みちるの観てきた!クチコミ一覧

1-20件 / 50件中
鬼泪 〜激情編〜

鬼泪 〜激情編〜

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/03/04 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/05 (日) 18:00

「百聞は一見にしかず。」クチコミサイトでこのようなたとえはふさわしくない、とは解っていても、私の中では、この作品に関しては、この言葉しかあてはまらない。

舞台上だけではない、「世界観の表現」が来場者を楽しませてくれる。
それは劇場で確かめてほしい。

いざ、幕が上がると、役者・パフォーマー・音楽・美術・音響・照明・衣裳・メイク…
すべてが渾然一体となって、観る者を翻弄し、心揺さぶり、訴えかけてくるのである。
まさに「激情」ぜひ、体感していただきたいとおもう作品である。

箸休め的に入る「笑い」も、もちろん健在。2時間半近い大作ではあるが、あっという間にすぎるのが「カプセル兵団」なんだと私は思う。

覇道ナクシテ、泰平ヲミル【護王司馬懿編】

覇道ナクシテ、泰平ヲミル【護王司馬懿編】

劇団ZTON

王子小劇場(東京都)

2017/09/14 (木) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

知っていると思っていた「三国志」の新しい見方ができた、作品だった。

知略・思慮・恋慕、ひととしてのあらゆる感情が渦巻き、豪快な殺陣と相まって、見応えのあるエンターテインメントに仕上がっていたと思う。

登場人物が、全員、魅力的で、特に、私が惹かれたのは司馬懿役の高瀬川さん。殺陣もかっこよく、時に男性より勇ましく、その中に包み込むように持っている、女性の繊細さと儚さを上手に表現していたと思う。

”アツイ”系の人物が多い中で、冷静で穏やかな程普役の山本さんにもグッときたし、吉久さんと加東さんの何故か”小物感”あふれる、でも、殺陣がかっこいいので、”やっぱり、かっこいいかも”となってしまう、アンバランスな感じなコンビも良かった。

躍動感あふれ機微に触れる思いのできる素敵な作品だった。

超鋼祈願ササヅカイン 戦いの果てに

超鋼祈願ササヅカイン 戦いの果てに

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

血湧き肉踊る。
物語・アクション、どれをとっても大興奮。
ご当地ヒーローのとの共闘は子供に返ったようにさらに大興奮。

興奮しすぎて、帰る時にはぐったり・・・(でも、それが心地よかったりする)

演者・スタッフの並々ならぬ意欲・想いが垣間見える作品。

そして、閉館が迫ってきた笹塚ファクトリー。
カプセル兵団さん以外の劇団の舞台も見に来たことがある笹塚ファクトリー。
どんな演目でも見やすい「観客にやさしい」ところが好きでした。

また、復活してほしい劇場です。ありがとう!笹塚ファクトリー。

慾張り羊のシャグラン

慾張り羊のシャグラン

劇団Please Mr.マーベリック

ひつじ座(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

白・黒両チーム観劇。
オムニバスとして観ても、一本ものとして観ても面白く、肩肘張らずに観られるようで、ちゃんとメッセージも読み取れる、おもしろい良作だと思いました。
女性陣がセクシーで可憐でとても素敵。
個人的には「この、豚女」(白ひつじチーム)がいろんな意味でグサグサ抉られたお話でした。

シャケと爺と駅と

シャケと爺と駅と

劇団イナダ組

シアターサンモール(東京都)

2017/05/11 (木) ~ 2017/05/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

今年も札幌からやってきたイナダ組。

派手なアクションがある訳でもなく、複雑な伏線だらけの小難しい話でもない。
「お隣さんの日常」を見ているような、静かなゆっくりと、でも、どこか胸に引っかかる、不器用だけど、暖かくも優しく切ない物語運びに心が解けていくような感覚になる。

札幌からくるので、そう何回も”内地”に来て公演できないのが惜しい劇団。
次回公演も楽しみです。

あと、開演前に”前説談義”なる、プチトークショーがあります。こちらも必見。

人魚秘め

人魚秘め

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

おとぎ話「人魚姫」の姿を借りた、メッセージ性の高い作品だと思いました。

「姫」ではなく「秘め」。「秘め」とはいつの世も苦しく純粋で残酷で。
観終わったあとは、しばし、頭の中が空になる感覚になりました。

美しい舞台美術も必見。

個人的には、伊喜真理さんが素晴らしいと思いました。その役名に相応しい、妖艶さとセクシーさと気品溢れる美しさ。それと、「声」すっかり虜になりました。

戦闘改造学園Z

戦闘改造学園Z

劇団BRATS

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/12/01 (木) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

アツいだけじゃない。
「学園モノ」の名を借りた、一本筋の通った軟硬織り混ぜた、胸にグッとくる物語だと思った。

役者陣の演技・アクション共々、初日なのに楽日かと思うほどの熱量。

人見さんが役に見事にはまっていて、思わず「ねえさん」と呼ばせてほしいくらい格好良かった。

楽日に観に行けるので、今日は見逃したかもしれないこの作品の別の顔を見たいと思う。

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

ど迫力。
大人数の役者が縦横無尽に駆け回り、叫び、笑い、涙し、2時間40分はあっと言う間に過ぎて、終わったあとは「観られてよかった」

他の方のおっしゃるように、前回の「月光編」を観ていなくても楽しめる、”安心設計”な脚本・演出になっているのがいいなと思う。

前説もいい味だしてます。

これで、一本調子な演技に見える一部の役者がもう少し繊細な心情の演技ができたり、噛みがちなところをうまくできたら、完璧なのでは。

まだ公演は続くので、期待を込めての星五つ。

ココロコロガシ(26日完売!)

ココロコロガシ(26日完売!)

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/06/16 (木) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

近い!アツい!
演者さんたちの息遣いまで聞こえそうな近距離で、お世辞にも広いとはいえないスペースでも、安定のど迫力のアクション。

ギャグ(特に特撮好きにはたまらない)も満載。

小細工なし。真っ向勝負のアツイ、そして、ココロの中には何か心地よい余韻が残る、カプセル兵団だからできる、エンターティンメント。

「日替わり座長」さんの個性も加わると、さらなる化学反応も期待できそう。

「最悪のメタファー」

「最悪のメタファー」

ポンポンペイン

小劇場てあとるらぽう(東京都)

2016/12/21 (水) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/21 (水)

7つの「個性」とぶつかる一人の男との「禅問答」にも似たやりとり、それぞれの「個性」にビタッとはまった役者陣の演技は見ごたえがあり濃厚な時間を過ごせたと思った。
初見では、自分の頭のなかを整理しながら観たので、「メタファー=たとえの技法」が何だったのを思い巡らすまでは至らなかった。
複数回観る予定なので、次回は自分の中でいろいろな目を持って観たいしそれができる作品だと思う。


サンタクロース・ドットコム!

サンタクロース・ドットコム!

シアターキューブリック

テアトルBONBON(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

誰の心にもメリークリスマス。
中山泰香さん目当てで観劇しました。

忙しなく、身も心も余裕がなくなるこんな時にピッタリの(有りがちな言い回しではありますが)ほっと暖まる舞台です。

登場人物各々の性格づけもしっかりしてて、役者さんもそれをきっちり演じていて、すんなりと入ってくる観やすさが良かったです。
都合がつかず、もう観られないのがすごく残念…

別チームのも観たかった…

ダークナイトライジング

ダークナイトライジング

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2014/02/13 (木) ~ 2014/02/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

さすがカプセル兵団。
特撮好きなら大満足、特撮はよくわからんという方々も楽しめる作品では?

「怪人たちの会話」に隠された何かを感じとる面白さがいいなぁと思っております。

もちろん、笑いもあり。

肩肘張らず見られる良い舞台でした。

西遊記ゑん戯

西遊記ゑん戯

劇団BRATS

ザ・ポケット(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

刮目して見よ。
「流れるような」とは、このことだなと思う、華麗で豪快なアクションは必見。
まさに「まばたき禁止」ってくらいに、一瞬たりとも目が離せないアクション、ゆるくて熱い物語、観ているうちに力が入って、いい意味で疲れた(笑)

個人的には「八戒」がツボ。
また彼らを観たいなと思えるいい作品だった。




ザ!アンケート!!

ザ!アンケート!!

ネコ脱出

小劇場B1(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもちゃ箱のような作品。ただ楽しいだけではなく、地方出身の私には、少々、身につまされる話もあり、とてもよく練り上げれられた、笑いとシリアスのバランスの素晴らしい作品だったと思う。役者陣の熱演も、素晴らしかった。

舞台を初めて観る方にもおすすめ。

スピンオフ作品も、とても楽しいかったし、物販や場内案内は、とても丁寧に気持ちのいい応対をしてくださった。ネコ脱出さんは、紙のアンケートはやめているそうだが、もし、紙のアンケートがあったなら、書ききれないくらいのアツイ言葉がならんだだろう。

マスターズラン

マスターズラン

ホチキス

劇場MOMO(東京都)

2014/12/23 (火) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

あなたのお好みの定食は?
色んな味付けの「定食」が用意されています。

どれもホチキスさんらしい味付けになっていて、帰る頃にはお腹いっぱいで幸せな気分になれるでしょう。
ほんと、楽しかったです。

ディアボロス

ディアボロス

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/05/29 (木) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

この世は奇跡にあふれてる
劇中にあったセリフの中で一番好きなセリフです。

いつもながらの安定した、ダイナミックなアクション、見るを選ぶが笑わずにはいられない小ネタ。そして時には胸を締め付けるような切なくも温かい物語。

それぞれにささやかな希望と光が溢れる、いい終わり方だったと思います。

犬が無駄に格好良かったのが、ぐっときました。

そういえば、戦闘機に乗ったおじさまはどうなったの?

マギサの家

マギサの家

JOE Company

テアトルBONBON(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

あたたかい。
古き良き昭和のホームドラマを見ているかのように、笑えて、ハラハラして、最後には泣けて元気をもらえる、観てよかったと思った作品。

演者の個性も、それぞれがいい感じでお互いをつぶすことなく際立っていたのが素晴らしかった。

どのキャラもよかったが、個人的には、お父さんに惚れた。

JOE Companyは初見。これからの作品も観ていきたいと思った。



=侠= 君、逃げたもうことなかれ

=侠= 君、逃げたもうことなかれ

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

"落とす"のも"落とされる"のも"人"
"クレーム処理"の表裏で繰り広げられる人間模様。

私事ではあるが、サービス業に従事したことがある為「わかるよ〜」と思ったり、キーッ!!と心の中でなったり(笑)

今の世の中、九条さんと倉持さん、どちらが正解なのかはわからないけれど、どんなことでも"対人間"なんだと、暖かく優しく時に冷たく突き放すお話は、さすが、サンハロンシアター。
演者の皆さんの力量も素晴らしく、キャラの色合いもはっきりして面白く、今回も観られて良かった。

次回作ももちろん期待大!!

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

一本でも四本でも
どちらでも楽しめる、しかもお手頃価格。

構成の巧みさに感服するばかりでした。

次回作も、とても楽しみです。

夢-戦華-

夢-戦華-

劇団fool

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

「御神町シリーズ」を見たことがある方ならばより楽しく、「初めまして」な方も、もちろん楽しめる「親切設計」な作品だと思います。

殺陣・ダンス・所作・等々、美しいところが多く、クオリティの高さに目を奪われました。

アツイ物語と併走する、登場人物たちの苦悩や葛藤、傷などの、「ダーク」な部分も丁寧に描かれていて不思議な疾走感と共に、あっという間に、時間が過ぎました。
いろいろな感情が駆け巡ったので、いい意味で疲れました。

ところで、劇団foolさんは10周年とのこと。おめでとうございます。
「これからも、その先を見ていきたい」そんな劇団さんです。
(近所のおばちゃんのようだ…)

ネタバレBOX

物語のラスト。船戸さん演じる「優」が力を使い果たした(と、解釈しました。)ことで、しばしの眠りにつき、それに対し、高橋さん演じる、仲間の「陽菜」が、眠れなくなってしまうというシーン。
「こち亀」の「オリンピック刑事」の兄弟を思い出しました(笑)

中山ヤスカさん演じる「ルイ」一番いっちゃってました(ほめ言葉)劇場を出て、気づくと後ろにいて「あ・そ・び・ま・しょ」と、言われるんじゃないかと思うくらいの、でも、不思議と可愛いとも思う、ハードなキャラでした。

このページのQRコードです。

拡大