女生徒 公演情報 百景社「女生徒」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    時をかける少女
    こちらの劇団は私は初見でしたが、アタマを一撃されたような、しかしそれがとても快適な、素晴らしい作品でした。

    「まだまだ世の中には、僕の知らない素晴らしい劇団があるのだなあ」と痛感させられました。


    山本晃子が、女学生の一日(1938年5月1日)を演じる一人芝居なのだが、彼女の生き生きとした演技が素晴らしい。のびやかで現代風でもあるのだが、同時に、まぎれもなく太宰の世界を体現している。


    最初に山本自身の、この小説についての前説?ガイド?があり、そこから1938年5月1日へ(つまりこの芝居の主人公へ)「時をかける少女」の曲に乗って飛翔していく。ここの部分が、とてもよかった。ワクワクさせられた。


    少女の物語は1日の話なのだが、背後の日にち表示と電光ニュースは、1938年5月1日から次々と進んでいき、太平洋戦争から戦後、そしてラストには現在、つまり2012年5月13日にまで至る。

    この表示によって、演出者は何を意図したのだろうか。

    この物語の時代性を強調すると同時に、時代を超えた永遠性をも表現したかったのか。確かに、この主人公は「時をかける少女」だった。したたかで、面白い演出だったと思う。

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    2012/05/16 10:14

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