革命日記 公演情報 映画美学校「革命日記」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    修了公演とは思えぬ上質の芝居でした。
    以前から気になっていたこの戯曲。なかなか観る機会がなかったが、ようやく念願かなった。

    今回の公演は、映画美学校の第2期アクターズ・コース初等科修了公演、ということなのだが、出演者たちの演技はとても精緻で説得力があり、どの人も名優のように見えた。

    もちろん、それは戯曲自体が持つパワー、そして松井周の演出の力に負うところも多いだろうが。

    いやー、映画美学校ってすごいねぇ。僕ももう30歳若かったら、映像コースか脚本コースに入って勉強したい、と思いました。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX


    僕が一番面白かったのは、町会の副会長の人の演技だ。

    セリフの内容からすると、声の大きい、強引で図々しい感じの演技をするのが通常と思われる。

    だが、今回は、声が小さく、ぼそぼそという感じで語る。

    僕は、ここがとてもよかった。すごいリアリティを感じた。

    もしかしたら演技ではなく、役者さん自身のキャラが出ていたのかもしれないが、もちろんそれならそれでいいのだ。

    また、ラスト近く、増田典子が若い女性の仲間に「日常を革命化しないでどうするんだ」と、とくとくと語るシーンがある。このセリフの語り方が、すごいリアリティがあって、ベテランの味すら感じた。

    僕はモロ全共闘世代だが、当時の女性運動家は、あんな雰囲気の人が多かった。あのセリフの時、一瞬、あの時代そのものを体現している、と感じた。

    とにかく素晴らしい観劇体験だった。

    出演者の皆さんのお名前は記憶しておきたい、と思います。

    まて、松井氏の今後の作品にも注目していきます。

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    2013/03/24 09:50

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