朝方のあさの観てきた!クチコミ一覧

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永遠にムーン

永遠にムーン

合同会社シザーブリッツ

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/06/23 (火) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★

初シザーブリッツ【Aチーム】
『恋愛ドックス』『グッドファーザー』『恋するアンチヒーロー』
を見逃したため 今作品が初めてのシザーブリッツでした。


テンポが良くて 飽きさせなくて キャラが濃くて強烈。
勘違いトーク 言葉のかけあい それを心地よく見せておいて 次の人間関係に移りゆく・・・
大げさな面はあったと思うものの その技は見事でした。


女性陣が特に 華奢でスタイルが良いのに 出るとこ出てると言う 
それを生かす衣装が多かったのもあるでしょうが ルックスの良さと言い きっと上の人の好みなのでしょうね~。


ただ2時間10分は長いと思いました。
それから当日パンフ キャストが20人弱と多いため 写真付きじゃないとわからないです。


それから座席 前から3列目 ただでさえ端っこで観にくいのに
段差なし席なのに前に男性ばかり、席の変更をお願いしたところ 
対応して観やすい席にしてくださいました ありがとうございます☆
ただ正規の値段を払って あの席をガマンして観る方も中にはいると思うと どうなのって思います
(男性をぬいても 端っこすぎて観にくいムリな席)。


あれだけの人数なのに 何度見渡しても
寝ている人を1人も見つけられなかったこと それってスゴイことだと思う。
高得点を付けざるをえない 仕上がりの良さなのは事実。
ただ 麻薬的なひきつけまでは 私には感じられなかったかな。

ネタバレBOX

せっかく登場人物が充実していたので・・・メモ的に。


残念なイケメン(ツイッターより借用):マモル(安達雅哉)
別にうさぎの彼氏でもないってのに彼氏面というのか 韓国ソングで出てくるのがまた衝撃だった (笑) 
後半普通の曲になっちゃうので マモルは最後まで韓国ソングでいてほしかったです。


『友達できたよ!』かぐやの ホントに『友達』だったこと (笑)
しかし生まれ変わったかぐやでは 『ブルママリア』が友達になるなんて。
マリアは別の意味で可愛いかった。愛情深い人。


あと、酒依存ダメ大人:おっさん役(三原有人)
なんか この人の存在も・・・ (笑)
作業着とか 本当にそういう仕事してんじゃないかってくらい 酒びんと似合ってた。


ジャイアン:(中村友)
あのジャイアンっぷリと ラストかぐやのことを好きになってしまい 男らしく変化する姿。
(というか、演技以前に見た目が既に^^;)


女医さん(中崎美香) 出来る女医っぽさと あのお色気。


ガチャピンもどき(誰が誰だかわからず、1人1人検索してるので、写真なしではもはや名前がわからない状態)あの名前好きです。


川村隆一ソングで出てくる ドラマティック恋愛依存男。
大げさに見えるようでも 実際居そうで 不思議と自然に見えてしまうという怖さ。
と言いますか ああいう男性にひかれる女性ってのは リアルに少なくないと思います。
(玉置○二さんを思い出してしまった・笑)。



ほか俳優さんが 力量不足な人とか誰もいなくて 良かったです。
これだけ濃い人たちを 上手くまとめてしまうところは 本当にスゴイと思います。


これは役者個人の問題ではないですし 今回の作品自体どうということではなく
大きな劇団になると どうも好きでは無くなる傾向があるような気がしてならない。
利害がらまるから?その他の事情??
目の肥えた コリッチ常連者がいかなくなるのは どうして?
(まあ あの方たちを留めておくのは 容易なことではないとは思うのですが)。
私は小劇場でやる 情熱にまみれたお芝居が やっぱり好きだなって思ってしまいます。


今度は愛妻家

今度は愛妻家

空茶本舗

銀座みゆき館劇場(東京都)

2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★

ぶんちゃん
チケットプレゼント ありがとうございます☆
こちら 不思議と口コミが少ないですね。


旦那さん:北見俊介(中島広貴)
(多少演技に不安な個所はありましたが)
自分勝手ながらも 本当は奥さんを大好きだったという 後半の愛情深い旦那さんっぷりと。
奥さん:北見さくら(倉橋みづえ)の明るい奥さんの演技といい。


間延びするシーンもあったと思う中 オカマの文太(池田ヒトシ)が出てくるあたりから  
すっかり物語に引き込まれてしまいました(^^;


みゆき劇場ははじめてだったのですが 銀座の昭和の劇場って感じで 
しかもこの作品にマッチしていて そこも良かったです☆

ネタバレBOX

電気で体の形を作って表現 あれとても良かった。
終わってから、お客さんをお見送りの時、
黒子に電気ワイヤー姿でいらして 『あっ電気の人だ』って思いました。


ぶんちゃんは そっか さくらのお父様だったのですね。
俊介が『おっさん』と冷たく呼ぶから ぶんちゃん気の毒だなあって思ったら 奥さんのお父さんですもんね。
まっ義理父にしては 距離が近すぎるのは不自然でもあるけれど そこまで気にならなかったです。


自分は感想を書くことをできるだけ意識してるのですが(忘れないようにしようとか) 
もうそういうの意識になくて すっかり忘れちゃいました。
Mother

Mother

TEAM JACKPOT

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

言葉にならない何かある
チケットプレゼントありがとうございました☆
他の方も書かれてるように 余命1年の母って エグられる悲しい感じだったらどうしようと 心中ドギマギでしたが 
悲しみはあるものの 楽しい場面も沢山あって 良かったです。 
続きはネタばれにて

ネタバレBOX

笑うわ泣くわ すごく作品に入り込めるタイプと
入り込めず 寝落ちするタイプと 見事に2層に分かれた作品と感じます。
(ごめんなさい、私はどちらかといえば後者でした、でも入り込んでる方も 多々いらっしゃいました)。


笑う場面もしっかり作ってあるし 見所もあると思うのですが
何かわからないけど 何か噛み合わないところがあって ついていけないのです・・・。


主催の方とか 雰囲気とか好きなのですが・・・なんでしょう うーん。


でもラストの意外な展開とかひねりがあって  内容がギュッと詰まって充実作品でした☆
夏果て幸せの果て

夏果て幸せの果て

ねもしゅー企画

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/09 (火)公演終了

満足度★★

つるべの~
他の方も書かれてるように 大森靖子さん狙いなら良いと思うのですけど
私のように根本さん狙いで行くと う~んって感じに思いました。
とはいえ 根本さんの大森さんに対する愛情は伝わってきましたけどね。


斬新な展開はあったものの、
すごく悪かった所はなかったけど すごく良いところもなかったって感じ。


☆ネタばれは これから行かれる方は観ないでください☆

ネタバレBOX

『上段』はコンビニで冷房が切れたお話し。
『下段』は歌う大森靖子役(大森靖子)① 
プライベートの?大森靖子役(根本宗子)②の物語。


大森さんの歌の歌詞をベースにし 物語になってるため
『下段』は確かに限界があるとは思うのだけど
『上段』のコンビニ話は もっと根本炸裂しても 良さそうなもの。

 
コンビニの話だったら いつもの根本さんで 濃いネタでもっと笑わせられたと思う。 
(かといって 今回滑っていたという訳ではないです)。
いつもの得意技『見事なかけあい』が 今回はほとんどなかったことも大きかった。
前作から間もない制作、スケジュールにムリがあったのでは?と思わざるを得ない。
(もしそうだとしたら ファンのためにも お休みも大事にしてほしいなって思いました)。
コンビニは 役者さんが全員とても頑張っていたため 余計に気になりました。
あと梨木さんは 前回の風俗嬢に続き さすがの存在感でした。


私は鳥肌さんの『中野の島忠』が 印象的だったです (笑)

アイ色バースディ

アイ色バースディ

劇団光希

シアターKASSAI(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

あったかい作品
チケットプレゼントありがとうございます☆
まず 木造の日本家屋風 舞台セットが良かったです。


120分ちょっとの作品ですが 
ラスト30分になるまで みんなのやりとりが 盛り上がりが無く続き 退屈になっちゃいました。
しかし 不思議とあったかさは 初めから伝わってくるもので。
胸が幸福感に包まれる瞬間が 何回かあった。


ただ作品作りの為に 土木の現場の勉強をされたとのことでしたが
土木の見せ場シーン(という表現で合っている?)以外は それほど土木感がなくて 
わざわざ土木を扱う意味があまりなかったように思います。
例えば 家族経営なら 測量事務所でも 大筋は変わらなかったイメージ。
でも役者さんの 男っぽい演技は 見事にドボジョっぽかったです (笑)


あとマイとマミのやりとりが多々出てきますが、
名前が似ていて わかりやすいもっと違う名前にしたほうが良いと思いました。
続きはネタばれにて☆

ネタバレBOX

3年前に父親が亡くなったことを 4番目の末っ子には 知らせないようにしてきた4人兄弟。
その嘘は弟の幸せを守る為だったと お姉ちゃんの愛は大きくて・・・
その愛に心がうたれました。


とはいえ 感動屋の私を泣かせるインパクトまではなかったのは ちょっと残念でした。


森下知香さんの演技力と存在感。
堀内かつみさん、村松幸さん、堀内克哉さん ほかの方も良かった。


一番気になったのは、他の方書かれていますが 
末っ子の男の子 知的障害の役だったのでしょうか? 
観劇中に私が見逃してたのか すみませんがその設定がわかりませんでした。
『なんで精神的に幼い演技なのだろう』と気になったので
それがわかって見ていたら もっと良かったと思います。 

~~~

それから 私は一度に文章をかけない人間で 
後からぽつりぽつりと 記憶とともに文章が下りてまいります。
そのため、作品によっては 2・3カ月 劇の感想が完成せず 文章が変わっていくことがあり。
決して人の意見を見て変えたとかではないのですが 
2・3ヶ月後に書くより すぐアップのほうが皆様の役になれるかと思い 
勝手ながらそうさせて頂いております。 
どうかご了承くださいませ。

~~~

ここ2週間 観たい作品が沢山で 正直全部見切れなかったのですが。
実は劇団光希さんのこちらの作品が 一番観たかったのでした。
それは 過去の作品の劇団の評価を見て 温かさと愛が伝わってきたからです。
色々と厳しい事を書かせて頂きましたが 
劇団カラーとしては ドンピシャでわたし好みです☆


森下さんは とても丁寧なメールをくださったり 頭が下がる思いでおります。
気持ちの良い対応を頂き 観劇させて頂き 本当にありがとうございました ☆

ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★

大好評のようですが 私は・・・
本日は今上演始まって以来の最大動員数だったとのこと。
二時間ちょっとあるのに 椅子が無くて 地べたにクッションは 辛かったと思います
(私は大丈夫でしたが)。


役者さん本人に席を案内くださって とても嬉しかったです。
本番前って一番デリケートな時間なはずなのに。
劇団さんのほうは お客さん(参加者と呼びます)を大事にしようとされてる姿勢が 伝わってきました。


あと参加型なのも良いと思います 続きはネタばれにて☆

ネタバレBOX

ただ物語が始まるまでは ほとんどいらないと思います。


『想像してみてください』と お客(参加者)は目をつむってイメージしたり 
この作品をどのように楽しむかとか、少しなら良いと思うけど
あの前説 あれは長すぎだと思います。


あと急に雰囲気変わって
DJ風の話し方の人が ひたすら話し続けるのだけど 滑舌が悪くて何を話してるかホント全くわからなかったです。
そこにハチの姿をした人が出てくるのけど 
笑いを狙ってるのでしょうが なんで出てきてるのか どんな意味をもつのかさっぱり分からずで 会場がシーンとなり。
ハチの役者さんがかわいそうでした。


↑何よりも この指摘を感想で誰ひとりされていないところが 
私は不思議でしょうがない (笑) 
物語に入るまでこの10分くらいはもったいなさすぎます
(詳しい時間は分からないけれど)。 
『この劇団は本当に2時間楽しませてくれるのだろうか?』と不安になった。


あと銃の決まりごとが 良く分からなかった。
例えば最後、銃の効力は無くなってるはずなのに 兄さんがゴべリンドンを銃で撃って死んでしまったのも なんで効力の無い銃で殺せたのかわからないし。
99人殺した血でできる銃で・・・なんで偉い人に奪われたのだったっけ?とか 
鍛冶屋の娘は銃の中に生きてる?死んだ??わかりにくかった。
メグミが あんなに説明にフォローしてくれたのに 私にはわからなかった。 
もっとわかりやすく見せられなかったのか。


何より気になったのはタクマ 
17歳の設定なのに 話し方や接し方が いくらなんでも子供っぽ過ぎる。
あれじゃ小学校低学年だ。


死体を表す てるてる坊主のシーツ 表現が良かったです
あの世界観と ゴべリンドン役の方の動き、表現力のすごさに 圧倒されました。めぐみも良かった。
あと役者さん2人 声が潰れ気味だったのが 心配になりました。
あれだけ走り回るのに たった5人でって 本当に大変だと思います。
役者さんも大事にしてほしいなって そんな事を考えてしまいました。
なんていうか 全体的にムリしてる感が気になってしょうがなかったです。


僕は父のプロポーズの言葉を知らない

僕は父のプロポーズの言葉を知らない

劇団フルタ丸

小劇場B1(東京都)

2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

フルタ:フルカラー
初演一夜にして 四つも『観てきた』があるなんて。
良い意見:悪い意見は別として スゴイ事だと思います。


(注)ネタばれボックスは 今回ネタばれ色が強いため 
行かれる方はあけないことを お勧め致します。

ネタバレBOX

チケットプレゼント ありがとうございます☆


他の方も書かれてますように 身内なのかファンなのか   
不自然に笑ったり笑いすぎたり ダイナミックなお客さんが ままいる。
本来 そういうのって自分はシラーっとしてしまうのですが 
フルタ丸は まだ許せるほう。
それについては 下に書かせて頂きます。


『アンタあの子のなんなのさ』 って 面白かった (笑)


追う男(宮内勇輝)と 車掌さん(宮内勇輝)が 同じ役者だったなんて・・・。
同じ人に見えなかった。
追う男は 存在が気になるし 昭和のヤンキー?っぽいしゃべり方が 良かった。


フルタさん 作・演出・役者とされてますが 誰も書いていないのが不思議なくらい 演技もなかなかでした。
お笑いの何かやってる方なのでしょうか?
フルタさんがしゃべると 間なのかなんなのか 面白くなるし。
暗転に入る前の オチが しっかり作られている。
ただ桜とチューリップの間違いは やりすぎだと思う。


それから 電車でお母さんと出会うシーンは 
お父さんは車掌さんとして仕事中なのに 長すぎて不自然に思いました。
だけど エレベーターガールをしてる お母さんを観に行った時の お父さんのあのリアクションは好きです。真帆さんの演技も好き。


民宿:田口屋の息子(フルタジュン)
『民宿からすれば ここホテルは敵であり 第一線なわけだから 
だから経費を圧迫するべく 自分はサービスのコーヒーを 一杯でも多く飲んでいるのだ!!』
(言葉は違うと思いますがそんな台詞だったと思います) あれ好きだ。


あと2役なのに A役から着替え無しでB役を『この服買ったの』と 続行しちゃうところとか。 
1人3役のため 誰が誰だかわからなくなって 
最後なんて プラカードに名前を書いて もう出しちゃうなど ちょいちょい斬新 ☆


気になったのは、この話を作られたフルタさんが 
何故父親のプロポーズの言葉を テーマにあげられようと思ったのか?
コリッチの紹介文にも そこをかけば良いのに~と 思いました。
 

この作品は笑いのエッセンスも強く 笑いやキャラに集中すると 結構充実してみられたような気がしました。
(但し 笑う場面でないのに笑うとか そういうのは除外して)。
それと なんとも温かみがあるから 好感持てるのですよね。
ただ他の方も書かれてるように 最後あっさりしてるのは物足りなかった。


それと 案内のスタッフさん 
私が落とした紙を即座に拾ってくださる とても気づかいのよくできた方でした。
しかし 入り口入って1メートル先の段差では そこを通る半分以上の人が つまずいてるのに そこは指摘しないという・・・。
めちゃ丁寧なのに そっちは言わんのかい☆ みたいな (笑)
なんとも カワイイ人たちでした。 
 

聖地 X

聖地 X

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2015/05/10 (日) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

初イキウメ
前回の『カタルシツ』に行けず残念に思ってたら また秋にやられるとのこと。
今回の『聖地X』は 要はドッペルケンガーのお話し。


とにかく本格的で 全てのレベルが高かった。
力のある劇団さんなのは よくわかります。
哲学的なのとか 私は元々好きなタイプなはずだけど 
ちょっと好みじゃなかったかな~というのが一番の印象でした。


うっとなって・・・
ワタワタってなって・・・
汗がタラーっと流れてくる・・・
そのまま 扉を閉められちゃう感じ?


あっだから『イキウメ』っていうのかな?
続きはネタばれにて☆

ネタバレBOX

タイトルになってる「聖地X」とは 
いわくつきの土地で 初めに不幸があって以来? 商売が続かない。
そこで 自分では無い 自分に遭遇してしまうことがあり。
自分に遭遇してしまった人は その後おかしくなってしまうという。


自分(を①とすると)ドッペルケンガーの②と③がいて 
それを1人に統合させるように みんなで努力します。
細かい作り込みとかよくできていて さすがって感じでした。


一瞬 心が『うっ』て何度もなるのだけど 意外とすぐ普通になっちゃって。
で、持ち帰るものが あんまりない・・・みないなイメージ。
本格的なんだけど 良いもの見たのだけど 
心の深くに突き刺さるものが無い・・・みたいなイメージ。
私は下北沢の小屋みたいな劇場でやるお芝居が 妙に恋しくなっちゃったけどな。


役者さん全員良かった なかでも安井順平さんが良かったです ☆


次回作『カタルシツ』を見て 劇団としての印象を決めさせて頂きたいと思います。
(まあ分室とはあるけれど)。

もっと超越した所へ。

もっと超越した所へ。

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★

根本満載だけど
たしかにお芝居としてレベルは高いのは事実だけど 
一部の方も書かれてるよう みなさんの評価がここまで高いことに ちょっと違和感を感じるかな。

ネタバレBOX

まず 四つの部屋が現れ 同時に四人の女性が別々の部屋で生活しているという。 
台詞が無い状態が五分くらい?続くのですが そこのシーンが長くて飽きちゃったこと。


他の方も書かれてた気がしますが 
まちこ(根本宗子)の部屋に初めて行った レイト(土屋シオン)が くつろいでベットにすぐ上がっちゃうのは不自然。
レイトは セカイノオワリのフカセ君を思わせるという。
あと レイトはファンに向けて ツイキャスをすぐのですが 
ファンに向けて恋人の自慢ともとれる話をするのは ちょっと現実的でないのでは?


ダメっぷりと、喧嘩のシーンが長くて ラストの見せ場にたどり着くまで ちょっとシンドカッタです。。


全体的に感じた事は ダメな男って確かにいるし それを上手く描いてはいるけれど。
ダメは実際 全体の2・3割だと思ってます。
つまりほとんどはダメじゃないと感じるのです。
ということは この作品って男性に対する偏った見方、とも見れるわけで 
ダメんずさんとは 本来少数派であるはずのダメな人を わざわざ選んでるだけの話で。
(もちろん 本人が幸せなら それは尊重しますけど)。
何が言いたいかって この作品については どこか嫌な感じにも見えてしまうのですよね~。


それは ラストの彼女たちの選択にも表れているように見えて。
「それって幸せな選択じゃないじゃん」って感じてしまう。
もちろん ダメな男を選ぶ人生もあるし 何も悪いことではないのだけれど、
お芝居にすると・・・です。


男女の関係性に『爽やかさ』とか『かわいらしさ』が感じられず
ダメ男四人に 作り手の愛情をほとんど感じないのが 私は一番引っかかった。


時間を戻して?4人のダメ男が戻ってくるシーン 良かったし。
赤いドレスのラストも あれは圧巻 ☆☆
あと 初めから終わりまで 笑いを外さないのが さすがだと思いました。 
出てる役者さん みんな良かったけれど なかでも風俗嬢の役の方好きです。
いっぱい良いところはありました。根本満載だった。


岩井俊二って人の作品は 私は一度も見たことないけれど(あるかもしれないけど、どれがそうだったかわからない) 
クドカンと根本作品は なかなか好きです。
銀河旋律

銀河旋律

風鈴堂

シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)

2015/05/01 (金) ~ 2015/05/03 (日)公演終了

満足度★★★

ニュースキャスターという設定は難しい
チケットプレゼントありがとうございます☆
知らない町に行けるから はじめていく劇場って 意外と好きだし。
駅から遠いのも 雨じゃない限り 実は好き・・・とはいえ確かにここは遠かった。


ニュースキャスター:ヨシノ役の方 キャスターの話し方の特徴をよくとらえていた。
誰を参考にしたのだろうと思いました。
ニュースキャスター柿本役:飯川和彦さんは 存在感があって なかでも表情が良かった。
女子高生三人組は これまた上手い具合に機能していたと思います。
ほかも 質が高かった。
ただ やっぱりお話しなのですよね。(脚本が決まってるので劇団さんの問題ではありません)。


あと特徴的に感じたのは 
お客さんが手にペンを持ち いつでもアンケートをかける状態にしてる人が 目立って ほかも上品な人が多かった気がします。


ネタバレBOX

タイムマシンによって 過去を書き換えられてしまうと
書き換えられた当人は めまいがするについて。 
ニュース本番中に 柿本がめまいで現場を出て行くというのは さすがに現実的でないのと。


タイムトラベル中は 過去の人物と話してはいけない決まりなのに
(話しかけられたら逃げるようにと指示を出されてるのに)
柿本は過去のアリマと 多く話していた事は不自然だと思いました。


【↑脚本が決まってるので劇団の問題ではありません】


他の方も書かれてるので細かくは書きませんが 
公共の電波を私物化しすぎで ありえない設定だったこと。
でもいってしまえば こんなムリやり設定でも 最後までしっかり演じ切った役者さんは
(役者本人も入り込めないと思える空芝居もあると思うので) 評価してあげたいです。


いかにもな話の割に ぐっとくるものが少なく。
感動屋の私を涙させられなかったのは 大きかったと思います。
その一言に尽きるのですが。


千秋楽だったからか 柿本役:飯川さんが 最後挨拶で感極まって泣いていたこと。
それには 心が和みました。


一番印象に残ってるのは 実はスタッフさん。
ゆるい人とか多分いなくて 周りに対する意識が高く、厚い感じがしました。
(って私が接した人が たまたまだったのかもしれませんが)。


来たときの話ですが 劇場の入り口に案内のスタッフが立っていて
その横に客を迎えるように 猫がいる・・・?


『まさか、猫までが演出なのかー?!』と ビックリしていたら
たまたまいる近所の猫だったそうだけど 
たまたまいる、といういより 一緒に出迎えてる風にしか 私からは見えなかった。


その猫だって いつもいつもいるわけじゃないと思うのです。
本来 作品(話)については厳しい意見になりそうだったけど
人柄とか そういうのが重なって 良い劇団だと感じました。



午後の素数

午後の素数

劇団超ダッシ

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2015/04/24 (金) ~ 2015/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ダッシチーム
チケットプレゼント ありがとうございます☆
若い劇団とありましたので 正直期待あまりしてなかったのもあり・・・
思ったより作品自体は 良かったです。
すごく目立つ訳じゃないのだけれど 
役者さんみなさんが それなりに実力がある方だと思いました。


なかでも トラは化粧がやたら似合っていたし(劇団○季のキャ○ツメイクより私は好き・笑) 
何か持ってる感じで トラ役はちょっと気になる。


猫又役も 低いトーンの声で 年齢を相当重ねてる役だけあり どっしり落ち着いていて。
その上ツンツンしてて 『死ねないから猫又仕方なく生きてます、
ほんと面倒なやつらに関わりたくねーし、大体お前らなんなんだよ』みたいな。
あの役はあの子にぴったり。
ただ名前が『はな』は あっていない気がしました。


死神役のあの人も 良い役やるだけの人。
主役の女の子も その旦那さん役も また安定してた。


あと大事なことで
当日パンフに 役名と役者名がなくて(役者の名前が書いてあるだけ) 
その上チームも二つあるから 誰が何の役をやったのか 全くわからないです。
役者紹介は しっかりわかる様に書いてほしい。


それからオープニングの役者さん紹介では 
ライトがズレてて 役者の表情が見えなかったりしてたのと。

 
入る時、案内の人が 立ってるだけで案内してくれなかったこと。
段差があるのに それも注意してくれず 私は転びそうになったこと。
他のお客さんも 『え?案内してくれないんだ』ってポカンとしたり、ムッとしたりしていたように見えました。
そこは注意した方が良いと思います。


ストーリーは 個人的に好みだったのもあるけれど 私は良いと思いました。
これから楽しみな劇団だと思います。


ネタバレBOX

あと素数(数字)での表現 わからなかったです。
とはいえ 役者さんが雰囲気を作ってくれたので そこまで気になりませんでしたが。
一般には ちょっとわかりにくいのではないでしょうか?
谷間にカンパイ!

谷間にカンパイ!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2015/04/22 (水) ~ 2015/04/27 (月)公演終了

満足度★★★★

もっと藤吉みわがいい☆
これから行かれる方は 出来るだけ前の席がお勧めです。
あとはネタばれにて☆

ネタバレBOX

ズッキュンは前回と今回しか見てないとはいえ 
どうしても印象が大きかった前回との比較になってしまうのですが。
(なので 前々回やその前を見ていたら もっと違うのかもしれません)。


出だしが入り込みにくいこといと ちょっと長いと思います。
・・・今思えば 出だしが水着シーンなので 
男目線を意識したからかな?とも思ってしまう。
別に私は露出反対というわけではないですけどね。


あと出だしの登場人物人が多すぎ。 
出ては戻ってが数回 誰が何の役なのか覚えにくかったです。
良い演技をしても それが流れちゃう感じだし。 
芝居の最後になっても 『この子何の役だっけ?』と思うことも。


自分は芝居にすぐ入り込めるほうなのだけど 今回の作品は 入るまで時間がかかりました。
↑この辺の違和感があったから 
病気の深刻さやら いまいち伝わってこなかったのかもしれません。


登場人物が多いと どうしてもそうなってしまうのかもしれませんが。
要らないと思われる役であったり(注:これは役者さんの問題ではなく)。
せっかく魅力ある方が出てるのに 生かされてない傾向を感じました。
前回のわきの方が 全員すごかったので比べてしまいます。


それから お母さんは天国から来てる役なので ああいう衣装なのでしょうけど。
派手なドレスみたいで どこか不自然に思います。
(これも役者さんの問題ではありません)。


それから前回に比べてですが
藤吉みわさんの出る場面が少ないのは ちょっと残念でした。


相変わらず みわさんのキレる場面 痛快でまっすぐで 大好きです ☆
愛情のあまりの大きさに 純粋でまっすぐさに いつもながら 心の深い所に突き刺さります。
今回も涙してしまいました。


みわさん出演度合いが前回9とするなら 今回は4 個人的には7は出てくれたら嬉しいです。
ズッキュンは もっと藤吉みわで良いと思います。
↑ まあ個人的な意見にすぎませんけどね。


ナイフでダンスのシーンは 引き込まれました !
わかばちゃん(山田梨佳さん)の 性格悪いキャラは 印象的だった ☆
ナイフでダンスシーンでは 『そんな女は そうやって細かく切り刻んでしまえー!』と本気で思ったし。
あんな嫌な女の役を 最後までしっかり演じ切ったという 山田梨佳さんの清々しさ。


田辺さん・・・・・・ じゃなくて田所さん(真寿美さん)も (笑)
女医さんも(小宮凛子さん) 看護師さん(ERIさん)も 他の子もよかった。
ただモモコ(アイリさん)は 主役をはるにしては印象が弱いのが気になったかな。


それからアフターイベント 今回はすぐ始まるのではなく 
照明を一旦明るくして 帰っても良い感じにしてくださり その配慮が良かったです。


今回は全体的にバランスが良くないと感じるところはあったけど 
次も ズッキュンされに行きたいです ☆

宴

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

Bを観劇
チケットプレゼント ありがとうございます☆
プレゼントとはいえ すみませんが正直に感想を書かせて頂きます。(_)。


客層がほとんどが 20代前半と異様に若いこと。
チケットも休日は早めに売れ切れたし、平日も残り少ない。
何か見所があるのかなって思いました。


私のBは短編四本の100分 
平日昼は「県大会バーション」それに足してゲストを呼んだりするらしく。
千秋楽は 一日イベントみたいです。


確かに 濃かったり 魅力のある役者さんが目立ちますよね ☆
ただ私は ストーリーのほうは好みじゃなかったかな。
とはいえ 他の方書かれてるよう 幸不幸ミスマッチは確かに良かった。
後半に一部厳しい事を書かせて頂きましたが  あの永渕さんの演技は 見もの ☆


劇団のスタンスがわからないのでアレですが
『役者自身が楽しんでお客をひきつける』
『お客にとにかく喜んでほしい』
こちらの劇団は 前者の考えが強かった気がします。


だからドタバタしすぎて お祭りみたいなイメージだし。
(もちろん それが楽しめる人はよいのですが)。
舞台そでで 公演中なのにドタドタ音が目立っていたり
(たいしてセット使わないはずなのに不思議)。
暗転シーンでも 完全に暗くならなくて 
役者がうっすらどこにいるか見えていたりしていたのでは。
(それって基本的なことなのでは)。

ネタバレBOX

なぜか男役を女が演じ 女役を男が演じることが 複数ある。
そこは 誰も突っ込みを入れないらしい。


永渕沙弥さん 演技は上手いし 主役をやるほどにスゴイ人。 
ただズッキュンの藤吉みわさんに 演技が似ているように思いました。
とはいえ 緻密に計算して 作り込んでるのが伝わってきて  とても良かったです。
ストーリー云々でなく 私はこの人の芝居を見ていたかった。
永渕さんの存在が 作品を大きく引き上げたのだと感じます。 


倉持陽一さんは 真心ブラザースの方と同姓同名なのですね。
(もちろん別人です↑)
演技と言うより 間が、表情が、
一言しゃべるだけで なんでこんなにってくらい  おかしくてたまらなかった。
あまりに面白いので あの場では完全に芸人さんだと思ってました。


それから気になったのは 吸血ディベートのカップル役 あの2人の雰囲気があまりに合っていないこと。
年齢もそうですが 彼氏側の服装とかも 彼女の好みに全然みえない。
でも彼女はすきすき言ってるから あれだけすきすき言えば そのように見えてくるものなのですが、
最後まで見えなかった。
あの違和感が とても心地悪かったです。。


みやでらさんは 一つは良かったけど一つは役に合っていない気がしました。
でも 何か魅力はある方だなーとは思いました。


それから葦田京喜さん 良かったです。
他の方も書かれてますが 刑事っぽく 仕切るところとか 
トレンチコートや コートの裏地まで 演出みたいだった。
上から目線とか 表情のひとつひとつが見逃せない。
これもストーリ云々でなく ずっとこの人を見ていたかった。


それから吸血鬼にさせるのとワクチンを打つ あの見せ場シーンは好きです。


上記の良い役者さんの評価は高いのですが。
下げる要素も無視できないので、点数はすみませんが高めにつけられませんでした。
ってチケットプレゼントなのに 本当にすみません。


女性役者が濃すぎなのが印象的!

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI(東京都)

2015/04/08 (水) ~ 2015/04/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

オバちゃんコスプレ最高!
チケットプレゼントありがとうございます☆
早口で言いたてるような言い方の 主役:参次郎(中川むっくさん) 
これだけの沢山の台詞を よく覚えたな~と思いました。
むっくさんの存在感は この作品で大前提のもと。
ただ 二時間超えは・・・やっぱり長いです。
どんなに素晴らしい作品も 途中ダレてきてしまいます。


オバちゃんの初めの登場から オバちゃんがいかにもしそうなトークから。
そして あんな強烈なコスプレまで見られちゃうとは・・・ (笑)
あの3人が また引き立っていた !


探偵アシスタント:純平役(久住ヒデトさん)も 参次郎と良いコンビでした。
純平役のパーカーは 派手目の色が合っている。


節子役(結城えり子さん) 
幸の薄そうなセレブ役 でもみんなから愛されているという。 
台詞なんて そんなになかったはずですから。 雰囲気にあっていました。
あと、もえちゃん可愛かった。


きみどりの母役(三浦明日香さん?)台詞の間の取り方が すごくよかった。
要は子離れできない母親の 息子を奪われた恨みつらみが よく現れているということなのですが。
ちょっとしか出ていないのに 妙に頭に残ります。 


ここまで1人1人にキャストに愛着がわく作品って 珍しいと思うのですよね。


あとAとBキャストがあったのは わかりにくかったので(確かコリッチにも記載が無かったはず)
次回はわかりやすいようにしてほしいです。 


ネタバレBOX

車のシーン 車輪付きの椅子を使って車に見せるとは あれ好きです。


稲沢(みつるさん)が お金で解決しようとする 行動パターンも。
(お金で探偵を追い返そうとしようとするところとか、他もいくつか)
参次郎が 女性が怖い事 女性から頼まれると断れないところ。
そのトラウマの根拠とか 
子供が亡くなったことにしておけば 財産は自分たちだけのものになるという
稲沢の思惑だとか。
作り込みがしっかりしていて なおかつそれが納得出来るのですよね!


最後 実の娘は現れるし 婚約者:稲沢には 酷い裏切りを受けるし
誰よりも ルイちゃん(佐伯佑佳さん)が可哀想というお話しでした。
関係ないけど 佐伯さんニンベン四つって 本名なのでしょうか?


ラストは 『オレンダー』店名の由来。
旦那さん:高倉(仙崎情さん)からしたら 他の男との思い出を店名にしたって・・・。
そんな愛情深さって・・・。
旦那さんの節子さんに対する愛情の深さといい、みんなが節子さんのことが大好きで、
節子さんに幸せになってほしいというみんなの温かい気持ちに 
私は心がうたれて 泣いてしまいました。


感動で終わるのかと思いきや 
マダム達のしたたかさに 参次郎は最後 みるみるやられてしまう。
『やっぱマダム達はパクチーより食えねぇー!!』 
参次郎の言い方もイイ オチも最高 ☆
最後は涙と笑いで終わりました。


東京ストーリーテラーさんに
『お 礼 状』←見た人しかわからなくてすみません。


ほな、また。

ほな、また。

ポールシフト

TACCS1179(東京都)

2015/04/02 (木) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度

違う意味で泣きたかった
この手の話は 制作側が笑っちゃうくらい 私ははまってド感動しちゃうのですが。
今回は不思議となぜか入れなくて。
盛り上がりの部分ほど 強い眠気が襲ってきました。


当日パンフに役名と役者名がなくて 誰が誰だか最後までわからずじまい。
それって普通の事なのでしょうか?
それとも他に資料があったのを 渡し忘れだったとか?


それなのに 役者さんのブログとか宣伝はしっかり書いてあるって・・・。
客のことを考えない姿勢に 正直 どん引きしました。


↑ こういうところを 他にも本能的に感じてしまって。
その時点で シラけてしまったのだと思います。
この日の観劇は おかげで台無しにされてしまいました。

ネタバレBOX

ストーリーは 大阪万博時代を過ごす お父さんと 
現代を生きるその子供が 無線でやり取りするというお話し。
お父さんは 事故でなくなるので それを阻止しようと 子供が頑張ります。


良い役なのに 技量が伴っていないように感じる方が 気になりました。
お母さん役は異様に若すぎて お母さんに見えないし。
お父さん役は エグザイルにいそうな人
(これは悪い意味ではなく純粋にそう思ったというだけです)。


ただ他のお客さんは ちょいちょい泣いてる人がいたので 
ヒットしていたのだとは思いました。
良い話だったのかもしれないけど 私には無理でした。


自分も他の人に同じような思いをさせてるのかもしれないなって、
今回の事は勉強になりました。
そうでも思わないと お金払って 時間差いて しかも雨の中わざわざって。
悔しすぎでした。

カテゴリーボックス

カテゴリーボックス

9-States

小劇場B1(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

沢山感ずるものが・・・。
チケットプレゼント ありがとうございます☆
家族から見捨てられてしまった精神疾患の方たちが集まり 
そこで 仮の家族となる 隔離病棟に家族制度を付けた『インナーハウス』  
『インナーハウスって 本当にあるのかな?』と まず思いました。


その題材が良かったこと、ドキッとひきつけられたし なかなか仕上がり度も高い。
けどちょっと わかりにくかったのと (詳しくはネタばれにて)
飽きっぽい私を 二時間飽きさせなかったのは確かにスゴイ。
けど 個人的には やっぱり長いと思います (笑)


それこそ 性の方向に行きそうなものの
(まあ他人同士が家族になるわけですから)いかないのが特徴的。
話が広がりすぎちゃうのかな。


あと当日パンフは 登場人物が多いので 
役者さんの写真なしでは わかりにくかったです。
後から思ったのは 医者役が無駄に多すぎるということ。
役者さんの個性が埋もれたし 話も余計にわかりにくくなった。
(役者さんの力量の問題ではありません)。

ネタバレBOX

インナーハウスでは 常に『月曜日』なんです。


かれらにとって 時間は止まってるものらしく。
『日曜にピクニック行くよー』→『山にする?海にする??』→『楽しいね!』→『先生今日は何曜日ですか?』→『今日は・・・・・・月曜日です』。
を 繰り返すインナーハウスの人々。
要するにピクニックの日は訪れないのです。


曜日が変わらない事に 誰も気づく事をせず。 
そして 同じ個所で間違えて 同じ個所で同じ突っ込みし それを何度も繰り返す人々。
その事に 誰も気づく事をせず・・・。


その家族の中に 精神疾患者として (当然健常な)医者が数名まぎれている。
そこまでする必要性、というか 人件費をかけすぎて非現実的なのと 
話を盛り上げるためだったのだろうけど 
そのことに意味が そこまでないような気がしました。


始まりが 『まさき兄ちゃんをインナーハウスに入れるか?』家族会議が開かれているけど 
そもそも既にインナーハウスに入ってる人々で会議、ということでして 
みんなインナーハウスに入ってるわけで 
私が解らないだけかもですが  ほかもわかりにくかったです。
2回3回観て 更に楽しめるのかもしれません。


それからお父さん役  体が大きい割に 誰よりも声が通って無かったという(^^;
そのギャップがとても気になったけど もしかしたら体調が悪かったのかもしれませんね。


ミワは多重人格者 シロとクロと合計3人の人格がある。
けど本物のミワの人格が クロだったとは・・・意外な展開で良かった。


そして 熱血医師のうっしーが最後刺されちゃうなんて。
で、うっしーも 精神疾患者としてインナーハウスの人となるという。
その意外な展開も 斬新でした。
院長の名前が出なかったのは そういうことだったのか。


『医師があそこまで言うかな』ってくらいの ドクハラ発言の医師よっちゃん。
あの人は本当に医師だったのか? 微妙に怪しい設定。


アフロの方 演技良かったです。
家族との面会シーン 最後突き放されちゃうところ とても悲しかったけど 
あれが現実なのだろうなと思います。


私が一番気になったのは、精神疾患の方たちが 症状がどう考えても軽い方たちばかり、ということです。
隔離病棟どころか 精神科に入院さえ出来ないくらいの程度の人たち、でないかと。
重い鉄のドアの音以外は 閉鎖病棟感ゼロだと思います。


それから 劇団9-Statesさんとは関係ないけれど。
具合が悪くなられたお客さん:気になるくらいの音量でちょいちょい隣の人と話しだすお客さん:携帯バイブとはいえ ブーブー数回鳴らしてるお客さん・・・。
ほかの公演では 起こらないような事が 多々起こったように感じました。 


意外な展開やオチに驚かされたし テーマは良かったし 
良いところはあったので・・・ 再演を見てみたい気がします。
公演では色々考えさせられました ありがとうございます。
かぞくや

かぞくや

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2015/03/25 (水) ~ 2015/04/01 (水)公演終了

満足度★★★

えびチーム
チケットプレゼント ありがとうございます☆
『かぞくや』って あ~そういう意味だったのか♪って思いました。


その題材が良かったこと、昭和の日本の温かい感じ・・・。
だるまさんの愛されるところは よくわかりましたが
個人的には 繊細さに欠けるところが気になり入り込めなかったです。


日本の頑固おやじ役 松岡文雄さん 良かったです!

ネタバレBOX

『私達はさみしい人たちの 心の隙間を埋めてさしあげるのが仕事なのよ』
というのは 観劇に来ている私達に言ってるのかと思ったら
『レンタル家族業』という意味だったのですね (^^)
クズになれない

クズになれない

小西耕一 ひとり芝居

RAFT(東京都)

2015/03/19 (木) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

あえてわざわざ
今週は強力劇団が 集中してるなか (?)
私は あえて選んで 小西耕一に行ってきた。


当日パンフの『ごあいさつ』を見て 私の憶測はピッタリだったと確信する。
ごあいさつ文が なんとも良いのです。
自由で ちょっと乱暴なことをかきつつも 必ずその後に冷静な自己分析、
というか自己突っ込み。


決して傲慢になることをしないところ。
結局 なんだかんだ人間らしくいてしまうところ。


ごあいさつ文 すっごく良かったです!
ひとつひとつの選択が おもてなしとなって現れる。


1人芝居って楽しめるのだろうか?思ったけど 十分に楽しむことが出来ました!
間の取り方も上手いので 他に出演者がいなかった事を忘れるくらい。
細やかな部分と言い 仕上がりは高いです。
1人で90分弾きつけるのは ほんとスゴイ!


天才の負荷は 幼少期に課せられる・・・。
私の知ってる天才の 多くは当てはまるような気がします。


そして『天才』と『嫉妬』は必ずセット。
嫉妬による攻撃を真に受けていたら 体は持ちませんな ☆

ネタバレBOX

曲を上手く使ってるところ。
hitomiの曲名はわからないけど キラキラソング。 
励ますような場面に流れたたり。


あと劇中使われていた あのワタワタした曲 
小西さんの生きざまイメージに ピッタリでした (笑)


それから 台詞を話しながらも みんなの空気をしっかり感じ取って 楽しんでいる姿。
さすがだと思いました。
私からすれば そんなスゴ技は聖徳太子だよと思ってしまう。


小西の最高の笑顔→お客さんも最高に幸せな気持ちになる→小西それを感知する→もっともっと→繰り返しグルグル エネルギーが回ってたイメージ。
あの空間 あの時間は 人生何回味わえるかわからない 
なんだか ものすごい事が起こっていたように感じた。


自然と訪れた 意図して出来るものではない なんていうかご縁みたいなもの
だからもちろん 作品のクオリティは全部高かったのだろうけど 
全部の会が ここまでなったわけじゃない気がします。
 

良い意味で 身内感がなかったしね (笑)


大事な事を忘れていましたが 
前売り1500円という 良心的すぎる料金設定。
この内容で このクオリティは 素晴らしすぎます ☆☆


確かに劇場まで 駅から遠いですよね。
でも 今日は小春日和 とても気持ちが良くて
東中野駅から劇場まで 抜け道みたいのがあります。


豪邸があったり この辺に住んでる人たちの人柄まで かいまみれた気がして・・・。
とても気持ちの良い一日を過ごすことが出来ました ありがとうございました!


あっ『クズになれない』再演希望します☆
夢見草

夢見草

劇団工

小劇場 楽園(東京都)

2015/03/20 (金) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

そうですね
チケットプレゼント ありがとうございます☆
せっかく頂いた機会ですのに 辛口の意見になってしまいますことを ご了承くださいませ。


郵便を渡す郵便局員と 郵便物を郵便局まで取りに行く人たちの 
そこで繰り広げられる 人間関係のお話しです。


パンフに書いてあった考えは 素晴らしいものだと思いますし。 
テーマは良かったはず。。


しかし・・・  生かされていない・・・
息をのむような盛り上がり場面もないし 
何しろ1人1人のエピソードが弱すぎて入り込めないのです。
以下ネタばれにて 

ネタバレBOX

好意を寄せる子に つっけんどんにしてた主人公白石が 
急に『付き合って下さい』言いだすのは あまりに不自然だし。
白石がなんで前の仕事をやめたのかが 最後まで出てこなかったり。


絵描きを目指していた志村さん。 
たびたび登場してくる割に 画家を諦めて結婚の道へのエピソードが弱い。


肝心な『私の人生に価値は無い』書いたであろう みどりさんが、
なぜそのように思われたのか? 全くエピソードがない。


初めの30分で『えっこれがずっと続くの?!』って思ってしまい。
結局 何が伝えたかったのか わからないような作品に感じました。


厳しいこと書かせて頂きましたが 話し以外で質の高いところもありましたし
何よりお芝居に対する姿勢 人に対する姿勢は 評価しております。
次回生かされますように ☆

  
(お芝居初心者だったころに書いた記事だったので 一部修正させて頂きました)。
夢なんて見ない

夢なんて見ない

演劇企画 ここだけの話

王子小劇場(東京都)

2015/03/11 (水) ~ 2015/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

タブーと言われてる内容に挑まれたのがスゴイ
私は不思議と 『親友の母親は熱心な宗教家』なんですよね。 しかも何故か数名います。
肝心の私の両親は『大の宗教嫌い』 という環境で育ったのですが・・・。
なので 斉木智恵美さんが何処の宗教か 詳しく見なくとも直感ですぐわかりました。
なんとも微妙な立場から見た作品でした。
 

1時間45分くらい。
いつもなら長すぎて苦痛になるのですが 時間が短く感じたので 良かったのだと思います。
続きはネタばれにて。





ネタバレBOX

面接官と面接を受ける主人公とのやりとりで 過去のエピソードとして 話が出てきます。


信仰を持つことで 差別されたり誤解されやすい 日本の世の中。
『空気の読めない人』として 見られてしまう事がある側面は そりゃ気を付けないといけないよなと感じたり。
(↑うちの両親の宗教嫌いはこういう所らしいです。ちなみに私は宗教を否定してるのではないです)。
信仰を持ってる人からはこうだけど 信仰を持っていない人からすれば 理解できない、というのも強く共感します。


『信仰をもつ家に生まれたから 自動的に引き継いでやってって それで良いの?
信仰することは義務ではないよ それをちゃんと自分の責任で ちゃんと選んでやっている??』
のところ 良かったです。


ラスト主人公が 自分の宗教を絶対視せず 『本当に間違っていないのか??』
自己に問いかける姿勢であったことは とても好感が持てました。
ただ 他の方仰るように ラストきれいになとまりすぎかなーとは思います。


それから 熱心な信者さんにとっては
 『それは教義に反するのでは?』的な 場面が出てくると思います。
それを ハッピーエンドにまとめられたのが 斉木さんの信者さんに対する配慮だったのかな?と考えます。
個人的に 斉木さんの問いかけは 素晴らしいものに思うからです。


それこそ大学の中でこのお芝居をやる・・・一石を投じるというのも 
そんなリスクの高いのも 怖いものですけど。


実は 私の数名いる親友のお母様の宗教団体も、
私の両親が宗教嫌いになった団体も、
斉木智恵美さんの属されてる宗教団体も・・・。
偶然にも 全部同じところなのです。
なので私は 古本屋の店長さんの心境かな。
まああんな人格者ではないですけどね。
どちらの気持ちもわかるものとしては 何のジャッジも出来ないです。


関係ないですが 王子の劇場は私の家から遠いので 
新宿からバスで王子まで行ったのですが(1本で行けるので) 1時間20分かかりました。
遠かったけど 色々な景色が見れて そんな楽しみも(^^)





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