アルトー24時++再び 公演情報 糸あやつり人形「一糸座」「アルトー24時++再び」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    厳然とアルトーはそこにいる。
    驚嘆すべき、素晴らしい作品だった。

    フライヤーには、

    「20世紀最大の詩人であり、現代演劇に真の革命をもたらした演劇理論家、そして自身、きわめて特異な俳優でもあったアントナン・アルトー。彼の送った生涯は波乱に満ち、われわれの想像を絶する激烈なものだったが、
    「その人生最後の一日」を描く。」

    とあるのだが、私が観劇した印象では、アルトーの箴言をキーに、芥正彦ら、作り手たちのシュールな想像力を、思うさま舞台にぶちまけた、という印象。

    もはやストーリーは判然とせず、しかし厳然とアルトーはそこにいる。


    あやつり人形、暗黒舞踏、モノローグ、ダイアログ、フリージャズ等々、あらゆる手法を駆使しての2時間40分。

    凄い時間だった。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    時おり、「ジャン・ジュネ」「ジャック・ラカン」「ジル・ドゥールズ」など、アルトーに関わりのあった人が客席に向かって語るシーン等が入る。

    「ジャック・ラカン」役を演じたのはピーチャム・カンパニー代表の川口典成。とてもリアリティがあってよかった。


    また、アルトーの思想と人生が主軸だが、三島由紀夫、天皇、そしてFUKUSHIMAについても暗喩に満ちたシーンが作られる。

    この辺りは芥正彦の面目躍如といった印象。


    1970年前後、芥正彦率いる劇団駒場は東大の学内劇団といえども一部アングラ演劇ファンには人気があった。

    当時私も数作観た限りだが、あれから40数年たち、現在の芥の活動は如何ばかり、という興味で今回観劇したが、見事な成熟に驚嘆するのみである。

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    2014/06/01 18:48

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