真説・春琴抄 公演情報 あかね色「真説・春琴抄」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    会場に入ってすぐ、舞台装置や音や光で独特の世界に入り込み、終焉までぞくぞくさせられました。文学作品を扱った舞台で難しいかと思いましたが全くそんなことはなく、作品に引き込まれて、谷崎の世界に浸ることができました。役者も上手い。最後ぞくぞく。
    美しい舞台でした。

    ネタバレBOX

    春琴抄と記者が谷崎夫婦の真実を探る二重構造なのだけど、春琴抄の場面に比べると、ちょっと記者に関わる場面が普通だったかも。皆さんの感想も春琴抄部分に集中していて、記者対谷崎のテーマにはあまり行ってない感じがします。その春琴抄部分はとても満足した上でなのですが。

    谷崎関係者は濃いけど、若い記者が薄いのか。作品中だけだと谷崎の手紙をみて面白い記事を書こう、というのが動機ということだけど、60分では難しいかもだけど、記者がもっと切実な執着、元々谷崎に特別な関心があるとか谷崎個人に批判的になる特別な理由があるとか、人一倍真実追求を大切にしすぎるあまり問題を起こして社会欄から文化欄に回された過去があるとか、が前半からガッツリ描かれているとかした上で、谷崎関係者とも春琴抄並みのぞくぞくするドラマ、これ次々簡単に人を紹介してもらってすんなり取材できてるのだけど。当初は協力を得なかったものをなんとか走り回って苦労して取材するとか、苦悩や葛藤を経て真実を暴いてもらうとかどうでしょう。
    谷崎の作品は読んでるけど、本当に文学が好きで元々文化欄担当なら、真実とかいうより作家が大切にしているものは大切にしそうな気もするし。もしくはそもそも谷崎家全体から煙たがられている批評家という設定とか。

    あと、二つの話がほぼ同時並行なので春琴抄のクライマックスがこの舞台全体の最後のドラマも持って行ってしまうのだけど、春琴抄は中盤までにして、次第に後半記者の真実対美ってテーマが表に出て、そっちに集中できるようにするとか。だとして、後半の記者の部分が中盤の春琴抄のクライマックスに負けてはいけないから大変だけど、時間を置いてあの二人が記者の前に出てきたらそれはそれでゾクゾクするかなとか。

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    2018/03/25 02:51

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