aboの観てきた!クチコミ一覧

1-20件 / 36件中
臭う女(黒)~におうひとノワール~

臭う女(黒)~におうひとノワール~

劇団野の上

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/06/20 (金) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★

野の上ワールド
「いつもは津軽弁だけど今回は・・・」というので、まさかの東京弁か?と思ったら、南部弁全開でした。
いや、違い、わからんけどね(^_^;
冒頭、南部弁のシャワーに度肝抜かれますが、大丈夫、ちゃんと話はわかるようになってる。細かいところはわからないけど。

乗田さんも一喜さんも晴佳さんも百次さんも赤刎さんも、ぜっこーちょーです。
笑いながら引き込むノワールの世界・・・・
初めて見た葛西さんが、風体からして怖かった。

初日打ち上げについつい参加させていただいて、お声かけいただいて、もう目がハートでした。
次回には鳴海さんのお姿も見たいです。
あ、もうミーハーだな・・・

なんて言いながら満点でないのは、どこかもう一歩突き抜けて欲しいから・・・・
でも、この世界に浸れたのは満足。エネルギー補給できた思いです。

『太平洋食堂』

『太平洋食堂』

メメントC+『太平洋食堂』を上演する会

座・高円寺1(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

言葉が溢れた舞台
自分がタイトルからイメージしたのは、もっと「食堂」部分がふくらんだものだったのかもしれない。だからちょっと期待したものと違ってました。
実際は、ずっと言葉が続いていた。
すんごく体力のいる芝居だと思いました。役者さんも演出の方もみんな。
関わる方全ての熱意はとても感じました。
役者さんはみんなよかったけど、主役の間宮さん、僧の吉村さんがとくに良かった。

ネタバレBOX

他人と自分に怒りながら葛藤しつつ生きていく僧、危なさをまき散らしながら、それでも自分なりの誠意を持って必死に突き進む成田、ふたりの存在が突き刺さりました。
自分の感じた「ちがう」ところはたぶん、前提知識のない人にどれだけ届くかというところだと思います。
知っている方に向けた舞台ということであれば、もっと腑に落ちますが。
東北の心に灯りをともそう!シアターライブ vol.2

東北の心に灯りをともそう!シアターライブ vol.2

一般社団法人 日本演出者協会

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/07/08 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★

悔しさともう一度の覚悟
『臨界幻想』、たぶん、見た人の、いや、やってる人もきっとまるで今のことのように思ったろうな。
福島第一原発を巡る、所内労働者を含む周辺住民の物語。

役者さんがみんな力のある人ばかりと感じました。
だからリーディングでも迫力があった。
3.11を経験したから、その思いも力をくわえたかもしれない。

30年前に作られて、当時はSFと言われた物語が、もっとひどい形で現実となってしまった。
悔しくて、終盤は涙が止まらなくなった。

東野さんのダンスは、なんだか、放射線の攻撃に耐えて生まれようとしている胎児に見えた。

何を期待していったのか自分でもはっきりしないので、期待が満たされたかはわかりません。
でも、実現してこれからも関わり続ける覚悟を表明してくれた演出家協会さんに感謝。

自分も、改めて福島に通い続ける覚悟を思い起こしました。

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

「ナシ」見ました。もっと見たかった
舞台の前提となる「その前」が、パンフレットに挟まれてたんですね。見ていなかったので(暗かったし)ちょっと話のすじをつかむのに時間がかかりました。
それでも面白かった。

セイテツ、サイコー!
サトミ、背中が生きてる!(座席の位置的に、後ろ姿が印象に残ってる)
エイリョウ、存在感あり!
カシュウ、いつからそこにいたんだ!
あかり(なんでこの人だけひらがな?)、セイテツと争う勢いが素敵!
ガモウ、スージー、私的にはもう一歩テンパッてほしかった。
でも、みんな素敵だった。

二転三転する話が面白く。
いや、やりかねないよね、と思わせる。

台本買ってしまいました。

「アリ」も見たかったです。都合つかなくて、最後だと言うことにも残念です。

ネタバレBOX

セイテツ王国の場面、よかったー。
スカッとして、でも最後に轟音が・・・
乱歩の恋文

乱歩の恋文

てがみ座

王子小劇場(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了

満足度★★★

堪能
演劇を堪能するというのはこういう体験なのだなあと感じさせてもらいました。
練った戯曲と、若くても練達と言いたい達者な役者さん揃いで、それを的確に活かす演出。(扇田さんは役者としても好きですが)
濃密な2時間15分でした。
長田さんの戯曲はそれぞれの人が生き生きしていてすてきです。

ネタバレBOX

長田さんの作品は好きなのですが、なんだろう、もう一歩食い足りない気がするのは。

どの人もどの場面もやりとりがぴったり、丁々発止も見ていて気持ちがいい。すごいひとが集まった舞台なのだと実感。

ただ・・・それがうまく流れすぎているという感がしないでもないです。
隆子の懊悩が、途中ではとても大きいのに、終わってみると「そんなこともあったね」くらいに感じられるのは、狙ったのかもしれないけど、自分的には物足りない気がしました。

うますぎるというのは変な感想だろうか・・・
葬送の教室

葬送の教室

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

満足度★★★

かたまる
なんか、緊張が続いて、それを解く気持ちになれず、ずっと緊張を持続してみていたら肩がばりばりに凝ってしまいました。

佐藤さんすごい・・・・というのがまずの感想。
すごいというのはいろんな意味でです。そのどの意味でもすごいと思いました。
重たい雰囲気の中で、清水さんの歯切れのいい自然さに救われる思いでした。

ネタバレBOX

よくこんな題材を、と思いつつ、失礼ながら組み伏せるのがせいいっぱいという感じもしました。
組み伏せているだけでもすごいと思うので敬服します。
巻き込まれる思いもしました。

ただ、題材の重さに負けていないか。
たとえば津田さん、すてきだけど、彼女に焦点があたるとき、話の流れが唐突に見えてしまうのが残念。
詩森さんだったらもっとうねるようなドラマにできるのでは、と期待してしまいます。
津田さんと佐藤さんと岡森さんのところ、もっと見たかった。
ぜひ再演して下さい。

最初に出逢った『機械と音楽』、あれも再演でした。
すごくかっこよかったです。
『機械と音楽』再演版を越える舞台を期待して足を運んでいます。
だから、詩森さんのオリジナル作品しか見てないのです。
次もオリジナル、期待しています。

追加コメント

『機械と音楽』のときは、中のだれもが生きていた。必死で生きていた。と、思う。
比べると、『葬送の教室』ではどうしても、それぞれが立場の代表に見えてしまう。どれも考え尽くされた立場の人ばかりで、それは本当にすごいと思う。
だけれど、だれもが、立場を語っているように見えてしまう。
『機械と音楽』のはかなげな待子さん、地に足のついた津田さん、必死で切ない宮嶋さんが忘れられません。
旅とあいつとお姫さま

旅とあいつとお姫さま

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/10/09 (土)公演終了

満足度★★★★

夢のような
期待に違わない舞台って、希有ですよね。
特に、こういうファンタスティックなものって、妄想が高望みになってしまいがちだけど、裏切られませんでした。

どのひとり、どの部分をとってもすばらしかったです。
欲を言えば、流れがスムーズ過ぎた(うますぎる!)と思ったくらいです。どんな鍛錬を積んだのだろうと、ただただ見とれていました。

舞台美術もすてきでした。

これを子ども時代に見られる杉並の子ども達は幸せですね。

ネタバレBOX

最後に、魔法が解けるときの姫の狂乱は、自分をとりもどそうと親である私に向かってきた我が子を思い出し、涙が出そうになりました。

美しいけど不思議な舞台です。
柔らかいモザイクの街

柔らかいモザイクの街

サラダボール

アトリエ春風舎(東京都)

2010/09/23 (木) ~ 2010/10/06 (水)公演終了

満足度★★★

演出がすてき
ちらしを読んで想像したのとはちがったけど、「早織さん」への愛情が感じられる舞台でした。
もう少し「飛んで」欲しかったのは、私の趣味で、作者の意図とは違うのでしょう。

アフターカフェは楽しませていただきました。

この演出家さんのは、また観たい気になりました。

ネタバレBOX

「地域発信型」の意味がどこにあったのかわからず、残念でした。
言葉では「東京」がたくさん出てくるけど、それは、「ここでないどこか」という意味でしかなかったような。

他の方が言う、「時代考証」云々は、あまり気になりませんでした。
早織さんの脳内環境だと思って観ていたので。

終わり近くのテンションの上がったところは、すごいなあとただただ感心。役者さんには満足しました。
「臭う女~におうひと~」終了しました、抽選会も終了!ありがとうございました、また次で

「臭う女~におうひと~」終了しました、抽選会も終了!ありがとうございました、また次で

劇団野の上

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

土とことばのパワー
冒頭、津軽弁おしゃべりのテンションとスピードがすごくて、「やばい、話がわからない!」と思いましたが、実は大丈夫でよかったです。

『ふすまとぐち』は、ちょっと特殊な一家という感じがしましたが、今回は、もっとずっと「あるある」感満載で、それがこれだけのドラマになってるのがすごいです。
モモジさん、おばさんが好きなんだなあと、爆笑しながらおばさんへの愛情たっぷり感じて観てました。
次作もすごく楽しみです。
方言芝居が東京にあふれるといいなあ。

ネタバレBOX

はじめの頃出た犬のエピソード、びっくりしたけどそれが最後につながってた。すごく「捨てる」ことも「探しに行く」ことも、どちらにもある重たさがちゃんと感じられた芝居でした。
それぞれのひとのやりきれなさもせつなさも嫌みさも、それこそ「臭う」芝居でした。
文今さんがんばれ、八十助さん、ほんとは優しいんだ、と、うれしくなりました。
でも、モモジさんの演じる子どもって、いつも強烈に「いやな子」ですよねー。けとばしたいくらい。芋久保のお母さんはちょっと救いがなかった。
キヨさん、もう一回出てきて欲しかったな。
女性がそれぞれに魅力的でした。
楽屋

楽屋

The30’s

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

年齢
初見です。
ちょっと、若い人の芝居に疲れた感じもあって自分に近い世代のお芝居を選んでみました。
よかったです。

流れとして、なんでそんなに興奮する? と感じるところもありましたが、年齢なりの達者さが快かった。

狭くて、中央付近に柱という制約の多そうな会場をうまく使っていられたと感じました。見づらそうだなと思った席でしたが、大丈夫でした。

次も期待しています。

ネタバレBOX

『斬られの仙太』をやる春日さんは、渡辺美佐子さんの『化粧』を思わせる演技で魅了されました。
やっぱり、こういう役はこういう年齢でないと無理だろうなと。

幽霊だったとわかってから、予想外の感動を覚えました。
そんなに驚くな

そんなに驚くな

BeSeTo演劇祭

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/07/17 (土) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

におい
冒頭より、においがからみつくような舞台でした。うれしいにおいではないけど、それだけ迫力があったと言うことですね。

役者さんはみんな力がある方だと感じました。特に、唯一の女性の方がすてきでした。彼女次第という舞台じゃないでしょうか。
字幕が自然で、違和感なく見ることができました。

でも、タイトルほどには意外性は感じなかったです。
登場人物はみんな、普通人の感覚から、はずれてなかった。
もう少しはずれたのを期待していました。

Wannabe

Wannabe

柿喰う客

アトリエ春風舎(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

そうだったのか
みささんの解説を読んで話がわかりました。だいたいしかわからなかったので。
「3カ国語+α」じゃなくて「英語+3カ国語」なのでとまどいましたが、みんなが笑ってるところは笑えたのでよかった。

ピンクパンサー持ってるティエンさんが年齢不詳的かわいらしさで印象に残りました。

たぶん客席はおなじみの方が多いのかな。暖かい雰囲気でしたが、初柿者は、ちとさびしかったです。
アフタートークによると、いつものこの劇団の作品とは違う感じだそうですね。

ネタバレBOX

「しちみ」さんは、死んじゃったのか? ラストがよくわからなかったです。
最後にユリカさんが何度も言う「ソウ ポンヨウ パ」って、「友達になって」かな?
大事な言葉だと思うのにわからなくて残念。
(彼女の母語は何語っていう設定だったのかも、なぞ。)
罪と、罪なき罪

罪と、罪なき罪

リリパットアーミーⅡ

座・高円寺1(東京都)

2010/06/05 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

濃すぎる
関西の劇団って、どこもみんなこんなにサービス旺盛なんでしょうか?
どの人にも見せ場があり、どのエピソードも隅々まで行き届いて(入れ込みすぎるくらい)濃い二時間でした。
みんな魅力的。
どの人も、しっかりその時代、その人を生きていると思えました。
すごいですね。
なんだか、いくつもの舞台を見たような満足感です。

ネタバレBOX

歴史上の事実を描く場合、どこまでフィクションにするのか、難しいと思いますが、この事件の場合、”裏側”はフィクションですよね。
それをつくってしまうことにどういう意味があったのか?

「よし」のエピソードは話の大きな柱になっていましたが、私的には法と政治、ということのドラマに期待があったのでそちらが主流になったことは意外でした。

「よし」は魅力的なのでよかったのですが、司法の桎梏・法にかかわる人の闘いの意味が薄れてしまったような。
法の正義から言えば、「ニコライ皇太子」がどんなに聖人でも、「津田巡査」がどんなに堕落者でも法の正義は別、というわけですから。
Zyklon B (再演)

Zyklon B (再演)

Voyantroupe

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/02 (水) ~ 2010/06/07 (月)公演終了

満足度★★★

挑戦
初めての劇団で、劇団についての予備知識もなく行きました。予想外によかったと思います。
流れがうねるように展開し、どきどきさせられました。
発想もおもしろいし、魅力的な人物もいて、引き込まれました。

こういう話をちゃんとドラマにするのがすごいと思います。
今後も挑戦してくれることを期待します。

ただ、役者さんの年齢に合わない役の場合、どうしても生活感が感じられずせりふが「せりふ」にしか聞こえないのが残念でした。

服装もあえて時代を感じさせるようなものが少ない感じでした。狙ってかもしれませんが。

ネタバレBOX

いすなどの小道具(?)を動かすとき、あんなに大きな音を立てる必要があるのかと思いました。ただ乱暴にしか聞こえず。
殺伐感を出したかったのだろうか?

ウォレス・ドルチェ・ヴィヴィアン・モンロー・ガボールは、魅力的でした。
ただヴィヴィアン、叫んでいるときことばが聞き取れないときが何度か。

ティファニーは熱演でしたが、必死さがちょっと一本調子に感じられたのが残念でした。
アンリは、終始ポーカーフェイスに見えたのは意図してでしょうか。感情の起伏があまり感じられませんでした。だからウォレスの気持ちももっともだと思ったし、エルメスは空回りに見えてしまった。
寝台特急”君のいるところ”号

寝台特急”君のいるところ”号

中野成樹+フランケンズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★

慣れない分野
この劇団も作家も初めてです。
『わが星』がすてきだった柴さんといっしょに「WWW」やるというので見ました。

でも、全然味わいが違うのですね。
すみません、おもしろさがよくわかりませんでした。
たぶん、期待していたことが違ったのだろうと思います。

最後の壁の使い方は、面白かったです。

ネタバレBOX

「素に戻る」という芝居って、むずかしいのだと思います、きっと。
小泉真希さん以外、「素にもどった時」と「演じている時」のキャラが同じに見えてしまいました。
そこにもっとメリハリがあれば楽しめたかも。
熱帯樹

熱帯樹

シアターオルト Theatre Ort

atelier SENTIO(東京都)

2010/05/05 (水) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★

もっと病的に
劇団にではないですが、こういうところを劇場にしてしまう心意気にエールを送りたいです。ただ、ちょっと道に迷いかけました。

舞台の端に演奏者。音楽も効果音もひとりでこなし、それぞれが的確ですてきでした。

当日パンフレットに「グロテスクさの中から生み出される美の奇跡を信じる」とありました。「恵三郎」「律子」「信子」には、それを感じました。
「勇」「郁子」は、健康的なぴちぴち感があって、言葉とのアンバランスを感じてしまいました。それも狙い?

ネタバレBOX

ネタバレではないんですが。
もともと、こういうせりふ回しは苦手なので、それを上回る引力、迫力が欲しかった。「郁子」さんは、膨大なせりふですごいなあと思いつつ、感情が「喜」と「怒」と「その間」という感じで、ちょっとパターンに聞こえてしまいました。
そして、もっと病的な迫力が欲しかった、というのは単なる好みかもしれませんが。
「勇」の、ジャニーズみたいな衣裳はなんででしょう?
ウィンドミル・ベイビー 

ウィンドミル・ベイビー 

演劇企画集団・楽天団

座・高円寺2(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/10 (月)公演終了

満足度★★★★

一人芝居ばんざい
上の階では『化粧 二幕』。期せずしてベテラン女性の一人芝居祭ですね。同じ時間帯なのではしごできませんが。

様々な役をやるので、舞台を所狭しと飛び回ったり、それを一人で1時間40分。しかも、それぞれが切なさを感じさせてすごいです。

日本人の大方さんではなく、「メイメイ」その人に見えました。
「ワンマン」に会いたかった。

ネタバレBOX

嵐の川を渡るところでは、ほんとうに激流が見えるような気がしました。
『革命日記』

『革命日記』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★

つい入り込みます
重苦しい緊張場面が、たびたび入り込んで来る部外者で中断される笑い。
『一月三日』のときもそうでしたが、この会場は舞台と床が同じ高さで距離も近いので、つい入り込んでしまって、一緒に「疲れたー」と、なりました。
その世界ってそうなのかー、と思うしかないのですが、無理矢理議論を自分の土俵に持って来るやり方って、ありそうですね。

からんでくる外部者それぞれの「組織」との距離の取り方が様々で、とても興味深かったです。

ネタバレBOX

指導者「佐々木」から、議論を「私的感情」と決めつけられた「橘」が抗議していくところ、後ろ向きなのに、見えている肩から背中が赤くなって、「ほんとに興奮してるんだ!」と思ってしまった。顔を見るより、その色が彼女の気持ちを語っていると思いました。
化粧 二幕

化粧 二幕

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2010/04/30 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

念願の舞台
かつて、一幕であったときに『アサヒグラフ』に載った舞台写真と脚本を読んで、一人芝居にあこがれるようになりました。最後と知って、あわててチケット購入。
化粧や着替えやアドリブを入れながらの一人芝居、さすがでした。アドリブでは、客席は暖かい笑いに包まれていました。

ネタバレBOX

実は、あこがれが強すぎたのかもしれません。
写真で見た渡辺さんは、もっと狂気がつのるのではないかと思っていたので。
それから、今日の後半の「化粧」は、鼻のまわりが赤くて、こっけいさが先に立ってしまって狂気さ(?)が、そがれた気がしました。
毎日違うのかもしれませんが。

でも、これを一人でやるということだけでもすごいと、それを目撃した満足感はありました。
富士見町アパートメント

富士見町アパートメント

自転車キンクリーツカンパニー

座・高円寺1(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

贅沢で濃い時間
いっぺんに4本というのは贅沢ですね。A、Bと観たので。
赤堀さんの舞台は初めてですが、やっぱりよかったです。

ネタバレBOX

『魔女の時間』は、予想外の展開になっていくんだけど二人だけのやりとりで1時間はちょっと難しさを感じてしまいました。繰り返しのように感じる場面もあり。演技力の問題かどうかわかりませんが。
『リバウンド』『ポン助先生』は、笑いあり涙ありという感じで面白くまとまったものを見せていただいた感じです。
後者はとくに笑わせていただきました。元業界関係者なので親近感がわきもしました。
『リバウンド』の女性3人それぞれのやりきれなさが身につまされるところもあり、うんうん、という気持ちで観ました。コーラスがすてきだった。
でも、まとまらない印象の『海へ』の方がインパクトがありました。人の存在感が一番。変な人ばっかりなんだけど。

このページのQRコードです。

拡大