農家の娘の観てきた!クチコミ一覧

21-40件 / 255件中
非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

みた
好きだ。チケット代もっと上げてもいいと思った。

ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン

ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/08/01 (水)公演終了

満足度★★★

みた
笑いっていうものが何なのか分からなくなる。舞台上の笑える事ごとが、実はなにひとつ面白く無いことだと言われても納得できる気がする。初めて小劇場の作品を見てみようとする人にはお勧めしにくい。

少女教育

少女教育

シンクロ少女

王子小劇場(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

みた
好き。

イロシマ

イロシマ

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2012/07/07 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

みた
ともかく役者の熱と、美術の強さが伝わってくる作品だった。
でも、ミュージカルなのに歌詞に魅力が乏しかった。作家と演出家のやりたいことも食い違っていたように見えた。なにか、残念だった。

スペーストラベラーズ

スペーストラベラーズ

ネルケプランニング

本多劇場(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
面白かった。役者がみんな、笑いに向いている人たちなのだと感じた。話としては無茶なところもあるけれども、それを役者の力で乗り切っていた。どこの誰がやっても面白い芝居、というんではないと思う。

高き彼物

高き彼物

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度

みた
トンデモ芝居。こんなのみちゃだめ。

ネタバレBOX

この作品に感じた不満または違和感というのはいくつかあって、ひとつは役者の魅力。石丸謙二郎演じる先生が舞台に顔を出すまで、開演から20分くらい。その間、彼を取り巻く人々がやたら彼を褒める。見ている私としては、その人物に対するハードルを上げてしまう。けれども石丸謙二郎という役者の存在感や台詞の中身が、そのハードルを超えてはくれなかった。説得力に欠けていた。

物語の方では、シノケンの死というのが序盤の鍵となるわけけれども、誰も秀一を無免許の件で責めない。責めることをすっ飛ばして、いきなり弁護や同情に入っていく。先生に至っては、実際に会ったこともないシノケンの言葉を借りて激励までしていたはず。ここまでくると、作家の眼差しは温かいというより独り善がりに見えた。
先生の抱えた秘密も唐突で、何より×××である意味はあったんだろうか。もし女生徒だったら…という台詞もあったものの、取って付けたような気がし、むしろ女生徒であった方が、高き彼物というあの言葉が、しっくり来たのではないかと思った。
終盤、先生の苦悩は取り越し苦労と判明する。過ちと思っていたことは、過ちではなかったと告げられる。でも人間なのだから苦しみ続けてもいいじゃないか、と私は思った。過ちは犯さないに越したことはないけれど、しでかしてしまうこともまた人間の姿ではないかと肯定して欲しかった。ああした形の解決は、問題を投げてしまっている気がした。
見ながら、漱石の「こころ」を思い出したけれども、あの物語はその点を肯定していたように思う。
「黙読」

「黙読」

劇団東京蝉ヌード

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

みた
午前11時開演は嬉しい。役者の身体が整いさえするなら、他劇団でも試してみてもらいたいところ(アンケートにそうした項目を加え、意見を募るところから始めてみるとか)

ただ、せめてチラシには作品内容について何かしら書いていたほうが、手にした人の関心をぐっと高めたはず。既存の戯曲を使っているのだからなおさら。できればパンフにも。紙切れ1枚とは言え、ゴミ箱行きか否か、気持ちが変わってくる。
ただでさえ中身がうかがいにくい演劇に客を呼び込もうとするなら、岸田賞云々という事実に寄りかかっていては駄目。あの賞、候補の選考過程がよく分からないし。

グリーンベンチ

グリーンベンチ

ビーオネスト

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
照明というものが、吊るすだけのものじゃないって教えてくれる。

チケット代がもう少し安ければ人にも勧めやすいと感じた。

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

みた
チラシは以前から目にしていたのに今回が初見。好みはもちろんあるけれど、企画には満点以外あり得ないと感じた。観劇を滅多にしない人々をいかに劇場に、それも小劇場に呼ぶかを考えないと、どんなに面白い本や優れた役者が揃っていても、疲弊していくばかりだと思うから。

月の岬

月の岬

青年団

座・高円寺1(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

みた
好みの問題はあるにせよ、絶賛が並ぶほど受け入れやすいかと言うと全くそう思わない。初めての観劇で本作を見たら、舞台は敷居が高いと感じて小劇場とは距離をおく。誰かを誘って見に行ったとして、観劇後に自信を持って感想を聞けない。たぶん顔色をうかがう自分が見える。解説を求められて、誤魔化さずに語れる自信も無い。行間という言葉でお茶を濁そうとする自分が見える。ので評価もできない。

GO HOME

GO HOME

サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
みてよかった。
観劇好きを自認していて、こちらの劇団を未見の方に特に勧めたい。

ネタバレBOX

場面転換が少し目まぐるしかったのは残念なところ。
結末を描きすぎないさじ加減が好み。
オーラルメソッド

オーラルメソッド

シンクロ少女

若山美術館(東京都)

2012/04/17 (火) ~ 2012/04/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

みた
おなかいっぱい。性的人間の方は初見。
どちらもまたやって欲しい。立派なレパートリーに思う。ただその時は、平日のもう少し遅い時間でもできる会場を選んでもらえるとなお嬉しいし、人にも勧めやすい。
極私的エロスの方は、初演時にも感じたことだけれども、リーディングという形式を低く(甘く)見ている人に心から勧めたい。通常の舞台公演に比べて制約が多いから、衣装や照明に寄りかかるリーディングは多い。でもここの見せ方は非凡で、惹きつけられる。
どうかタイトルに怖気づかず。

絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★

みた
ハムレットの方は見ていない。
音楽に乗せて古典のせりふを喋るというのが、かなりハードルの高い技なのかも知れないと思った。そんななか、バンクォー役の方は頭ひとつ抜けていた。また、マルカム役の方が独りであれこれ語る場面は無音で、そのためか気持ちのいいほど伸び伸びして見えた。魔女の場面にだけ音楽を使っていたら、もっと聞き取り易くてもっと悪ノリできていたのじゃないかと感じた。露出狂とは別物と分かっていても、ああした描き分けと悪ふざけを期待していたのだと観終わって気付いた。
好みの問題はもちろんあるけれども、柿食う客はもっと面白くて、マクベスももっと面白いと思う。

HIDE AND SEEK

HIDE AND SEEK

パラドックス定数

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/04/13 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
舞台にも役者にも、色のある作品だった。

チケットも前説もさりげない洒落があった。時間が少し長かった。尻が痛くならなかったのはクッションのおかげ。劇場側?の気配りも覚えておきたい。

ネタバレBOX

何かとめまぐるしいのは、観ているこっちを迷路に誘う狙いがあったのかもしれないけれども、もう少しほどかれたものを観たかった。暗転の多い芝居を観ていると飽きがくるけれど、それに似た感覚だった。
俺以上の無駄はない

俺以上の無駄はない

MCR

駅前劇場(東京都)

2012/04/12 (木) ~ 2012/04/17 (火)公演終了

満足度★★★

みた
いつもより、言い回しの理屈ぽさが気になった。主人公がずばり言ってしまっているからかも知れない。

何度か客演されている石澤さんが馴染んで見えるの納得できるけれども、初めて見る佐賀野さんが違和感なく溶け込んでいた。いい役者だと思った。

ジョギリ婦人

ジョギリ婦人

芝居流通センターデス電所

「劇」小劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度

みた
ぬるかった。

一丁目ぞめき

一丁目ぞめき

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

みた
やられた。でも、初めて舞台をみようというひとには勧めない。たぶん途中で飽きると思う。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
みた。いろいろ考えてみた。

ネタバレBOX

ともかく照明が印象的だった。ライブハウスで音楽を聴くなら、色とりどり多少目まぐるしくてもいいけれど、会話劇でそういうのやってみせて、それが単に実験的なところで終わってなくて、ポップで不穏。
それから佐野功という役者の持つ中性的な雰囲気をうまく裏切ってみせたあたり、素晴らしかった。
妹役の方は、初めて見たけれど、自分なりの型みたいのを確立しているみたいで、役者だなあと感じた。
ひとつ残念だったのは、最後の、息子の嫁の算段に関するくだり。あそこだけがどうしても、嫁の見せ場を作るためにとって付けたような印象だった。


作品への感想とは別に感じたこと。
たとえばあの母親を、お笑い番組の中で松本人志がやって見せたら(実際、おかんとマーくんに見えたところもあった)、同じ台詞に同じ演出であったとしても、ほとんどの言動を笑わせ目的として受け取られてしまう気がする。入口をどこに置くかで、人は、笑っていいものか笑うべきでないかとか、自分自身を縛ってしまうんだろう。
オルフェゴッコ

オルフェゴッコ

双数姉妹

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

みた
またいつか、この劇団にしか作り得ない作品に出会いたい。

狂おしき怠惰

狂おしき怠惰

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2012/02/18 (土) ~ 2012/02/29 (水)公演終了

満足度★★

みた
社会問題を扱い、声高に批判してみせれば骨太と呼べるわけではない。肝腎なのは人物造形の方だと思う。



ネタバレBOX

実は女の子目当てで見舞来てましたって告白するところとか、窓からさけぶところとかその中身とか、ああいう場面を目の当たりにした後でリアリティという言葉を使う気にはなれない。

終盤、病におかされているという事実が、主人公の独りよがりな行動の免罪符に見えてしまう。一幕では他人の心情を思いやれる描き方をしつつ医者を批判してみせて、二幕では叔父に贖罪を迫り、相手の心情を無視して追い込む。その叔父がぎりぎりで踏み止まるとか、主人公に都合良すぎる。あそこで飛び降りて、主人公の本当の物語が始まる気がした。

何より、三時間もかけて最後に言いたいことをそのまま台詞で言わせるくらいなら、演劇じゃなくていいと思う。

このページのQRコードです。

拡大