ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」
「FAIRY TAIL」舞台製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2016/04/30 (土) ~ 2016/05/09 (月)公演終了
見てきた。
ライブファンタジーと言うだけあって、凄くパフォーマンス力の強い作品だったと思います!
原作もアニメも見ていたので、魔法はどうするのか気になってましたが、成る程と言う感じです楽しめました!
テンポがとても良いので無駄に考える事もせず、素直に楽しい時間が過ぎていきました。
「あたま山」×「ひたすら一本の恋」
みどり人
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/11 (水)公演終了
満足度★★★★
有償の愛
無償なんて怪しい、鬱陶しい、不安だ、だけど花見ができないのは実は自分だけなのではないか。見上げるも見下ろすも目の眩む高低差、634より345、スカイツリーよりタワーに安心と居心地良さを求める気分が垣間見える。サクラと一郎の道行き、折角池から飛び出たからには花見で乾杯!を願わずには居れぬ後ろ姿・・・。落語は小粒で良いがもう少しピリリと感じ立つと一層魅力アップする舞台だと思う。
神芝居
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
神芝居ロス?
観れば、観るほど好きになる・・・そんな芝居でした。
もっと観ておけば良かったと・・・(´・ω・`)
早く、DVDが見たいです♪
アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★
KAKUTA
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
男を見るためには?
「男を読む」を拝見。
ネタバレBOX
内容は、桐野 夏生「井戸川さんについて」、いしいしんじ「天使はジェット気流に乗って」朱川 湊人「昨日公園」に桑原 裕子のオリジナルストーリー「男を読む」が板上の各作品の繋ぎ(・・)となって展開する。オリジナルストーリーと各作品の噛み合わせが見所の一つであることは言うまでもないが、独立した各作品自体の面白さ、朗読の上手さを特に自分は評価したいと思う。
吹雪の山荘にて
カスタムプロジェクト
調布市せんがわ劇場(東京都)
2016/05/03 (火) ~ 2016/05/05 (木)公演終了
満足度★★★★
捜査資料と解答用紙
は、チケットを受け取るときに手渡される。封がしてあって、合図があるまでは開けないお約束。
ネタバレBOX
吹雪の山荘にレトロゲーム同好の士が集まって催しが開催された。集まったのは7人。然し強い吹雪に山奥の山荘へのアクセスは遮断され、携帯も基地局の不全の為か通じない。頼みの綱の固定電話は、電話線が何者かに切られ矢張り通じない。このような状況下、6人が次々と惨殺され、1人は行方不明。因みに行方不明になったアキバが外へ出たとみられる窓ガラスからは、彼のDNAと一致する血痕が見つかっている。
登場人物の幾人かのキャラクターに仕掛けを施してある。例えば、物を盗んで証拠が挙がる迄はしらばっくれているシリウス。世間では危ないと看做されている精神障害を抱えているみちる、頗る反社会的・敵対的態度を普段からとっていたりするアキバなどである。而も、アキバは事件時山荘の外へ出て行方が分からない。
上演形式は、その前半に物語の大筋が劇形式で上演され、次に事件のあらましやデータを書き込んだ用紙と回答用紙開封の合図が為される。観客は30分以内に犯人の名を挙げ、而も犯人とした論拠を挙げねばならない。観客の回答が総て集められた後、解決篇が上演される。
面白い企画である。ガチで創作サイドと観客の頭脳プレイが展開されるという、観客をホントの意味で巻き込んだ作品作りだと言うことができるからである。
劇読み!6
劇団劇作家
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/11 (水)公演終了
満足度★★★★
本人不在殺人事件を拝見
害者が幽霊だからホントはこの文章はみえにゃい!
ネタバレBOX
被害者が、自分の存在していた価値を確認する為、その意義づけの為にこそ、捜査も総ての実証努力、警察の権力行動も総動員されるというお話。その意味で、発想は別役 実の犯罪者対捜査する側との関係に似ている。
雨の降る中、30歳ほどの男が背中を刺されて失血死した。殺人事件ということで捜査本部が設置される。害者は幽霊となって登場し、自分の事件が、日常的な余りにも当たり前な事件としての対応しかされていないことに不満を募らせてゆく。雨が降って居た為犯行現場には、指紋・足跡などの証拠は残っておらず、駅の監視カメラで害者が傘を持っていたシーンがあるものの、発見時、傘は無かったという事実はハッキリしているのと鑑識で死亡推定時刻と死亡原因は客観的データとして揃っていたが、聞き込みなどでは有力な情報を得られず捜査は進展が見られなかった。幽霊は一人やきもきしている。そうこうするうち、犯人が自首して来た。結果、殺人事件は傘を取り戻す為に起こった、という内容空疎なことが明らかになる。事件前、犯人は母親と喧嘩をしてむしゃくしゃしていた。警察官として頗る真面目な主任はこの原因の空疎に耐えられず、最近、近辺で頻出していた連続強盗事件との関連、犯人の父親が海外出張しているのだが、出張先で麻薬関係組織との接触があるか否か、マフィアとの絡みは? 等々から害者が事件に巻き込まれる必然的な経緯を割り出そうと部下たち発破をかける。
アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★
KAKUTA
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★
しっぽがいちばん
演劇の短編集はその合間に客電がついたりセットを直したりして中断を余儀なくさせることが少なくなく弛緩してしまうものだが、そういうこともなく合間だけの寸劇があって退屈させない構成が良かった。とは言えタイトルが付けられてはいるものの内容がまったく異なる作品群なので集中しにくくいまいち作品世界に入り込めないのは、通常の芝居ではなかったからではなく単に私が演劇の短編を好きではないからだろう。たとえばテーマを絞り込んだオムニバス形式の小説だったら・・・と思う。各作品は、個人的には取り上げる小説?と疑問に思うがこういう表現に向いているものを選んでいるのだろうと当パンの桑原氏の文章からそう感じたし、感動的とは言い難いが楽しい時間は過ごせた。
ネタバレBOX
勝手に演じ手は何も喋らないと思っていただけに喋らせていたことが意外だった。演じ手には何も喋らせないのもおもしろいのでは?「女を読む。」の冒頭がまさにそれでそのまま続くのかと思ったのだったが・・・。このオープニングから一作目に入っていく流れは、この作品への期待に拍車をかけてくれた。
ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」
「FAIRY TAIL」舞台製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2016/04/30 (土) ~ 2016/05/09 (月)公演終了
満足度★★
びみょう~
原作を知らなかったんですがフライヤーの恰好よさに惹かれて。しかしながら期待しすぎてしまった。セットはシンプルでどの場面にも合うのはいいが、映像が多いためスクリーン幕でキャストの表情が見えにくい・セット裏での台詞が聞こえにくいなど残念な場面が多くて・・・ しかしエルザのアクションと自走する猫ちゃんが良かったです。もちろんイケメンばかりの魔導士達も◎ 目の保養になりました。
um~潮龍伝~
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
ブディストホール(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/10 (火)公演終了
満足度★★★★
花四つ星 そろそろヒトも自然に帰らにゃ
内地からも、強国からも朝貢を迫られ、重税に苦しむ小さな王国。
ネタバレBOX
拉致され奴隷として売られた島人を助ける為に、龍王と契約を交わし、己の心臓を形(カタ)に永遠の命を得、海賊となって多くの仲間を助けた島娘・潮(源氏の血を引く)の父の意思を継ぎ、その能力も龍王との契約も受け継いだ平子 教知(平家の血を引く)。二人は偕老同穴の契りを結ぶが、偶々彼が壇ノ浦で深い海の藻屑と消えた平氏一門の末裔であったが為に、夫婦となることに反対する霊媒・胡蝶は、一族の怨念を蝶の姿に変えて、教知の心臓のあった場所に送り込み責め苛む。然し、彼も剛の者、その苦しみに耐え、為すべきことを為すべく奮闘するが。
四方を海に囲まれた島国に竜王ということもあり、龍王の娘に乙姫、乙姫繋がりでは東南アジアから大和迄広く分布する浦島伝説や昔話を織り込んだ上に、源平合戦の恨みつらみ等の影響する現在や歴史的事実を観客が想起し得るように配しながら、現在も明らかに苦難の道を歩む沖縄の誇りと人の心・思いを心臓という臓器・血潮で象徴してみせ、その魂を賭けた誓いの義侠と、龍王の象徴する手つかずの自然、蒼い海・潮流とが一体となって生じニライカナイになってゆく篤くロマンティックな物語。
この物語に描かれたような、そしてこの島人達が望んだような世界に生きることを理想とし、それが実現できたなら、少なくとも我らの身体が自然の掣肘を受け続ける限り平和で安定した世界を築くことができよう。だが、その為には、ヒトと自然が調和して生きられるようでなければならない。プラスチック塵が、海に住む言葉無き魚の内臓から発見されたり、竜宮の使いである亀の内臓から一見海月に見間違えるビニールが発見されたり、鯨が大量に陸や浅瀬に上がって自重で圧死したり(潜水艦のソナーなども疑ってみる必要があろう)、大型の鮫の内臓から、人工物(自動車の部品など)がたくさん発見されたり、放射性核種の為に魚体が高いセシウム濃度(ほかの放射性核種もあるハズだが、一般的な計測器ではセシウムのみ検出している)を示したりhttp://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-1325.html、彼らの住む海や河川、湖沼の水自体が多くの放射性核種で汚染されていてもいけない。挙げた例は僅かであるが、今、我らが生きる地球環境は凄まじい迄の汚染に晒されている。そして、その総ての責任は我らヒトにあり、解決が如何に困難であっても解決の可能性を持つのも我らヒトだけなのである。そのことが意味する所を深く理解し実践せねばならない。現在、沖縄ではジュゴンの居た辺野古が米軍基地になろうとしている。更に高江も危機的状況にある。ヤマトンチューは、このことにも応えねばなるまい。それが、将来、我らのみならず、生命全体を救う道でもあるのだから。
神芝居
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかく!飽きない!
未だにロスです!(。>_<。)
楽し過ぎて!素敵過ぎて・・・
神芝居は、本当に各相方との想い・・・時代と言葉と歴史と伝説と・・・行ったり来たり、映したり遷されたり見えたり見えなかったり・・・が、繋がって行くという不思議なストーリーでした!
その中での、キャラの立ち方が、それぞれ秀逸で、可愛かったり、かっこよかったり!意味の深い・・・キャラだったと思うのです!
飛び飛びな難しい?ながらも一本筋の通った今までのトクナガワールドが・・・今回はそうじゃ無かった気がするな・・・
だから、じわじわ何回でも観たくなる作品なんだと!
最後はみんなが平和に暮らせる世界~!だから、一本筋が通ってるか〜!
全てが、愛おしい世界でした!
みんな
ゆうめい
新宿眼科画廊 スペース地下(東京都)
2016/04/29 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了
人の業。
実体験を元にしているからか、生々しさはあった。ハイバイの演出助手をされていたからか空気が似ているのもわかる。人物や物語に関しては、後半から観ていて追いかけるのが大変ではあった。ただ公演するのでなく、こういった人のすれ違いや傷が、作品を通して減っていけばいいのにと思う。細かい芝居や粗以上に、中身が響く作品でした。
【終演しました!】ゴールデン×ウィッグ
劇団ダブルデック
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
あっという間の100分間!
どんどんスピードアップしていくテンポと流れにあっという間の100分間でした。演者さんが何役もぐるぐるするので大変だろうなとは思いましたが、そんなことよりも勢いに押されてとっても楽しめました。オリジナルの詩と曲による挿入も魅力的で、パンフレットに書かれている詩をあらためて読むと、もう一度観たくなりました。
非の打ちどころはないですが、ひとつあるとすれば、言い回しやリアクションが小芝居じみてちょっとこっ恥かしいところですかね。途中から慣れちゃうんですが、小劇場に慣れていない人を誘った時に、違和感が入り口に立ってしまうような気がしました。でもでも、そんなのもすぐ慣れて楽しめるのも良さなのかもしれませんが。
次回作も楽しみにしています。
um~潮龍伝~
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
ブディストホール(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/10 (火)公演終了
満足度★★★★
好きなのもてんこ盛り♪
初めての劇団。フライヤーとストーリーに惹かれて。源平合戦・龍宮物語・パイレーツ何とかが思い浮かんだが よく練りこまれていて見応えがありました。そして衣装がまた良かった。キャストの声も大きく台詞が聞き取りやすかったです。 台詞も綺麗な響きで悠久の時を感じることができました。ちょっと残念だったのは殺陣がいまいちな部分があったところかな・・・
劇読み!6
劇団劇作家
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
最後まで楽しめました
本人不在殺人事件を観劇しました。普段の朗読劇とは異なり、朗読劇ならではの工夫や見せ場があって、しかもテンポが軽快で、最後まで楽しめました。できれば、この分野をトコトン深めて欲しいです。次回作も期待したいです。
神芝居
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
まだまだ余韻にひたってます!
衣装が細かく作り込まれていて、色もキレイで役者さんが動くと裾がふわーっと広がったりして魅力的でした!ちょこちょこでてくる小道具が(とくに茶柱とか)なんだか斬新で面白かったです。観ている時間は終始目が話せなくなるほど楽しく夢中になりましたが、千秋楽が終わった今でもあとから自分なりに考察したり、いろんな人の感想やレポートなどを拝見する時間が楽しいです!それほど自分の中に深く残る作品でした!
中之島春の文化祭2016
ABCホールプロデュース公演
ABCホール (大阪府)
2016/04/30 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
文化祭Cブロック観劇♪粒ぞろいで大変楽しませて頂きました!
Cブロックは、ビーフケーキさん/匿名劇壇さん/劇団ガバメンツさん/
劇団壱劇屋さん/ステージタイガーさんがご出演!
ビーフケーキさん:前回に続き、クオリティ高いお笑い♪演劇なのか?コントなのか?お悩みの様ですが…、私はツボです♪
匿名劇壇さん:過去、現在と繰り返される「悪との戦い」と、「リア充な学生生活」に向けた、神とヒーローとヒロインの七転八倒!楽しかった!
劇団ガバメンツさん:なるほど!シニカルなネタでした!
劇団壱劇屋さん:鉄板のゴムネタ!見応え十分!静岡頑張ってきて下さい!
ステージタイガーさん:いつもながらエネルギッシュな公演でした!
LADYBIRD,LADYBIRD
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
来年に続きます
虫かごの中のムシたち話。単なる子供向けの作品では無い。ミュージカルだからこそ幅広い年齢の観客を楽しませることが出来るのでしょう。私は「大人になってわかったこと」が印象に残った。出演者全員が一生懸命、特に今日は楽日、熱気が伝わりました。
ザ・レジスタンス、抵抗
Wけんじ企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/04/28 (木) ~ 2016/05/11 (水)公演終了
満足度★★★★
どこでも B いつでも C
みんな、喰われちゃった・・・ 正解だけが人生の、抵抗する者される者、優しさに目隠しされた密林で仰ぐ太陽が恍惚の光であるために精一杯抵抗しないといけない、懲らしめとも、諭しとも、叱咤とも、慰めとも・・・。問題は真面目かどうかではない、巣穴の狭さ、深さにあるのだ・・・ 神でもない、虎たちが哄う。
それは言わない約束
かーんず企画
シアターブラッツ(東京都)
2016/04/30 (土) ~ 2016/05/05 (木)公演終了
満足度★★★★
華が欲しい
大学を卒業後、商社に就職が決まった息子。
ネタバレBOX
父は著名作家・里見 潤一で居間には原稿を受け取りに来る編集者が、締切だ・原稿依頼だ・相談だと言っては押しかける。未だに手書き原稿スタイルで押し通すだけの力のある私小説作家で、無論、いくつか大きな賞も取っている。妻・順子は若く美しい。私小説作家であるから、無論、創作部分があるにせよ、夫婦の関係も基本的には事実であると読者には思われている。
出入りしている編集者たちの中に大学時代にはステディーであり、かつ、同人誌編集長と副編集長だった男女があった。男が編集長、成績も男の方が良かった。にも拘わらず就職先の出版社は規模の違い、売れ行きの違いから女の給料は男の倍。おまけに担当作家が同じという皮肉な状態にあった。この関係が面白くない男は、作家の息子に私小説を書かせ、父母の真実を世間に知らせようと図る。息子の母は、謂わば娼婦。呼び出されれば従いて行って男と寝る。父母初めての出会いは、当にそのような関係であり、潤一はステディーが居たのに、この女と何度も寝るうち、妊娠させていた。順子は結婚を迫り、男は愛しても居ない女と結婚して生涯を過ごすこととなったのだが、この秘密を息子は暴いたのだった。然し、原稿は本になる直前父に見つかり、作家は編集者に圧力を掛けて出版はされないこととなった。
真実が明かされて、空虚そのものを抱えて生きることの空しさがひしひしと伝わる。
シナリオ、舞台美術、演技もしっかりしているし演出も良いのであるが惜しむらくは華がない。
アンドロイド・エデン
夢幻舞台
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
純
近未来、心を持つ人間として再生されたイブは悪夢に魘されて目覚める。
ネタバレBOX
とそこは、エデンと呼ばれる集落。住民はアンドロイドであった。というのも、イブが再生される以前、心を持ち人間と同じように思考し判断すると信じたアンドロイド達が、人間に使役され続けることに疑問を持った為に氾濫が起こり、終には人間対アンドロイドの戦争に発展した。部品さえ調達でき、工場があればいくらでも作れるアンドロイドは、戦闘能力を有するまでに十年以上の歳月を必要とする人間に負けるハズもなく、8年後、人間は滅んだ。
元々、人間の生存していた時代に、初期型オリジナルの単体として製造されたイブは、初期型としての記憶も埋め込まれていた。それは、自分達を創造したのが人間だという記憶である。
一方恐らく人類滅亡時、損傷した部位をサイボーグと化し、脳以外は殆ど機械の体を持つ天才科学者が、人間が死に絶えた後、人間の再生を願って作り上げたのが現在のイブである。(その記憶には初期型オリジナルアンドロイドとしてのイブの記憶も転写された模様)
ところで人間を滅ぼした後暫くはアンドロイドも平和を保っていたが、やがて格差を作り差別を作り、収奪する者とされる者に分かれて争い合うようになった。その姿は恰も人間そのもののようであった。基本的にプログラム通りに行動するアンドロイドには、バグ以外に行動を変える要素は無い。自分達に心があると信じ、自分達の心を守る為に戦ってきたハズが、人間が滅んでみると錯覚であったことが分かった。だが既に遅かった。戦闘用にプログラムされたアンドロイドを支配するイデオロギーは“力こそ正義”である。そのイデオロギーに合致しない者は総て敵、自動的に戦闘が際限も無く繰り返されることとなった。
エデンはこんな状況にあって比較的大きく平和が保たれているコミュニティーである。従って時々、外敵に襲撃されることもあった。ある日、そんな外敵が陽動作戦を使って襲ってきた。戦闘要員たちは、罠に嵌る。安全だと考えられていたエリアに残っていた非戦闘員のイブは、潜入してきた戦闘アンドロイドに銃を向けられるが彼を折伏してしまう。だが、丁度そこへ戻って来た仲間の戦闘アンドロイドは、銃を床に置いていた敵を後ろから撃ち殺してしまった。自分の説得に応じ、平和を願って銃を下ろした敵が殺されてしまったことにいたく傷つくイブであったが、仲間の必死の謝罪と自分のできる範囲で自分の守れる者を自分のやり方で守るというスタンスに同意。仲間と共に戦場に赴き、傷ついた者らを確保しケアすることなどを通してコミューンに貢献していたが、コミューンが大きくなるにつれ、非戦闘員の比率が高くなり過ぎ、最早現在の戦闘員だけでは皆を守り切ることが出来なくなった時、戦闘リーダーは、イブが共同体から出ていくように説得する。互いにコミューンを愛し、それぞれの方法で守り拡大してきたのだが、その限界が露呈したということでもあった。折しも、最強のコマンドがエデンを狙って襲撃してきた。その名をカイン。オリジナルの単体で自分達が心を守る為に戦い始めたのに、人間を殺し尽くした果てにアンドロイドは本当は心を持っていなかったことに気付き、それらの記憶がバグを起こす原因となる為、記憶を封印して下意識に追いやり、ずっと抑圧して表向きは忘れ去っていた。だがこの事実をイブに指摘されて思いだし、錯乱に追い込まれてしまう。カインの弱点は。恐らくこの点のみ。彼は戦闘から脱落の憂き目にあう。
イブ、そしてエデンの戦士たちは、この後、平和で友好的な世界を築くことができるのか?
重大な箇所で、心の無い筈の増産型戦闘アンドロイドが、イブの安全保障論に心を動かされてしまうことが、大きな瑕疵ではある。然し、現在、アーミテージレポートの要求通りに日本を改悪してゆく安倍政権と労組を含む経済右翼、為政者に対して若者が必死に純粋に平和とそれに伴う多くの無くしてはならないものを守ろうと立ちあがる姿勢に、心を撃たれる。若者のひたむきな姿勢が、実に良い。