sbunshunの観てきた!クチコミ一覧

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人生のおまけ~Collateral Beauty~

人生のおまけ~Collateral Beauty~

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★★

初日の芝居というのは難しい。ちょっとバタバタしてしまいましたが。でも話としてはテンポ良く楽しい。構成も狭い舞台を上手に使っていました。マジックや歌も入り、エンターテインメントとして変化もありました。悪人は出てこない。でも、「小島ゆかり」ちょっと行動が極端で、高学歴の割には礼儀が出来ていないのでは。耕平の姉、どこにもいそうなキャラが楽しい。それにしても、作・演出の森下さんへのお客の温かな拍手が良い雰囲気を作っていました。

夏休みの友たち

夏休みの友たち

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

人生を考えさせる真面目な舞台です。横瀬小学校の同級生たちは、大人になったそれぞれの今を荷物にし、再びこの場所を訪れました。「さあ、40年ぶりの登校日だ!」登場人物が多く、また過去と現在を往復するので、多少分かりにくい。「夏休みの友だち」でなく、「夏休みの友たち」、夏休みの宿題ノートがタイトルなのでしょうか。人生の空白を見つめる作品、ちょっと凝ってますよね。

パラベルプルプリナ

パラベルプルプリナ

PINK DRUNK

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/08/29 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

前半はこの芝居の世界に入り損ない何だか分からない。しかしポップコーンジョッキーが出てくるあたりから面白くなりました。舞台美術やユニークな衣装に、私が戸惑ったのかも知れません。前半は、歌が終わっても反応が今ひとつ、客席を巻き込んだパフォーマンスや「客いじり」以降がぐっと盛り上がってきました。女性だけの舞台、その良さが出ているような。個性的な登場人物、男の会話には無いガールズトークの面白さと迫力を感じました。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

戦後の貧しい時代、この時代を知っている俳優さんは舞台にいないでしょう。でも、皆、精一杯演じていましたね。開演前からサービス精神旺盛、勿論物販が目的でしょうが、明るい雰囲気が楽しい。そして終演後の〆の一言、「目指せ!浅草公会堂!!」、頑張って下さい!

発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

Aga-risk Entertainment

駅前劇場(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

第26回公演『わが家の最終的解決』は、ゲシュタポ(ナチス秘密警察)がユダヤ人の恋人家族を匿うと言うあり得ない設定。今日も「大本営発表」に関するあり得ないドタバタ劇ですが、なぜか自然にストーリーに入っていける不思議な魅力がありました。ブラックコメディ、現在日本の政治や報道に対する強烈な皮肉なのかも知れません。でもオブラートに包むように若者の恋愛ストーリーが副旋律として用意されていました。また後半の山場に至る流れの上手さ、舞台の展開に観客が拍手を送るなど、観たことがない盛り上がり。その上、「ジャーナリストの矜持とは」、「人が命をかける場所とは」、考えさせるのです。『ナイゲン』がどの劇団が演じても面白いのは、冨坂友の「本」が良いことが勿論ですが、俳優陣の熱演に感動するのです。今日の新作、海軍報道部の発表主務部員、代田中佐役の津和野諒が良い。長台詞も多く、実力の片鱗を感じました。安易に映像を使うことなく、しっかりとした舞台セット、この劇団のレベルの高さを是非知って欲しいと思います。

『尾米コントフェア』

『尾米コントフェア』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/07/30 (火)公演終了

満足度★★★★

面白かった。コントは好きだけれど、笑えないものもありました。私自身のセンスの問題かなあ。自分に合わないものがあるのも事実。私は動作や見た目で笑わせるものより、台詞や話の展開の面白さで笑えるものが好きです。やはり最後の「おにぎりの話」は、よく練られた脚本でした。 演技も良かったのは言うまでもありません。

小さな音楽劇 星の王子さま

小さな音楽劇 星の王子さま

千夜一夜座

プーク人形劇場(東京都)

2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★

『星の王子さま』は、私がとても好きな作品、シンプルのまとめた70分の音楽劇でした。今日の舞台、前説で観客参加型を説明、小さな舞台を盛り上げる良いアイデアでした。しかしながらテーマである「大切なものは目に見えない」が伝わったかというと難しい。その原因の1つ、「バラ」を子役にしたのに、やはり無理があったように思います。この子役が、この舞台の1つの目玉だと思いましたが、「王子」と「バラ」の関係が深まりませんでした。まだまだ新しい劇団。頑張って欲しいと思います。

THE NUMBER

THE NUMBER

演劇企画集団THE・ガジラ

ワーサルシアター(東京都)

2019/06/18 (火) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★

「作家にも興味があるし、出演者も気になります」と言ったのですが、私には荷が重かった。うん、芝居の選択は難しい。こんな熱演の舞台、滅多に出会わないのですが、やはり相性があります。硬いイスで、休憩無しの2時間以上はやはり疲れます。上手く書けなくて申し訳ありません。

スマイルマミー・アゲイン

スマイルマミー・アゲイン

劇団芝居屋

劇場MOMO(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

個性的な従業員、奇妙な依頼人が登場。前半は何かゴタゴタした感じでしたが、後半への盛り上がりはとても面白いと思いました。ホームドラマのような展開。恭子役の演技に思い入れが出来ます。便利屋という設定も生かされ、家族愛の描き方、心に染みました。今日は初日、日々深化していくことを期待しています。

REizeNT ~霊前って...~

REizeNT ~霊前って...~

junkiesista×junkiebros.

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/05/24 (金) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

個性溢れる俳優、歌もダンスも上手いのだが、「コメディミュージカル」としては、私とは合わないものを感じました。コメディの盛り上げ方はなかなか難しいと私は思うのです。可笑しいしゃべり方、可笑しい動作で笑わせるのは、私は好まないからです。台詞の中身で笑わせて欲しい。勿論良い点もありました。「お葬式ミュージカル」であるのだが、暗くなく楽しい。そしてミュージカルを観に行って、よく不満に思う「何を歌っているのか分からない」ということはありませんでした。歌詞を背景に写し出すのはなかなか良いアイデアだと思いました。

トライアウト公演「Ukiyo Hotel」

トライアウト公演「Ukiyo Hotel」

Ukiyo Hotel Project

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2019/05/24 (金) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

2017年の地劇ミュージカル『日本国 横浜 お浜様』が良かったので、そのイメージで観に行きましたが、かなり「大人向きの」舞台でした。メリケンお浜を主人公ヤエが回想するスタイル。舞台後方にいるUkiyo Hotel Band(Pf, Ba, Dr&Per)が雰囲気を作っています。歌も上手いし、色っぽいダンスも良い。観客を参加させ楽しませる演出なのですが、返って、この舞台で何を言いたいのかが散漫になったように思えます。「性の決闘」がメインでは、演劇と言うより見世物的なショーになってしまっています。これはトライアウト、メリケンお浜の生き方に気持ちを込められる作品になるよう、再構成を期待します。

A Piece Of Courage

A Piece Of Courage

安蘭けいチャリティーコンサートAPOC実行委員会

サントリーホール ブルーローズ(小ホール)(東京都)

2019/05/22 (水) ~ 2019/05/23 (木)公演終了

満足度★★★★

サントリーホールでミュージカルの歌が聴けました。東京文化会館でもそのようなことがあり、ミュージカル曲が広まるのはファンとして嬉しいものです。それにしてもゲストのヤン・ジュンモの迫力には圧倒されました。安蘭さんがチャリティーコンサートをするのはアーティストとして立派な活動、尊敬できます。良いコンサートでしたね。

「ダルマdeシアター2019」

「ダルマdeシアター2019」

チームホッシーナ

西新宿きさらぎクリニック(東京都)

2019/05/18 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

カフェ公演「ダルマdeシアター」が、「クリニックdeダルマ」です。まさか、お医者さんでの公演、やはり俳優さんって「病人」なんですね。最近、レストランでの公演もあり、このような舞台も違和感はありません。明るい話、予定調和の結末。良いと思います。直ぐ隣で、目の前で演じられる芝居、身近に感じました。楽しかったです。

バンブー・サマー

バンブー・サマー

アナログスイッチ

駅前劇場(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

いや、面白かった。『竹取物語』をベースにしたと言っていますが、物語の謎解きを考えながら大いに笑えました。終わってみれば、何も無かったような夏休みの出来事。さえない男子高校生達の妄想だったのかも知れませんね。

天狗ON THE RADIO

天狗ON THE RADIO

ものづくり計画

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

最初のDJの場面から舞台に集中させる演出、俳優陣の演技も良く楽しい。舞台セットも本格的で、ふつうの演劇と比べると、一段上の出来でした。温かい結末で終わるので、明るい気持ちで帰途につくことができるのですが、今ひとつ感動が欲しいというのが私の希望です。不自然なエピソードを整理して、より人物模様を浮きだたせれば、もっともっと面白い話になると思うのですが。

デイドリーム・ビリーバー

デイドリーム・ビリーバー

むさしの芝居塾

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/05/02 (木) ~ 2019/05/04 (土)公演終了

満足度★★★

「デイドリーム・ビリーバー」、良い話です。多少、時代を感じさせますが、私には(歳ですので)ちょうど良い。皆さん、力が入っていましたね。初日なのです。硬かった! 一部の人ですが、台詞が身体に入っていない、台本を読んでいるような。残念! ましてコメディは笑わせ方が難しい。もっと笑わせて下さい。出演者全員が主役のような素敵な舞台です。これからも精進して下さい。客席のファンの声も温かい。期待していますよ。

演劇♡顧問

演劇♡顧問

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/04/26 (金) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

『演劇・顧問』というタイトルでしたが、多少その匂いはするものの、演劇部顧問でなくても良いように思いました。逆に「演劇部顧問」という眼で見てしまうと、とても「変な奴」の集まりです。この舞台、話も演技も良かったと思います。パワーもあり理屈もある。演劇の面白さを感じます。後は、この話が好きか嫌いかの違いでしょうか。

YESTERDAY ONCE MORE

YESTERDAY ONCE MORE

劇団アルファー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/15 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇ではよくあるタイムスリップもの。舞台が居酒屋というのも、スナック、喫茶店、旅館のロビーと同様に、やはりよくある。話の内容は人情劇に近いか。悪い話では無いですよ。私はちょっと別な角度からこの芝居を観ていました。30年前にタイムスリップといっても、60歳の主人公の2人はそのまま。青年時代の自分たちが存在しています。と言うことは、この芝居、主人公2人の居酒屋での酔った勢いの昔話なのですね。30年前のことを振り返り、ああすれば良かった、こうすれば良かったと思い出しながら、今を感じているように思いました。そう、久々に古い友達に会うと、確かに「タイムスリップ」しますよね。

美女と多重

美女と多重

カラスカ

ブディストホール(東京都)

2019/03/28 (木) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

「美女と多重」というタイトルが気になって観に行きました。カラスカ公演は何回か観ているので楽しみにしていたのですが、私にとっては難しかったというか、乗り遅れました。最近、演目によってはこのような自覚症状があるのは、やはり「老害」かなと思ってしまいます。柔軟な思考で、いろいろな分野の芝居を楽しみたいと思っているのですが、情けないというか、申し訳ない。隣の若者はノリノリで、会場は盛り上がっていたのはご報告しておきます。

R.U.R.

R.U.R.

ハツビロコウ

小劇場 楽園(東京都)

2019/03/26 (火) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

1920年に発表された戯曲、100年前です。「ロボット」という言葉が生まれた作品。そう言えば、昔、この作品観ました。その時は考えませんでしたが、「ロボットの反乱」でターミネーターを連想したり、労働という苦役をロボットにやらせることなど、この作品は時代を反映する「古典」だということを知りました。従って、話の流れは分かりやすかったのですが、100分では登場人物の真の姿を描くのには難しかったのではないでしょうか。そして何よりも、未来を暗示する終盤、なぜかクスクス笑い声が。何が原因だったのでしょうか。

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