とかが作品雰囲気に良くあってて楽しめたかな♪と感じた1時間45分の作品。

旦那様は”釣り”にお出かけ
The Gazpacho Theater
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/08 (火)公演終了
満足度★
戯曲の良さを生かし切れてない
う~ん、自分には全く合わなかった。開演間もなくこれは観ていてキツいと思った。ダダ滑りシーンが多かったが、それでも終演後普通に拍手もあったし、「面白かった」「楽しかった」の声が聞かれたので(身内の)観劇初心者なら楽しめるのかも!?シンプルな舞台装置で魅せる技量には到達しておらずただただチープな印象が残った。

the Code
FUTURE EMOTION
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

緑子の部屋
鳥公園
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/11/27 (金) ~ 2015/12/07 (月)公演終了
満足度★★★★
4会場目の引き算と足し算
芸創、3331、劇研、アゴラと初演再演ともに東西ツアーで違う空間で戯曲を変えずに演出を変えていくのを観てきて、今までで一番俳優が演技だけをすればいい形になっていた気がする。美術、映像、照明、音という技術が今までで一番シンプルに、けれど高度に熟練されていっている。
今まで見えてなかったものがさらに見えてきて、そうだと思い込んでいたものが違うんだって思った。
自分の思っている存在はそんなに確かなものなんてなくて、他人にとっては違うものに見えたり無かったりする。簡単になりかわる。
そんな当然かもしれないことの怖さを感じてならない。

愛すべき馬鹿者たち
劇団龍門
明石スタジオ(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★
ギャップ
特攻隊の若者達の苦悩と葛藤と、対比に出てくる現代のものたちの“ギャップ”が大きすぎる。現代の駄目人間たちのその駄目加減が、同じ舞台の上に乗っている。さっきまでの凛とした特攻兵の話とは、水と油だ!いきなり演目が変わったように感じた。すっごい違和感!さっきまでの張り詰めた空気が
もあーっと何か匂ってくるような、だらけた空気に変わったような気がする。
作者は意味の違う馬鹿者達のギャップを出したかったのかもしれないが、あまりにも奇策。特攻隊の兵士達と同じ年頃の男の子達が演じるその方が、よく有りと言われても、よっぽど状況や気持ちが理解できるのではないかとついつい思ってしまった。

やさしい森の雨
立体再生ロロネッツ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
“スピード感&笑い”がグッド!
「大丈夫、面白いお話になってますから。」と、あるとおり、
“面白可笑しい社会派演劇”に仕上がっており、評価の高さが頷ける舞台でした。
スピード感溢れる展開と、笑いのセンスがグッドです!
ヨギ役の“池田俊介”さんのとぼけた感じ、イイな~。

緑子の部屋
鳥公園
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/11/27 (金) ~ 2015/12/07 (月)公演終了
満足度★
「意識高い系」ってこういうの??/約80分
ダラダラとしてとりとめがなく、面白くもなんともないのに、勿体をつけた脚本・演出でお高く見せてる金箔演劇。
こういう劇が崇拝される傾向って何とかならんのか!?

旦那様は”釣り”にお出かけ
The Gazpacho Theater
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/08 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しぃ楽しぃ♪
明るく楽しく演じてる役者さんを見れて気持ち良いぃね♪
そしてお客さん巻き込む感じがとっても楽しめた笑
映画好きな僕とミュージカル好きな友達と見に行ったけど
お互い帰りに劇も面白くていいねって単純なのかなりました。
皆さんの次の劇を期待してますって感じですね。
✩5じゃない理由はワインの入れ物と窓がハンガーラックだったところですね笑
ストーリーにあった劇場の空間で集中して見れます。
これは友達にオススメ出来ますね♪
次にステージに上がるのは誰だろ笑

日韓共同制作『颱風奇譚(たいふうきたん)』
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2015/12/04 (金) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
言語の違いを活かした作・演出が素晴らしい!
東京で観た時よりも、役者さんたちの呼吸が合っていて、とても良かった。やはり言葉の違いを活かした作・演出の部分に、ソン・ギウンさんと多田淳之介さんの共同制作の面白さと可能性を強く感じた。
今回観ても、玉三郎(夏目慎也さん)とウルトリ(ペク・ジョンスンさん)のやりとりは磨きがかかって最高だった。
更に、2人にヤン・クリー(マ・ドゥヨンさん)が絡んでのやり取りもよかった。
また、素殷(チョン・スジさん)と成保(大石将弘さん)とのやり取りも面白かった。
前観た時以上にこの言葉の違いを活かした部分を面白く思ったのは、私が展開を把握したため、より演技そのものに意識が向けられたことと、演出が東京時より洗練され、役者同士の呼吸も合ってきていることの両方が影響していると思う。
当日パンフレットを読むと、この言葉の違いによる作・演出は、ソンさんも多田さんも、かなり意識的に取り組んでいるよう。
『カルメギ』もこの点が素晴らしいと思ったが、それをさらに一歩進めている。
一回目観た時は、『テンペスト』と比較しての物語展開について不満が残ったが、今回は物語を強く意識せず、演劇そのものとして受け取ったので、より楽しめた。
これは過剰な解釈かもしれないけれど、もしかしたらここで物語られている日韓問題以上に、ここにある言葉の違いから生じる演劇的面白さの中に、日韓問題のズレの本質と解決の糸口があるのではないかとさえ思った。いや、これは過剰な意味づけかも。
※上記の点が特に素晴らしいから、その点を強調しましたが、他の役者さんたちも素晴らしいかったです。

ヴァギナ・デンタータ
芸術集団れんこんきすた
ART THEATER かもめ座(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

わたしのゆめ
ガラス玉遊戯
小劇場 楽園(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
教室を覗いている感じでした
初演を見ていないのでどこがどんな風に改訂されたのか分かりませんが、いつの時代も変わらない不変的なありがち状況なんだろうなぁ…と思いました。
ああ、分かる!と思ってみたり、やっぱりムカつく!と思ってみたり。
どの意見も間違えではなく、理解も出来る。
立場があって、分別もある大人になっちゃうと色々面倒だなぁと見ながらシミジミ思ってしまいました。
役者の皆さんがそれぞれの立場やらを明確に示し自然に演じられていたので非常に見ごたえがありました。

てくてく。
Nuts Grooove!
シアター711(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
心温まる
本公演は約20年ぶりの第2回公演、そして再演である。雰囲気は昭和テイストであるが、物語は平成28(2016)年8月中の一週間という設定(掲示しているカレンダーに山の日が既に祝日)であろう。
一軒家(夢見荘)...大家、猫(♀)一匹、住人(男2人、女1人)のシェアハウスに、5年ぶりに新しい入居者が来ることになり盛り上がる人々。そして舞台セットは物語にピッタリ。その新人と住人達の交流を通して描かれる人情ドラマは秀逸。