今さらやることじゃない 公演情報 パセリス「今さらやることじゃない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    パセリスのみが登場するステージ…
    パセリスではもうすっかりお馴染みとなった「対バン形式」の公演。今回対バンするのはナギプロ、ムシラセ、イチニノと、パセリスを加えてカタカナ4文字の団体が4つ。 

    パセリス以外に興味を抱く団体はないし、というよりも「パセリスだけを観たい!」とパセリスのみのステージを観ることに決めた後で、ナギプロに天幕旅団の美姫・渡辺実希が出ることを知って臍を噛んだのだったが、時、すでに遅し。他の日は全て予定を入れてしまっており、涙を飲んだのだった…。
    あッ、これを読んで神谷はつきがムクレた顔が目に浮かぶ(笑)。イエイエ、はつきさまのお姿を思い浮かべるだけで私の胸ははち切れそうです。あ、はち切れそうなのは、はつきさんの胸か(セクハラ、セクハラ…)。 

    さて、今回の公演でパセリスのみが登場するのはこの1回のみであるが、実はパセリスだけのステージというのは2年半ぶりのことだそうだ。「今さらやることじゃない」なんて思っている訳ではないだろうが…。 

    「いちばん安全な部屋」「オープンザドア」「アダルトビデオ」「本当にやりたいこと」「信じたらそこで終わり~リミックス~」「2021年の危機感」の6本。
    上演時間80分。 

    (以下、ネタバレBOXにて…)

    ネタバレBOX

    「いちばん安全な部屋」は1999年7月30日が舞台。アンゴルモアの大王によって地球人が滅亡させられるとノストラダムスが予言したその期限の日だ。
    時計会社の社長が秘書に案内されて特別室に入ってくる。この部屋はその社長を守るため兄である専務が作らせたもので、無数の罠が仕掛けられている。社長が椅子から立ち上がればその罠が作動を開始し、この部屋に侵入しようとした者はたちまちその餌食となるのだ。社長はそれを、自分を閉じ込めてその間に会社を乗っ取ろうとする専務の陰謀と考え、脱走を試みる…。
    この終盤で専務が将来は時間を時計で見ようとする者などいなくなる、と言ってスマホを取り出すのだが、前世紀末になぜスマホがあるのか、それは一切説明されない。 

    ところがラストの「2021年の危機感」では悪魔によって組織される「危機感管理委員会」が舞台。
    人類の危機感を煽る施策の乏しさを嘆き、全世紀末のノストラダムスのようなヒットが生み出せないものかと頭を痛める委員長のところに、当時の一般庶民の危機感がいかなるものであったか聞き出すために、冒頭の専務が99年から連れてこられ、彼は委員長のスマホをこっそり持ち帰ってしまうのだ。
    冒頭の作品での疑問などコロッと忘れていたところにこれだ。冒頭の作品と最後の作品をリンクさせたうまい構成。 

    「信じたらそこで終わり~リミックス~」は女流落語家が語るある夫婦の不倫をめぐる物語。
    会話と場面転換のテンポがよく、楽しめる小品だが、落語もよく聴く私からすれば、永田小夜演じるこの落語家の喋りが下手。落語になっていないのだ。表面的に噺家を演じようとしているだけ。落語のDVDなり本物の寄席なりをよく観て、噺家の喋りとはどういうものか、もっと勉強してほしい。 

    この6本、いずれもシャレた会話と皮肉が効いており、パセリスの本領が発揮されている。神谷はつきが活き活きしている。 

    ところで、パセリスで私が大、大、大好きなキャラクターは11年6月の「遠くから見てるだけ」に初登場(?)し、その後何回か登場した神様なのだが、最近はトンとご無沙汰。今回のパセリスだけのステージならば、と期待したのだったが、今回も神様はお出かけ中だった…。 

    さて、当日パンフに終演後にパセリスからの重大発表がある旨の告知がなされていたのだが、何事かと思えば…浅海タクヤが育休のため数年間活動を休止することになり、来年4月から神谷の姐さんが主宰となる旨の発表が字幕で流された。国会議員の育休が問題視されたばかりだが、これはシャレでもなんでもなく、事実そういうことらしい。小劇団で活躍している人々の生活は経済面も含めて本当に大変。晴れて浅海が戻ってくる日を楽しみに待とう…って、私の寿命が尽きるのが早かったりして…。

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    2016/12/16 12:39

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