農家の娘の観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 255件中
狂おしき怠惰

狂おしき怠惰

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2012/02/18 (土) ~ 2012/02/29 (水)公演終了

満足度★★

みた
社会問題を扱い、声高に批判してみせれば骨太と呼べるわけではない。肝腎なのは人物造形の方だと思う。



ネタバレBOX

実は女の子目当てで見舞来てましたって告白するところとか、窓からさけぶところとかその中身とか、ああいう場面を目の当たりにした後でリアリティという言葉を使う気にはなれない。

終盤、病におかされているという事実が、主人公の独りよがりな行動の免罪符に見えてしまう。一幕では他人の心情を思いやれる描き方をしつつ医者を批判してみせて、二幕では叔父に贖罪を迫り、相手の心情を無視して追い込む。その叔父がぎりぎりで踏み止まるとか、主人公に都合良すぎる。あそこで飛び降りて、主人公の本当の物語が始まる気がした。

何より、三時間もかけて最後に言いたいことをそのまま台詞で言わせるくらいなら、演劇じゃなくていいと思う。
百年の雪

百年の雪

十七戦地

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/02/27 (月)公演終了

満足度★★

みた
戯曲の中盤からうんちくがあふれ出した印象。初めの三十分、一見ややこしい人物相関を分かりやすく伝えて行く語り口などが良かっただけに残念。
演出は垢抜けていない。映像では誤魔化せるかもしれないやり方でも、目の前で見せられるときつい。
役者の半分近くは金もらっちゃいけない段階。感情的になった途端に別の人物に変わってしまう。
照明は落ち着いていて良かった。

畑澤聖悟×越智優、高校演劇を語る。

畑澤聖悟×越智優、高校演劇を語る。

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/11/30 (水) ~ 2011/11/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

聴いた
非常に聴き応えのある中身だった。学生たちへのまなざし、311以後のこと等々、ユーモラスかつ真摯。高校演劇関係者でもなんでもない私でも楽しめたし、あれこれ考えもした。
会場に居合わせた学生たちによって行われたリーディングは思いがけない喜び。司会の工藤さんの質問内容もいい。また次のシンポジウムに期待。

おやすみ、かあさん

おやすみ、かあさん

メジャーリーグ

あうるすぽっと(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

みた
結末を知った上で見るのと、知らないで見るのとで、感想がちがってくる気がする。私の場合、結末を知っていたからか、展開が長ったらしく感じ、途中で舟を漕いだ。目覚めた後も、長く感じた。だから芝居を初めて見る人には勧めたくない。

ネタバレBOX

カーテンコールは、商業演劇(かつ初日)では暗黙のルールなのかも知れないが、この演出家にそれをあえて破って欲しかった。荒涼とした空気の中に放り出して欲しかった。そのままで夜の帰路につかせて欲しかった。カーテンコールの有無まで、演出の括りとして考えたい身としては。
彼のことを知る旅に出る

彼のことを知る旅に出る

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★

みた
初演は見ていない。ペテカンは好きで何度か見ているが、今作は合わなかった。笑わせよう泣かせようがあざとくて萎える。方言の濫用は、世界の広さを表現しているのでなく、エピソードの乏しさをごまかしているだけ。
そもそもこの作品に「彼」は必要と思えなかった。見る側に想像させるという究極の観客いじりを放棄している。

43

43

モナカ興業

小劇場 楽園(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

みた
好き嫌いがきっちり分かれそうな作品。
何がいいのかと問われてもうまく伝えられそうにないけれども、せりふの肌ざわりのようなものが好みに合った。サスペンデッズを観た時に感じるざわざわに近い。誰かと語りたくなるような、誰にも邪魔されず反芻したくなるような。

海辺の日々

海辺の日々

弘前劇場

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/11/04 (金) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★

みた
柴山大樹という役者が素晴らしい。もっと色々みてみたくなる。
一見おいしい役と見えるものも、役者に力が無ければそうは見えない。当て書きなのかもしれないが、役を自分に引き寄せる力のある人に見えた。

行列はどんどん長くなる(全公演終了いたしました。ご来場の皆様ありがとうございました)

行列はどんどん長くなる(全公演終了いたしました。ご来場の皆様ありがとうございました)

la itagaki

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2011/10/29 (土) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
知人が出ているというので見に行った。
コンテンポラリーに限らず、ほとんどダンスを観たことのない私にとって、普段見ている演劇とは想像力の使い方・使わされ方が大きく異なり、そのことがとても刺激的だった。
背景はコンクリート打ちっ放しの壁で、ソロの場面では独房で踊っているようにも見えた。その殺風景に浮かび上がる影に、美しさと不穏、照明の持つ力を味わわされた。
もっとダンス公演に足を運んでみようと心から思った。

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナナ学園純情乙女組

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/01 (火)公演終了

満足度★★★

みた
待望の初見。楽しかった。というか楽しんだもん勝ち。

ただ、紅白というだけでなく、更に色分けするとかして、もっとひとりひとりの顔が見えてくる作りをしてもらえたら嬉しかった。

時間は丁度良かった。

エレジー

エレジー

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/19 (水)公演終了

満足度★★★

みた
役者陣がいいものを見せてくれた分、場面転換の雑音が残念だった。この作品には、きちんきちんとした美術より、(たとえばイキウメが得意としているような)柔軟に転換できる装置を考えた方が良かったのではと思った。
また、笑いを誘う場面が散りばめられていたから、3時間近くを乗り切れたが、一方で、本来はもっと暗く、静謐な雰囲気のまま進んでいく作品かも知れないと感じもし、少し違和感があった。一幕での人間関係の成立過程に、結構な力技を感じたが、戯曲のせいか演出のためか分からなかった。

Kと真夜中のほとりで

Kと真夜中のほとりで

マームとジプシー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★

みた
過去作の搾りかすで作ったコラージュといった印象。リフレインが持ち味のひとつではある劇団だけれども、今作は非常にくどく、停滞しているだけに思った。

ネタバレBOX

喪失感からの立ち直りは、やすやすと行かないのは分かる。2時間かそこらの物語で安易に回復されてしまうと、萎えることもある。ただ、リフレインという手法で、立ち直れずにいる人々を延々見せられてしまうと、見続ける気が削がれてしまった。その先を聞きたいという気持ちを抱えながら過ごした最初の40分が、とてもきつかった。

役者を気力体力とも使い果てさせた先に伝わるものもあるとは思うけれども、うまくいってなかったと思う。
ウエアハウス-circle-

ウエアハウス-circle-

演劇集団円

シアタートラム(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/12 (水)公演終了

満足度★★★

みた
私が芝居を見るときに、作り手側の知名度というのはあまり気にならず、チケット代の方がよほど重要な問題だったりする。無名の人間ばかりで構成された劇団にも、面白い作品は沢山ある。「さすが◯◯」といった言い方をされ出すと、逆に危うさを感じたりする。
好んで見る芝居の最多価格帯が3000円前後。だからこの作品はだいたい倍にあたり、そのぶん意識の中でハードルを上げていたところがあったと思う。チケット代に見合う満足感は得られなかった。

ネタバレBOX

鈴木勝秀の作品を見るのは二度目で、初回はサロメだった。
たまたまなのかも知れないけれども、他者を求めるあまり凶暴な方法を選択する人間のすがたがどちらにも通じるものとしてあった。
オリベはエトウの影にも見えたし、未来にも見えた。原作がどんな風かは知らないので、この機会に読んでみたい。
旅とあいつとお姫さま

旅とあいつとお姫さま

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2011/09/26 (月) ~ 2011/10/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

みた
見逃すには惜しすぎる作品。
来年もまたやって欲しい。

『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』

『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/05 (水)公演終了

みた
想像力が追いつかなかった。
想像することをやめてみた。感じるものは少なかった。

オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード

オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード

男衆ver.2.0 おしゃれ紳士

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
初めのうちはどうしても、ひいきにしているゲキバカの面々に目が行く。コミカルで器用で色気がある。そのうち皆に目が行き出す。梅棒は猛々しくていい。楽しい時間だった。

ただ、場面転換については、テンポの良さを通り越し、慌ただしさを感じた。楽しませたい作り手の想いを強く感じたけれども、詰め込み過ぎであったかもしれない。
また、4列目で見たが、舞台が最前列より低いため、見えない箇所がいくつかあった。座席作りか舞台の高さを(ローヤの休日ほどではないにせよ)もう少し工夫してもらえたらより楽しめたと思う。次回に期待したい。

おしまいのとき

おしまいのとき

ポツドール

ザ・スズナリ(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

みた
人間が好きというにも、表現の仕方は様々と思った。

女がつらいよ

女がつらいよ

MCR

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

みた
みんないい仕事。近作の中ではいちばん好き。
二人芝居の方もいい。合わせて星五つ。
笑えて、いつか切ない。

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/24 (水)公演終了

満足度★★★★

みた
先に戯曲を読んでいて、今回ようやく舞台を見た。
読書時には気付かなかったが、二人芝居とは言え、説明ぜりふが多すぎる。なにか意図があるのかと考えたが分からなかった。
二人の芝居は素晴らしかった。

それから暗転が妙に長く、かかる音楽がやけに明るい。サザエさんか。

寂寥 【緊急告知!】25日(木)アフタートーク開催決定! ゲスト:土田英生氏(MONO)

寂寥 【緊急告知!】25日(木)アフタートーク開催決定! ゲスト:土田英生氏(MONO)

セロリの会 

「劇」小劇場(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

みた
面白い場面と、無茶すぎる場面が混ざっていた。
それから、こちらへの情報の与え方がきちんと段階を踏んでいて、安心して見ていられたのだが、それゆえに驚きがあまり無く、もっとはみ出てもいいんじゃないのと思ったりした。こちらに、気付く歓びを与えてもらえたら、もっともっと面白くなると思う。

ネタバレBOX

泥棒に勘違いするところは古臭いと思った。名刺交換で職業を説明するよりも、いきなりインタビューの場面から始めて、実は、、みたいな方が面白いかも知れないと思った。
明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
初演はチケットプレゼントでご招待いただいた。ただ、そのことを抜きにしても楽しめた作品だったので、今回の再演はどう変わるか楽しみだった。一方で、この作品が漂わす暗さは、サンモールスタジオという初演時の劇場サイズや、あの地下に降りていく構造(と途中の仕掛け)に支えられていた気もしたから、今回はどうなるのかと不安もあった。

劇場については、入り口が明るすぎた(あそこから何か仕掛けるのはルール違反なんだろうか?)ものの、舞台美術の雰囲気に、すぐに劇世界に誘われて、抵抗なく作品に入り込めた。
ただ、初演時に楽しかったあの手この手の演出手法がかなり大人しめに変えられているように思えた。

ネタバレBOX


一年前の、奥さんと愛人の対峙の場面のような、舞台だからこう見せてみるといった発想が、もっともっと見たかった。初演はもっとそのあたりが野心的というか、旺盛だったと記憶している。作演の中村さんは、私の中では物語そのものより、見せ方が一風変わっている方という印象が強いので(「北と東の狭間」の冒頭、ホステスたちのパントマイムとか)、そのあたりを期待していた分、肩透かしを喰った。

役者はいい人揃いで、特に蒻崎さん、前田さんが素晴らしかった。けれども、逆にせりふのよく聞こえない方もいて残念だった。

このページのQRコードです。

拡大