幻しの王 公演情報 ピープルシアター「幻しの王」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    老いと悔恨を、普遍性をもって骨太に描出。
    ピープルシアターとしては、このような小さなスペースでの公演は、30年ぶり、とのこと。

    今後も、知られていないが面白い翻訳劇などを、このような小スペースな場所でやっていきたい、と森井氏が語っていた。

    私のような小劇場偏愛家(客席数十くらいの小さなところでないと芝居に集中できない。客席100なんていうとかなり努力を要する)にとってはありがたいことである。

    今後も、どしどしやっていただきたい。


    さて、今回の公演、「老い」と「過ぎた人生への悔恨」を普遍性を以て、それだけに骨太に描いて、見事でした。

    やはり、ある程度の年齢を経た方に、ぜひおススメしたい演目。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX


    この物語の概要を、事前に知った時には、もっと「リア王」のウエイトが高く、また「狂人度」も高いのでは、と勝手に想像していたが、それほどではなく、むしろ幻妄と苛立ちに自己制御できなくなったリアルな老人像が描かれているように感じた。

    ある程度年齢を経た者なら、誰にでも思い当たる自分の人生についての感慨、自負、悔恨等々が、普遍性をもって描出され、そこに私は共感とカタルシスを感じた。

    リアル、と感じたのは、すでに私がその領域に入っているからかもしれないが(笑)。

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    2013/12/17 11:38

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