MONSTER TUNE 公演情報 JAM TAP DANCE COMPANY「MONSTER TUNE」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2016/05/01 (日)

    ブロードウエイのショーを彷彿させる80分のノンストップのタップダンスショーと謳われている。クラシック・バレエやモダン・ダンス、ついでに言えばミュージカルの舞台にもよく通う私だが、 タップダンスだけの舞台というのは初めて。 

    タップダンスというのは元来はアメリカ南部の黒人のダンス。18世紀のサウスカロライナ州では黒人奴隷が労働後のダンスでドラムを打ち鳴らしていたが、1739年に同州で暴動が発生し、白人が黒人の集まる場でのドラムを禁止したためにドラムの替わりに足を踏み鳴らし音を出した事から始まった。20世紀に映画や音楽とともに世界に広がり、タップスと呼ばれる金属板を靴底の爪先(ボウル)と踵(ヒール)につけて床を踏み鳴らしながら踊る。
    ただ、私もそうだが、日本でタップダンスといえば浅草あたりで芸人がやっているもの、というイメージが強い。あのビートたけしだって深見千三郎に弟子入りした最初はタップを教わったという。で、このカンパニーだが、すでに25年目を迎えるという。今回の出演者は総勢16名。 

    定刻に開演。ここらはさすがに小劇団と違って開演時間をきっちり守ってくれる。 

    (以下、ネタバレBOXにて…)

    ネタバレBOX

    まずは全員による「SING SING SING」に始まり、ラストの「IDA’S IDEA」まで全18曲。

    前述したようにタップだけで構成されたステージを観るのは初めて。当然、爪先と踵を床(ステージ全面に木のパネルが敷き詰められている)に打ち付けて音を出すことが主体となるのだが、それに合わせて両腕や上半身も大きく動かす(それでリズムをとるといった意味合いもあろう)。
    が、ソロではなく複数の人間が一緒に踊るとき、この上半身、殊に腕の動きがまちまちで、角度もタイミングも不統一。決めポーズの時だって、腕の角度が全くあっていない。だからクラシック・バレエや質のよいミュージカルなどでのきちんと揃ったアンサンブルを観慣れている目でこのステージを“ダンス”として見ると、全く美しくない。
    タップダンスとしてはそれが普通なのかもしれないが、この公演は“ブロードウエイのショーを彷彿させる”と謳っている。ブロードウェイ・ミュージカルに見られるようにタップだけではなく体全体の動きも重視し、曲に合わせて踊っていくスタイルをミュージカルタップと呼ぶそうだが、少なくともこのステージを見る限りにおいてはとてもブロードウェイスタイルとは思えない。 

    ソロは確かにいいのだから、アンサンブルでの上半身の動きを統一させれば素晴らしいステージとなるだろう。ただ現在の状態で5千円(全席指定)というのはあまりに高すぎる。私がこのステージに払える許容範囲は2千円までだ。まぁ周りの様子を見ているとどうやら出演者の関係者が多いようだが、今のままでは一般の観客を多く動員することは難しいだろうなぁ。

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    2017/01/04 23:58

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