ジャッジノット!!審理編&評議編 公演情報 演劇企画アクタージュ「ジャッジノット!!審理編&評議編」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    審理編と評議編の2本立て公演のうちの後者を鑑賞。 

    この公演は池袋演劇祭全体のチラシを見てその幕開けの演目だったので初日の夜を観劇予約したのだったが、劇場に入るまで2本が別のステージだとは知らず、同時に上演されるものとばかり思っていた。順序としては審理編⇒評議編だろうから、それがわかっていれば審理編を選択したはず。演劇祭の全体チラシにはステージ毎の区別が書かれていないのがそうした誤解の原因。スペースの関係もあろうが、ここらは一考を要するだろう。 

    初日ではあるがマチネ公演の後だというのに、受付開始・開場が10分遅れ。じっとしていても汗ばむ中で会場を待っている客の身になっていない。 

    開演時間に主宰の大関雄一による前説。ここでトイレは開演前に済ませるようにとの注意は遅すぎる。実際には開演時間を過ぎているのに、それでトイレに立つ客がいればますます開演が遅れるではないか。 

    5分遅れで開演、上演時間1時間35分。 

    (以下、ネタバレBOXにて…)

    ネタバレBOX

    自分の父親を刺殺した容疑の男(劇中の登場なし)に対する裁判の、6人の裁判員と3人の裁判官の評議の物語である。当初は被告の話に感動した裁判員全員が無罪、裁判官全員が有罪という中で議論が始まる。 

    が、台詞でもわかるが、ここは高等裁判所。ということは控訴審である。
    なのに、本来なら第一審で明らかにされているであろう事の議論が多すぎるし、第一審で証言されているべきことが、この控訴審で初めて明らかになったように議論される。一方では、そもそも凶器の果物ナイフは被告の家にあったものなのか、そうでなければどこで、どんな人物によって購入されたものか…そんな重要なことは地裁での第一審で検察によって明らかにされているはずなのに、そうしたことが全く評議の中で問題にもされない。
    それに、控訴審は原則として第一審で判決が下されたプロセスに誤りがないかをチェックするもので、第一審のような裁判を一からやり直すというものではないのだ。 
    なぜわざわざ高裁での二審を舞台にしたのか。地裁での一審だったら、まだ不自然さも少なかったろうに…。 

    物語の展開上とはいえ、登場人物のキャラクター設定があまりにも不自然で、「12人の怒れる男たち」と比較するまでもなく、薄っぺらさしか感じさせない。
    裁判長役の小林尚臣だけはうまいのだが、総じて役者の演技がオーバーすぎてギャグの場面でも笑えない。さらに、評議のところどころで登場する審理編の役者たちが総じて演技レベルが低すぎて、舞台への集中に水を差す。

    裁判をテーマにした作品としては物足りなさしか残らない舞台だった。

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    2018/10/07 09:04

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  • latticeさま

    ご指摘ありがとうございます。

    第一審かどうかという点に関しては、序盤の女性事務官だか書記だかを紹介する時に「当高裁きっての」という台詞がありました。もう一か所、高裁だということを言ったのですが、どの場面だったかはっきりしません。これらのことで、「え、これ控訴審なの」と驚いたのでした。

    裁判の本質部分をお茶の間化した先駆的作品であるかもしれないと書いておられる方もいらっしゃいますが、このテのものは他にいくつもあり、そんなたいしたものではなかったのが事実です。

    2018/10/10 04:19

    「審理編」も観ていれば不満が3倍、4倍になったことでしょう。両方観た私はしばらく怒りがおさまりませんでした。

    僭越ながら事実関係の確認をさせて頂きます。
    まず、裁判員制は第一審のみの適用のはずなので普通に第一審だと思われます。高等裁判所というセリフがあったのならセリフのミスでしょう(私はもう記憶が消えているのでわかりません)。
    次に、被告人は中年の女性で舞台下手で入れ替わりで証言の再現VTR(?)をしていた人の一人です。

    2018/10/08 02:09

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