狩生 士文の観てきた!クチコミ一覧

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NO MOON,NO SUN

NO MOON,NO SUN

Trigger Line

劇場MOMO(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

ねずみ
10/5(日)マチネ観賞。
会場は中央をステージを入口側の固定席と奥に作られた客席が挟む形。因みに開演前はステージに奥の席に移動するためのマットが敷かれている。
会場に入ると主宰の林田さんをはじめ、出演陣の方々がスーツ姿でお迎え・客席誘導をしていた。

上演時間は105分。
しかし無駄のない凝縮された情報がテンポ良く流れ込み、体感では実際より短い舞台だった。
公演期間の後半になってくると更に淀みないものになるのではないだろうか。後半にもう一度観たいが、自身の都合が付かない事が残念。

(後刻、追記します

祝祭

祝祭

Trigger Line

小劇場B1(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃厚な時間
19日19:00の回を鑑賞。
入場してすぐの場所と左奥に客席があり、2方向から舞台を望む形。
事前に関係者の方から「奥側の席の方が色々と見える」と言われていたので、左奥の3列目を取りました。
後で気づいたのですが、奥側の方に見やすい席を配置し、それを告知すれば自然に客席が奥から埋まりやすくなり、結果後から入る客の入場もスムーズになる、なるほどなと思いました。

Trigger Lineらしく史実を元にフィクションとノンフィクションを織り交ぜた濃厚な内容です。
個人的には過去に観た「カラスの楽園」「NO MOON,NO SUN」の方が好みですが、かといって満足していないわけではなく非常に楽しめました。
どっぷりシリアスな舞台を見たい方には自信をもってお勧めできます。
まだ2日目ということもあり、少し空気が固まってないように感じた場所がありましたが、日が経つにつれ特に序盤がもっと締まって面白くなる気がしました。

ネタバレBOX

上記でまだ締まれると書いたものの、それでも安定感はあり、カタオカ演じる佐川さん、アメミヤ演じる林田さん、ホセ演じる西岡さん始め、出演するみなさんの演技に圧倒されました。

登場人物に一人も存在意義が薄い者はおらず、それぞれのキャラがせめぎあってるからこそできる濃密な物語だと思います。

少し気になったのが、アメミヤの設定が物語にとって都合が良すぎるように感じてしまいました。多分そこが個人的に過去作の方が好きだと感じた理由だと思います。
でもキャラとしてはアメミヤが一番好きなのかもしれません。
特に事あるごとにハレルヤハレルヤ言ってる序盤。
MERRY! MERRY! MERRY!

MERRY! MERRY! MERRY!

即興演劇ユニット acttract

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2013/12/20 (金) ~ 2013/12/21 (土)公演終了

一足先のクリスマスでした
チケットにソフトドリンクと兎亭の紅茶クッキーの引換券が付いていました。

パンフレットと一緒に入っているタイトルカード(「今一番行ってみたい場所」や「好きなお話」などお題が書かれている紙に対して客が記入をする)を客全員が記入してから開演。

インプロを主体として公演を行っている団体ですが、今回もその通りで、最初のシチュエーションだけは台本芝居を行い、途中途中で客が書いたタイトルカードの紙を引いたり、その場で客に「この人の職業は何?」などを尋ね、その内容を取り入れながら即興を行ってました。
出演者のみなさんの瞬発力がよく、しっかりとその場の世界感やキャラにフィットした物語を即座に作れていたと思いました。

最後の「A very Merry Christmas」は数十分に及ぶ長いプログラムでしたが、しっかりとした一本の芯が通ったもので見ごたえがありました。

お客さんも暖かくて、よい公演だったと思います。

さいごの国の、はじまりの彩(いろ)

さいごの国の、はじまりの彩(いろ)

『和』 -NAGOMI-Company

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

本音の掛け合い
ワンドリンク(アルコール有)つき

まっすぐと向き合って会話する事って綺麗だと思います。

ネタバレBOX

高校生である主人公・望海は自分を見てくれない父親、姉と比べる母親、大事な姉を取った義兄、そして念願かなって交際ができたものの友達の策略で不振を抱いてしまった憧れの先輩という周囲の環境に苛立ちが募ってくる。

ある日そんな環境の中で唯一の理解者である姉・優月と喧嘩をしてしまい、数日後和解もできないまま優月はガンのために亡くなってしまう。家族も優月も望海には彼女のためにガンであることを隠していたのだ。

望海は自室で自責の念に暮れていると、優月が書いた物語を発見する。
その物語には一匹のウサギがいて望海に物語の中を案内を行う。

その物語の中である場所に来ると、どうしても開かない扉が現れる。
その扉を開くためには色のかけらを集めなければいけず、それらは物語に現れた父親・母親・義理の兄・憧れの先輩によく似た人がそれぞれ持っている。

ここで色のかけらを譲り受けるために、現実世界の4人とシンクロさせて対話をして心を一人一人通わせるのですが、その構図がお互いに似ていて順番にやっている感を持ってしまったことがが少し残念でした。(物語上のアクシデントは途中で敷いているものの)
しかし、それぞの場面はしっかりとした言葉でお互いの本音を語っており、影響しあっているので見ごたえがありました。

ところで物語中の4人はどうしてあんなキャラクターになったのでしょうか?優月にしか見せていない、望海の知らない視点でのキャラクター?それともただの気紛れ?

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