鰐の小説 公演情報 しずかちゃんフィルムズ「鰐の小説」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    才気煌めく繊細でしかし強烈な味わい。
    観てきました(澁谷ソロ「ヤバいヤバいとみんな言うけど」と澁谷桂一、青木満理子の「鰐の小説」の回)。

    とても面白く、刺激的でした。微妙な、しかし確かな味わい。

    まず何より脚本が素晴らしい。
    シュールでちょっとブラックな感じ。
    だけど、まぎれもなく作者自身の日常的な生活感覚の延長線上から生まれている。

    「その辺の、ありきたりな演劇にはもう飽きた」というご仁に、特におススメしたい。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    ●「ヤバいヤバいとみんな言うけど」

    僕たちはやたらに「ヤバいヤバい」というが、実はヤバいことなんて全然なくて、いつも安全なところにいる~という冷徹なまでに自己認識する部分が、とてもよかった。これも次の戯曲集には掲載してほしい。

    物語自体は、とても不気味。友人の家に、初めて行ったら、そこはすごくいいマンションだった。だが、中に入ると…、という話。


    ●「鰐の小説」

    年上の女性を好きになった少年と、同性を好きになった少女の話。あえてボソボソとした口調で語る演出がよかった。

    ラストの、二人が鰐に食われ携帯電話が鳴る部分は、急速に文学臭が強くなった印象。

    青木満理子という人は富山で演劇活動している、と言っていたが、なかなかの巧者。澁谷を凌駕する存在感。

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    2014/03/13 08:06

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