長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 2268件中
希望にしては安すぎる

希望にしては安すぎる

ポッキリくれよんズ

小劇場 楽園(東京都)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ガチャガチャとした感じの
慌ただしい製作現場の雰囲気が良く出ていたなぁと

金も口も出すクライアント側と
振り回されて8時間労働とか労働規約ってなに
それ喰えるの美味しいのって感じの
ブラックな映像制作現場が目の前で
繰り広げられる100分の作品

ネタバレBOX

製作したCMは音声のみ流して
画像が客席側にあって皆で見るというスタイル
撮影現場で一人バックれて音信不通になるほどの
ブラック現場にて義務感とかで
なんとか辞めずに仕事してる入社1年の新人くんやら
居ても居なくてもわからない空気だよなぁ感じているスタッフ等など
群像劇を上手く見せたたなぁと

結局バックれずに居残ったスタッフで
クライアントの指示通りには
映像を仕上げてのエンドとはなるのですが
こんだけ苦労しても次回からは指名ではなくなり
クライアントからの仕事が取れないかもとわかっていてもと
仕事をこなすサラリーマンの悲哀があったなー
でタイトルに被せて
ラストで空気氏は3億の宝くじが当たったかも~と
ニオワセテの終幕でした

観劇前にパンフに記載されてる
人物相関図を読み込まないと理解が追いつかないかも
説明台詞とかは無いから~

業界らしさは良く描かれていましたが
まー自分そーゆー世界からは縁遠いので
どこまでリアリティーあるのかはわかりません
今度は愛妻家

今度は愛妻家

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

作品上の舞台設定がレトロで
写ルンですを用いての設定紹介でしたかな
携帯は中折れ式だしースマホなんて~もんは作中に出ない

パチンコに浮気にと
駄目亭主ぶりを発揮するカメラマンの主人公
舞台セットは主人公自宅の居間で
棚には一眼レフやら二眼レフなどのフィルムカメラが
ちゃんと配置されてて凝った舞台美術でした
休憩を入れての2時間10分ほどの作品でした
笑いというより日常系な感が強くないかい
とか思えたですねー

ネタバレBOX

まぁ日常系でも無かったんですけど・・・・

なんか主人公さんと妻の感じが違和感あるなぁと
前半でニオワセテおいて後半でー実はと種明かし
奥さん実は旅先で亡くなってました
1年前のクリスマスに・・・・
その自分にしか見えない奥さんの幻影と話をしていた主人公さん
他の人がいると出てこない設定での幻です
妻が亡くなってからカメラを使えず
なんとか妻の幻を撮影して盛りあがった前半ー
後半で現像された写真には やはり妻の姿は写っておらず
それでも幻影と解っていても一周忌もやらずに
周囲に責められる主人公
慕ってくれてる部下と
実は妻の父親だったオカマさんの助けもあり
幻影さんにまで後押しされて
やっと主人公は妻の死を乗り越えられるようですと
幕は下りるのでした・・・

ちょい妻さんが台詞とか駄目でしたなぁ
女優志望さんとかは良かったし
オカマ氏は存在感強くて好ましかった

なかなか良い芝居設定を
俳優陣が活かしきれて無いように思えたかなぁ・・・
フィレンツェに燃える

フィレンツェに燃える

共立女子大学ミュージカル研究部

共立女子大学 共立講堂(東京都)

2023/11/19 (日) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

宝塚の再現というのかな
頑張ってはいるのが理解は出来るんだがー
自分的には及第点に届いてない感があった
最初の歌の響きが印象悪くて
インパクトと声量がもっとーとか思えて
それが観劇中も続いていたかなぁ

シーン転換とかアイキャッチャーみたいな
フィレンチェ賛歌の合唱も
重いシーンでコレくると流れが―とかも思えたし
せっかくの広い舞台で
フラッグが思い切りよく振り回せていなかったしなぁ・・とか
いろいろマイナスな面が自分的には印象強く残った作品でした

生きてるうちが華なのよ TAIAI

生きてるうちが華なのよ TAIAI

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

うわっ! 11年前にもなるんだーの再演作です
でも いろいろと時代的に進んだとこもあって
だからTAIAI? なんぞコレ?
わからんー さておき
ストーリーは変化無く
街に溢れるゾンビ達を掻い潜り
カラオケスナックに逃げ込んだ人々の群像劇です
まぁ普通にB級ゾンビ映画パニックもの
コメディVer.との認識で間違い無いです

ゾンビとか苦手でなかったら
お薦めかしらねーの二時間半近い作品です
途中七分間の休憩&撮影可能タイムあり

ネタバレBOX

その七分間は舞台上の役者さん達は
固定ポーズで固まって動かないようにしてましたが
50歳以上の役者さんは外れてました(^-^)

オープニングは同棲カップルが湯豆腐鍋を挟んでの痴話喧嘩で
彼氏がマッチングアプリで浮気してるのをスマホ確認して
怒った彼女が別れる―と怒って出て行ったらー
外でゾンビに襲われて・・・彼氏は逃げて
舞台となるカラオケスナックに逃げ込んでーでの展開です
そこから先は普通にゾンビもの展開ですが
ゾン100みたいな軽さも合わせた感じが近しいかしら

死者の蘇り話ではありますが
普通に感染症扱いで
時間経過と共にゾンビらは細胞死滅して弱って
動かなくなり作品的に混乱は収束してゆくのでした
ここら辺は謎的に動き続けないのがリアル設定で納得ですね
まぁ街中に死体が溢れてますから
その処理は大変でしょうが・・・・・

日替わりゲストさん作中役は
墨田区ケーブルTVアナウンサーさんです

また陰キャラだった青年の
見事なシックスパックは筋肉好きには
たまらないかも~とかは追記しておきます(^-^;)
「ハロー、レビー!!」

「ハロー、レビー!!」

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

父に献身的に尽くして生涯を終えた母と
愛犬の記憶と認知症の父が見る幻覚
虚実がないまぜに描かれる歪な家族の絆と
生死にまつわる深淵な物語・・・そのまま説明通りでした

珍しく客席を対面にした中央舞台でのセットで
中央にテーブルと周囲にランプスタンド多々
周囲に小物=小道具を置いての1時間15分の作品

なかなかにインパクトあったなぁーと
客層は静かなんだげど~何か緊張感漂う感じで
男女比年齢層共にバラバラでありました

ネタバレBOX

タイトルが↓のひっかけだろねー
レビー小体型認知症を発症した父と
実家に住まう父の元に帰ってきた長男=主人公さんかなー
それと長女=妹さん=とその旦那等が繰り広げる
家族から周囲の話ですわ

お父さん役の役者さん上手で
かかわる世の中の出来事に黒子さんを扮した方々が
それぞれ役割を持っての行動するんだがー
ほんにインパクトあったデス

長男=兄さん=は十代のころのヤンチャで
放火騒ぎを起こして地元を逃げ出し東京に行っていたが
父の事で帰省して
何かと一人暮らしの父の面倒をみていた妹と相まみえます

お兄さんは この世のモノで無い方々が見えるようで
父にしか見えないハズの2階の女性とも会話してしまいます
いろいろと衝撃の展開があり
綺麗にオチがつくわけではないのですが・・・
そのインパクトでもって星は5つ付けてしまいました!

劇中 今後の父への対応を告げる兄さん
自分的には最適解と思えるんだが
まぁ感情的には妹さんの言い分もわかる
だけど現実的には兄さんがーと思えたなぁ・・・

終演は尻切れトンボな感じだけど
数学みたいに正解が一つに絞られないぶん
こんな感じのENDでよいと思えた舞台でありました

荒筋は説明よりの引用で↓
病気の父にしか見えない幻覚の女。
のはずが、僕=兄=長男=も令美さんに会った。

父は四十年勤めた工場の仕事を定年退職し、
それまでの性格が嘘みたいに物静かになった。
父の勤めが終わると、母は役目を終えたかの様に死んだ。
母が死ぬと、父は飯を食う量が減った。

それから程なく愛犬のトム(十六)=飼い犬2代目=も死に、
父は一人になった。
孤独になった父の気はめっきり弱くなって、
体も痩せて、母と同じ癌になった。
手術はうまくいったけど、
家の暮らしに戻って間も無くして認知症になった。
近くに住む妹に助けを求められ東京に住む兄も実家に戻り、
ばらばらになった家族が再び集まった。
空き部屋になってる家の二階に、
居るはずのない“知らない女”が暮らしてる。と、父は言う。
天井から足音がする・・・犬も飼っているのだろうかと・・・
皆には見えない虫がいるとも言い
周囲は引っかき回されて疲弊している
庭先に来る小鳥を眺めるのが好きで と
庭に鳥エサを撒いたりするんだが
鳩やカラスがくるので・・・と餌マキを拡大して
迷惑もかける父
兄は地元にもどって
過去の自分のヤラカシの跡を突きつけられる・・・

asahikawa

asahikawa

劇団BREATH

品川区立総合区民会館 きゅりあん大ホール(東京都)

2023/11/11 (土) ~ 2023/11/11 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

旭川愛に溢れた物語を
郷土に根付いた文学等交えての
ミュージカルとして仕上げていました
も少し噛み砕いた感じでの
いろんな説明が入ると良かったかなぁと思えた
2時間半の大作品~中途休憩あり

動画の使い方が上手で
開演前も様々な旭川を映し出しておりました

海辺のメロ刑事

海辺のメロ刑事

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなかの長編作品でした
いつものような遊びが多めかなぁと思ってたら
まじめに本格クライムサスペンス風に仕上げてました
が そこはライオンさんのクオリティ
間に挟む笑いのテンポやリズム等
会話の妙が楽しめた2時間半の物語でした
全席自由
けっこう高齢な方々も客層に多めにいらして
懐かしの刑事ドラマ風は
全体的に受けていたように思えました

ネタバレBOX

オープニングからエピローグまでが綺麗に繋がっていて
本当に本格的に骨組みを作り上げていて
中弛みとかも感じられませんでした

話は敏腕と称される新聞記者さんが
ネタを持ってきた後輩記者と共に車で
海辺の街にある喫茶店に行き
そこのマスターから話=今作の事件概要=を聞いて
記事にするか~どこまで人名とかを出すかなどの判断をする
という流れです
そのマスターの話が再現ドラマとして表現されてゆくのです
が マスターの知らないトコは自由に枝付けされてゆき
たぶんコウだったんじゃないか劇場 という感じで
創作部分に笑いと突っ込みが入るといった次第ですわね

海辺の街を取り仕切っている組織に飼われている
汚職刑事=異性を組織からあてがわれて惚れてしまい
メロメロになってるので=メロ刑事だそうです(^-^;)

汚職刑事の一人はわかっているのだが
協力者がいてガサ入れが失敗続きで
検挙率が0 なんとかしたいのだが
情報漏れの穴がわからない・・・

いろいろと錯綜し物語は展開していき
話は結構シリアスに閉じるのでしたー

時代的には古臭い感じをかもしており
マスコミを信じて~ですが
もうマスコミの力も現実では駄目駄目ですよね
さておき シンプルなセットで
効果音や会話の妙で魅せ切ったノリは
本当に楽しめた舞台でありました~♪
晴耕雨読

晴耕雨読

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトル通りに
雨の降ってる日に読書をする話でした
綺麗な白いキャットウォークが見栄えのする部屋のセットが
強く印象に残りました

相変わらず観客層が静かで
穏やかな日本人という感を額に入れて飾ったイメージでした
劇団によって客層が違うのを肌で感じた
約100分の作品
各席に番号等は降り付けられているが
全席自由であります

ネタバレBOX

舞台右手に白い部屋を再現し
左側が基本 素舞台で
読まれた本の内容再現シーン舞台という作り

右の白い部屋で女性が雨が降ってるから
今日は仕事行かない!と一緒にいる男性に告げ
ならばとドラマを見ようとする女性に男性が
自分が書いて本にした話があるから
それを一緒に読んでいこうとする・・・
その話の内容が左のセットで再現されてゆく内容です

普通な再現舞台だと
読んでる側が舞台袖とかに消えるのですが
右の男女は舞台に出ずっぱりでした
面白い演出でしたねー
読み進めていくと
本には成っていない原稿用紙の話も出てきました

せっかくの綺麗なキャットウォークですが
使用してる猫=シャケ=ちゃんは声だけの出演です

本の内容は男が女と出会った話を
虚実入り混ぜて書かれているようで
その内容を女性が突っ込んだりします

内容はふたつ
自殺し易い場所になった橋の欄干にいた女に
男が声をかけて自殺をふみとどませる話と
自分がストーカーされてると思いこんだ女性が
反撃用の斧を用いて
そのストーカー・・というか
妄想の被害者を襲う話

男が書いて文章にした話は
コミカルで楽しめるモノではあったのですが
実は 男は雨が降ってる時に
この世のモノでは無い方々が見えるらしく
ストーカー疑惑の男性は女性に斧で殺されており
ベンチに座った姿が見えていて
一緒に本を読んでいた女性は
過去 職場にて津波に流されていたという・・・・
雨があがると部屋には
本と二つのコーヒーカップがテーブル上にあり
部屋には男が一人だけでした

リアルにコーヒーを淹れたりしてて
コーヒーの淹れ方の拘り方が面白かった
わかる わかるぞぉ~
膨らましてー蒸らしてー渦巻きを描くように~ですよね(^-^;)

居酒屋でのセットで
慣れた感じのお酒とお通しの出し方とか
そのセットの片付け方とか
眼鏡式の双眼鏡とか面白かった~♪
↑こんなんあるんだ知らんかった
ちょい欲しいかなぁ~って
あなたはわたしに死を与えたートリカブト殺人事件ー

あなたはわたしに死を与えたートリカブト殺人事件ー

ISAWO BOOKSTORE

小劇場B1(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

史実を実際の裁判の様子と
それに纏わる周囲の方々の
たぶんこうだったんじゃないか芝居で魅せる
とっても引き込まれる舞台に仕上がっておりました
1時間50分 全席指定っす

ネタバレBOX

タイトルは「とりかぶと」の花言葉のひとつでした
簡単な服毒殺人と考えていたら
前妻二人は殺してるようだし=青髭さんやねぇ=
その毒に関しても
まさか他の毒との混合で新しい遅延毒をもっていたとは・・・
トリカブト園芸用を多数購入~実験用マウスも多数購入し
実験場としての賃貸での大量の水の使用から
毒の精製やら濃縮とかに使ったらしい
エバポレイターの購入とか
記録に残って無い装置の購入とかもあったんだろうなぁ と
ほんとに本人の希望していた化学者としての行動が凄かった
ここまで出来る行動力の方向性が殺人かぁ・・・CSIとか
海外クライムドラマの犯罪者レベルだったんだーと
感心しきりでした

裁判での証言では同じ役者さんを用いての
他人演技複数をコミカルに演出したり
ラストのブラックライトでのトリカブト演出は見事な視覚効果出てました!

ただ杮落としなぶん
台詞のカミカミがちょい残念でしたわねぇ

後半ほとんど犯人と対峙した感じのDrさんが
とっても らしく てカッコ良かったデスわ

正直そこらの山野で集めた野生の毒草を
ちょい濃縮してカプセルにでも詰めてと
簡単に考えてたら
しっかりとサイエンスしての下準備には驚かされた
重ねていうけど その方向性がねぇ・・・

史実はどうか知らないが
ひたすら犯人の善性を信じてた3人目の殺害された妻の弟くん
君の大学学費も高価なスーツの代金も有り難がってたが
その購入金の出どころの何割かは
前妻の保険金からですからねぇ とか思ったわ
全額かもしれんのになぁ・・・・・
近代 ⇄ 現代作家コレクション 朗読劇「ラブ・レター」

近代 ⇄ 現代作家コレクション 朗読劇「ラブ・レター」

J-Theater

シアター711(東京都)

2023/11/06 (月) ~ 2023/11/07 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

有名作ですけど自分は知りませんでしたんでー
新鮮に作品=話を味わえました=
70分の作品で朗読劇としながらも
さりげなく いろいろと小道具や衣装を配しての
見応えのある舞台に仕上がっていましたがー
高齢の観客が多めで咳き込む方々が多く
静かな良いシーンで大きなクシャミ等をされたのには閉口しました
ハンカチでもタオルでも口にあてる配慮をして欲しかったなぁと
開演時間を5分押してまで来客待ってたりと
いろいろと運営側も配慮されていたが
開演後にガタガタと客席配置しての入場~着席は
あましいただけないなぁ~とも強く感じましたわ

『KAN・KON・SOU・SAI』

『KAN・KON・SOU・SAI』

劇団イン・ノート

下北沢 スターダスト(東京都)

2023/11/05 (日) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

「冠婚葬祭」それぞれをテーマにした4つの短編が織りなす四重奏。
穴を掘り、ブーケを投げ、大人の動画を見て、きゅうりを待つ…
うつむきかげんの誰かさんが、それでも一歩踏み出す4つの話。
説明通りの展開でしたがー
素舞台で4人の演者がダンス等のシーンを挟んで上演する形式でした

50分の作品
暑かったなーと

ネタバレBOX

さて話は=冠=成人式の話で
自治体主催の成人式に向かわずに
ひたすら穴を掘ってる友人が見捨てられずに
スーツを着込みながらも穴掘りを手伝ってしまう・・
という若者二人の話
=婚=普通に結婚式で上映する為の
花嫁に向けての動画を撮影する花嫁友人=女性=と
結婚式場のスタッフ~上司らしい男性の話
=葬=誰かが死ぬような話ではなく
男子高校生が怪我をしてレンタルDVDを借りれないので
代りに→禁断の18禁コーナーに足を踏み入れて
そこは天国だった~という話・・・・これが祭・・かな
=祭=でなく多分=葬=は
あの世で お盆で 精霊馬を待っている方々の話
今の若い方々は知らんのではなかろうか?
いろいろと説明を入れた方がーとかは思った
で 各話が切れ切れになっていて1話完結して次の話
とはならずにコマ切れ同時進行なんで
いろいろと理解がし辛いかなぁ と

通しての話を設定して
いろいろと各話の背景説明とかも
盛り込んでくれたら良かったのになぁと感じました
犬の刺客2023

犬の刺客2023

友池創作プロジェクト

駅前劇場(東京都)

2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

男性芸人Ver.を観劇しました
舞台セットはライブハウスの楽屋を
ものの見事に再現されておりました

説明通りに=笑わせたくて涙して
泣きたいのに笑った
夢に敗れた大人たちの会話劇=を
ほんに現実に芸人さんやっている
作演出さんの実体験なんだろうなぁ~と感じる
生々しい台詞が心にいろいろと突き刺さる会話劇でありました

1時間40分の作品
イケメンさんが出てるせいか
女子客層が厚めに思えました(^-^)

ネタバレBOX

一部のお笑いマニアで評判だった漫才コンビ
「犬の刺客」
お笑いブームに乗ろうとするが、
一発屋にもなりきれず解散した二人。
数年後、ユーチューブで
一日限りの「犬の刺客 復活企画」が持ち上がるのだが……

相方が就職で離反しようとするなか
動画でバズらせようとしたり頑張ってる芸人志向の
劇場スタッフさんと
犬の刺客のネタ担当で現在チューバーやるも
フォロワーが2000名にも届いてないリョウタが
雑誌のインタビュー受ける為に初舞台となったハコの
楽屋にやってきてー
その元相方のマネージャー的仕事をしている女性が
インタビュアーと間違われてー実際に来た記者さんは
社会部から危ないネタで弾かれて左遷扱いで芸能部に来た人でー
思い違いに勘違いで混乱するところの匙加減が微妙で上手でした(^-^)

登場人物各一人一人に話を当てたり
犬の刺客の結成から解散に至る経緯とか
様々な業界や人間模様を丁寧に表現していたなぁと感心しきりっす

女性芸人Ver.は台詞とかが微妙にちゃうそうで
台本セットで¥500だと物販が・・・
それならー
「ハルさんハルさん」
「なんです ご主人」
「人は変わる事ができるのかな?」
「人は・・って ご主人作品が違います!」
的なネタ台詞を入れたら
ユーチューブ好きな方とかにうけるやも~とか思ったデス
→世界の終りに柴犬と がネタです←

おバカ認定で有名なハスキー犬らしい
犬の着ぐるみでのネタが犬の刺客コンビです
犬と飼い主の掛け合い漫才でしたわ

いまでもピン芸人続けている元相方氏の
元気に良く動くトコは
ほんとに元気もらえてる感じで好ましかったデス
これが戦争だ

これが戦争だ

劇団俳小

ザ・ポケット(東京都)

2023/07/22 (土) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

インタビューを繰り返す形~というか
なぞってゆく感じかな
質問者や音声等の演出は無く
演者が自答する形で芝居がなされてゆくスタイルでした

う~ん見応えはあったなぁ~と感想

ネタバレBOX

合同作戦前の妙な高揚感ある戦場での話と
実際に合同作戦で起きた事
その後の顛末をインタビュー形式で
時間軸を前後しつつ
かつ
回答者らの視点での返答が再現劇=回想シーンにて
舞台上で表現されました

舞台セットは凹をひっくり返した
鉄板製の門のような形状のみで
表面には弾痕とか付いてる感じの簡素なセットでした
回答者は兵士さんらで
女性兵士と新兵と上官である軍曹さんと軍医さんのみです

女性兵士は先の軍事作戦で民間人の少女を射殺してしまったトラウマがあり
軍曹さんは国に残したカミサンが間男引きずり込んで離婚状態
そんで基地の女性兵士に手当たり次第に手を出して
性病もらいまくってます・・・・
新兵さんは女性兵士に気があるも軍曹と女性兵士の
おっせっせ現場を聞いてしまい自暴気味になり
軍医さんはマトモと思ってたらホモさんでしたが
まぁそれはそれですけど
凄いのは軍曹さんで~その軍医さんにも手を出す両刀さんでした・・・
役者さんの根性入り具合が凄いと思った=キスシーンあってねぇ

でタリバン掃討の合同軍事作戦で
新兵さんが玉と膀胱をやられて
負傷兵がいるんで俺たちは後方支援にまわると伝えると
現地軍さんは敵の塹壕出口を塞いで水攻めにして
敵を溺死させてしまいます
それが人道的にどうかとのインタビューが
メインでの隠されていた話でした
止められなかったのか~米軍は何をしていたとか~ですね

で後日現地で生活している方々から
戦地=水攻めされた塹壕で異臭がするし
コレラ等の感染症蔓延が怖いので何とかしてくれと
苦情が入り現状改善に向かった軍医の報告
気温50℃にもなる塹壕内で兵士だけでなく
民間人・・かなぁ少年兵の死体も多く見つかり
総数170体近くの死体を埋葬したと語り
話は閉じるのでした・・・・

教育の無い少年兵とかを自爆兵として
敵陣に突っ込ませるとかリアルなトラウマものの話があったが

自分ン聞いた話では
まっ裸の子供兵が銃だけ持って突撃してくるというのも
聞いた事あったデス・・そんで胴体に爆発物とか巻いてきてたら
どうしようもないですよね・・・
先頭車両の進行先ルートに赤子を置いておいて・・・・などという話も・・・
戦争は狂気だなぁと
つくづく思った舞台でありました

戦争繋がりで
広島原爆被害者さんの話の一つ
一面死体だらけで
足の踏み場が無いので
仕方なく死体を踏みつけて移動しなければならなかった方の
足が死体に沈み込んでゆく描写がリアルで怖かった
死体を踏むという人の尊厳の話
原爆で損壊した死体の柔らかい腹部等に沈み込む
生理的嫌悪感を伴う足の感触・・・
戦争は悲惨などという言葉では済まされないと
深く心に残った話でした
MaNNequiN -マネキン2023-

MaNNequiN -マネキン2023-

もんぴぐ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2023/10/26 (木) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

10分前の前説から本編に入り
明るく楽しいダンスミュージックエンタメが楽しめた
1時間50分弱の作品 再演だそうです
アフタートークもあり
いろいろと作品成り立ちの裏話等が聞けて楽しかった~♪
やはりというかー
スターシップの「愛はとまらない」が脳内に流れてしまったデス

ネタバレBOX

作品的にはTOYストーリーみたく
服飾店の入っているデパート(?)内での
マネキンたちが夜な夜な動き出して
(ナイトミュージアム的ともいえますな)
中の一体=みかん=が主人公を好きになって
暇を持て余していた神様と仏様の暇つぶしに
願いを3つかなえると言われて
人間になりたいと最初の願いを使い
期間限定1週間の人間時間をもらって
主人公らとの時間を謳歌する話でした
勤めているアパレル店でのデザインコンペがあり
過去に学生で高評価を得た主人公ですが
その壁を乗り越えられず苛立ち
自分がデパートで母親に捨てられた過去のトラウマも重なり
苦悩し恋人も距離を置くようにされてしまうのですが
明るいミカンの登場で無事に
いろいろと物事が収まる
ハッピーエンドを歌と元気なダンスで魅せてくれました~♪

解散というコトですけど
綺麗なピリオドが付けられたのでは
とか思ったデス

アンケート用紙にミニペン付き
観客は若い女性が多くいらしたかしら

ラストはカチッと終わらせる感じでなく
するーするーと各登場人物達のENDを見せる形でしたね

無事に復縁して恋人に指輪ケースをささげて
プロポーズする主人公の手を
マネキンに戻ったミカンの手が邪魔をしたり

モテル為に犬まで飼った店長さんが
次回の神仏暇つぶしのターゲットで
願いを3つで いろいろと女性にアプローチするも
全てにフラレてしまい
オチが新人店員のヤス君にと手を出したら
受け入れられてーのオチはコメディ王道で笑えました
スペーストラベロイド

スペーストラベロイド

collaboLab

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/07/19 (水) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

突っ込みどころ満載のコメディで
それを楽しんで下さいねーという作品ですわね(^-^;)
SFオタ・・自覚は無いけど・・・の自分としては
SFって こんな感じでいいよね~って軽いノリが
いまひとつだったなぁ
も少し設定を細かくして欲しかったが
まぁ話自体はバカバカしくも感動出来たりするシーンもあり
イケメンさんらを眺めるに良い作品でもあったといえるかしら~♪
そのイケメン目的なのか観客は
お若い女性が多かった(^-^)

1時間30分+スペシャルカーテンコール時間
全席指定の作品

物販でプロマイドは普通だったが
なぜか お弁当が売られていましたー

アンケートはQRコードでしたわ

ネタバレBOX

A.D.2050 年代の近未来
いよいよ宇宙旅行の一般化が現実のものになろうとしていた・・・
アンドロイドと行く宇宙旅行【スペーストラベロイド】
本格開業を 1 か月後に控え、
最終テスト飛行には乗組員 4 名と総責任者 1 名、抽選で選ばれた
新婚の夫婦=技術者夫とさんと割と普通な奥様
報道の取材クルー男性2名(カメラマンとディレクターかな)が搭乗
そのフライトには、見習い船長の昇格試験を始め、宇宙旅行のPR、
ハイジャック対策のための防犯訓練や故障時の対応訓練などが組み込まれており
モニターとしての客もそれを理解して搭乗している
だが、その詰め込み過ぎたミッションのせいかトラブル発生!
それは徐々に大きなトラブルへと発展していく
時折船体が揺れるのは、訓練なのか故障なのか!?
乗組員のポケットに入っていたネジは何のネジなのか!??
ウソがウソを呼び、勘違いが勘違いを生む宇宙船でのシットコム!!
彼らは無事、全行程を終えて地球に帰ってこられるのか!!!

乗員がいまいちな理由を
機動戦艦ナデシコのクルーみたく
能力も性格も良い方々は大手企業とか政府がもれなく漁り
仕方ないから能力は高くても・・・・・な人員になったんだとか
理由を説明出来たら良かったねぇ

売りのアンドロイドが場内アナウンスで女子のボイスで出るんだが
作中では壊れてて代理のおっさん=生身の人間=エンジニアの彼氏=
がアンドロイドのふりで出てくるという設定
これは~無理があり過ぎる上に~ばれない様にするフォローが
とっても少なくて 何ともな状況でしたわ
また 元のドロイドを修理してる話が無い=せめて本稼働には間に合わせるんでーとか
台詞説明でも欲しかったなぁ
アンドロイド担当のエンジニア=ポニーテール女子=さんは
せめてドロイド調整用にモニター端末持ってるとかできなかったんかい
とか思ったねー

さて 船の不調は開発部を抜けた有能さんのせいで
全体に出来が悪くて出港〆切になんとか出せたって話でした
その有能さん(嫌がらせ人事だったんだろう)が乗船しており
乗客の技術屋さんの頑張りもあり
船体は何とかなり帰路に着く事ができました

売りのアンドロイドにしても
全身甲冑みたいな感じを期待されてもー
映画メトロポリスのマリアでも
その姿は一瞬で~基本は完全人間体ですよー
とか説明入れられたらSFマニアもニンマりでしたがなぁ

ひたすら宇宙遊泳したがる馬鹿は理由がしたいから・・って
宇宙なめてるなぁとしか思えなかった
プラテネスみたいな宇宙服ネタでも入れて
オムツ男としてからかってやるのも一興だったろうに

とか いろいろ突っ込みドコロ多く
星数は~3.5ぐらいかな~って

舞台セットは白を基調とした
宇宙船内のラウンジがベースで
雰囲気はスタートレックみたいなイメージでしょうか

星の青年は英雄になった/英雄は星の青年になった

星の青年は英雄になった/英雄は星の青年になった

東工大演劇研究部 劇団娘の予感 

東京工業大学大岡山キャンパスWL1-201(旧W521)講義室特設舞台(東京都)

2023/10/28 (土) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

東京工業大学の学園祭での上演でしたのねー

講義堂の一室に鉄パイプで照明等の梁とか
作り上げての舞台セットでシンプルな
素舞台状に作られていたが労力は大変だったろうなー
とか感じました

声出しや演技などは
やはり学生さんだなぁと思えたし
そこは場数を踏めばーとかは思ったが
話の内容が今一つ二つといった感じで
残念だったなぁ と

ネタバレBOX

前篇『星の青年は英雄になった』
1973年。東京の工場町にあるスバル荘の203号室。
その部屋に住む青年は人間を嫌い、星の世界を夢見た。
ある日、青年は理想を願う1人の宇宙人と出逢う。
これはその青年が世の中で英雄と呼ばれるようになる物語。

雰囲気とか作りは
ウルトラセブン 第45話「円盤が来た」を踏襲した感じです
ちゃんとBGM・SE等の使用曲の紹介パンフまで付けてくれてた
ありがたい(^-^)
で 出だしこそ似せてますが
話的には異星人さんも主人公同様に自分の星が嫌いで
綺麗と感じた地球に来たそうで
意気投合する主人公と異星人さんですが
そこに地球防衛軍・・・てらーでぃふぇんすふぉーす・・の介入があり
異星人を殺せと武器を渡される主人公
共に綺麗と思える星を巡る旅をと誘ってくれた異星人さんに
ここはそこまで綺麗な星ではないと
いろいろ葛藤しながら話している最中に
TDFから渡された武器を落としてしまい
主人公は激昂した異星人さんと
もみ合いになり異星人さんが死亡し
侵略星人は無事に始末された=地球の英雄=にと
主人公は担ぎあげられるのでした・・・・

後編『英雄は星の青年になった』
2023年。東京の工場町にあるスバル荘の203号室。
(50年後も無事に顕在している同じ部屋設定です)
その部屋に住む青年は夢を諦め、無気力に生きていた。
ある日、青年は復讐を誓う1人の宇宙人と出逢う。
これは英雄が星の青年になる物語。

復讐を誓った宇宙人さんは
先の方の息子さんです=寿命は500年ほどで長生き設定=
天文学者になる夢を諦めていましたが
宇宙人さんの復讐に巻き込まれて
自分の過去=飲酒運転の車に両親を惹き殺された=で
ドライバーに復讐しようとした心を封じた話をして
宇宙人さんを説得し
宇宙人さんの星にメッセージを送る約束をして
夢をかなえて天文学者になってメッセージを送ることができた
という話でしたー

まー設定が甘いSFですわねーと
つゅ込みドコロ満載でした
SFファンはミリミリと細かいんだぞー
微に入り細に入り
見たり感じたりするんだから・・・

でも学生演劇だしーとは思っても
理系の皆さんでSFが・・とか残念に思えたデス

彼氏彼女の事情
劇中劇「鋼の雪」とかでもやってみれば―とか感じた

仮面ライダーゼロワンは#1は期待できてたが
全体の出来が・・・だった

↑工業大学ということでロボ仕立てにしてみました
アンドロイドとかAI話は好物です
究極超人あ~る とかも
大学生編とか勝手に作っても面白いかも(^-^)
R田中一郎くんの風邪の治し方が・・・・


自分的に今ツボってる
紅殻のパンドラ のネオチャー村での木彫り回とか
膨らませても良い話になるのではーとか思ったデス


自分 遠出をする際に期待してるのは
その近くのラーメン屋探訪だったりするのだが
学祭の人出を甘く見ていた・・・全部行列されてて
入れなかった=時間制約があってね・・・=
とても残念

作中リアルに蕎麦食ってて
なんか腹が減る作品にも思えたっす
君しか見えないよ

君しか見えないよ

レプロエンタテインメント

浅草九劇(東京都)

2023/06/01 (木) ~ 2023/06/11 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

BS松竹東急での
スペシャルドラマでの観劇

映像的にも面白く出来ていた
120分の作品

娘が回想する
父との邂逅を
不条理劇として構成していたが
とても理解し易くされていた

その後
舞台版も放映があって見ましたわ(^-^)

ネタバレBOX

主人公=娘=アズが
今は亡き父と家族の思い出を
過去に家に来た
ズケズケてぃーびーのDVD再生として
演劇とドラマを混ぜて見せていました

リアルに再現された
何処でもドアーが
不条理に拍車をかけていました
何となく
映画バンデットQを
思い出しました

あらすじ:
 熊村家の居間で一人
主人公である熊村亜寿がソファに座してDVDを見ていて。「覚えてるかな?君がはじめてわたしんちにきた時。そうだよ。タランチュラがきた時。ママはブチぎれるしパパは泣くし爺じは⼑振り回すし。私はでも、楽しかった気がするな。私と私の家族と君と、タランチュラと。楽しかった気がする。だってたまに、⾒返したりもするんだよ?あの番組。録画した動画。ほんとに滅茶苦茶な⼀⽇だったけどさ、きれーいにやっぱり編集されてるの。時が経てば経つほど、カットされた部分の思い出がなくなって、あの番組を、リアルな視聴者として⾒ている感覚になるの。それでね、そんな⾵に他⼈として⾒てみると、ああやっぱり良い家族かもなあって思うんだよね。やっぱり好きかもこの家族って、思うんだよね。」

亜寿がドアを開け家に⼊り
観客に向かってキミと
語りかけてきて
ひとり芝居風に作家と会話してるみたいに
8年前のある日、熊村家にズケズケてぃーびーのロケクルーがやってきて。芝居にもして。と
回想から巻き起こるハプニングとドタバタの連続、今か昔か、こちらかあちらか、ファンタジックな渦の中に喜怒哀楽がたっぷり詰まった、笑いと愛が溢れる家族のお話。
 
BSキラリのディレクター 里見 兄
お笑いピン芸人 タランチュラ米櫃=里見マサキ 弟 
番組はお試しであり この二人しかいない

裏番組設定で
サイコロをふって出た目のお題を完遂しないと
訪問した家から帰れないという縛りがあり
今回は家族全員を笑わせるというものであった

基本は舞台なのだが
話の前後はドラマ仕立てであり
ラストは
いろいろなロケ地で広がり方が凄いです

タランチュラが観客席に入り込み
出たくないと言い出して
兄がそうしたメタ的な状況に哲学心を
呼び出されて説得したり
なかなか演劇を攻めてきてました(^-^:)

ラストは現在の病室で寝ている
膵臓癌からの全身転移で昏睡状態の父が
息を引き取り~から
突然起きあがって
ドラマと舞台上での死の表現の強弱について語り
そのまま病室を出て歩いてゆく後ろ姿を
カメラが付いてゆくと
舞台のカーテンコールに出る父の姿で終演です

ドラマのエンドロールは
舞台の撤収の早回しで
ラストは主人公のUPでした~♪

観客をキミと呼んで語りかけてるようで
実際には舞台設定でキミくんは居て
8年後の今は亡くなってる?らしい
墓が見えるとか台詞がある
ここもメタ設定してますのよ
十人のエスパーたち の殺人

十人のエスパーたち の殺人

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2023/08/11 (金) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

相変わらず相性が悪いのか
ぜんぜん正解にたどりつけない・・・
いろいろと解り易くしてくれてる=らしい=のだがー

90分の芝居に
30分のシンキングタイム
解答編となります

全席自由

ネタバレBOX

調査資料を良く読み込むだけでも
芝居を見なくて寝てても
正解にたどりつくそうです

まぁ密室の成り立ちは何とか解ったが
他の2問は駄目でした

いろいろとミスリードされますが
納得のできる謎解き芝居です(^-^)
ほんとっ
ミスリードが酷いんだ
なんでこれで正解者が5名も出るんだか
先の回でも5名の正解者出たそうです
~でプレゼント貰えたようです~
羨ましい~

次回は来年
ウエストサイドのオペラ座の怪人 とか何とか・・・(^-^;)

さてネタバレしても良い時期だなー
エスパーが集まって10人いる!ってなり
(名作11人いるのパロディ的側面もあるかしら・・)
まあ各人自室で休んで翌日一人が首無し遺体で見つかり
未発見の頭部と犯人探しー
次には磁力能力者も刺殺されてーとなり

頭部が無かったのは透明化のエスパーが殺された人で
死んだと思われた方が犯人~の補助=先の殺人は
2回目の殺人の実行者でー
実はタイトルにある空白の行間には
白い文字で書かれたところがあり
エスパーはホントに10人で
一人の無能力者が死んだという説明文にもなってるという
そういう引っかけが・・・・読めるか白い文字なんぞ!!
と突っ込みを入れても駄目ですねぇ・・・

嬉々として解説してる皆さんの
何と嬉しそうな事(^-^;)

ロボ君が自分的には好みだったなー
みんなのえほん

みんなのえほん

9-States

小劇場B1(東京都)

2023/07/26 (水) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ちょい現実味は乏しい感じでの
病室中心な作品でした
でもメッセージ性は強くて
生きる事と死ぬ事は表裏一体でー
とか
いろいろと考えさせられる舞台でした

全席自由

ネタバレBOX

再演というのではなく
公演中止品の焼き直しとおっしゃっていました

シンメトレルな
温かみの感じられないベット4つと白さが
とっても印象強い舞台美術でした
ブラックライトとかも用いておりました

前向きで明るいピエロの猿が出てくる絵本を描いる
絵本作家が入院している大部屋病室=4人部屋にて
余命半年と言われつつ9年も長生きしている
マヌルママみたいな部屋の主さんと
明るいスマホ依存の女子と
大人いしいがママがヤンキー風な女子に囲まれて
担当医の八雲先生とヤブDrとかが病院関係で
絵本作家に担当者と
その同僚等が絡んでの話になります
芝居のファンタジーと言ったのは
余命判明した患者と完治できそうな患者とか
一緒にしないし
各原因病によって病室・病棟等は分かれてるの普通ですし
余命って時点で入所してるの終末医療=ターミナルケアの
ホスピスになるのが普通だわねー現実的にはー

しかし話の設定上は寿命不明でないと
感動とかにはもっていけないしーですわね

絵本作家は半年後の賞に向けて新作を描こうとしますが
治療の為の服薬で頭がハッキリしないので
こっそり服用薬を抜いていたりします
同室の子が急変して亡くなったり
自分の余命が少ないと知ったりして
作品を残す事に命をかけることにして
無事に作品が描き上がったとして舞台は幕を閉じます

話は自分が望む事=本の完成とか
周囲が望む事=とにかく延命とか

いろいろな感情を丁寧に描いていました

名前がヤブなのに医者をしている方の話は
面白く作ってたなぁと感心しきり

昔の櫛の歯が欠けるような人の死を
あまり感じ取れなくなってそうな現代には
一石を投じられた良い作品ではと思えたっす

20周年が近いそうです(^-^)

マテリアルパレード

マテリアルパレード

LUCKUP

ザ・ポケット(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作品内容は説明通りなんだがー
なんというか古いなぁって感じた

それにSF設定は観客に説明しての展開が基本で
都市開発に関しての重要な集落の説明が
ふんわりとした感じで説得力に欠けてたなぁ と

なんか突っ込みドコロ満載な
懐古的芝居って感じましたわ
全席指定の1時間40分の作品

ネタバレBOX

世界を整える仕事に勧誘された主人公=兄
元ストリートチルドレンであり
家族はたった一人の妹のみ
名前さえも自ら付けた孤児であった
それが戦火の混乱で離ればなれになり
妹は敵対組織に拾われていた という設定で

バイオハザードみたく超人化薬を注射された敵と
アクションを繰り広げるんだが
さくっと自爆して味方を逃がす仲間とかー
いまひとつ琴線に触れなかったなぁ・・・・・

普段の護衛とかでの任務ではハンドガンで良いけど
敵が強いならカリオストロの城の次元大介みたく
敵に対する武器もグレード上げましょうよ
別に対物ライフルでなくともライアットガンとか
(とある事件でスラグ弾が実際に日本でも撃てるのには驚いた)
アサルトライフルとかハンドガン下に付けるランチャーとかとか
工夫が欲しかったなぁー

組織に関しても
裏では まほろまてっく みたく
上層部がーとか いろいろと細かくしても とか思えたっす

男の子を魅了するアーマードマッスルスーツとか
格闘戦特化とか射撃特化とか
いろいろ個性を出したアクションもーとか思えたなぁ

演者さんは結構動きは良かったんだが
見せる方向性がーと 思えたデス

プロジェクションマッピングとかでの
舞台上の動画投影とかは評価できたし
開演前の雰囲気も良かったんだがなぁ・・・・

このページのQRコードです。

拡大