
殿堂の花売り娘
電動夏子安置システム
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/10/07 (水) ~ 2026/10/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
悪ノリのし過ぎかなと思えるくらい、これでもかこれでもかというくらいの強引な言葉遊びの世界に引きずり込んでくれました。
今の国会も、似たような言葉遊びで、本質をはぐらかす詐欺まがいの答弁が繰り返されていると思うと、「これくらいの過度な言葉遊びなぞ、まだまだたいしたことはないのかな」とも思います。
たぶん演じられている役者さんたちも、楽しんでいたようで、あっという間に2時間が過ぎてしまった感がありました。
楽しかったです。 いま、シアターグリーンから外に出て、現実に戻りつつあります。
農林大臣、辞めないかぁ。

ドラッグストアンチュ
㈱アニモプロデュース
赤坂RED/THEATER(東京都)
2026/10/07 (水) ~ 2026/10/12 (月)公演終了
実演鑑賞
くによし組の國吉さん作・演出による公演。感染すると約50%の確率でゾンビ化してしまうとされる病気が流行り、感染者はドラッグストアに収容・隔離される。収容者はスマホを没収され、外界の情報から遮断された状態で、毎日支給される薬を飲み、特にすることもなく各々生きる。病気の正体も、治療法も、そもそも本当に感染しているのかも分からぬまま、収容者の焦燥と諦めと絶望が、日に日に増幅していくのだがーー。

Things I Know To Be True
Prayers Studio
Prayers Studio神楽坂シアター(東京都)
2026/10/08 (木) ~ 2026/10/18 (日)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★★
#プレイヤーズスタジオ
面白い、お薦め。
チラシにある「現代演劇の傑作」という謳い文句に間違いなし。世界中の家族の数だけ物語はある、本作はプライス家の1年間を通して親の期待や子の自立、そして強く深い絆を描いた話。平凡でどこにでもいるような家族、しかし1人ひとりは独立した人間。説明にある失恋をした末娘が帰ってきたから という契機ではなく、それまで潜在的に抱えていた「本当のこと」が発露し出した。
1人の人間としての自我、それを家族だから といって縛り付けることはできない。親の視点、子の視点という見方を変えながら「家族とは何か?」ということを問う。無条件の愛の限界をリアルかつ痛烈に描いた家族劇。同時に親である前に男と女という生身の人間を描いた夫婦劇でもある。
見どころは 何の変哲もない会話の中に、登場人物の心理を表すような演技(身体表現)が観え、一層リアルに感じる。対面客席で その間にあるアクティングエリアで演じることから、間近で家族の日常を覗き見るといった感覚。
見事な翻訳・演出(渡部朋彦 氏)、見応え十分。
(上演時間2時間40分 途中休憩10分)㊟ネタバレ
(フラン 妻鹿有利花サン、ピップ 蔭山恵美サンの回)

「かしこ」
演劇強制収容所旦煙草吸
表現者工房(大阪府)
2026/10/09 (金) ~ 2026/10/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
初日キャンセル待ちで拝見
独特の価値観 個人的には、ano座に似てるかな
女性だけで、パフォーマンスと演劇の融合
満席でしたが、観客もキャラ強の感じ
ハマる人にはハマる感じ

えのもとぐりむ朗読劇 Vol.2 『ミルク』×『夏砂に描いた』
劇団サイエンスフィクション眼鏡
πTOKYO(東京都)
2026/10/01 (木) ~ 2026/10/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「夏砂に描いた」を観劇しました。ひと夏の恋愛をテーマにした朗読劇。
5人の役者さんの感情のこもった台詞が心に響き、今公演から劇団員になったという宮下南舟さん、とても良かったです。(勿論、5人共良かったです)
切なくも優しい時間が流れる、素敵な舞台でした。

探偵かねだはじめたがやすけ十つ墓島殺人事件
映像劇団テンアンツ
小劇場B1(東京都)
2026/10/03 (土) ~ 2026/10/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。なるほど完全オリジナルでしたが、アレとあれを知っていると・・・(以下ネタバレ・・・大してバレてないです)
轟さんのことは結構長い時間声が高い男性だとばかり思っていました。ギャグシーンが半端なかったですし、アクションシーンもカッコ良くて、役者さんてすごいです。
今日のソワレは出演回でなかった剣持さんは、違うタイプのお兄さん役だそうでそちらの回も見たかったです。
終演後相関図がいただけて良かったですが、今回初めてのテンアンツさんだったのでキャスト表があったらさらに良かったかと。

探偵かねだはじめたがやすけ十つ墓島殺人事件
映像劇団テンアンツ
小劇場B1(東京都)
2026/10/03 (土) ~ 2026/10/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観てきました…舞台の前説、とっても良いです。話がお上手で舞台を観る気持ちが上がります!!笑いありのミステリー犯人は誰!?って思いながらの約3時間、楽しくてあっという間でした。テンアンツの次回作観たいと思える大満足の舞台でした。

腐らない果実 - Fig
劇団キネマ奥田塾
駅前劇場(東京都)
2026/10/09 (金) ~ 2026/10/18 (日)上演中
予約受付中
箱館に眠れ ーピリカと白虎ー
劇団B♭
ザ・ポケット(東京都)
2026/10/07 (水) ~ 2026/10/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
私自身、北海道に長く住んでまして、学校のクラスにもアイヌの生徒がいたんですが、アイヌ民族に関して全く知識がなく文献を探しても一般の書店ではなかなか見つけにくいものでして、これは私の勝手な想像ですが、A国がB国を支配するというような、規模は小さくとも本土の人がアイヌ民族を制圧し北海道に移り住むというようなあまり日本人には触れて欲しくない事なのか?アンタッチャブルなものに触れたようなこの作品、万人の人に観て欲しい作品ですね。後悔というか、まだ幼き頃、学校でアイヌの子と言うだけで距離を置き冷めた目で見ていた私自身の胸に突き刺さるようでした。あの人は今どうしているのだろうかな。

ハード・プロブレム
劇団青年座
吉祥寺シアター(東京都)
2026/09/05 (土) ~ 2026/09/13 (日)公演終了
実演鑑賞
人間の意識に関する学問的探究における「難しい問題」を扱ったタイトルで、主人公の女性個人の身辺のドラマは縦軸に置き、横軸に学問上の同僚、ライバルらと交わされる学問的な刺激的な議論、それに関わる主人公らの実験の成功から思わぬ展開に至るラスト。議論の詳細は忘れたが、個人が外界から受け取る感覚=クオリアの実証困難性に関係する疑問のように思われた。また感覚とは脳神経の単なる反応であり、将来それは分析そして再現可能だという楽観的立場に対し、感情、心は「反射」や「反応」にとどまらない要素を含むのではないか、なぜ悲しいのか、を脳が神経繊維から受け取った刺激に対する自動的な反応だ、とだけに還元できるものなのか、その疑問が、主人公にも、ある。
決着は付かない。が、人間への問いに真顔で、真剣に迫ろうとする営みを、作者は尊いものだ、と書いている。そしてそれらはまだ分からない、という事も重要なのだと恐らく言っている。「分からない」事を分かった事実であるかの前提を敷いて他を攻撃する言論状況。分からない事が逆説的にとても大切な事実になった。
トム・ストッパードの作品2本目を漸く観られた。

12人の生まない日本人
笑の内閣
インディペンデントシアターOji(東京都)
2026/10/09 (金) ~ 2026/10/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
一昨年京都で2回鑑賞しましたから今日が3回目の観劇になります。
見る度に面白さが増し、深く考えさせられる素晴らしい作品なので、一人でも多くの人に見てもらいたいです!

箱館に眠れ ーピリカと白虎ー
劇団B♭
ザ・ポケット(東京都)
2026/10/07 (水) ~ 2026/10/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初の劇団。後で見ると重なるメンバーの居る甲斐ファクトリー(観たのは一度でぼんやりの記憶)や、劇団芝居屋に通じるある種の堅実さが流れていた。出演者は若手の中に中堅、熟練、老優が混じる印象なのは「男女の出会い」を縦軸に紡がれた物語であるためだろうか。脚本の語りは何に付けきっちりしてる大人の喋りを聞くようである。半面遊びもかましてるがそのテンポ感にもセーブが効いて、歴史事実を描くに相応しい堅実さとも言える。で、脚本家の「わたなべさん」とは..
幕末、維新前夜のアイヌモシリにやって来た和人との交流、衝突が、若者同士の出会いを軸に紡がれるのだが、図らずも胸に寄せるものがあった。
だいぶ昔に北海道の観光地かつ保護区となっているコタンを旅行で訪れ、アイヌの踊りを見たが、複雑な心境であった。この体験の核は「長」を意味するエカシという外見もアイヌそのものの老人が観衆に披露した儀式の後、自身の民族への理解を求め、一和人である我々に友好の手を差し伸べてきた事だった(手を差し伸べて、というのは比喩。その声色や姿勢等から、それを感じたのであった)。誇りを持つとは何か、自民族を意識するという事について、思考する大きな契機の一つになった。
博物館の売店に売っていたムックリを、暫く鳴らそうと頑張ったものだが中々難しかった(芝居の序盤に娘っ子が鳴らそうとする場面があったが、あれよりは巧くなった)。
先住民族の権利といった問題をより知るのはその後の事であったが、歴史上計り知れない程に争いによって殲滅された民族というものを想像し、20世紀に生まれた新たな権利概念が言わば特殊な状況を作り出していると考えた。鮭漁や狩猟、採取で暮らしては行けない。今世界中で毎年「言語」が二、三ずつ消滅し、三千言語が絶滅危惧言語だという。同化によるもの、民族消滅によるものとあるだろう。
異文化理解の逆説は、少数である程希少=価値がある、という点にある。多数派が決定権を持つ現実世界の原則と、固有性に価値を置く視点と。市場が希少価値をどう扱うかはその市場を構成する人間の価値観次第。危うい。
生み出された事への畏敬は希少価値を重視するが、生み出そうとする野心家は非効率な存在を忌避する。
閑話休題。観劇が楽しかったもう一つの要因は近くに座った女性コンビ、大人と子どもの様子。ザ・ポケットの後部席(通路より後ろ)は据え付けが甘く、動くとビンビン響く。隣の娘さんが時々、震動を伝えて来るので見ると、恋バナに反応し一々同伴者(母親?)に身を乗り出してワクワクを伝えている。ビビッドな反応に、演劇が伝え得るものへの想像を逞しくし、嬉しくなったものであった。
(話の内容に触れずにコメントを終えるがそれもありか。)

KOTH第三回公演『Return of the 舞台』
KOTH
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2026/10/09 (金) ~ 2026/10/11 (日)公演終了
実演鑑賞
おもしろかったです。典型的な劇中劇ですね。タイムループものだと同じ演技を繰り返すのが必須ですが、今回も同じセリフをそっくりそのまま繰り返すシーンが何度かあり「さすがだなー」と思いました。あと、全体的に古畑任三郎の推理ものが下敷きにありますね。それならそうと、もっと古畑任三郎に寄せて演じてもよかったかなと。あと、場面が変わるごとにTHE MAD CAPSULE MARKETSぽい曲が流れましたが、あれよかったです^^

ホノベ分校
劇団芝居屋
中野スタジオあくとれ(東京都)
2026/10/06 (火) ~ 2026/10/11 (日)公演終了

スリーゴースト
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2026/10/06 (火) ~ 2026/10/27 (火)上演中
実演鑑賞
満足度★★★
正方形ステージ、円形廻り舞台が二重(内円だけが廻らない)。背後にスクリーン、左右は全面鏡になっている。後方と前方下手に設置されたビデオカメラ、リアルタイムでスクリーンに投映しているのか。
『クリスマス・キャロル』の現代版だと思って観たら全く違った。ガチガチ最先端の演劇。堺雅人氏のファンは慄いたのではないか。(自分はテレビを見ないので『半沢直樹』も『VIVANT』も知らない)。伊勢佳世さん目当てだったが納得の内容。
広告代理店の営業であるジョー(堺雅人氏)が熱烈なプレゼンをしている。自分の見た夢を録画記録し何度でも再生可能な精神世界ビデオ、「リープマインド」。この装置の普及によって人間は本当の自分自身を知ることが可能だと。無意識に閉じ込めていたものと白昼堂々向き合える。その熱意が通じて宣伝契約を勝ち取り会社は巨額の報酬を手にする。「リープマインド」は大成功を収め、国内だけでなく海外進出に着手。
ジョーが18の時、22歳の姉、ニコが湖で自死した。服のポケットにいっぱい石ころを詰めて。ジョーは姉にもう一度逢いたかった。この装置を使えば夢を記録してずっと逢える。
戦争が起こっている。けれど殆どの人々には視えない戦争が。それが視える少数の人達は戦争を止める方法を必死に模索する。だがそもそも大多数に視えない戦争に止める方法などあるのだろうか?
ミヒャエル・エンデの警句の現代版だと感じた。「虚無」に侵食されて思考を放棄していく人々。それに抗うには自分の頭で考える行為しかない。自分の頭でこの世界を読み解いていく。正しかろうが間違っていようが。

台所の女たちへ
ONEOR8
ザ・スズナリ(東京都)
2026/09/26 (土) ~ 2026/10/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
山口組を観劇。男尊女卑の時代の話だが、ここに出てくる女性達は明るくて逞しい女性達ばかり。
どの人物も1人1人の個性がとても立っており魅力的でした。音無さんの舞台は何度か拝見したことがありますが、今回も静かだが芯の強い素敵な女性役でちょっと頼りない旦那さんとの夫婦の会話が良かったです。

真ッ逆様
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2026/06/12 (金) ~ 2026/06/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今までの柿喰う客のイメージとは違うポップな印象を受けたキービジュアル。
内容も歌があり華やかで明るいイメージはあったけれど、柿らしい鋭さは相変わらず残っていて、新たな「柿喰う客」のステージに進んだようでした。

ハルカス寄席
近鉄アート館
SPACE9(大阪府)
2026/10/01 (木) ~ 2026/10/27 (火)上演中

箱館に眠れ ーピリカと白虎ー
劇団B♭
ザ・ポケット(東京都)
2026/10/07 (水) ~ 2026/10/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
最初と最後のシーンに演出のトラ丸(伊藤 順)さんが出演し、孫娘とのボケとツッコミの漫才のような始まり方。これが全体の世界観を表しているようだ。ただ 全編にわたって もう少し笑いがうまく決まれば 惜しい。
物語は、副題にあるピリカと白虎の話を交差しながら展開していく。時は江戸から明治へ、その間に起こる戊辰戦争を背景にしている。
マキリ---アイヌの人々が使う小刀を介して、蝦夷の地 アイヌコタンと和人が住む会津(白虎隊)を繋げ、それぞれの未来(生きること)を模索する。今回 初挑戦となる殺陣シーンも それぞれの地での戦いを重ね合わせることで厚みを持たせている。
(上演時間2時間 休憩なし)

殿堂の花売り娘
電動夏子安置システム
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2026/10/07 (水) ~ 2026/10/11 (日)公演終了