Limited_Spiceの観てきた!クチコミ一覧

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いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

柿喰う客

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2008/12/01 (月) ~ 2008/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

久々に小劇場万歳な気分です
最初から飛ばす飛ばす飛ばす。すごい早口でまくし立てる。早口なのに言葉がきちんと聞き取れる。たった一人の役者から発せられるパワーに飲み込まれる。巻き込まれる。リズム感あふれる言葉の応酬に、脳みそをかくはん機で混ぜられる思い。息つく暇なく50分。一瞬の出来事でした。言葉に毒されしばらくボーっとしてました。初めて上演台本というものを買いました。思わず上演台本にサインをもらいそうになりました(w 握手を求めそうになりました(w あのぉー。ファンです。って言いそうになりました。

イザナキとイザナミ

イザナキとイザナミ

劇団千年王國

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2008/10/04 (土) ~ 2008/10/06 (月)公演終了

満足度★★★★

小劇場の贅沢
必要最小限の無駄の無いもので紡がれる舞台。
役者の表情、身体表現、生の音。
それをあんなにも間近で。
小劇場だからこそ得られる贅沢を味わえた舞台でした。

TAKE IT EASY!×末満健一「千年女優」

TAKE IT EASY!×末満健一「千年女優」

TAKE IT EASY!

HEP HALL(大阪府)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇だから
ライブだからできることを、見事に表現した作品だと感じました。
役者が様々なキャラクターに代わる姿は、おいていかれそうになりますが、必死にしがみつき、気づく頃には脳が活性しまくりでした。原作を見たことがありませんので、半分もおもしろさに気づいていないのかもしれませんがワクワクできる舞台でした。

誰も寝てはならぬ 

誰も寝てはならぬ 

国道五十八号戦線

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2009/03/13 (金) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

初見なので
あまり、情報を入れずに観劇した。
まずは、役者のレベルが学生劇団とは思えない。
そしてコメディとは銘打っていないが、声を出して笑った。
全体的には決して濃くは無いのに、そこにいる濃いキャラクターたちが、ボソッと言う一言が笑いを生む。声を張らずに淡々と何気ない会話が過ぎていく。
しかし、ただただまっすぐというわけではない。どこかひねくれている。
そこが面白い。観劇した人に「ガバメンツ」に似てると言われた。
たしかに、ガバメンツと似てるかもしれない。この心地よいひねくれ感。
ひねくれ感が好きな人は大いに楽しめる。僕は声を出して笑った。

ネタバレBOX

前半の「演劇」を知らない一般人が「演劇」を作っていこうとするシチュエーションコメディ、後半のその一般人を演じていたことが分かってからのシーン。この切り替えにもう少し工夫がほしい。このワークショップが行われている背景、なぜ彼らが集められたのか、その背景が見えるとさらにもう一段上がる気がする。最後の言葉に説得力が増す気がする。
人は誰しも役者である。その名前のその人を演じて生きている。この意見に肯定か否定かで後味が大きく変わりそうな作品でした。
さらに、その人の観劇スタイルで評価が変わりそうとも感じました。
最後を予想しながら見ると、「あっ、やっぱり」と思ってしまうかもしれない。
途中「芝居」という言葉が出てきたりするので「演劇」は無いが、「演技」はある世界なのかなという疑問が浮かんでしまうかもしれない。
細かいとこが気になるということは、全体がとてもいいということ。
それにしても、「演劇」を知らない一般人を演じる役者を演じる役者たちのナチュラルさがとてもよかった。
「家族前奏曲(プレリュ-ド)」

「家族前奏曲(プレリュ-ド)」

兎町十三番地

AI・HALL(兵庫県)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★

前作で
兎影が消されてしまったかのような演出がなされていたので、今回どう兎町十三番地が召喚されるのかが、まず楽しみであり心配でした。

ネタバレBOX

まさか兎町にまでITが入ってくるとは思いもよらず(w
ただ、今から兎町にいざなわれるんだ!ってワクワク感を煽ってくれる、召喚のシーンが好きな僕としては、ちょっぴり物足りなかったかな。ただ、兎川純と共に召喚を行なったパソコンを操作していたのは、あの黒兎の彼。次回新たな展開を迎えるのかと思ったり、そう言えば今回、兎川がピストルを使わなかった気がする・・・。兎川に何があったのか。そしてまた新たなアリスが登場。アリスでスピンオフができそうですね(w 取り上げられた問題はいつもよりは一般的かもしれないです。兎町には物語というより、空間演出やショー的な要素を求めているので僕にとっては問題ないのですが、物語を観に来てる人にはもの足り無いかもと余計な心配してみたり。しかし、今回は随所に遊びが含まれてました。それをすると世界観が壊れてしまうことが多々あるんですが、兎町はそれも含めてなんですよね。構成がうまい気がします。
次の展開がとっても楽しみです♪
となりのおうちは「柏木さん」。/ジョイフル24へGO!!

となりのおうちは「柏木さん」。/ジョイフル24へGO!!

コメディユニット磯川家

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2008/09/23 (火) ~ 2008/09/29 (月)公演終了

満足度★★★★

何も残らない、何も残さない
とにかくその場を笑ってもらえればいい。
作り手の「笑わせよう!」という貪欲な気持が、まっすぐに伝わってくる作品。
見終わったあとに何か心に残るわけではない。
ともすれば、何を見たかしばらく経ったら忘れてしまいそうな内容。
ただ磯川家は面白かった。それだけが残れば、それでいいのではないか。
そんないさぎよさすら感じさせる作品でした。

尼崎ロマンポルノ第七回本公演 『鉄鋼スベカラク』

尼崎ロマンポルノ第七回本公演 『鉄鋼スベカラク』

尼崎ロマンポルノ

精華小劇場(大阪府)

2009/02/28 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

大炎上を経て
一皮向けた尼崎ロマンポルノを観る事ができました。
サカイヒロトさんの重厚感ある美術に加藤直子さんの光、この二人の組み合わせははじめて見ましたが、尼ロマの世界観にとてもあっていた気がします。
ただ見終わったあと一番印象に残るのが視覚的イメージ。
役者のさらなる成長を期待します。
笑いの場面が中途半端なのが、世界観を切ってしまってる気がして少し残念でした。尼ロマの世界は重いので、息抜きの場面はあっても良いと思いますが、ここをさらに工夫すると。重いだけでなく、ポップのアクセントが足されより面白い作品ができると感じました。あるゆる実験をしたであろう今回の公演。広さがまったく違う次回のウィングフィールド、ホームともいえる箱で、何を見せてくれるか今から楽しみです。

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