最新の観てきた!クチコミ一覧

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七変化 ねずみ小僧捕物帳

七変化 ねずみ小僧捕物帳

松竹

大阪松竹座(大阪府)

2016/06/01 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★

観てきたよ
個人的な感想。

楽しく、観劇させてもらいました。思った以上に、浅野さんが主役と聞いて、楽しみにしての観劇、よかったですよ。

主役を盛り上げる脇役も存在感出していました。
私の一押しは無駄に存在感のあった、番頭さん。もちろん、主役級のほかの方もよかったですけどね。あとは、踊りの際に他の方より、ひと際目を惹いたのは、片岡さんですね。動きが同じ振り付けなのに、頭一つ出て、洗練されていました。

最終はもっと、辛いものでもよかったかなと思いましたが、めでたしめでたし、、、でしたw

アベベのベ 2016

アベベのベ 2016

劇団チャリT企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

お気楽に笑える作品
説明は仰々しいですが、お気楽に楽しめる作品。
特にコンビにバイトの経験があるとあるあるな連続。
みんな笑っているので、大きなテレビを友達と見ている感じで良かったです。

どりょく

どりょく

かわいいコンビニ店員 飯田さん

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★

うーん
ちょっと自分が想像していた作風と違っていたので、ついていけないところもありました…
会話劇かなと思ったら、わらいとパワーで押して終わる感じで、テーマはいいのに、つたわっているのかな?という感想。
無理やり笑いに持って行こうとして、ミエミエな手法になってしまって、でも長すぎてちょっと飽きてくる感じもして結局笑えないとこれろありました?。
役者さんはいいのに、ドタバタで終わってもったいないな、と思いました。
パワーで押すだけでなく、見せる、というのを考えたら、もっとよくなるのでは。

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2016/06/07 (火) ~ 2016/06/10 (金)公演終了

満足度★★★★

らしさが良く出ていたですと感心
史実ではないようですが・・
ドボちゃんが組み入れようとした
当時のアメリカを判り易く表現できていたなぁと思った
約2時間強!
 
それにしても今回の客席の雰囲気は=
有閑madam空間的な感じがしました
みんなマナーが良く
とっても静かに音楽が堪能できました♪

ネタバレBOX

解り易さとかをもっと追及して欲しかったかな

暗転時のアメリカ国家詠唱はいいんですが
なかなかに楽しめた主人公=ドボちゃんのキャラ使って
暗転時は明転時の前振りで
主人公の状況説明をナレーションで入れたりできたら
よかったかな・・とか思えたですよ
コメディカルナイト

コメディカルナイト

劇団クロックガールズ

新宿シアターモリエール(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめた。
病院の設定。夜間救急外来でのお話とても楽しかったです。医院長ちょっと頼りなかったですけれどいろいろな思いがありあったかい方でしたね。スタッフも確かにコメディスタッフでしたがなんとなくまとまっていたような・・・。ただ、病院が患者さんがいます。入院患者もいます。「死」という現実は遭遇しますね。考えさせられた部分もありました。

くろはえや

くろはえや

JACROW

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/06/05 (日) ~ 2016/06/11 (土)公演終了

ぶつかり合う芝居
吉水恭子さんが書いた芝居を何本か観させていただいているが、それぞれの切り口が興味深い。社会で起こった出来事に翻弄される人々。今回は災害の渦中で起こった事件。それぞれの思いがぶつかり合い、いさかいとなる。こういうリアルな瞬間を同時に体験することこそが演劇の醍醐味だと思った。

コメディカルナイト

コメディカルナイト

劇団クロックガールズ

新宿シアターモリエール(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポ
救急病院の中で起こる笑いあり涙ありの話だけでなく色々な問題についても考えさせられる良作だとは思う。
が、題名のコメディカルにこだわり過ぎるのかエピソードによっては甚だしくテンポが悪い。
このエピソードに割く時間を他に回せばなぁと思うところが多々ありました。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

SQUARE AREA
テンポよくて好きです。徐々に明かされていく秘密な感じも良いです。声の大きな体も大きな方(お父さん)が叫ぶ、最後のセリフ、格好良いです。Tシャツとか一番いろいろ買いました。一生懸命商売する姿もとても好感をもちました。また行きますね。

燕のいる駅

燕のいる駅

グンジョーブタイ

まちづくり市民交流プラザ(広島県)

2016/05/28 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

戯曲の面白さを改めて味わった
MONOの昔のDVDは観てましたけど、今回改めて観ると、その時より色々なものが感じられて面白かったです。
設定もMONOとは少し違ってて(漫才師コンビ→葬儀屋・別公演のために改変したものだったんでしょうね。。)、新鮮な感じで楽しめました。
表のテーマと裏のテーマがはっきりと感じられたというか。(自分が思ってるだけかもしれないけど。。)

ちょっと会話の間とか舞台装置とかは、もう少し何かしら他に可能性はあったのかなぁ・・と思ったりもしましたが。。

劇団自体まだ2回目なので、次も楽しみにしたいです。

榊原の衣装がかわいかったです。

六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

【第二部】観劇
何回か観ると気づくこともあります。

ネタバレBOX

義経千本桜  いがみの権太(いがみのごんた) 木の実 小金吾討死 すし屋

木の実で権太がわざと荷物を取り違えて小金吾をゆすったことが、権太がすし屋でお金の入ったすし桶と小金吾の首の入ったすし桶を取り違えたことに繋がりました。

権太の心変わりとそれを知らなかった父親弥左衛門との悲話が強調されますが、維盛を出家させてでも生かしたいと思い、何でもいいから首を差し出してくれれば自身の描いたシナリオ通りに運ぼうとした梶原景時の思いが本質でした。
アベベのベ 2016

アベベのベ 2016

劇団チャリT企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

アベベのべ
面白かったです!コンビニでバイトしたことがないので真相は定かではありませんが、でもきっとこんな状況が展開しているのだろうなと、ひと事なので笑ってしまいました。店長(代理)にも同情するし、かといって度が過ぎるとブラックバイト紙一重だし・・・。で、本題の方は期待したほどの賛否バトルではなかったですが、憲法改正は自衛隊問題だけではないことを改めて自覚いたしまして、下手するとこんなお芝居も上演できなくなるのかもと思われ、ちゃんと読んでみなくては・・・とは思うのですが。

コメディカルナイト

コメディカルナイト

劇団クロックガールズ

新宿シアターモリエール(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

設定に難あり
 経営難で備品(薬品、包帯、ガーゼ等々)迄不足し、CTなどの医療用機械も故障して使えないという救急指定病院の一夜を描いたコメディーだが、

ネタバレBOX

シナリオが荒く、終盤まで適確な集約点を見いだせるような構成を取っていないので、終盤部以外は、頑張っている役者の演技も活きてこない。シナリオ・演出をもう一度キチンと練り直す必要があろう。
 病院の問題は、実際多々ある。これは事実である。救急車が急患を搬送しても盥回しにされて、結果患者が亡くなるということも報道される通りであろう。然しながら、日本の現在の病院で今作に描かれているほど機器が機能しなかったり、包帯や三角巾迄無いというのは、コメディーとしての細部を創れない設定で、リアリティーに欠け笑う前に呆れてしまう。シナリオライターは状況設定にもっと頭を使うべきであった。
ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

くちびるの会

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/07 (火)公演終了

満足度★★

童心に戻る作品ではあるが
タイトル通り煙に巻かれたような作品。ただそれゆえにわかりづらいところ多数。


もっとメリハリが欲しかった。

ネタバレBOX

どーにもこーにも、同じような展開が続くので飽きてしまいます。特に双眼鏡を覗くところや、豆腐屋さんのラッパなど同じことの連続で...。

何かひとつ大きなターニングポイントみたいなものを明示してもらえたらもう少しくいつけたかもしれません。
ハワイユー

ハワイユー

劇団 贅沢貧乏

江東区北砂のアパート(東京都)

2016/05/07 (土) ~ 2016/06/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

溶け合ったふたつの世界
 あの女優のつぶやきは何人の耳に届いたの?あの匂いは他の人には感じられたの?ちゃぶ台の上の虫?をティッシュで取ったのは台本なの?それとも開けはなれた窓から偶然飛び込んできたの?あれは何人の目に見えたの?
 雨が降ってきたらどうするの?外を通るクルマが電柱にぶつかったらどうするの?ドキドキしながらふたりの生活を見守る。干渉したら彼女たちの世界が変化してしまいそうで、少し緊張してふたりを見守る。そんなに無理しないでいいんだよと思いながら。

 最新のVRヘッドセットを付けてCGの世界を覗いてみても、この感覚は味わえないだろう。時間と空間とリアルな感覚が新たな感情を呼び起こす。歩いていたあの時に、家に入る前のあの時に、すでにふたつの世界が溶け合っていたことに、後から気が付く。演劇にまだこんな可能性があったなんて。

 佐久間麻由さんの美しさに引き寄せられる。
 大竹このみさんの演技に引き寄せられる。
 あの空間で演技できるふたりに感心する。

 なんとも緊張する、不思議な、優しい、せつない、特別な空間に入れてもらった奇跡に感謝します。ぜひ続けてくれますように!

 あぁ、語ることが多すぎる。

 山田由梨恐るべし。

義経千本桜—渡海屋・大物浦—

義経千本桜—渡海屋・大物浦—

木ノ下歌舞伎

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

木ノ下歌舞伎の【義経千本桜~渡海屋・大物浦】を観劇。

またも歌舞伎である

平安時代末期、源義経は平清盛との源平合戦で勝利を収める。
がしかし、兄・源頼朝に不信感を抱かれ、謀反を疑いまでかけられてしまい、仕方なく都落ちの為に九州に逃れるが、道中に立ち寄った船宿には平清盛の子孫・平知盛が復讐の牙をむいて待っているのだった.....。

平安時代の不安な世の中を、現代の政治、文化と重ね合わせていき、複雑な時代背景などもさらりを描き、小気味良い演出で攻めてくる。
そして戦乱の時代に産み落とされた己の人生、運命な抗いながらも復讐に向かう平知盛の人生は何ぞや?をクライマックスに期待したのだが、どうも今作はそこに焦点を持って行かず、戦っている平知盛を見守る家族、復讐をされた側の源義経の見解、そして復讐を成し遂げられなかった後の平知盛の無念さを描いている。
このような描き方は悪くはないが、物語の展開としては、どう読んでも復讐を最後の大詰めに持って行っているのに、突然違う方向から描き始める辺りから、徐々に観客は失望感を感じ始めてしまう。
折角、観客全員が物語の転に乗り出しているのに、何故ここで観客を路頭に迷わせる流れに変えてくるのかが理解不可能である。
そして転の波に転げ落ちた観客は思うである「この演出家は何がしたいの?」と。
そして終わりにかけては、源義経から見た世界を描くというのも意味が分からずという感じだ。
観客は観たいのは、平知盛の無念の人生観なのだ。その人生観を徹底的に描く事が木ノ下歌舞伎なのだと。

そう残念ながら、今作は演出家の演出ミスなのである。
なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2016/06/07 (火) ~ 2016/06/10 (金)公演終了

満足度★★★★

クラシックコメディー
コメディーだと思って見ると残虐なシーンもあり、いい意味で重ための内容。
演者さんたちが明るく爽やかに演じるので息苦しさは感じませんでした。
こういった歴史上の芸術家(作曲家や作家や画家など)を取り上げた作品はもっと増えてほしい。

アイバノ☆シナリオ

アイバノ☆シナリオ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはり。
期待通りいやそれ以上でした。スナックというのはいろいろなお客様の集まりその中での人間模様。しかしスナックのママさんというのは改めてすごいですね~。強いです。キャストの皆さんもよかったです。掴みよかったと思います。いい時間でした。

くろはえや

くろはえや

JACROW

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/06/05 (日) ~ 2016/06/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

黒だったのか白だったのか
『消失点』と同様の、脚本:吉水恭子、演出:中村暢明コンビによる作品。
事件的なテーマを扱う劇団が数多くある中で、JACROWは独自のカラーがある。

“見苦しさ”がぶつかりあう台詞劇。
JACROWらしい作品。

ネタバレBOX

吉水恭子さんの作風は、当たり前だけど、とてもJACROWのイメージと合っている。
しかし、中村暢明さんの作品のような重苦しさと後味の悪さ(後味に残る苦さ)のようなものはあまりない。
一応「終わる」からだろうか。
と言っても、『消失点』も、この『くろはえや』も「事件(災害)」をストレートに想起させ、さらに事件(災害)のことではなく、そのことによって炙り出されていく人の「気持ち」あるいは「業」について、観劇中も、観劇後も考えさせられることが多いのは、JACROWならではと言っていいのかもしれない。
その点が、JACROW作品の肝であろう。

この作品も、まさにそう。

「脱ダム宣言」をした県知事が長野県にいた頃、平成18年の下諏訪を、作品基本設定としている。
下諏訪を襲った豪雨対策の災害対策室の一夜を中心に、対策室に集う町役場の人々を描く。

雨が豪雨となり、想定外の災害を引き起こす可能性が出てくることで、対策室内は、ちょっとしたパニックとなり、普段は口にしないような「本音」が現れ、「人が剥き出し」になっていく様が、なかなか「見苦しく」って良いのだ。

誰もが何らかの鬱屈した気持ちを抱えていることがわかり、それが「地縁」「血縁」という自縛に囚われていることから起こってくる。

役所の人たちと言っても、当然そこに暮らす人たちだもあり、災害に遭っている人ということが、その「地縁」「血縁」と絡んでくるところがとても上手い脚本なのだ。
切り離せないからこそ、人々の間に軋轢が起こり、関係が歪み、ギシギシと悲鳴を上げる。

「地縁」「血縁」の良さも当然あるのだが、悪さ、醜さもある。
本人が望まぬ形で出戻ってきた、役場の職員の一人、守屋を通して見せることで、地方から出てきた観客の多くは、自分の故郷のことに重ねたのかもしれなない。
彼が役場という仕事に就けたのは、まさに「地縁」によるものに違いない。そんな彼が、自分の故郷が自分を縛っていることを呪うように言葉を吐き出す。
その怒りは自分に向けていることもわかっているのだ。
そうしたことがわかるからこそ、イライラが募り、この災害発生時のタイミングなのに、周囲に喰って掛かるのだ。
豪雨により、時々刻々と状況が悪化していく中で、対応策はとっていくものの、それぞれの思惑とイライラがぶつかり合い、外の豪雨に負けない嵐が会議室内で起こっている。

登場人物たちの表情が、徐々に「悪く」なっていく様が上手い。
「悪いことを言う」顔なのだ。
イライラが伝染していくように、さらにそれが助長していく。

「何言ってるんだ、こいつ(ら)、このタイミングで」と観客の多くは思ったに違いない。しかし、この期に及んでも、いろいろな思惑や、ここで言ってしまえ、といった感覚があるのか、あるいは仕事とプライベートがぐちゃぐちゃしがちな地方ならではの感覚なのか、誰かが何かのタイミングで静止しなければ止まらないのだ。

平成18年に実際に起こった豪雨災害を下敷きにしているという。
この「平成18年」という設定が実は効いている。
「脱ダム宣言」の長野県というだけでなく、東日本大震災も熊本の震災もまだ起こってはいないからだ。
もし、その後の設定であれば、「避難勧告」についてのためらいは出てこなかっただろうし、「想定外の出来事」は常に起こる可能があること、さらに災害に対する対応方法も異なったに違いない。したがって、こうした内輪もめのような事態に陥ることも少なかったのではないかと思うのだ。
そのあたりが上手いと思う。

総務部の危機管理室長・守屋明美は、このゴタゴタの中で、唯一職責をまっとうしようとしている人で、「女が働くことへの風当たり」にも「子どもを残している」ことへの罪悪感のようなものにも、耐えている。
彼女の存在が、災害対策室の崩壊を免れることになっているのだと思う。
だから、ストーリーは破綻せずに地に足が着いたものとなっているのではないか。

地方から東京圏に来て暮らしている観客は、この作品をどうとらえたのか気になるところだ。
「あるある」で「イヤだな」なのか、「それでも懐かしい」なのか。

後日談はさらりとしたところがいい。
「黒南風」だったのか「白南風」だったのかはわからない。

ラストで守屋・兄妹が、ダム予定地で父親の後ろ姿を見つけるシーンはとてもいい。
会議室のみの設定かと思っていたので、それに対する意外さ、つまり、視野の広がりもあったが、何よりも、劇中で何度も出てくる「中止になったダム」の存在と親子、という「地縁」と「血縁」の象徴として、「建設予定地」の古びた看板とともに、きちんと物語に効いてくるのだ。

危機管理室長・守屋明美を演じた蒻崎今日子さんの、子持ち・女性管理職としての安定した演技は、やはりいい。東京から出戻った、守屋徹を演じた小平伸一郎さんの、まるで反抗期の子どものように、捻くれた姿からの、ラストでの故郷への複雑な愛情を吐露するあたりが、とてもいい。自分の気持ちを絞り出すような、感じが。
総務部の若い女子職員・御子柴を演じた森口美樹さんの、若くて仕事をテキパキこなす姿から、物事をはっきり言う本来の姿を見せ、憧れていた田舎暮らしへの嫌悪を、静かに剥き出しにしていく様も良かった。
総務部の足の悪い五味を演じた菅野貴夫さんの、守屋の父親を知っています、からの、事故の責任を問う鬱屈した台詞がとてもいい。

豪雨の中で、ガラス窓の外に水を流すというセットは、細かいことだが、かなりの効果が上がっていたと思う。

JACROWは、もっと大きな劇場で、作り込まれたセットの中での芝居も観てみたい。
近い将来そういう公演が打てることを期待する。

観劇した日は、初日ということもあり、台詞などに固さが残っていた。「宣言を設置する」なんていう台詞もあったりして。特に方言が、長野地方の人間ではないのだが、どうもこなれ切れていないような印象を受ける。

公演後はイベントがあった。緩く観客も参加する形で、この作品のテーマでもある「地方と東京」についてのものだった。
なかなか面白かった。蒻崎さんのところどころで炸裂する突っ込みには笑った。谷仲さんがクラブに行ったとの発言(!)の後に、クラブの騒音の中っぽく「どこから来たのーって言うの?」という突っ込みとか(笑)。
アイバノ☆シナリオ

アイバノ☆シナリオ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

「掴みはOK」だったが…
舞台はスタートから数分が1つの勝負かも知れません。そこで観客の好奇心をどう高めるかで物語の面白さが決まります。その点から言えば、ソーラン節の踊りと劇中歌はインパクトがありました。一方どこかに疑問点を感じてしまうと、集中ができなくなってしまうものです。残念ながら今回の私は、引っかかってしまいました。何に引っかかってしまったかと言えば、「網走」です。なぜ網走なのか? 舞台にその網走を感じさせるものがあるのか? 網走に長年住んでいる人はどう違うのか? 話の内容は感動的なのですが、私は乗り損ねてしまいました。たぶん後方の席だったことも関係しているかも知れません。最前列とは言いませんが、前方で観ないと感動が届かないこともあるものです。

義経千本桜—渡海屋・大物浦—

義経千本桜—渡海屋・大物浦—

木ノ下歌舞伎

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

歴史が良く解かったなぁと(^^)
様式美風なつくりと
リズム感あるセリフの応酬や
外連味のある衣装の選択や
シンプルながら巧みな作りの舞台セット等
出来が良かった♪

惜しむらくは開演時間の厳守とか
開演前の座な温め的なものがあったならばと思ったかしらねぇ

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